コヨーテ・スターク(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

コヨーテ・スタークとは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、破面・十刃の1人。十刃No.1の強さを誇る第1十刃(プリメーラ・エスパーダ)を務め、死の形として孤独を司る。スタークは破面となった際、孤独から逃れるために、自身の魂と霊圧を分離させた存在である従属官のリリネットを生み出した。破面篇・空座町決戦では京楽春水と戦闘し、敗北した。虚本来の力を解放する帰刃(レスレクシオン)の際の解号は、「蹴散らせ 群狼(ロス・ロボス)」。

コヨーテ・スタークの関連人物・キャラクター

リリネット・ジンジャーバック

CV:浅井清己

リリネットはスタークの魂を分離させた存在であり、スタークの従属官を務める。スタークが虚から破面に進化する際、他の破面達が肉体と刀に分けた力を、スタークは自身と従属官であるリリネットの2つの体に分けた。そのため、スタークが刀剣解放する際には分かれていた2つの力が1つになる。リリネットは、2丁の拳銃になって戦う。バラガンが敗れて戦意喪失しているスタークに檄を飛ばしたり、敵である京楽を気遣ったり、素直に浮竹に特訓させられるなど、破面らしくない一面も見せる。アニメ版では狼の弾頭として攻撃していたが、すべて消滅したことで意思が消滅、またスタークの前からも姿を消した。

藍染惣右介(あいぜん そうすけ)

CV:速水奨

護廷十三隊・元五番隊隊長で、破面、十刃を生み出し、尸魂界を裏切った死神。浦原喜助が開発した崩玉に目を付けており、110年前から破面を生み出す計画を秘密裏に行っていた。実験台として、当時死神だった現在の仮面の軍勢のメンバー達を虚化させ、浦原喜助にすべての罪をなすりつけ現世への永久追放を策略、尸魂界で更なる計画を進めていた。
スタークは自身が強すぎるがゆえに、仲間の魂を削ることで仲間を失う日々を送っていた。そこに現れた藍染は、破面の中でも強いメンバーを集めており、仲間にならないかとスタークに問いかけた。スタークは藍染の強さを感じ取り、藍染や周囲にいるメンバーなら、スタークの強さでも魂が削られないと認識したからである。所持する斬魄刀は鏡花水月(きょうかすいげつ)、解号は「砕けろ 鏡花水月」

renote.net

京楽春水(きょうらく しゅんすい)

CV:大塚明夫

破面篇では、護廷十三隊・八番隊隊長で、原作終了時点では一番隊隊長を務めた。本名は、京楽 次郎 総蔵佐 春水(きょうらく じろう さくらのすけ しゅんすい)。スタークと同じく面倒くさがりな性格で、マイペース、女性が非常に好き。しかし、数々の戦闘では真剣な表情で何を仕掛けてくるかわからないような素振りを見せ、相手を困惑させる。所持する斬魄刀は、花天狂骨(かてんきょうこつ)。卍解は花天狂骨枯松心中(かてんきょうこつからまつしんじゅう)。解号は、「花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う 花天狂骨(はなかぜみだれてかしんなき てんぷうみだれててんまわらう かてんきょうこつ)」。

コヨーテ・スタークの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「俺達は二人で一人だ」

京楽はスタークと、浮竹は未成熟な子どもの破面であるリリネットと戦っていた。そしてこれまで刀で戦っていたスタークが、刀を収めたかと思うと、リリネットを自身の近くに呼び寄せた。なぜリリネットを呼び寄せたのか、疑問に思う京楽であったが、「俺達は二人で一人だ」と、スタークは発言する。
スタークは虚から破面に進化した際、他の破面達が肉体と刀に分けた虚の力を、スタークとリリネットの2つの体に分けている。よって、2人が1つになるとき、破面の刀剣解放である帰刃も解放される。リリネットが通常の従属官ではなく、スタークの半身であったと、京楽、浮竹はもちろん、読者も初めてわかったシーンである。

「悪りィな藍染サマ 義理返せねぇみたいだ」

仮面の軍勢のラブ、ローズと戦うスタークは、一瞬のスキを突いた京楽の必殺技・影鬼により胸元を刺されてしまう。予想外の不意打ちを食らったスタークは、残りの力を振り絞って京楽と戦う。
しかし、京楽の必殺技・艶鬼(いろおに)『黒』によって斬られたスタークは、その強さを買われ仲間にしてもらった藍染へ義理を返せないまま敗北することを詫びて言葉を残す。「悪りィな藍染サマ 義理返せねぇみたいだ」。

コヨーテ・スタークの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

孤独から逃れるためにリリネットを生み出したスターク

スタークが肉体を2つに分けた理由は、死の形・孤独に由来している。スターク自身が虚のとき、自身が強すぎるが故に周りの虚の魂を削ってしまい、自身だけが生き残ってしまうという孤独を経験した。一緒に過ごせる強い仲間が欲しいという願いもあり、スタークは破面に進化した際、孤独から逃れるために、自身を分離させたリリネットを生み出した。自身の肉体を分離すれば、自身の強さで魂が削られることもないと考えたからである。
破面になった際、自分から分離したリリネットに名前を尋ね、自身はスタークという名前であることを告げる。
これから何をするのか、どこへ行くのか、と問いかけるリリネットに対し、「一緒に行こうぜ」と発言していることからも、孤独から脱却し、仲間がいればどこへでも行けるということを表現している。

スタークとリリネットの掛け合い

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