ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』とは、2017年にスパイク・チュンソフトより発売されたPS4・PS Vita向けのゲーム。同年9月以降には、米国、欧州等でも発売している。ダンガンロンパシリーズにおいては4作目、ナンバリングタイトルとしては3作目となる。作品舞台が希望ヶ峰学園から、才囚学園に変更された。1、2との関連性は薄い。今作は才能あふれる「超高校級」という称号を持つ16人が才囚学園に監禁され、コロシアイの1番を競わされるストーリーとなっている。

目次 - Contents

モノクマの爆発から一夜が明けた。
その日は特別約束はしていなかったが、宛もない為、赤松は食堂に向かう事にした。
食堂には全員集まっていて、意外にも明るい雰囲気に包まれていた。
コロシアイもなく、帰れると信じている超高校級達の顔は、昨日とは打って変わって明るかった。
しかし、天海は何かを考え込んでいる様子だった。
そして、赤松も「本当にこれで終わるのかな」と呟いた。
その場に居た全員の視線が赤松に集まる。
「いくらなんでもあっけなさ過ぎるよ。このまま終わるなんて思えない」と赤松は続けた。
その言葉は、喜びの表情を浮かべる他の高校生達に水を差したようだった。
「もしかして、キミはコロシアイを続けたいの?」と真宮寺に言われ、「ハッピーエンドに水を差すな!」と入間に言われた。
王馬が「モノクマが死んだ以上は、もうコロシアイを続けるのは不可能なんだよ?」と赤松に言った瞬間だった。
幽霊の格好をしたモノクマがどこからともなく現れたのだ。
そのうちモノクマーズも現れ、モノクマが存在している事に驚いている様子だった。
モノクマが言うには「モノクマーズにはスペアがないが、自分にはスペアがある」という事らしかった。
モノクマとモノクマーズの下らない会話が繰り広げられ、唖然とする超高校級達。
白銀は「ショックでまともなリアクションができないんだけど…もしかしてコロシアイってまだ続くの?」と青ざめた顔で言う。
天海は「やっぱ…そうっすか。これを終わらせるには、モノクマの後ろにいるヤツを、なんとかしないといけないんすね」と分析していた。
「スペアがある事は想定内…驚く事じゃないわね」と東条も冷静だった。
すると「想定内」という言葉に対しモノクマが「じゃあ、こういうのはどう?『追加の動機』の発表でーす!」と言い出した。
モノクマは「タイムリミットを「2日後の夜時間」とし、それまでに殺人が行われなかった場合、コロシアイに参加させられた生徒は全員死亡」というルールを追加した。
更には「タイムリミットになったら、噂のモノクマ製造機から大量のモノクマを出動させて、クマ本来の野性味を大解放しちゃうからね!」と言った。
いつまでもコロシアイを始めない超高校級達に飽き飽きしたモノクマらしいルールの追加だった。
「もういい加減にしてよ!」と言う赤松に続き「どこまでボク達を苦しめれば気が済むんですか!?」とキーボが言う。
モノクマはあっけらかんと「へー、苦しいんだ。苦しいなら、さっさとコロシアイすればいいのに。うぷぷ…そうすれば苦しみとオサラバできるよ?」と笑った。
そして最後に「仲良く一緒に死ぬのも、自分だけ生き残るのも、ぜーんぶオマエラの自由だからさ」とだけ言い、モノクマはモノクマーズと共に去って行った。
残された超高校級達は、再び不安に襲われていた。
どうすれば全員が生き残れるのか、そんな方法が本当に存在しているのか。
超高校級達は、一人、また一人と絶望を抱えながら部屋へと戻って行った。
人数が減った頃、天海が「妙な質問していいっすか?みんな…『超高校級狩り』って言葉に心当たりないすかね?」と言い出した。
誰も聞いた事がないと答えると、天海は「なんでもないっす。今のは忘れて貰って大丈夫っす」と言い、食堂から出ていった。
再び、これからどうすれば良いのか分からなくなってしまった。
そんな中、赤松は最原に「これからどうすればいいのかな?」と相談する。
すると、最原は「僕は動こうと思う」と力強く言った。
続けて、赤松の耳元で「今朝…食堂に来る前にカードリーダーの埃が落ちているのを見つけたんだ」と囁いた。
カードリーダーの埃が落ちていたという事は、誰かが図書室の隠し扉を開けたという事。
最原には何か考えがあるようだった。
それが何かは分からなかったが、赤松は最原に協力を申し出る。
ひとまず、考えを聞く為に赤松は最原と一緒に食堂を出た。

図書室に到着した最原と赤松。
到着早々、最原は本棚を動かしカードリーダーを出現させる。
赤松が確認すると、確かに埃は無くなっていた。
最原は昨日の夜時間直後にも、図書室にやって来て埃があったのを確認している。
しかし、今朝来た時には埃は落ちていた。
小さな埃が、夜時間の間に誰かがここへ来て、隠し扉を開け中に入ったという状況証拠となる。
最原はそこから、このカードリーダーの埃が落ちていた事と、先程のモノクマの復活は関係しているのではないかという仮説を立てた。
隠し扉の向こうには、モノクマのスペアを作る機械があって、夜時間の間に誰かがモノクマのスペアを作ったと考えるとモノクマの復活も説明がつく。
それから、最原はもう一つ気になっている事があった。
モノクマが言った「2日後の夜時間までに殺人が起こらなかった場合、コロシアイに参加させられた生徒は全員死亡」という言葉。
シンプルに『全員死亡』ではなく、わざわざ「コロシアイに参加させられた生徒」という言い回し。
その理由は恐らく、『参加させられた』訳ではなく、自分の意志で『参加した』人間が混じっているからだと最原は推測する。
そして、その人物こそモノクマの裏で動いている、コロシアイの「真の首謀者」なのではないか。
ただ、最原にとっても現段階では「推理」の範囲を超えておらず、確定的な証拠があるわけでもない。
モノクマの裏にいる首謀者が、超高校級達の中に居るとなれば、首謀者探しが始まり、結果としてコロシアイに繋がってしまう可能性がある。
だからこそ、この事は赤松にしか話していなかったのだ。
そして、最原はタイムリミットの直前、恐らくこの図書室に現れるであろう首謀者を突き止めようとしている。
それも、モノクマが先程言っていた「モノクマ製造機から大量のモノクマを大解放する」という言葉から、最原はそう考えていた。
隠し扉の奥にモノクマ製造機があるであろうという仮説から導き出した最原の推理を赤松は大人しく聞いていた。
ただし、もちろん確実な話ではない。
首謀者が来ない可能性もある。
しかし、それでも何もしないで死ぬよりかはずっとマシ。
最原は、そう考えてこの可能性に賭けようとしていたのだ。
全てを聞き終え、赤松も「私も一緒に首謀者を暴くよ!」と協力の意思表示をした。
「私を信じてその話をしてくれた最原くんを、私も信じる」と赤松は最原に笑顔を向ける。
その後、念の為またカードリーダーに埃を挟み、二人は図書室を後にし、眠りについた。

夜が明け、タイムリミットまであと一日となった。
赤松は昨日の最原の話を思い返し、準備等が必要なのかと逡巡していた。
すると、タイミング良く赤松の部屋のインターホンが鳴る。
最原かと思い、意気揚々とドアを開けた先に居たのはモノクマだった。
赤松は思わず悲鳴を上げ「な、なんの用!?」と警戒した。
モノクマは「ようやく研究教室が開放されたから、オマエラに教えてやろうと思ってさ」と言った。
この才囚学園に来たばかりの頃、赤松と最原が見つけ、モノクマーズが「まだ準備中」と言っていた研究教室が開放されたらしい。
そしてモノクマは「ところで、せっかくだからちょっと上がってお茶してっていい?」と呑気に赤松に言った。
赤松は「ダメに決まってるでしょ!」と言い、強引にモノクマを部屋から締め出した。
その直後、再びインターホンが鳴る。
またモノクマかと思った赤松は「いい加減にしてよ!しつこいんだけどっ!」と乱暴にドアを開けた。
そこに居たのは、今度こそ最原で、赤松の怒りの声を受け、思わず「あ…ごめん。出直した方がいいかな?」と謝った。
赤松も「あ、最原くん…ごめん。今のは忘れて」と謝った。
お互いに明日のタイムリミットに向けての打ち合わせについて話をしようと仕切り直した。
最原は図書室にカメラを仕掛ける事を赤松に説明する。
カメラを仕掛ける目的の一つとしては、首謀者に見つからないようにする為。
首謀者が現れた際、自分達が図書室に隠れていては見つかる可能性がある為、カメラで様子を窺うという事だ。
もう一つの目的は、他の超高校級達にも分かりやすい決定的な証拠を手に入れる事。
いくら自分達が「首謀者を見た」、「首謀者は誰々だった」と口で説明した所で、証拠がなければ信じてもらう事は出来ないだろう。
そして学園内の倉庫にカメラと防犯センサーが置いてあるらしい事を最原は続いて説明した。
カメラとセンサーを組み合わせて改造し、「自動で人の動きを感知して撮影するカメラ」を作る狙いが最原にはあった。
そうすれば、首謀者に見つかる事なく、決定的な証拠が手に入る。
カメラの改造は、「超高校級の発明家」である入間に頼もうとしていたが、最原は入間の乱暴で下品な言葉遣いが苦手である為、赤松に依頼をお願いする。
ただし、入間が首謀者の可能性も無くはない。
計画の話はせずに改造をしてもらう方向で話を進める事とした。

入間は食堂のイスにふんぞり返って座っていた。
挨拶をし、さっそくカメラの改造を依頼する赤松と最原。
当然、「んなモン、何に使うんだよ?」と入間は聞く。
最原は「えっと…モノクマの見張りだよ。あいつらを監視して…何か情報を掴めないかと思って」と説明した。
「なるほど、分かったぜ」と言うが、入間は「答えはノーだ」と秒速で断った。
続けて「凡人がオレ様に頼み事なんで図々しいんだよ!今回は特別に許してやるからオレ様の前から消えろ!」と赤松達は言われてしまった。
しかし、引き下がる訳にも行かない赤松はその場に跪き、入間に頼み込んだ。
「私はどうしてもみんなでここから出たいんだよ。その為には、入間さんの協力が必要なの。だから…お願いだよ!」と必死に頼む赤松。
その姿を見て、最原も同様に入間に頼み込んだ。
二人の気迫に押され、入間も最後には「わ、わかったよぉ…やれば…いいんだろ…」と引き受ける事となった。
お礼を言う赤松に、入間は「べ、別に…オメーらの為じゃねーよ。ちょうど、中庭にあるオレ様の研究教室が開放されたから…」と少々照れながら答えた。
そして、自分の研究教室にカメラとセンサーを持ってくるように言って、入間は去って行った。
入間の気が変わらないうちに、早速赤松と最原は倉庫へカメラとセンサーを取りに行った。

カメラとセンサーを取りに倉庫にやってきた赤松と最原。
最原は「僕が取ってくるから、赤松さんはここで待ってて」と言い、倉庫の奥へ行った。
その間、暇になった赤松は近くにあった木箱の中に、砲丸投げで使うような鉄球が入っているのを見つけた。
試しに一つ手に取ってみると、ずっしりとした重みが伝わってきた。
そうこうしているうちに、使い捨てカメラ3台とセンサー、センサーの受信機を持った最原が戻ってきた。
カメラ等、荷物を赤松のリュックに入れた。
赤松は、荷物を入れている途中で、カメラで首謀者を見つけたその先の事を心配していた。
仮に首謀者が分かったとして、首謀者が開き直り、エグイサルを持ち出されたら、結局全員死亡という結末は同じになってしまう。
計画が進むにつれ、本当にこの計画でいいのか、みんなで一緒にここから出られるのか、赤松は考え込んでいた。
しかし、他に手がないのも確かだ。
最原に呼ばれ、赤松も続いて倉庫を後にした。

中庭に出て、入間の研究教室までやってきた二人。
入った瞬間、入間に「おせーぞ、可燃ブス!天才の1分1秒を無駄にしてんじゃねーよ!」と罵声を浴びせられる赤松。
しかし、赤松はいつもの事だからと、入間の暴言をスルーしつつ、倉庫から持ってきたカメラとセンサーを渡した。
最原は「ただ、1台だけ『防犯センサーの機能を残したまま、それと連動して撮影するカメラ』を作れないかな?」と入間に追加でお願いをした。
つまりは、センサーが動きを察知した際、受信機のブザーも鳴り、カメラ撮影もされるという高度な改造だ。
隠し扉のある、動く本棚に取り付ける事で、誰かが本棚を動かした際に分かる仕掛けが出来るという事だった。
そして、最原は「今お願いした事も含めて、細かい注文はここに書いておいたよ」と、設計図のような紙を入間に渡した。
「センサーが感知して自動で撮影するカメラが2台と、センサーが感知すると、受信機のブザーが鳴るのと同時にカメラの撮影が行われる仕掛けか」と入間は改めて設計図を確認した。
「明日の朝までに…お願いできるかな?」と控えめに言った最原だったが、そこは「超高校級の発明家」、「ぶっ楽勝だっつーの!」と入間は言い、二人を締め出し、作業に取り掛かった。
あとは入間の作業が終わるのを待つだけ。赤松と最原はそれぞれ自室へ戻りそれぞれの時間を過ごした。

遂にタイムリミットの朝を迎えた。
赤松は気合を入れる為に、自分の両頬を叩き、ベッドから飛び起きた。
そして、今日の計画について再度話す為に最原の部屋へと向かう赤松。
インターホンを押しても返事がない。
タイムリミットの朝だけに、まさか最原が殺されてしまったのではないかと不安を抱え、赤松はインターホンを何度も鳴らした。
何度目かのインターホンで、ようやく最原が出てきた。
トイレに行っていて出るのが遅くなったらしい。
二人は早速、改造カメラを受け取りに入間の元へと向かった。
その途中、アンジーから食堂で誰かがケンカをしているという情報が入る。
放っておけない赤松は、入間の元へ行くのを最原に頼み、自分は食堂へ向かう事とした。
お互いに用事が済んだら、「地下への階段の横にある教室」で待ち合わせする事に決め、それぞれ目的の場所へ向かった。
赤松が食堂に着いた時には、天海、星、東条、真宮寺が居た。
天海が赤松を見つけると「赤松さん…ちょうど良かったっす。いやー、参ったっすよ。星君が急におかしな事を言い出して」と困った様子で言った。
星は「おかしな事…か。俺は提案をしているだけだぜ?…少しでも多くの人間が生き残れるようにな」と真面目な顔で言った。
このままタイムリミットを迎えれば全員死亡、それを避ける為にはもうコロシアイをするしかない。
それは星が言わずとも、全員が抱えていた問題だ。
そして、星は「…俺を殺せばいい」とただ静かに言った。
「俺には…どうしても生きなくちゃならねー理由なんてもうねーからよ。この命を譲ってやる」と星は続けて言う。
本来ならば、星も全員での脱出をしたかった。
だから、このタイミングまで待っていたのだ。
しかし、状況は何も変わらなかった。
赤松の言う理想論を振り回している場合ではない事は誰の目にも明白だ。
そこで星はみんなが出られる道として、自分を殺すように提案をしたのだ。
確かに、ここで星を殺した場合、殺した人間は無条件で外に出られ、他の超高校級達もタイムリミットを乗り切れる。
更に、外に出た超高校級が助けを呼び、残った人間はその助けを待てばいい。
「どうだ、他の手があるなら聞きてーもんだな?」と最後に星は言った。
黙るしかない赤松。
いっそ、最原の計画を話してしまおうかと思ったその時、天海が「そんな事する必要ねーっすよ」と割り込んだ。
続けて「星君がそんな事しなくても、俺がこのゲームを終わらせるんで。もう…覚悟は決めたっす」と言い切ったのだ。
東条は「どうやって終わらせると言うの?タイムリミットは今晩なのよ?」と天海に尋ねる。
しかし、天海は「詳細は言えない」と言い、その場を去って行った。
星も、ひとまずは提案を取り下げると言って、食堂を出て行った。
天海の言う「このゲームを終わらせる方法」は何か分からなかったが、場が落ち着いた事もあり、赤松は最原との待ち合わせ場所へ向かった。

赤松が教室に着いた時には、既に最原が待っていた。
入間が徹夜で作業をしてくれていたお陰で、カメラはきちんと完成していた。
使い捨てカメラだったが、フィルムの巻き上げが自動だったり、巻き上げ音やシャッター音も消してある代物だ。
毒舌で何だかんだと言っていた入間だったが、その仕事ぶりはさすが「超高校級の発明家」という物だった。
最原は「じゃあ、これを図書室に仕掛ける前に、この教室の説明もしておくね」と話を切り出し、「カメラを仕掛けた後の見張り場所なんだけど、僕はここがいいと思っているんだ」と続けた。
地下へ続く階段の横にあるこの教室ならば、扉を少し開けておけば地下に行く人間が見張れる。
更には、この教室には、他の教室にはない図書室と繋がった通気口が存在している。
通気口からは本の匂いが漂ってくる。
だからこそ、最原はこの教室を見張り場所に選んだのだ。
一通り、教室の説明について話し終わった最原は「そろそろカメラを図書室に仕掛けに行こう」と言い、教室を出た。

図書室に着き、動く本棚、正面の扉、奥の廊下に面している裏口扉にカメラを設置した。
「通気口の部分にはカメラつけなくていいの?」と聞く赤松に、最原は「僕たちがあの教室を見張ってるから大丈夫だとは思うけど…」と微妙な返事を返す。
「見るだけ見ておこうよ」と言って、赤松は置いてあった脚立を動かし、通気口を調べてみる事にした。
脚立の一番上まで登ったところで、ようやく通気口に辿り着いた。
意外に高さがあり、少々怖い印象を受ける。
通気口を調べると、フタは簡単に外れた。
通気口自体は人間が通るには厳しいようだった。
また、通気口の周りにも本が山積みにされている為、仮に通気口を通ってきたとしても身動きは取れない。
念の為、赤松は更に人が通りにくくなるように、通気口付近に本を重ねて置いた。
脚立から下りてきた赤松は「この計画なら、きっとみんなを守れるよ!」と目を輝かせた。
そして、ようやくカメラの設置を手分けして取り掛かる2人。
赤松は、「途中で取れたら困るから念入りに固定した方がいいよね」と、ガムテープでしっかりと固定した。
最後に、カメラのセンサーの電源を入れ、二人は図書室を後にした。

教室まで戻ってきた赤松と最原。
あとは、タイムリミットと首謀者が現れるのを待つだけとなった。
「受信機は僕なんかより、赤松さんが持っていてくれない?」と言う最原だったが、赤松は「キミの計画なんだし、私は最原くんを信じてるから」と断る。
そして赤松は「ちょっと時間があって良かったかも。最原くんとは話をしておきたかったんだ」と切り出した。
赤松は「余計なお世話かもしれないけどさ、最原くんは「僕なんか」とか言わないでもっと自信を持っていいんじゃない?」と言った。
続けて「だって、キミはあの『ギフテッド制度』に選ばれた『超高校級の探偵』さんなんだよ?」と赤松は言った。
しかし、最原は「ううん、僕は『超高校級の探偵』には相応しくない。だって…探偵ですらないんだから」と目線を落とした。
そして「僕は別に…探偵になりたかった訳でもないんだ」と続けた。
伯父が探偵事務所をやっていた関係で、たまに助手として手伝っていた最原。
普段は浮気調査や素行調査がメインで、大きい案件はなかった。
そんな中、最原がたまたま殺人事件に遭遇した際、たまたま警察よりも先に事件を解決した事があった。
そこで警察から表彰を受け、「少年探偵」として話題になり、ギフテッド制度に選ばれ、「超高校級の探偵」となったのだ。
たった1度、たまたま事件解決しただけで「超高校級の探偵」となってしまった事に、最原は納得が行っていない様子だった。
赤松はそう言う最原に対し「でも、殺人事件を解決させちゃうなんて凄いよ。普通は出来る事じゃないもん」と言った。
しかし、それでも最原は「未だに本当にあの事件を解決して良かったのかって」と後悔を抱いていた。
最原が解決したその事件の犯人は、家族の復讐の為に殺人を犯したという経緯があった。
被害者は、犯人の家族を騙して自殺に追い込んだ最低の人間だったのだ。
その犯人を最原は暴いてしまい、結果的に被害者の味方をしてしまった。
警察に連れられて行く時に、犯人が最原に向けた目は、激しい憎しみが込められていた。
「その目は、今でも忘れられない」と最原は言った。
その事件から、最原は「超高校級の探偵」でありながら「真実を暴く」事が怖くなってしまっている。
また、犯人のあの憎しみのこもった目を忘れられない事から、今でも人の目をあまり見る事も出来ない。
最原は小刻みに手を震わせながら、自分の過去をそう話した。
赤松は震える最原の手を握り「ここにピアノでもあれば、キミを励ます曲が弾けたんだけどね」と言った。
最原は赤松の手も震えている事に気付く。
赤松は「あ、わかっちゃった?私も実は震えてるんだよね。でも、最原くんがいなかったら、もっと震えてたと思う」と笑った。
続けて「…私は最原くんがいてくれて良かったよ。最原くんがいなかったら、何も出来なかった。私はキミを信じてるからさ、キミも自分を信じてあげてよ」と励ました。
最原は「出来るかわからないけど…やってみる」と、先程までよりは自信が持てた様子だった。

第1の殺人

天海の死亡

それからしばらく他愛もない会話を続けていた赤松と最原。
タイムリミットの夜時間が近づいた頃、学園中のモニターから不気味な音楽と、殺人を助長させるような映像が流れ始めた。
さっさとコロシアイをしろという、モノクマからのメッセージだろう。
例のごとく、怒りを露にする赤松に、「待って、赤松さん…廊下から話し声がする」と最原は言った。
二人は耳を澄ませ、ドアに近付き廊下の様子を窺った。
そこには百田、ゴン太、春川、転子、アンジー、夢野、天海の姿があった。
揃って地下への階段を下りているところだ。
予想外の人数の移動に驚く最原。
もしも、あの大人数で図書室に行くつもりならば、首謀者が隠し部屋に入るのを断念する可能性が出てくる。
最原は地下に行って様子を見に行く事にし、赤松にこの教室を見張っているよう頼み、教室を飛び出した。
1人になった途端、緊張感や恐怖が一気に押し寄せ、気が気じゃなくなる赤松。
じっとしていられず、赤松は教室の片隅にあったホウキで意味もなく掃き掃除をし、最原が戻ってくるのを待った。
戻ってきた最原は、掃除をしている赤松を不思議そうに見ていた。
そして、地下に行った人々はゲームルームに入って行ったらしく、図書室は問題なかったようだ。
モニターには相変わらず不気味な映像と音楽が流れていて、「皆殺しまであと1時間」という文字も加わっていた。
少々焦りが出てきた二人。
すると突然、最原の持っていた受信機が音を立てた。
誰かが本棚を動かした合図が鳴り、最原は「行こう、赤松さん!」と一目散に教室を飛び出した。
赤松は、慌てて手に持っていた物を放り投げると、最原の後を追った。

地下に下り、図書室の扉を開けようとすると、百田と転子に声を掛けられた。
先程地下に下り、ゲームルームに入って行ったメンバーで作戦会議をしていたようだ。
しかし、今は一刻も早く図書室に入らなければならない。
赤松は「そ、それより2人とも一緒に来て!図書室の中に「コロシアイの首謀者」がいるんだよ!」と百田と転子に言った。
状況は掴めていないようだったが、百田と転子も協力し、図書室の扉を開けた。
勢いよく中へ入り、動く本棚を目指した4人。
するとそこには、首謀者ではなく、血を流して倒れている天海の姿があった。

天海の変わり果てた姿を前に、状況が受け入れられない4人。
転子が悲鳴を上げると、何事かとゲームルームに居た4人が図書室に集まった。
最原が、天海の脈を確認し、死んでいる事を告げる。
いつの間にか、モニターに映っていた不気味な映像と音楽は止まっていた。
春川は「これって…コロシアイが始まったって事だよね?」と冷静に言った。
それに対し赤松は「待って、もしかしたらコロシアイには…ならないかもしれない。これで、終わりかもしれない」と不安げに言った。
赤松と最原は、タイムリミット直前首謀者がこの図書室に来ると踏んでいた。
なぜ天海が死んでいるのかは分からないが、このタイミングで図書室に来ていたという事は天海が首謀者の可能性が高い。
仮に天海が首謀者だったなら、コロシアイは続かない事になる。
と、最原と赤松が説明していると、校内放送が流れた。
モノクマが「死体が発見されました!オマエラ、死体発見現場の図書室まで急いで集合してください!」とだけ言い、映像は切れた。
すると、今度は図書室で「あー、良かった。タイムリミットギリギリで殺人が起きたね!」とどこからともなくモノクマが現れた。
モノクマを操っていた首謀者は天海だと思っていた赤松は驚いた。
それを聞いたモノクマは「ボクを操ってる黒幕が天海クンだって?あーあ、何を妄想っちまってるんだか!そんな訳ないじゃん!」と高笑いした。
首謀者でないなら、なぜ天海はこのタイミングで図書室に来たのか。
なぜ最原が持っていたブザーが鳴ったのか。
なぜ天海は殺されているのか。
突然の出来事に分からない事だらけで最原も赤松も、頭を抱えるしかなかった。
ひとまず、仕掛けておいたカメラの画像を見てみようと思い立ったその時、居なかったメンバーが図書室に集まり、全員集合となった。
東条は「それで、一体どういう事なの?誰か説明してくれない?」と冷静に言った。
するとモノクマは「初回特典を忘れたの?学級裁判は行われないから、説明も考えるのも無駄だよ」と言った。
そしてモノクマーズも現れ「早速、天海クンを殺したクロに名乗り出てもらいましょーか!」とモノクマが言った。
しかし、誰も手を上げない。
今回のクロは、このまま卒業が確定しているが、それでも誰も手を上げず、沈黙だけが流れる。
するとモノクマが「うぷぷ…そういう事か。どうやら、クロは初回特典なんていらないみたいだね。むしろ、学級裁判がやりたいんだね」と笑った。
結局、学級裁判の開催が決定され、自分達で捜査し、自分達で事件を解決しなければならなくなった。
また生徒達の中に疑心暗鬼の空気が流れ、疑い合いが始まった。
そんな中、最原は「たった1人の犯人の為にみんなが疑い合うなんて…そんなのバカらしいよ。そうじゃなくって、みんながお互いを信じ合う為に捜査しようよ」と全員に言う。
その場に居たほとんどが最原の意見に賛成し、それぞれで捜査を開始した。

捜査に動き出した生徒達に、モノクマは「モノクマファイル」という、モノパッドとは別のタブレット端末を渡した。
モノクマファイルの中には、死体に関する情報が正確に書かれているらしい。
モノクマファイルを確認すると被害者の情報、死因等の情報が出てきた。

・被害者は天海蘭太郎。超高校級の才能は明かされていなかった
・死体発見現場は本校舎地下1階にある図書室
・死亡時刻は夜9時10分頃
・死因は後頭部の外傷で頭蓋骨の陥没骨折による即死。他にこれといった外傷はない

ここまでがモノクマファイルに書かれていた内容であり、当然の事ながら天海が首謀者だったかの記述はない。
そして、天海の横には砲丸投げに使う砲丸が転がっていた。
恐らく、これが頭蓋骨陥没骨折を引き起こしたのだろう。
ひとまず、最原と赤松はこれまでの計画をその場に居る全員に説明した。
16人の中に首謀者が混じっている可能性がある事、首謀者を見つけ出す為に図書室に罠を仕掛けた事など、一部始終を全て話した。
内緒で動いていた事には「水臭い」と百田は言っていたが、結局はそれも誰が首謀者か分からない為に取った手段である事を言ったら納得していた。
そして、カメラに映った映像を現像しようという話になり、東条が現像を買って出た。
すると、モノファニーが現れ「現像はアタイがやるから、キサマラは捜査に集中して」と言い出したのだ。
当然、モノクマーズの一員であるモノファニーの言う事なので、怪しんでカメラを渡さずにいた最原。
しかし、モノファニーは素早い動作で最原からカメラを奪って行った。
そして「心配しなくても大丈夫。アタイ達は絶対にルールを守らなくちゃいけないから、不正なんてしないの」と言った。
「現像が終わったら教えるわねー」と最後に言ってモノファニーは去って行った。
カメラを取られた事に「油断していた」と落ち込む最原。
キーボやゴン太は「ルールは守るって言ってたし、きっと現像して返してくれる」と最原を励ます。
ひとまず捜査を始めなければ、何も始まらない。
単独行動は控えるようにし、生徒達はそれぞれ捜査を開始した。

捜査をしながら、生徒達のアリバイ等も確認していた赤松と最原。
しばらくしてから、校内放送でカメラの現像が終わったとモノクマーズからお知らせが入った。
「倉庫に集合」と言われ、赤松は一目散に倉庫へ向かった。
最原も慌てて赤松を追いかけた。
二人が倉庫に到着すると、モノクマーズも現れ、いつもの茶番を繰り広げ、写真を置いて居なくなってしまった。
その後、全員が倉庫へ集合し、早速写真を見てみようという事になった。
封筒はいくつかに分かれており、まずは「正面扉」と書かれた封筒の中にあった4枚の写真を見た。
1枚目は、赤松、最原、百田、転子が図書室に入った時の写真。
2枚目は、その後に駆けつけたゴン太、アンジー、春川、夢野が入ってきた写真。
3枚目は、死体発見アナウンスを聞いて駆けつけた他全員の写真。
4枚目は、カメラを取り外す最原のアップの写真。
正面扉のカメラには、決定的な証拠は残念ながら写っていなかった。

次に「裏口」と書かれた封筒に入っていた2枚の写真を見た一同。
1枚目は、モノパッドを片手に図書室に入ってきた天海の写真。
2枚目は、1枚目同様カメラを取り外す最原のアップの写真。
ここまで見て、正面扉にも、裏口にも、首謀者が入ってきた様子は写っていなかった。

そして最後に、「隠し扉」の封筒を開け2枚の写真を確認した。
すると、1枚目に写っていたのは隠し扉のある本棚を動かしている天海の姿だった。
そして、2枚目はカメラに向かって手を伸ばす天海の姿が写っていた。
いずれにしても、犯人の姿や手がかりは一切写っていない。
どういう事なのか、訳がわからず、混乱する赤松。
そんな中、校内放送が流れモノクマが「学級裁判を始めるから中庭の『裁きの祠』まで来てくださーい」とアナウンスした。
仕方なく、全員は中庭の裁きの祠へ移動した。

学級裁判

裁きの祠の真ん中には噴水が設置されており、その中央にはマッチョなモノクマの像が置かれている。
調べると、モノクマ像が動き出し、噴水の水が引き、扉が出現した。
中はエレベータになっているようだ。
全員が乗り込むと、エレベータは動き出し、地下へと向かった。
深くまで潜った後、ようやく止まったエレベータが開くと、そこは裁判場のような装いの部屋だった。
そこにはモノクマとモノクマーズが控えていて、モノクマは「オマエラの名前が書かれた席があるから、まずはそこに着席してもらえるかな?」と言った。
円状に設置されている席に全員が着席し、いよいよ学級裁判が幕を開けた。
クロを探し出す議論をしていかなければならないが、何から話せばいいか戸惑う面々。
そんな中、真宮寺が「僕から議題を提供しようか?」と話を切り出した。
続けて「ずっと疑問に思ってるんだけどサ…犯人は初回特典で外に出られたにも関わらず、なぜそれをしなかったんだろうネ?」と言った。
よっぽど学級裁判がしたかったのか、それともモノクマを操っている首謀者が犯人だからなのか。
いずれにしても、すぐに答えが出る問い掛けではなかった。
そこで最原は「とりあえず事件の状況を整理するところから始めない?」と提案した。
天海が死んだ状況を振り返り、まずは何が問題かを考えていく方法だ。
図書室で死んでいた天海。
なぜ天海は一人で図書室に行ったのか、やはり天海が首謀者だったのか。
議論がされる中で、赤松は「やっぱり天海くんは首謀者じゃないと思う!」と言った。
赤松がそう言う理由は、天海が隠し扉を開けるカードキーを所持していなかったから。
首謀者ならば、隠し扉を開けるカードキーを持っているはずという事だった。
天海を殺した後、犯人が持ち去ったという線も考えられたが、写真を見る限りでは、天海はカードキーを持っていなかった。
そして、天海が首謀者ならばコロシアイが終わるはず。
現在も続いているという事は、やはり天海は首謀者ではないのだろうという結論に至った。
しかし、次に問題になってくるのは、なぜ天海が隠し扉の存在を知っていたかという事。
星は「首謀者にこっそり教えてもらったんじゃねーか?図書室に天海をおびき寄せて殺す為に」と推測する。
それに続いて真宮寺が「そう考えると辻褄があうネ…そして、首謀者なら赤松さん達の罠の事を知っていても、不自然じゃないからネ」と言った。
驚く赤松に、真宮寺は「ほら、今回の事件が完全犯罪みたいになってるのは、君らの隠しカメラのせいとも言えるでしょ?つまり、首謀者はキミらの罠を知った上で犯行に利用したんじゃない?」と説明した。
完全犯罪となると、この学級裁判は解決出来ないのではないかという空気が場に流れる。
赤松は「ちょっと、諦めるのが早いって!みんなで協力して首謀者を見つけようよ!そうすればコロシアイだって終わるんだよ!」と訴えた。
それに対し、王馬は「でもさ…みんなで協力って割には、オレらの中に首謀者がいるって疑ってるんだね…?」と赤松にとって痛い質問を投げかける。
赤松は視線を落とし「わかってるよ…酷いってことくらい。だからこそ、終わりにしたいんだよ!こんな酷い事はさ!」と再度全員に訴えかけた。
すると王馬は笑って「たとえ『残酷な真実』が待ってても立ち向かう覚悟はできてるみたいだね。だったら、さっそくその『残酷な真実』を叩き付けちゃおうかなー!」と言った。
王馬は「実はオレ、分かっちゃったんだよねー。天海ちゃんを殺した犯人がさ」と続けて言う。

赤松達の罠を知っていたのは、すなわちカメラの存在を知っていた人物。
王馬が犯人として名指ししたのは入間だった。
カメラを作った入間ならば、カメラの死角も当然分かっていた。
だからこそ、カメラに写らず天海を殺す事が可能だと王馬は推測していた。
しかし、入間は頼まれた物を作っただけであり、図書室に仕掛ける事も知らなかった。
それでも王馬は「そんな怪しいカメラを作ってって言われたら何に使うか確認すると思うけどなー?」と追い打ちをかける。
だんだんと入間が犯人なのではないかという疑いが広がる。
赤松はその空気を覆そうと、「入間さんは図書室に行ってないよ!」と言った。
それに同意するように真宮寺が「殺人が起きた時間帯、入間さんはずっと食堂にいたからネ。僕は食堂で最後の晩餐をしていた時、それを見ているんだ」と言った。
入間のアリバイは、真宮寺の証言により保証されたのだ。
そして「ついでに言っておくと、食堂には他に白銀さんと東条さんもいたヨ」と真宮寺は付け足した。
ずっと一緒ではなく、白銀は途中でトイレに立ったらしいが長い時間ではなかったらしい。
これにて食堂にいた真宮寺、入間、白銀、東条のアリバイは立証された。
次に容疑者として浮上するのが、事件直前地下に向かっていった百田、ゴン太、春川、転子、夢野、アンジーだ。
しかし、それぞれが容疑のなすりつけ合いで「自分は違う」と言い張っている。
作戦会議の途中で抜けたのは天海だけではなく、ゴン太も抜けたという話になった。
ゲームルームの奥にはAVルームがあり、ゴン太はそこで鍵を掛けて虫の映像を見ていたらしい。
アリバイが無ければ容疑者にされてしまう。
おまけに、AVルームには廊下に面している引き戸があり、そこから出ると図書室の裏口にすぐ行けてしまう。
ゴン太が容疑者にされそうになっているところを、赤松は矛盾をつく。
「捜査の時に分かったんだけど、AVルームの引き戸は建て付けが悪くて、少ししか開かなかったんだ」と説明した。
続けて最原が「それと、引き戸を無理矢理こじ開けた形跡もなかったよ。レールには埃が溜まってたからね」と付け足す。
引き戸が使えないとなると、ゴン太が図書室に行く為には、他のメンバーがいたゲームルームを通る事が必須になる。
しかし、ゲームルームに居た面々はAVルームから出て来るゴン太を見かけていない。
となると、やはりゴン太は犯人ではないという事になる。

そして結局のところ、殺害方法と容疑者が分からない、ふりだしに戻ってしまった。
お手上げムードが漂う中、赤松は再度色々な状況を思い出そうと提案する。
仮に天海が首謀者に騙されて図書室に行ったのならば、天海と首謀者が会話しているのを見た人間が居るかもしれない。
他にも首謀者が、赤松と最原の計画を知っていたのならば、どうやってそれを知ったのか。
小さな事でもなんでもいい、首謀者に辿り着く手がかりを思い出せば、真実が分かるかもしれない。
するとアンジーが「でもでもー、本当に犯人って首謀者なの?」と質問を投げかける。
「なんで?」と聞き返す赤松に、アンジーは「だったら、犯人が図書室に入った方法は、さっき神さまが言った方法で間違いないね」と得意げに言った。
続けて「アンジーが代弁してあげる。犯人が首謀者なら、カメラに写らないで図書室に入る方法があるって」と言った。
アンジーは、天海が来る前に隠し扉の中に隠れていたと主張する。
しかし、赤松と最原はカードリーダーに埃を挟む仕掛けをしていた。
事件後確認した際には、埃は残っていたのだ。
つまり、事件当時誰も隠し扉を開けていないという事だと説明した。
しかし、今度は星が「いや、カメラが仕掛けられる前から、犯人が図書室に隠れていた可能性はまだ残ってるぜ…」と反論する。
星は、犯人は図書室に最初から居て、天海を殺した後、再度図書室に潜み、他のメンバーと合流したと考えていた。
ただし、その推理は現像された写真を見れば一目瞭然だ。
全員が駆けつけた写真が、証拠としてきちんと残っている。
結果、やはり犯人がどうやって図書室に入ったのか分からない状況が続いた。
すると突然入間が「閃いちまったぞ!犯人は図書室の扉から出入りしたんじゃねーか?」と今まで散々否定されてきた事を言い出した。
キーボが「あの…今までの話は聞いていましたか?扉から入ったら、写真に写ってしまうんですよ?」という当然の否定をした。
しかし、入間は「んなモン、『カメラのインターバル』を狙えば、カメラに写らねーで出入りできんだろーが!」と意気揚々と言った。
「カメラのインターバル」という初耳の情報に、赤松は「何の事?」と聞く。
入間は、当然知っているだろうという体で「あのカメラは1度シャッターが下りると次に撮影できるようになるまで30秒かかるんだ」と言った。
赤松は「初耳だよ!もっと早く言ってよ!」と怒った。
すると入間は「なんだよぉ…改造カメラを渡す時に言ったっつーの。そこの帽子を被った童貞にな…」と、最原には伝えていた事を明かした。
最原は「あ…ごめん…言い忘れてたみたいだ…」と曖昧な返事をした。
「言い忘れていた」という言葉に「嘘くさいよね?」と王馬や真宮寺は疑いの目を向けた。
しかし、ひとまず、最原が言わなかった事が故意かミスかは後回しにし、「インターバルの話をしよう」と星が話を進める。
シャッターが下りた後、次にシャッターが切られるのは30秒後。
30秒あれば、図書室に入るどころか、天海を殺し、逃げる事も可能になってくる。
それならば、犯人は、インターバルの事を知っていた人物ではないかと話が進む。
入間は、先程の真宮寺の証言からアリバイが成立している。
となると、他にカメラのインターバルを知っていたのは最原のみだ。

赤松は「最原くん…違うよね…?」と問い掛けるが、最原は沈黙し何も答えない。
ますます、みんなの疑いは最原へ向いて行く。
赤松はそれでも「最原くんは、私と一緒にずっと教室で見張りをしてたんだよ?その最原くんが、いつ天海くんを殺したって言うの?」と、最原の犯人説を否定する。
しかし、春川の「本当にずっと一緒だったの?見張りの最中ずっと一緒に離れなかったの?」という鋭い質問が赤松に刺さる。
7人が地下に向かっていくのを見かけた時、確かに最原は一人で地下に下りて行った。
赤松に見張りを頼んで。
ますます深まる最原への疑惑。
しかし、赤松はめげずに「でも、防犯センサーのブザーが鳴ったのは最原くんが教室に戻ってきた後なんだよ?その時、まだ天海くんは生きていたのが写真に写ってるじゃん!」と反論する。
そこへ王馬が「ねぇ、赤松ちゃんに確認なんだけどさ…その防犯センサーを動く本棚に取り付けたのって最原ちゃんだったりしない?」と怪しく笑った。
確かに、王馬の言う通り動く本棚にセンサーを取り付けたのは最原だった。
そして、赤松も最原がしっかりとセンサーを付けている所を見たわけではない。
王馬は、その防犯センサーを取り付けたという言葉自体が最原の嘘なのではないかと主張する。
最原は相変わらず黙ったままだ。
しかし、動く本棚を開けている天海の写真が撮れている事から、防犯センサーは取り付けられている事が証明されている。
王馬はあっさりと間違いを認めた。
それでも、やはりみんなの疑いの目は最原に向いている。
防犯センサーを持っていたのが最原ならば、自分のタイミングでオンオフの切り替えが出来たのではないか、という新しい疑惑が持ち上がっていた。
赤松は必死に「違う」と言い続けるが、当の最原が何も言わない限り、疑いが晴れる事はない。
赤松は、最原が何も言わないのであれば、自分が「嘘をついてでも何とかしなければならない」と考えていた。
そこで、「実は…私なんだよね。防犯センサーの受信機を持っていたのって…」と嘘の証言をした。
今までの推理を根本から覆す赤松の発言に戸惑いを隠せない面々。
そんな中、王馬は「なーんか、赤松ちゃんの発言嘘っぽいんだよねぇ。ほら、オレって嘘つきだから、嘘をついてるヤツの事がわかっちゃうんだよ」と言った。
最原が犯人だというメンバーと、まだ最原が犯人だと決めつけるには早いというメンバーで、意見は真っ二つに割れた。
それでも赤松は、最原は犯人ではないという主張を続け、ゴン太や百田もそれに同意した。
そして、赤松は最原が黙っているのは、犯人だからではなく、何かに気付いたからではないかと指摘する。
「真実を暴くのを怖がらないで言ってよ。キミや私だけじゃなくて…みんなの為にさ…」と赤松は最原に訴えかける。
最原は、赤松の言葉を受け、ようやく口を開いた。
最原がずっと気になっていたのは、隠し扉を狙ったカメラで撮影された、天海が殺される直前の写真だった。

真犯人

写真を見る限りでは、天海がカメラの存在に気付き、カメラを取り外そうとしているようだった。
最原の推理では、隠し扉を出現させていた写真の時点で「なんらかの理由」があり、天海はカメラの存在に気付いたのだろうという事だ。
そして、最原が無口だったのは、その「なんらかの理由」を考えていた為だった。
その答えは、写真にも写っている通り、カメラのフラッシュが光ったからだろう。
最原がカメラを取り外す際に写ってしまった写真とは、人物の光の当たり方が明らかに違っていた。
なぜフラッシュの機能が残っていたのか。
赤松はその問いに答えるように「本棚を動かした人物をあのカメラがある位置までおびき寄せる為…だよね」と言った。
続けて「その為に、カメラのフラッシュを入れておいて、あえてカメラに気付かせたんだよ。そして、実際その通りになったよね」と話した。
その様子を見て、百田は「赤松…お前なんかさっきから変じゃねーか?」と疑問を持っていた。
続いて真宮寺が「今の君の発言には、何やら確信めいたものを感じるヨ…」と言い、転子が「もしかして、犯人がわかったんじゃないですか?」と言った。
赤松は困ったように笑って「…うん、わかったよ。ていうか、本当はずっと前からわかってたんだよね」と言った。
天海を写したカメラのフラッシュを入れられるのは1人しかいない。
そう、あの場所のカメラの設置をした赤松だけだ。
最原がずっと黙っていたのは、途中からその事実に気づいてしまったから。
そして、天海をあの場所におびき寄せ、殺した犯人が赤松だとわかってしまったから。
赤松は自分で首謀者を暴く事は叶わなかったが、「みんなで脱出する」という想いを心の中で最原に託し、最原もそれをわかっていた。

赤松からの悲しくも残酷な想いを受け取った最原は、犯人として赤松を名指しする。
「そんな訳ないじゃないですか!ねぇ、赤松さん!」と言う転子に、赤松は何も答えない。
まさか、本当に赤松が犯人なのか、という空気が流れだした時、赤松は「あははっ!冗談だって!」と明るく言った。
「え?もしかして、本当に私が犯人だと思っちゃった?嫌だなー、そんな訳ないじゃん」と続けた。
天海が殺された時、赤松は最原と教室で見張りをしていた。
「その後、図書室に行って初めて死体を確認した」という主張をする赤松。
そして「あんな重い砲丸で人を殴れる腕力が私にあると思うー?犯人っていうのは、最原くんの冗談だよ」と赤松は笑った。
それでも、真実を暴く事を怖がるのを止めた最原は「いや、冗談なんかじゃないよ。天海くんを殺したのは間違いなく赤松さんだ」と言い切った。
赤松は「だったら、教えてくれる?私があの砲丸で天海くんを殺した方法をさ」と、最原に真実を暴かせるように促した。
最原の推理としては、赤松が砲丸を使ったのは図書室ではなく、見張りをしていた教室。
1階の教室から地下の図書室へ砲丸を投げられる場所がある。
1階の教室に設置されていた通気口だ。
あの通気口は、図書室と繋がっている。
そして、通気口から出てきた砲丸は本棚の上を転がり、天海の頭上に落ちた。
赤松と最原が図書室を調べた時、赤松は脚立に上り通気口を調べていた。
その際、本を整理すると言っていたのだ。
砲丸を、任意の位置まで転がす為に。
そこで、入間が操作中、「自作のドローンで現場の見取り図を撮っていた」事が分かり、早速全員で確認した。
すると、通気口から一直線で天海の頭上まで本が並べられていた。

「仮に赤松が砲丸を通気口に放り込んだとして、いつ投げたんだ」という疑問が百田から上がる。
それに対しても最原は推理していた。
恐らく、赤松が砲丸を投げたのは教室を出て、地下へ向かう時だ。
教室を先に出たのは最原で、赤松には一瞬一人になる時間が出来ていた。
赤松は「あの時の事もちゃんと覚えてたんだ…さすがは「超高校級の探偵」だね」と認めるような発言をした。
しかし、百田は納得が行っていなかった。
あんなにコロシアイを否定していた赤松が殺人をするはず等ないと、最原の推理を否定する。
そして百田「図書室は静かだったはずだろ?砲丸がダクトを通ってたならすごい音が響いちまうじゃねーか!」と言った。
最原はそれに対し、「殺人が起きた時、「コロシアイを促すビデオ」が流れてたよね?だから、事件発生当時、図書室の中は静かじゃなかったんだ」と反論する。
実は、赤松の犯行は最原の目の前で行われていたのだった。
凶器となった砲丸も、カメラや防犯センサーを取りに行った倉庫でリュックに隠すように入れていた。
本を並べる時も、砲丸を投げる時も、全ては最原と一緒に居る時に行われていた。
しかし、東条は「でも、最原君を責める事はできないわ。彼女のどの行動も殺人に結び付く訳じゃないから、気付くのは難しいもの…」と最原を庇った。
そして王馬は「でも…それが真実だとしたら、こんなに悲しくて残念な事はないよ…あんなに『みんなで出よう』って言ってた人が、自分が助かりたいからって人を殺すなんて…」と言いかけた。
割り込むようにして最原は「違う。そうじゃない」と言った。
赤松は、モノクマに乗せられたからでも、自分が助かりたいからでもなく殺人を犯した。
本来、赤松がやろうとしていたのは「コロシアイの首謀者を殺すこと」だった。
コロシアイを終わらせる為に、何よりみんなの為に。
あのままタイムリミットが来てしまえば、首謀者も分からず、全員死亡だった。
だからこそ、赤松は首謀者を殺す為に行動をした。
そして赤松は「最原くん…せめてキミの手で終わらせてくれない?最後にキミの推理でこの事件の全てを明らかにして、それで終わりにしてほしいんだ…」と言った。
「それが…私からの最後のお願いだよ」と続けた。

最原も赤松の願いを受け取り「…わかった、僕が終わらせるよ」と事件の全貌を明らかにした。
事の発端は、モノクマが「追加の動機」を発表した時。
追加された、コロシアイのタイムリミットが結果的に引き金となってしまった。
そこから、団結してモノクマと戦おうとする者、それぞれの考えで独自に動こうとした者等、16人の行動は様々に分かれた。
最原も首謀者を見つける作戦を思いつき、赤松に協力を依頼した。
まさか、最終的に赤松が犯人になるとは、その時の最原に分かるはずもなかった。
その後、最原と赤松は図書室の隠し扉と、何者かが出入りした痕跡を発見。
恐らく、首謀者が中に入ったのだろうと予想し、首謀者の正体を掴む為、図書室に隠しカメラを設置。
タイムリミットが迫れば、モノクマを出動させる為に首謀者が図書室の隠し扉に訪れるだろうという考えのもとだった。
そして翌日、罠に使うカメラの改造を入間に頼む為、必要な材料を揃えに最原と赤松は倉庫へ向かった。
本来必要だったのは、使い捨てカメラと、防犯センサーのみのはずだった。
しかし、倉庫で赤松は凶器として利用出来る砲丸を発見した。
赤松は最原から受け取ったカメラをリュックに入れるのと同時に、砲丸も一緒にリュックに入れていたのだ。
そして訪れた、コロシアイのタイムリミット当日。
入間が改造したカメラを設置するべく図書室を訪れた最原と赤松。
図書室に着いてからすぐにカメラを仕掛ける場所の検討を始めた。
通気口を調べると言って脚立を登り、通気口のフタを斜めに立てかけ、更に本棚の上の本を整理するフリをして砲丸の転がる道を作った。
他にも赤松は防犯ブザーと連動した改造カメラにも細工を行っていた。
赤松は設置の際、カメラをガムテープでガチガチに固定し、フラッシュのスイッチを入れていた。
他のカメラを設置していた最原には、赤松の行動を気付く事が出来なかった。
カメラ設置後、1階の教室へ二人は移動し、地下に下りて行く人間の見張りをしながら防犯ブザーが鳴るのを待った。
見張りの途中で、地下に下りていく7人の姿を見かけている。
その中には今回の被害者である、天海の姿もあった。
そして、タイムリミットまで1時間を切り、コロシアイを促すビデオが流れた頃、防犯ブザーが鳴った。
最原は、首謀者が隠し扉に来たのだと思い、すぐに図書室へ向かった。
首謀者を暴こうとするが故に、赤松を置いて行ってしまう程、焦っていた最原。
最原が居なくなった教室で、一人になった赤松はリュックから砲丸を取り出し、教室の通気口へ投げ入れた。
防犯ブザーが鳴った時、図書室では天海が動く本棚を動かしていた。
しかし、同時に赤松が仕掛けていた殺人の仕掛けも動き出していた。
まずは、防犯ブザーと連動した改造カメラがフラッシュをたいて天海の姿を撮った。
その光により、天海は隠しカメラの存在に気づき、調べようと本棚に近付いた。
赤松はカメラの存在をフラッシュで知らせる事により、天海を凶器の通り道の先に誘導していたのだ。
砲丸はダクトを通り、図書室の本の通り道を通っていた。
殺人を促すビデオのせいで凶器が転がる音に、天海は気付かず、凶器は天海の頭上へと落ちて行った。
最原達が図書室へ駆けつけた時には、既に赤松の計画が終わった後だった。
天海の死体を確認した赤松は恐らく「首謀者は死んだ…これでコロシアイは終わる…これでみんな帰れる…」と思っただろう。
しかし、現実は残酷で、天海は首謀者などではなく、コロシアイが終わる事もない。
「みんなを救う為であり、首謀者を殺しコロシアイお終わらせる為」、それこそが赤松が今回の行動に踏み切った真実だ。

赤松が犯人である事に、百田やゴン太は信じられないという様子で愕然としていた。
東条は「確かに、信じたくない真実だけど、それでも最原君がすべてを明らかにしてくれたお陰で…少なくとも『今までの赤松さん』を信じる事は出来るわ」と言った。
殺人を犯してしまった赤松。
しかし、その根底には「首謀者を殺し、コロシアイを終わらせ、みんなを守る」という想いがあった。
この才囚学園に来てから、赤松がずっと言い続けてきた事だ。
その言葉に、一切の嘘はなかったのだ。
そして赤松は笑って「最原くんやるじゃん!さっきのキミは本当に頼もしかったよ」と言った。
最原は「赤松さん…なんでだよ…なんで周りのことばっかり考えるんだよ!」と涙ながらに叫んだ。
続けて「そうじゃなかったらキミは…こんな殺人なんて犯さずに済んだのに…」と言った。
赤松も涙を流し「ゴメン…ね…」と一言だけ呟いた。
モノクマが「はーい、ストーップ!そういうのは裁判の決着が付いた後にやってくれる?」と話に割り込んだ。
これから投票タイムが始まる。
それぞれの手元にあるスイッチで全員が犯人を決めるのだ。
結果は、満場一致の赤松で決定した。
結果を受け、モノクマは「まぁ、今更言うまでもないだろうけど、もちろん大正解でーす!」と高笑いした。
みんなで涙を流しながら結果を受け止めていたが、キーボは「赤松さん、教えてくれませんか?キミは何を思ってこんな事をしたのですか?」と問い掛けた。
赤松は話し始めた。
先程最原が言った通り、赤松は首謀者を狙っていた。
そうすればコロシアイが終わると思っていた。
タイムリミット直前でなければ、赤松も首謀者を「殺そう」とは思わなかった。
生かして捕らえる事も出来たはずだった。
しかし、タイムリミット直前で首謀者を捕まえたとしても、しらばっくれらりたり、開き直られたりしている間にタイムリミットを迎えてしまう可能性が高かった。
そうなってしまう事が不安で、赤松は首謀者を殺す事を選択したのだ。
赤松が「やるしかない」と決心したのは、カメラを図書室に仕掛ける直前だった。
「これがみんなを救える最後のチャンスかもしれない」と考え、赤松は行動に移した。
本当なら、天海の死体を発見し、首謀者ではないというのが分かった時点で赤松は罪を告白するつもりだった。
しかし、モノクマが設定した「初回特典」のせいで、罪を告白する事すら叶わなくなってしまった。
あの場で赤松が告白してしまったら、赤松のみが卒業出来てしまう。
助けたいと願っていた仲間を全員置いて。
告白出来なくなった赤松は「本当にみんなの為を思うなら、罪を告白して自分が楽になるよりも…みんなに嘘をついてでも前に進むしかない…」と考えた。
だからこそ、学級裁判を開き、そこで首謀者を見つけようとしていた。
最原は赤松の話を聞き、「首謀者がいるなんて言ったから…赤松さんを計画に巻き込んだから…だから、今回の事は全部僕のせいなんだ!」と自分を責めた。
しかし赤松は「違う、そうじゃないよ。だって、殺したのは私だよ?キミじゃないじゃん」と泣きながら笑った。
赤松を責める事は出来ず、赤松のお陰で生きられた他のメンバーはただ泣くしかなかった。
そして、痺れを切らしたモノクマが「はいはーい!そこまでー!お楽しみの「おしおきタイム」始めるよー!」と割って入った。
百田、ゴン太、転子はおしおきタイムという名の赤松の処刑を阻止しようとするが、モノクマーズがエグイサルを持ち出し、邪魔をする。
どこかに連れて行かれた赤松は、巨大なピアノの上で宙吊りにされながらピアノ演奏をさせられていた。

映像として見せられていた他のメンバーは、その場で呆然とするしかなかった。
今、目の前で起きた事が本当に現実なのか。
何も言えずに立ちすくむ最原に、百田の怒りの鉄拳が飛んだ。
百田は「テメーは、赤松の言葉を聞いてなかったのか!?あいつは…テメーを信じるって言ったんだぞ!テメーに自分の想いを託すっつったんだぞ!」と最原に叫んだ。
殴られたのと、百田からの言葉で思い直した最原は、赤松からの言葉を思い出していた。
「私はキミを信じてるからさ、キミも自分を信じてあげてよ」。
完全に立ち直れた訳ではもちろんなかったが、赤松が最原に託した想いを胸に、また歩き出す事を決めた。
みんなを救おうと犠牲になった赤松の為に、最原はこのコロシアイを仕組んだ犯人を必ず見つけ出すと誓った。

第2の殺人

動機ビデオ

天海が殺され、赤松が処刑された。
そんな日の翌朝、最原の心は当然のことながら晴れやかではない。
しかし、最原には赤松から「みんなで無事に脱出してほしい」という願いを託されている。
志半ばで死んでしまった赤松の為にも、落ち込んでいるわけにはいかない。
「もっと自信を持ってよ」という赤松の言葉を思い出し、最原は決意の現れとして、それまで深々と被っていた帽子を脱ぎ去り、食堂へ向かった。

食堂にはどんよりとした空気が漂っている。
無理もない。
目の前で人が殺されたのだ。
帽子を脱いだ最原が顔を出すと、他の超高校級は驚いた表情を見せた。
最原にとっては「赤松さんの想いを無駄にしない為に、僕は戦う」という意思表示を他の超高校級にも知って欲しかったのだろう。
そして、出来るならみんなで協力して、ここを出ようという想いを最原も抱いていたのだろう。
百田は「帽子ない方がいいじゃねーか!」と、最原の気持ちを汲み取り「終一」と下の名前で呼び、協力する姿勢を見せてくれていた。
ほっとする最原の前には、モノクマやモノクマーズが何事もなかったかのように現れた。
昨日までは行けなかった階に今日から行けるようになったという報告と、「思い出しライト」という名の謎の懐中電灯を持ってきたのだ。
モノクマ達曰く、思い出しライトを人に当てる事で、失くしてる記憶を思い出す事が出来ると言う。
かなり胡散臭い話に、超高校級たちは信じようとはしなかったが、モノクマが強引にライトをつけ、超高校級たちに光を当てた。
すると、脳内でフラッシュバックのように記憶が呼び起こされた。
「思い出しライト」で分かったのは、自分達は何者かが計画している「超高校級狩り」に遭い、この学園に来たという事。
出会った頃、天海がそんなような言葉を言っていた事を最原は思い出した。
しかし、結局のところ「超高校級狩り」が何なのか、自分達がここに連れてこられた目的は何なのか分からずじまいだった。
ひとまず、脱出の為にはこの学園の全貌を知る事が先決であると判断し、最原達超高校級は昨日と同じように探索を始めた。

今日開放されたのは、星やゴン太、春川の研究教室に加え、中庭にあるプールやカジノだった。
春川の研究教室のドアには、春川本人がずっと立っており、誰も入れさせないようにしているようだった。
ゴン太の研究教室には、壁一面に虫かごや昆虫の標本等が並べられており、ゴン太にとっては素晴らしい部屋でも、虫が苦手な人間にとっては地獄のような部屋になっていた。
一方、星の研究教室はテニスコートのようになっていた。
テニスコートの奥にはもう一つ部屋があり、そこは全面コンクリートで壁には手錠や囚人服が掛けられており、まるで刑務所のような部屋だった。
星が前に話していた、「殺人テニス」の関連から刑務所のような部屋になっているのだろうか。
そして、その刑務所のような部屋の窓からはプールが見え、更にその奥に体育館が見える。
今の所、プールや体育館に特別な部分は特になく、よくある高校のプールと体育館という作りになっていた。
これらの施設が開放された事により、また新たな殺人が起きてしまうかもしれない。
最原は、「殺人はもうこれ以上起こってほしくない」と祈るほかなかった。
その後数日は、殺人が起こる事もなく、平和な時間が流れていった。
このまま無事に何も起こらずいて欲しいと願いながら最原は、眠りについた。

翌日、何も起こらないで欲しいという最原の願いは無残にも打ち砕かれる事となった。
目を覚まし、体を起こすと、部屋のテーブルには見覚えないのないモノパッドのような物が置かれていた。
嫌な予感しかしなかった最原だったが、中身を確認しないわけにもいかず、恐る恐る電源を入れた。
すると、そこには「百田解斗の動機ビデオ」という文字が書かれており、モノクマの声で「大好評につき、復活した「動機ビデオ」の時間だよー」という音声が流れた。
映像には、百田の祖父母が登場し「解斗が無事に生きて帰ってきてくれればそれでいい」と、百田に語り掛ける様子が映されていた。
何故、百田に当てた映像が最原の元にあるのか、この「動機ビデオ」という存在は一体何なのか、最原には分からない事だらけだった。
ひとまず、百田の部屋へ向かう最原。
しかし、不在なのか寝ているのか、チャイムを押しても反応はない。
仕方なく、他の生徒たちにも配られているかもしれないと思った最原は食堂へ向かった。

食堂では、集まった生徒たちが動機ビデオの話をしている所だった。
動機ビデオが配られたのは、生存者全員だったようだ。
よくよく話を聞いてみると、動機ビデオはシャッフルされた状態で配られているようで、他の生徒たちも自分の名前の物ではなかったと言う。
そこへモノクマーズが現れ、モノタロウのミスで間違えて配られたという事実を話した。
今後、この動機ビデオを本人に返すべきか否かの議論が行われたが、最終的にはこの動機ビデオによって殺人が起こる事を危惧し、自分の動機ビデオを見る事はやめておこうという結論に至った。
最原は、一応百田には自分が百田のビデオを持っている事を打ち明けたが、百田も「見ない事にしたからな」とビデオの受け取りを拒否した。

星の死亡

それから数日後、まだどこかに流れる重たい空気を払拭しようと、夢野によるマジックショーが開かれる事となった。
夢野のアシスタントとして、アンジーもマジックショーに一役買っているようだ。
前日には夢野とアンジーだけでなく、手の空いていた生徒も手伝いをしていたらしい。
半ば強引にアンジーに誘われた生徒たちは、体育館に集められ、夢野のマジックショーを観覧する。
マジックの内容は、夢野本人が一度も成功した事のないという「水中脱出」。
カーテン付の大きな水槽が用意され、不安気な表情の夢野が水槽際に立っている。
更に、時間内に脱出が出来なければ、大きな水槽の上に吊られているピラニアの入った水槽のフタが開く仕掛けになっていた。
つまりは、夢野が時間内に無事水中脱出出来なければ、ピラニアの群れが夢野に向かって襲い掛かるというマジックだった。
生徒たちが固唾を飲んで見守る中、マジックショーは幕を開けた。
アンジーがカーテンを閉め、夢野は水槽の中へ、最後にアンジーが水槽のフタを閉めた。
制限時間を表示したタイマーは刻一刻と0に近づく。
そして、遂に制限時間が来た時、ピラニアの入った水槽のフタが開けられ、ピラニアは夢野が入った水槽へと放たれた。
アンジーがカーテンを開けると、夢野の姿はなく、代わりに手錠をされた星が浮いていた。
ピラニアは容赦なく、眠らされているのか、既に殺されているのか、暴れもしない星を喰らいつくし、一瞬で星は骨と化した。

何が起こったのか理解出来ない超高校級達。
夢野は「成功じゃ!」と意気揚々とどこからともなく現れ、状況がわかっていないようだった。
しかし、今はそれどころではない。
また犠牲者が出てしまった。
無機質に鳴り響く、モノクマの「死体発見アナウンス」。
そして、どこからともなく登場したモノクマは、今回の事件の「モノクマファイル」を渡すだけ渡して、去って行った。
仕方なく、その場に居る全員でモノクマファイルを確認する事とした。
星の死因は溺死となっていたが、死亡時刻は明記されていなかった。
モノクマファイルの内容を元に、百田と協力し捜査を開始した最原。
水槽の中には、星が掛けられていた細かい傷のついた手錠や、ガラス板等があった。
また、ピラニアの水槽について、マジックショーを手伝ったと言う百田は「準備の時より、今日の方がピラニアがギューギューに入ってた気がするんだよな」と不思議な事を言っていた。
更に捜査を続け、星の動機ビデオについても調べようとしたが、星の持ち物の中にも、部屋にも、動機ビデオは見当たらなかった。
その他、プールに浮き輪や黒い布の切れ端があった事や、星の研究教室の奥の部屋の窓際に小さな傷が付いている事、聞き込み等を行った。
そしてあっという間に学級裁判の時間となった。

今回も殺害方法や何時頃に星は殺されたのか等、議論がなされた。
ピラニアと一緒に水槽に入っていた星の様子から、既に殺されていたのではないかとの予測が立った。
また、犯行時刻に関してはそれぞれの星の目撃情報から割り出す事とした。
聞き込みの結果から、最後に星を見たのはゴン太の「夜時間前の8時頃」だろうと思われていた。
すると、突然春川が「昨日の夜12時過ぎ…だったと思う。星が急に私の研究教室に来たんだよ」と言い出した。
となると、夜時間になってから少なくとも深夜12時には星が生きていた事となる。
星が春川を訪れた目的は動機ビデオだろうと全員で推理した。
そして、殺害方法については、プールの浮き輪や、星の研究教室の窓際にあった小さな傷から最原は推理を導き出した。
殺害自体は、星の研究教室で行われ、恐らく星の不意をついて殴り、気絶させ水を溜めたシンクで溺死させたのだろう。
殺害後は窓からロープと浮き輪を使い、隣接しているプールをロープウェイの要領で、更に体育館の窓まで辿り着き、星の死体をピラニアの水槽に入れた。
体育館の窓際すぐの所にピラニアの水槽は設置されていた為、死体を入れる事は容易だっただろう。
そして、ピラニアの水槽にガラス板を斜めに入れ仕切板にし、星とピラニアを一緒の水槽に入れておく事が可能となった。
正面からはピラニアしか見えない為、マジックショーの最中でも他の生徒達には星が居る事は分からない。
百田が、前日の準備の時よりもピラニアがギューギューに詰まっているように見えたのは、その裏側にガラス板と星の死体が入れられていたからだった。
肝心の犯人についてだが、これは最原も明確な証拠がなく、自信はなかったが、プールに落ちていた黒い布の切れ端と自分の「探偵としての勘」を信じ犯人を名指しする。
その人物は、超高校級のメイドである東条だった。
黒い布の切れ端は、いつも東条がしている手袋の物だった。
星の死体をロープウェイの要領で滑走する際、スピード調節の為に手の摩擦を使った時にこすれて手袋が破れてしまったのだ。
殺害方法から死体の運搬方法まで、最原に暴かれた東条は、「自分が星くんを殺した」と認めた。
動機はやはり、モノクマがみんなに配った「動機ビデオ」だった。
実は、東条の動機ビデオはシャッフルされておらず、最初から東条自身の手に渡っていた。
東条の動機ビデオには、総理大臣が「超高校級のメイドとして、すべての国民に仕えてほしい」と東条に依頼をかける所から始まっていた。
総理大臣は、「国の立て直し」を超高校級のメイドである東条に依頼をしていた。
そして、総理大臣から全ての権限を譲渡され、表向きは総理大臣秘書となるものの、裏では真の総理大臣となっていた東条。
映像にはそれと同時に、国民の平和な様子が映されていた。
しかし、その直後モノクマの声で「あ、そうそう。ちなみになんですけど…この後、民度の低いこの国民のみなさんは、とんでもない目にあってしまうわけですが…。それが何かは内緒だよ。うぷぷ…自分自身の目で確かめてくださいね」と入れられていた。
依頼を必ず成し遂げるという信念を持っていた東条にとって、この動機ビデオの内容はあまりにもショッキングなものだったのだろう。
「この国のみんなを守る義務や責任が、私にはあるから!だから、ここを出なければいけないの!」と東条は熱く語った。
星を殺害しようと決めたのは、東条とは正反対に「生きる目的」がなかったからだった。
本当は星も生きる希望を見つけ、外へ出たいと願っていたのかもしれない。
星が春川の元へ訪れたのは、春川が星の動機ビデオを持っていたからだった。
「動機ビデオを見れば、もしかしたら生きる希望が見つかるかもしれない」、星はそんな僅かな希望に賭けていたのだろう。
すると、モノクマが「では、ここで星くんの動機ビデオも見てみましょう」と言い、映像を流し始めた。
「星竜馬の動機ビデオ」というタイトルの後に流れたのは、モノクマの映像と共に「残念ながら、彼にとって大切と呼べる存在は、この世界のどこにもいませんでした!」というモノクマの声だった。
僅かな希望に縋りついた星だったが、現実はあまりにも残酷で、結局星の生きる目的を全て奪う形となった。
その動機ビデオを見た後の星の前に現れたのが東条だった。
東条は、自分の動機ビデオを星に見せ「私は、この国のみんなの命を背負っているからどうしても外に出なければならないの」と言った。
外や未来に何も希望がないと知った星は「どうしても生き残らなきゃならねー理由がある、か…あんたは俺とはまったく逆だな。フン、良かったじゃねーか…。生きる意味があるってことは、あんたの命には価値があるってことだぜ」と言い、東条に背を向けた。
その星の背中を見て、東条は今回の犯行に踏み切ったのだった。
待ちくたびれたかのように、モノクマがおしおきを始めると意気込みだした。
クロである以上、処刑は免れない。
必死に抵抗し、逃げる東条だったが、モノクマが逃がすはずもなく、おしおきが始まってしまった。
深い穴の中へ放られた東条は、外へ出る為、必死で穴を這い出ようとする。
そこへモノクマが茨の蔦を東条の頭上から垂らした。
茨の蔦を必死に上り、血まみれになりながらも穴からの脱出を目指す東条。
最後には、その蔦をモノクマに切られ、無残にも落下して死んでしまった。

裁判が終わり、2度目のおしおきを目の当たりにし、呆然とする超高校級達。
その沈黙は、王馬の「実は、ここにもう一つ動機ビデオがあるんだよねー」とモノパッドをおもむろに取り出した。
星の部屋を捜査した際、見つけられなかった、星に配られた動機ビデオ。
捜査時は犯人が持ち去ったのかと最原達は思っていたが、実は王馬が誰よりも先に星の部屋に入り、動機ビデオを持ち去っていたのだった。
そして、星に配られていた動機ビデオの中身は、春川の物。
それを知った春川は、王馬の首を掴み上げた。
すると、王馬は苦しみながらも「キミらしくないよ…隠れて殺すのが…キミのやり方なんじゃないの?ねぇ…『超高校級の暗殺者』さん」と言った。

第3の事件

転校生

星、東条の死亡についても衝撃を受けていたが、何よりもその場に居た全員が衝撃だったのは、裁判後に王馬から明かされた、春川の本当の超高校級の能力。
「超高校級の保育士」というのは、春川がついた嘘だったのだ。
自分の研究教室に誰も入れないようにしていたのも、その嘘がばれないようにする為だった。
初めから嘘をつかれていたという事から、春川に不信感を募らせる者が出て来るのも当然の事だった。
春川も、自分の研究教室にこもってしまった。
春川の事も気になるが、また新たに開放された場所があるという事で校内探索にも向かいたい最原。
百田も同じ思いだったようで、最原に「春川の件はオレに任せろ。お前は探索しててくれ」と言った。
その言葉に甘えるように、春川の事を百田に任せ、最原は新たに開放された、学園の4階へ向かった。
4階は今までの校内と違い、お化け屋敷のようなおどろおどろしい異様な内装になっていた。
そして、今回は真宮寺、アンジー、転子の研究教室に加え、コンピュータールーム等が開放されていた。
コンピュータールームの奥には、あからさまな宝箱のような物が置いてあり、その中には例の「思い出しライト」が入っていた。
一通り、開放された場所を探索した最原は、情報の共有の為に食堂へ戻った。
食堂には、百田に連れてこられた春川の姿もあった。
他の生徒達は、やはり春川の超高校級の能力に委縮し、不信感はまだ続いているようだ。
春川は「本当の能力を話せばみんなが混乱するし、中には殺される前に殺そうと考えるひとがいるかもしれない。だから本当の事は言わなかったのに…」と言い、最後には「もう関わらないで」とだけ言って食堂を出て行ってしまう。
春川が居ない状態ではあるが、残った人間だけで思い出しライトを使う事を最原は提案し、ライトのスイッチを入れた。
今回流れてきたのは、最原達16人の遺影が並べられている映像だった。
その遺影を見ながら誰かが「若くて才能ある子だったのに、どうしてこんな事に…」と言っている。
紛れもなく、自分達16人の葬式の風景のようだったが、結局、思い出しライトの内容の真実は何も分からなかった。
謎だらけの一日が終わり、最原は疲れた体でベッドに倒れこんだ。

翌朝、モノクマーズ達の指示により体育館へと集められた超高校級たち。
ロクでもない話だとは分かっているが、行かない事もまた、何が起きるか分からず恐怖を煽る事となる。
渋々集まった生徒達を前に、モノクマーズはまたも動機の発表をしてきた。
今回の動機は「転校生」。
これまでのコロシアイの中で死んだ生徒一人だけ生き返らせて、「転校生」として迎える、という事だった。
蘇りの儀式を行い、犠牲者の中の一人を蘇らせる事が動機となり得るのか、そもそもそんな事が可能なのか。
ここに居る誰もが、そんな話を信じられないでいた。
そんな中、真宮寺だけは民俗学の観点から「死者を弔った後は、魂は存在しているかもしれないが、蘇りの儀式をした所で死者は蘇らない」と断言した。
すると、アンジーは真宮寺とは別の見解で「死者が蘇るんじゃなくて、死んだ人が戻ってくるんじゃないかなー」と言い出した。
アンジーの中では、犠牲者は本当は死んでなど居なくて、どこか自分達に分からない所で生きているという事だった。
一見、どちらの意見も有り得ないように思えたが、いつの間にか転子やキーボ、白銀までもがアンジーの言葉を信じ、従っているような空気だった。
まるで、アンジー自身が教祖になっているような、そんな状態だった。
また、アンジーは知らない間に「生徒会」なるものを作り出しており、転子やキーボ、白銀、夢野達は既に入会をしていたようだ。
コロシアイの根絶をマニュフェストに掲げてはいるが、どう見ても宗教のようだった。
更には、生徒会としてコロシアイをさせない為「夜時間の行動を制限する」とまで言い出したのだ。
前回の東条の事件は、殺害から死体の運搬まで、全て夜時間の間に行われていた。
だから、コロシアイ根絶の為に夜時間の行動を制限すると言う事だった。

アンジーの生徒会発足宣言、夜時間行動の制限等、腑に落ちない事が次々に起こった翌朝。
最原が食堂へ向かうと、百田と生徒会が揉めている最中だった。
最原が百田に事情を聞くと「こいつら、地下道に繋がってるマンホールを勝手に封鎖しやがったんだよ…!」と言う。
出口に繋がっているという地下道の入り口があるマンホール。
あれを生徒会メンバーは、開けられなくしてしまったらしい。
アンジーとしては、あんな物があるから「外に出たい」という気持ちを断ち切れない、赤松の時のような悲劇を起こさない為に封鎖をしたらしい。
どうやら、生徒会メンバーは脱出なんてせず、ずっとこの学園で暮らしていくという思いになっていた。
確かに、脱出しようという気持ちからコロシアイが発生してしまう事は事実だった。
しかし、最原は「みんなでここから無事に脱出して」という赤松との約束を破るわけにはいかない。
生徒会メンバーと、それ以外の外に出ようとしている生徒とで微妙な空気が流れた時、モノクマーズが現れる。
モノダムが差し出したのは、新たな思い出しライトだった。
しかし、アンジーがそれを受け取るとそのまま床に放り、踏みつけ、容赦なくライトを壊した。
脱出を目的としないのだから、外の世界の事を思い出す、思い出しライトも二度と使う必要がない。
今、この学園の状況はアンジーの独壇場となりつつあった。
そして、生徒会は蘇りの儀式を行う事も宣言。
その目的は、仲間にもう一度会いたいなどという理由ではなく、蘇らせておいて、天海の事件の時のようにモノクマがタイムリミットを設定した時の為の生贄にする事だった。
生徒会が蘇らせると決めていたのは、最初の犠牲者である天海。
事件の犯人となった赤松や、東条は危険であり、星については癖がありすぎるという理由からだった。
言いたい放題のアンジーと生徒会だったが、今は何を言ってもムダだと判断し、その場は一旦解散となった。

ここの所の夜時間には、百田に連れられてきた最原、春川の3人でトレーニングをするのが日課になっていた。
しかし、昨日、今日は百田の体調が優れないとの事で、最原と春川の二人でトレーニングをしていた。
生徒会には夜時間の行動を制限されていたが、春川も少しずつではあるが楽しいと感じるようになってきたこの時間を、生徒会なんかに取られたくないという思いがあった。
仕方がないので、今日も百田抜きの最原と春川の二人でトレーニングをしようと中庭に出た時だった。
春川が物凄い殺気を最原の後ろに放った。
そこに居たのは、今や生徒会のメンバーである転子だった。
夜時間の行動を制限する為に現れたと思った春川は、転子に殺気を向けていたのだ。
しかし、転子は生徒会とは関係なくここに来たのだと説明する。
そして、自分は別にアンジーに洗脳されていない事、最原と春川にお願いがあるという事を告げた。
アンジーがよく口にする「神様」という物について、転子は実は信じていなかったのだ。
では何故、洗脳されたフリまでして生徒会に入っているのか。
それは、夢野の為だった。
転子は夢野の事を大事な友達だと思っており、その夢野がアンジーに洗脳されているのを見るのが辛いのだと言う。
転子はアンジーのことを「本気で神様が居ると信じていて、自分を動かしているのは神様だから、一切の罪悪感がない恐ろしい人」と話した。
転子が最原と春川にお願いしたかったのは、アンジーがやろうとしている蘇りの儀式を辞めさせ、アンジーを含めた生徒会メンバーの説得を手伝って欲しいという事だった。
一通りの事情を理解し、真っ直ぐな思いの転子に協力する事にした最原と春川。

アンジーは現在、儀式の準備の為に自分の研究教室に居るという転子の情報から三人はアンジーの元へ向かった。
しかし中から鍵を掛けているようで、扉は開かない。
春川が声を掛けたものの、アンジーから返事はない。
仕方なく、生徒会メンバーである転子が声を掛けるとアンジーはすぐ研究教室から出てきた。
中に入ると、そこには天海、赤松、東条、星の蝋人形が立っていた。
精工過ぎるその作りは、「不気味」としか言いようがなかった。
驚く3人にアンジーは「蘇りの儀式には死んだ人の人形が必要なんだって」と説明した。
犠牲者達への冒涜であり、死んだ人間が蘇る事はないと最原はアンジーに言う。
しかし、全てを神様のせいにしているアンジーの耳には届かなかった。
結局、説得は失敗に終わり、何か別の方法からのアプローチを考えるしかなかった。
出直そうと3人が出ようとした時、運悪く夢野がアンジーを訪ねてきた。
アンジーは夢野に「転子が生徒会を裏切って、この2人を連れてアンジーを説得しに来ただけだからー」と説明した。
転子が生徒会を裏切ったという事実を、一番知られたくなかった夢野に知られてしまった。
裏切った転子を責める夢野。
そんな夢野に「夢野さんは洗脳されているんです。なんで、そんな事もわからないんですか?夢野さんはインチキ魔法使いですか!?」と転子は言った。
インチキ魔法使いという言葉に顔色を変える夢野だった。
本気で夢野を心配して、どうにかして洗脳から覚めさせようとする転子だったが、夢野はそれ以上言葉を発さず、転子とも目を合わせないままだった。
それからひとまず、寄宿舎に戻ってきた転子、最原、春川。
転子は、先程は夢野に酷い事を言い、夢野を傷つけてしまったと後悔していた。
最原と春川は、そんな転子を見て「ちゃんと謝れば許してもらえるよ」と励ますしかなかった。
励ましを受け、転子は立ち直り、夢野にきちんと謝る事を決意し、部屋へと戻って行った。
それを見届け、最原と春川もそれぞれの部屋へと戻った。

アンジーの死亡

翌朝、最原の部屋に百田と春川がやってきた。
アンジーが今、やろうとしている蘇りの儀式について春川が百田に説明をしたようだった。
まだ顔色はあまり良くない百田だったが、「さっさと儀式を止めに行くぞ!」と最原を連れ出し、3人でアンジーの元へと向かった。
向かっている途中、百田の体調不良の原因が実はオカルト話が怖かったからと説明された最原。
夜時間のトレーニングに参加しなかったのも、夜が怖かったという子供のような理由だったのだ。
しかし、アンジーが正に蘇りの儀式をしようとしている時にそうも言っていられないと百田は何とか立ち上がった。
アンジーの研究教室の前に行くと、夢野がドアの前に立っていた。
どうやら、生徒会メンバーである夢野が声を掛けてもアンジーからの反応がないのだと言う。
アンジーの研究教室には鍵が掛かっている為、どうしていいか分からずみんなで立ち尽くしていた。
そこへ、タイミング良く王馬が通りがかり、事情を説明した。
すると、超高校級の総裁である王馬にはピッキング技術があり、いとも簡単に研究教室の鍵を開けた。
踏み込んだ全員の目に飛び込んできたのは、逆さ吊りにされた蝋人形に囲まれ、血を流して倒れているアンジーの姿だった。

またも犠牲者が出てしまった。
蘇りの儀式を行おうとしていたアンジーが死体となって発見されてしまった。
死体発見アナウンスと共にモノクマーズが現れ、モノクマファイルを配る。
恒例化してしまっている作業だった。
モノクマファイルには、死亡時刻は「午前2時頃」、死因は「致命傷は首の後ろの刺し傷。それ以外に前頭部に殴打による裂傷」と書かれていた。
アンジーの洗脳に染まっていた生徒会メンバーは、やはり驚きを隠せずにいた。
そんな中、真宮寺が「かごのこ」という降霊術でアンジーの魂を呼んでみてはどうかという提案をした。
真宮寺の研究教室には、降霊術に使う、犬の置物や鉄のカゴが置いてある。
それを使い、アンジーの魂を呼び、犯人を聞いてみないかという提案だった。
アンジーの蘇りの儀式とは違い、降霊術は実際にあり、真宮寺は何度も成功させているから何も心配は要らないと自信満々の様子だ。
更に、真宮寺は「アンジーさんを殺害した犯人は、もしかしたら蘇りの儀式で蘇った今までの犠牲者の可能性もあるかもしれない」と言った。
だからこそ、真実を知る為には、アンジーの魂から話を聞くべきだというのが真宮寺の提案の真相だった。
真宮寺の提案に真っ先に賛同したのは、王馬だった。
アンジーと仲が良かった訳ではないが、単純に「面白そう」という理由から手を挙げたようだった。
それから、アンジーにすっかり洗脳されていた夢野、夢野を心配している転子が続いて手を挙げた。
降霊術には5人の人間が必要という事で、最後の人数合わせには生徒会メンバーだったキーボが選ばれ、降霊術を行う事が決定した。
降霊術についても気になる所ではあったが、最原は事件の真相を探る為に捜査を開始する事にした。
白銀によると、アンジーは研究教室の正面扉は常に鍵を掛けており、生徒会メンバーに呼ばれた時のみ扉を開けるようにしていた。
中に入る事が可能なのは生徒会メンバーと、先程のピッキング技術のある王馬の6人となる。
しかし、アンジーの研究教室にはもう一つ扉があり、そちらはスライド式の鍵がついている。
この鍵については、アンジーに開けてもらわずとも何か仕掛けを使えば簡単に開けられそうだった。
スライド式の鍵には、金色の何かが付いているのを発見した。
そして、気になるのはアンジーの遺体の下から出てきたガムテープだ。
ガムテープには、アンジーの物と思われる髪の毛が付着していた。
犯人は、アンジーの顔や頭にこのガムテープを貼り付けていた可能性がある。
それから、吊るされた今までのコロシアイ犠牲者達の蝋人形。
天井から吊るされているが、蘇りの儀式でアンジー自身がそうしたのか、それとも犯人が何かしらの目的でそうしたのか、今の段階では定かではない。
しかし、アンジーの死体の横には、蘇りの儀式の手順が掛かれた本が置かれていて、そこには人形を吊るす事は書かれていない。
そうすると、やはりアンジー殺害前後に犯人がそうしたと考えるのが自然だろう。
更に気になるのは、赤松の蝋人形の胸の辺りに刺さった金箔の日本刀だ。
真宮寺の研究教室にあった物とよく似ている。
そして、日本刀の先端に血痕がついている事から、アンジーに致命傷を負わせた首の傷は、この日本刀でつけられた物だろう。
一通り死体発見現場の捜査を終えた最原は、真宮寺の研究教室へ向かった。
赤松の蝋人形に刺さっていた、日本刀の有無を確認する為だ。
最原の予想通り、金箔の鞘はあるものの、日本刀自体はなくなっていた。
そこへ、降霊術の準備に必要な物を取りに来たという王馬が現れた。
降霊術にも手順があるようで、最原は聞いたわけではなかったが、王馬は手順についても話し始めた。
「かごのこ」という降霊の儀式には、5人必要で光が届かない真っ暗な部屋に魔法陣を描き、歌を歌って降霊をするらしい。
その際、5人全員共に私語は禁止であり、喋れば失敗してしまうという事だった。
それを聞いた最原は、やはり降霊術も気になるという事で、王馬の誘いもあり、参加する事になった。
人数合わせにされていたキーボが抜けた所に、最原が参加した。
4階にある、何に使うのか分からない窓も何もない空き部屋に集まり、かごのこの準備は整った。
最後に真宮寺が「この儀式には口寄せ役というのが必要なんだ…アンジーさんの魂を乗り移らせる器だネ…同じ女性が良いと思うんだけど」と言うと、真っ先に手を挙げたのは転子だった。
この儀式に参加している女子は転子と夢野の2人。
アンジーの魂が乗り移る器役を夢野がやってしまっては、夢野がアンジーと話す事は出来なくなる。
転子が志願したのは、夢野の事を一心に思い「夢野さんは、ちゃんとアンジーさんとお別れして、前を向いて生きてください」という願いがあったからだった。
それを聞いた夢野は、転子の思いを受け取りほほ笑んだ。
そして、降霊術が始まる。
口寄せ役の転子は、塩で描かれた魔法陣を踏まないよう、部屋の中央に置かれた石に額をつけ、丸まった体制を取る。
その上から、最原と王馬で鉄のカゴを被せ、真宮寺が白い布でカゴごと転子を覆い、最後に犬の置物を置いた。
4人は部屋の隅に移動し、部屋で唯一の灯りだったロウソクの火を消し、真っ暗な中、儀式が始まる。
「かごのこ」の歌を4人が歌い、儀式は滞りなく進んでいるように見えた。
しかし、途中歌に交じり「ドガッ」という物音が聞こえた。
全員の耳に届いていたはずだが、儀式の最中、私語は一切禁止であった為に4人は歌い続けた。
歌い終わった後、真宮寺が「かごのこは…夜長アンジーさん?」と問い掛けた。
しかし、一切の反応はなく、その後も何度か呼び掛けたが、いずれも返事は返ってこなかった。
仕方なく、再度部屋にロウソクを灯し状況を確認する事にした。
準備の時と逆の手順で一つずつ道具をどかしていき、最後に白い布を真宮寺が取るとカゴの中は血まみれになっていた。
夢野はその光景を見て、カゴへ走り出し「転子ー!」と叫んだ。
カゴの中には、血まみれで倒れている転子の姿があった。
アンジーのみならず、転子までもが犠牲となってしまったのだ。

死体発見アナウンスと共に、モノクマとモノクマーズが現れる。
事件の捜査中に別の事件が起こるのは異例という事で、モノクマーズ達も驚いているようだった。
もし仮に、2つの事件が別々の犯人によって行われた場合、学級裁判では2人のクロを見つけなければならない事となる。
当然、生徒達も初めての事で、結局の所学級裁判はどのように行われるのか、モノクマ達に尋ねる。
モノクマの回答は「早い者勝ち」というものだった。
続けて「別の犯人による別の殺人が同時に起きた場合、先に死体が発見されたクロのみが投票対象となります」とモノクマは付け足した。
要は、アンジーと転子の事件の犯人が別だった場合は、アンジーを殺した犯人だけがクロとなる。
転子を殺した犯人は、投票対象にならない為、裁かれる事も、外に出る事も出来ないという事だった。
今日2度目のモノクマファイルを渡され、最原はアナウンスを聞いて現場へ来た春川の協力を得ながら再び捜査を始める。
モノクマファイルによると、転子の死因は「首の後ろの刺し傷」で、アンジーの致命傷と同じだった。
春川曰く、致命傷の傷から「茶柱は即死じゃなかったんじゃないかな」という事だった。
であれば、助けを求める事も本来なら出来たはずだった。
しかし、声を出してしまうと儀式は失敗するというルールを守り、転子は事切れるその瞬間まで声を出さなかったのだ。
転子を覆っていたカゴの底には血がついている為、転子はやはりカゴの中で儀式中に殺された可能性が高いだろう。
儀式の前には外れていなかった転子の死体の真下の床が外れていたり、部屋の左奥の床に隙間が空いていたりと、儀式前には気付かなかった異変が発見出来た。
最原は床下へと降りた。
転子の死体があった場所から血が落ちてきていて、そこには血だまりが出来ている。
すると、転子の血痕よりも少し離れた場所に、少量の血痕も確認出来た。
これは一体、誰の血なのか。
床下の隅には血痕の付着した鎌も落ちていて、恐らく転子の殺害に使われた凶器だろう。
そして、先程発見した、部屋の左奥の床の隙間部分は、木が腐食しており、穴が開いている。
どこかの部屋に繋がっているようだった。
一通り事件現場の状況を確認し、春川と共に廊下へ出た最原。
そこで2人は廊下にはうつ伏せになり倒れている王馬を発見した。
まさか第三の殺人が起きてしまったのか、そう思った矢先「嘘だよー」と言って、笑顔で顔を上げる王馬。
王馬らしい冗談だったが、今のこの状況では、最原も春川も笑えなかった。
しかし、実際王馬は頭から血を流していた。
どうやら、事件現場を調べていた際に床板を踏み抜いて転んだようだ。
そうこうしているうちに、学級裁判の開始を告げるアナウンスが鳴る。
3度目の学級裁判、2つの事件。
全員、裁判場へと向かう。

2つの事件の真相

3度目の学級裁判

学級裁判が始まり、初めの頃よりもだいぶ手慣れた様子で生徒達は議論を進めていった。
まずは、アンジーの事件から話を進めていく事とした。
何故、アンジーの死体には首の刺し傷と、頭の打撲痕があったのか。
そこから、アンジーは生徒会メンバーやピッキング技術のある王馬しか入れない研究教室ではなく、どこか別の場所で殺された後に研究教室へ運ばれたのではないかと推測された。
怪しいのは、「かごのこ」の儀式で使われた空き部屋だ。
あの部屋の床下には、転子の血痕とは離れた場所に少量の血痕が残っていた。
あれがアンジーの物だとすると、アンジーは実は空き部屋で殺された可能性が高い。
そしてその後、犯人は研究教室へアンジーを運び、持ってきた日本刀でアンジーの息の根を止めた。
密室のトリックについては、話し合いの末、蝋人形と日本刀を使ったのだろうという事に落ち着いた。
犯人はアンジー殺害後、4体の蝋人形を天井から吊るし、赤松の蝋人形にアンジー殺害に使った日本刀を刺した。
赤松の蝋人形の位置は、裏口扉の近くだ。
それから、蝋人形を回転させる事で吊るしていたロープが捻られていく。
手を離せば、逆回転となり、蝋人形に刺した日本刀の柄の部分をスライド式の鍵に当てて密室を作り上げた。
続いて、転子の事件について。
転子の事件で鍵となるのは、「かごのこ」儀式と、死体の下の外れた床板だ。
転子が口寄せ役となり、カゴを被せた所までは儀式に参加した全員が生きているのを確認していた。
その後、白い布を掛け儀式は始まった。
歌の途中で聞こえた物音がした際に恐らく転子は殺されたのだろう。
議論の中で最原が導き出した答えは、白い布を被せた際に鎌をセットし、儀式が始まり部屋が暗くなった後に、床板部分を踏み、シーソーの要領で転子を殺害したというもの。
うつ伏せで丸まった状態の転子には、鎌を見る事は出来ず、白い布を被せた事で、他の儀式参加者にも見えないようにした。
また、暗い部屋の中で転子の元へ辿り着けたのは塩で描いた魔法陣を指で辿っていたからだろう。
そして、あらかじめ床板を支える横木を切り取る細工をしていた部分の床板を踏み抜き、鎌を転子に刺さるようにした。
即死ではなかったであろう転子が声を上げなかったのは、儀式を成功させる為。
儀式終了後に道具を片付ける際、白い布と一緒に鎌を回収し、床下に投げれば凶器も目につかない。
「かごのこ」儀式をよく理解し、儀式の時に白い布を掛け、魔法陣を塩で描き、殺害出来る人間。
この事から、今回の2つの事件を実行出来る犯人はたった一人。
最原は「『超高校級の民俗学者』真宮寺是清…キミがこの連続殺人の犯人だ!」と真宮寺を名指しした。
それを聞いた真宮寺は笑い出した。どうやら最原の推理は当たっているようだった。
「何故、2人殺す必要があったのか」と他の生徒達に問われると、真宮寺は「アンジーさんは予定外だったヨ…」と言った。
昨日の夜時間、真宮寺は空き部屋にて転子殺害に使ったトリック用に床板を細工していた。
その際、蘇りの儀式に火が必要という事でロウソク目当てにアンジーが空き部屋を訪れたのだ。
床板の細工をしているのを見られたと思った真宮寺は、手に持っていた細工した床板でアンジーを殴り、アンジー殺害のトリックを思いついた。
アンジーの研究教室に運ぶ際、廊下に血が垂れないよう、アンジーの頭にはガムテープを巻いていた。
アンジーの死体付近に落ちていたガムテープは、その時に使い、真宮寺が回収し忘れたものだったのだ。
真宮寺は今回の事件を起こした動機を説明した。
真宮寺には心から愛していた女性が居た。
女性も真宮寺を心から愛し、2人は相思相愛の関係だった。
しかし、その女性は病気を患っていて、真宮寺を残し亡くなった。
女性を失った悲しみに囚われ、絶望を抱いていた真宮寺が出会ったのは降霊術だった。
またその女性に会いたい、話がしたい、その思いで真宮寺は降霊術を実行した。
降霊術は成功し、女性の魂は戻ってきたものの、降霊したのは真宮寺本人にだった。
今でも、その女性の霊は真宮寺の中に存在しているのだと言う。
すると、突然真宮寺はいつものマスクを外し、いつもとは全く違う口調で「私は…是清の姉です。弟がいつもお世話になっております」と言った。
心から愛し合った2人は姉弟であった。
姉弟の愛は、当然世間から許されるはずがなかった。
しかし、降霊術により姉の魂が弟の体に入った事により、2人だけの世界で、誰に何を言われる事もなく、幸せな時間を過ごしていた。
ただ、真宮寺は自分の中に居る姉には、友達もおらず、寂しい思いをしているという事を危惧していた。
それからというもの、真宮寺は自分の中にいる姉に友達を作ろうとした。
真宮寺は「その為に…僕はいっぱい殺したヨ!友達100人目指してネ!」と悪気なく言った。
この学園に連れてこられる前から、真宮寺は愛する姉の為に女性ばかりを狙って殺人をしていたのだ。
この学園に来てからも、女子生徒の中で誰が姉の友達に相応しいのか、品定めをしていたようだった。
そうしているうちに、「かごのこ」儀式を利用した殺人計画を練るようなった。
アンジー殺害に関しては予想外だったが、計画を止める事無く犠牲者を増やしたのは、やはりアンジーが女性で姉の友達にしようと思ったからだった。
静まり返った裁判場で、モノクマが「じゃあ、そろそろおしおきタイムに入ってもいいかな?」と処刑を開始しようとした。
真宮寺は、姉のように魂となって生き続けるのだから、と最後まで事件を起こした事を悔いる事なく処刑されていった。
刀で切り付けられたり、釜茹でにされたり、民俗学に則ったおしおきだった。
処刑後、泣くのを我慢している夢野に、王馬が「ねぇ、何をそんなにガマンしてるの?どうして、そんなにガマンしてるの?」と言った。
それを聞き、夢野はガマンしていた涙を一気に溢れさせ、「転子よ…アンジーよ…!ウチは…寂しいぞ…!」と泣いた。

天海の映像

裁判終了後、百田は他の生徒達から離れて一人でどこかに居た。
「オレには…死んでるヒマなんてねーんだ…まだ…宇宙に行ってねーんだぞ…」と言う百田の手は、百田が吐いた血にまみれていた。

テレビの画面に、死んだはずの天海が映っている。
天海は、映像を見ている人間に話しかけるように正面を見ている。
天海は「やあ、どうも。今更、名乗る必要はないっすよね?たぶん、この俺の姿を見て、ますます訳わからなくなってるはずっす」と話を始めた。
現状、超高校級達が強いられているコロシアイについて説明をしようとする天海だったが、説明している部分は音声が途切れていて聞き取れない。
更に天海は「ちなみに、モノクマからはとっくに説明を受けてると思うんすけど…この残酷なコロシアイは『最後の2人』になるまで続くっす」と続けた。
しかし、先程同様、所々音声が途切れていて、重要な部分は聞き取る事が出来ない。
そして最後に「あ、それと最後にこれだけは言っておきたいんすけど…これは君自身が望んだコロシアイっす。 だから、絶対に勝たないとダメっすよ。…絶対にね」と言って、天海の映像は切れた。

4度目の学級裁判

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