コヨーテ・スターク(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
コヨーテ・スタークとは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、破面・十刃の1人。十刃No.1の強さを誇る第1十刃(プリメーラ・エスパーダ)を務め、死の形として孤独を司る。スタークは破面となった際、孤独から逃れるために、自身の魂と霊圧を分離させた存在である従属官のリリネットを生み出した。破面篇・空座町決戦では京楽春水と戦闘し、敗北した。虚本来の力を解放する帰刃(レスレクシオン)の際の解号は、「蹴散らせ 群狼(ロス・ロボス)」。
コヨーテ・スタークのプロフィール・人物像
性別:男性
年齢:不明
誕生日:1月19日
身長:187㎝
体重:77㎏
肩書:破面・No.1(アランカル・プリメーラ)/第1十刃(プリメーラ・エスパーダ)
司る死の形:孤独
CV:小山力也
コヨーテ・スタークとは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、破面(アランカル)の中でも高い戦闘能力を有する十刃(エスパーダ)の1人。十刃は殺戮能力の高さから小さい順に番号を与えられ、その中でもスタークは第1十刃(プリメーラ・エスパーダ)を務め、死の形として孤独を司る。No.1の実力を持つが、性格は一番隊・隊長(破面篇では八番隊・隊長)の京楽春水と似ており、面倒くさがりで全力で物事には取り組まない。一人称は「俺」。左手の甲に、第1十刃であることを示す数字の1の刻印がある。
破面篇・空座町決戦で京楽と戦った際には、その鋭い洞察力で京楽を驚かせた。京楽が斬魄刀を1本しか抜かず、右手・左手で持ち替えてスタークと戦っていたが、京楽が左手で刀を振るときの方が間合いが近いことを戦いの中で感じ取り、京楽が二刀流であることを見抜いた。これには京楽も驚き、二刀流で戦えば本気を出してくれるかスタークに問いかけるが、それでもスタークは面倒くさそうな素振りで困った様子を見せる。
なお、スタークが藍染に出会い、虚(ホロウ)から破面に進化する際、他の破面達が肉体と刀に分けた力を、スタークは自身と従属官(フラシオン)であるリリネットの2つの体に分けた。そのため、スタークが刀剣解放する際には分かれていた2つの力が1つになる。1つになった際にはリリネットは、2丁の拳銃となって戦う。
スタークが肉体を2つに分けた理由は、死の形・孤独に由来している。スタークは虚のとき、自身が強すぎるが故に周りの虚の魂を削ってしまい、自身だけが生き残ってしまうという孤独を経験した。一緒に過ごせる強い仲間が欲しいという願いもあり、スタークは破面に進化した際、孤独から逃れるために、自身を分離させたリリネットを生み出した。自身の肉体を分離すれば、自身の強さで魂が削られることもないと考えたからである。藍染の仲間になった理由も、自分の強さで魂も削られないほど、藍染が強いと認めたからである。
スタークとリリネットが1つになり、刀剣解放する際の解号は「蹴散らせ 群狼(ロス・ロボス)」。スタークとリリネットは、自身の魂を分かち、引き裂き、同胞のように従えて、魂そのものを武器にすることができる。原作では、スターク、リリネットの魂でもある無数の狼の弾頭、そして霊圧で作った剣のようなもので戦闘していた。
コヨーテ・スタークの能力
帰刃・群狼(ロス・ロボス)
分かれていたスタークとリリネットの魂が1つになり、刀剣解放・帰刃した状態。帰刃の際の解号は、「蹴散らせ 群狼」。スタークとリリネットは、自身の魂を分かち、引き裂き、同胞のように従えて、魂そのものを武器にすることができる。原作では、スターク、リリネットの魂でもある無数の狼の弾頭、そして霊圧で作った剣のようなもので戦闘していた。
コヨーテ・スタークの必殺技
虚閃(セロ)
大虚(メノス・グランデ)級以上の虚が放つことのできる、霊力の光線。スタークは胸元の穴から虚閃を放つ。
虚から進化した破面達は、大虚のように口を開けて光線を放つのではなく、指先やスタークのように胸元の穴などから何の造作も無しに放つことも可能。
無限装弾虚閃(セロ・メトラジェッタ)
2丁の拳銃(リリネット)から無数の虚閃を打ち込むことができる、スターク唯一の技。
十三番隊・隊長の浮竹十四郎により虚閃を吸収され、虚閃を打ち返された際、「1000発もブチ込みゃ返せねえだろ」という発言もあったことから、1000発まで虚閃を打ち込むことはできる模様。
群狼・コルミージョ
分かれていたスタークとリリネットの魂が1つになり、刀剣解放・帰刃した状態での必殺技。スタークとリリネットは、自身の魂を分かち、引き裂き、同胞のように従えて、魂そのものを武器にすることができる。原作では、背中にある銃弾を収納した帯(=弾帯)のような物から霊子を発生させ、無数の狼の弾頭、剣のような武器を作り出して戦った。
無数の狼の弾頭は、敵の攻撃を受けると分裂し、敵に食らいつくことで爆発する。京楽の救援に来た、仮面の軍勢(ヴァイザード)の愛川羅武(あいかわ らぶ)、鳳橋楼十郎(おおとりばし ろうじゅうろう)も、この弾頭の仕様がわからず困惑していた。また、アニメ版『BLEACH』では、この無数の弾頭にはリリネットの意思が宿っており、生み出した狼の弾頭が爆発して消滅する=リリネットの意思も消失する、ということを表現していた。原作では、京楽の戦闘能力の高さによって敗北したような描写であったが、アニメ版では、スタークの狼の弾頭がすべて消滅し、リリネットの意思がなくなったことでスタークが戦闘意欲を消失し、京楽に敗れたとされていた。
そして、スタークは2丁の拳銃しか持たず、刀を常備していないため、京楽との接近戦では霊子で作り出した剣で戦っていた。
なお、この弾帯から霊子を発生させて、様々な武器を作り出す技名については、原作で登場していなかったが、『BLEACH』原作者の久保帯人も監修している、スマホゲームアプリ『BLEACH Brave Souls』で必殺技として登場し、『コルミージョ』という技名であることが明らかとなった。
コヨーテ・スタークの来歴・活躍
破面篇
スタークの登場と帰刃
スタークが登場したエピソードは、破面篇のみである。最初は名前が語られることなく、藍染らが住まう虚圏(ウェコムンド)の城・虚夜宮(ラスノーチェス)にて、十刃らと藍染、市丸ギン、東仙要が会合を行った際にイラストで登場している。眠たそうに居眠りしながら会合に参加し、東仙から注意を受けるも全く気にしていないような素振りを見せていた。
空座町決戦では、藍染に呼ばれる形で、第2十刃(セグンダ・エスパーダ)のバラガン・ルイゼンバーン、第3十刃(トレス・エスパーダ)のティア・ハリベルと共に現れ、護廷十三隊および仮面の軍勢らと戦闘した。スタークは京楽、リリネットは浮竹と戦闘を開始した。
スタークはその性格ゆえに、あまりやる気を見せずに戦っていた。相手をしていた京楽も一時的にその性格に賛同するが、そうは言っていられないと攻撃を仕掛けてくる。やがて戦闘が激化する中で、これまで刀で戦っていたスタークが刀を収めたかと思うと、リリネットを自身の近くに呼び寄せた。なぜリリネットを呼び寄せたのか、疑問に思う京楽であったが、「俺達は二人で一人だ」と、スタークは発言する。
スタークは虚から破面に進化した際、他の破面達が肉体と刀に分けた虚の力を、スタークとリリネットの2つの体に分けている。よって、2人が1つになるとき、破面の刀剣解放である帰刃も解放される。リリネットが通常の従属官ではなく、スタークの半身であったと、京楽、浮竹はもちろん、読者も初めてわかったシーンである。
そうして、スタークは帰刃状態となって真の力を解放する。リリネットと戦っていた浮竹も合流し、京楽・浮竹vsスターク・リリネットで戦闘が行われた。スタークは胸元の孔からの虚閃、そして拳銃から無数の虚閃を放つことができる。帰刃でリリネットは、スタークが持っている2丁の拳銃になっており、この拳銃から虚閃が放たれる。スタークに虚閃を打ち込まれた際、浮竹は自身の斬魄刀・双魚理(そうぎょのことわり)の能力によって虚閃を跳ね返す。双魚理は二刀一対の斬魄刀で、相手の攻撃を吸収して相手に返す能力を持つ。片方の刀で攻撃を吸収し、二本の刀の間にある縄と、五本の札を通じて相手の攻撃の速度や圧力を調節し、攻撃を狂わせてもう片方の刀から攻撃を相手に返すという仕組みである。スタークは自身が放った虚閃が吸収されたのではなく、浮竹に虚閃を打ち消され、虚でもない死神が虚閃を放ったと最初は認識していたので驚いていた。しかし、スタークは虚閃を3回ほど打ち込むと、浮竹から放たれる虚閃を見て、鋭い洞察で双魚理の能力を見抜き、浮竹が虚閃を返せない程度の1000発の虚閃を打ち込もうとする。その時、京楽の不意打ちを食らいそうになったが、間一髪のところで攻撃を躱す。
改造破面・ワンダーワイスと仮面の軍勢の登場
そして、決戦の舞台である空座町に、破面ワンダーワイス・マルジェラが現れる。ワンダーワイスは藍染が唯一改造を施した破面である。ワンダーワイスは驚異の速度で浮竹の胸元に素手で貫通させ、浮竹を戦線から離脱させる。その攻撃に京楽が驚いているうちに、スタークに近距離で虚閃を打ち込まれ、京楽も一時的に戦線離脱した。ワンダーワイスはさらに大量の大虚を呼び寄せ、他の十刃の窮地を救い、護廷十三隊は難局を迎える。しかし、そこに平子真子を含む仮面の軍勢が現れ、護廷十三隊の味方ではなく、あくまで黒崎一護の味方として一緒に破面を討つことを目的として戦う。スタークは、一時的に愛川羅武(通称:ラブ)、鳳橋楼十郎(通称:ローズ)と戦うことになる。
十刃と護廷十三隊・仮面の軍勢との戦闘が激化する中、スタークの目の前で、十刃No.2であるバラガンが、二番隊・隊長の砕蜂(ソイフォン)、同隊・副隊長の大前田希千代(おおまえだ まれちよ)、仮面の軍勢・有昭田鉢玄(うしょうだ はちげん)に敗れる。十刃の仲間を失っていく光景を目の当たりにし、柄でもない弔い合戦をしたくはないと言って、戦闘を避けるようになる。しかし、リリネットに諭され、仲間が減らないようにはNo.1でもあるスタークが戦わないといけないことを改めて認識し、ラブとローズの戦いに復帰する。戦闘に復帰した際は、スタークとリリネットの技でもある、群狼・コルミージョを繰り出し、ラブとローズに大きなダメージを与えて負傷させる。
スタークに勝利の兆しは見えていたが、突如スタークの胸元に京楽の斬魄刀が貫通する。京楽の斬魄刀・花天狂骨(かてんきょうこつ)の必殺技・影鬼(かげおに)により、スタークの影に潜んでいた京楽は、一瞬のスキをついてスタークに不意打ちすることに成功したのである。スタークはダメージを負いながらも京楽と戦闘するが、不意打ちのダメージは大きく、徐々に京楽に押されていく。少しずつ敗北することを察知したスタークは、かつて虚時代に経験した孤独、そして破面に進化した際に孤独から逃れるためにリリネットを生み出したことを回想しながら、京楽の必殺技・艶鬼(いろおに)に斬られた。
京楽に斬られる中、その強さを買われ仲間にしてもらった藍染へ義理を返せないまま敗北することを詫びて言葉を残す。「悪りィな藍染サマ 義理返せねぇみたいだ」。
リリネットとはいつでも、どこでも一緒にいれる、破面に進化してからは、孤独ではなかったことを回想しながら、スタークは敗北する。
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市丸ギンとは(いちまるぎん)とは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていたバトル漫画作品『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊三番隊元隊長。 その実力は護廷十三隊の中でも相当なもので、たったの一年で真央霊術院を卒業している不世出の天才。 市丸ギンは「尸魂界(ソウルソサエティ)篇」の終盤で護廷十三隊を裏切り、藍染惣右介と共に虚圏(ウェコムンド)に行く。だが市丸ギンの行動はすべて幼馴染である松本乱菊のためであった。最期は藍染惣右介との決闘に敗れ、黒崎一護に思いを託し死亡する。
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銀城空吾(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
銀城空吾とは、『BLEACH』に登場する完現術者(フルブリンガー)の集まりである「XCUTION」のリーダーで、死神の力を失った一護の前に現れて完現術(フルブリング)を身に着けさせる。一護の前に代行証を得ていた初代・死神代行で、一度は死神と協力関係を結んだが代行証を捨てて姿をくらまし、仲間を集めて復讐の機会をうかがっていた。一護が身に着けた完現術を奪い、護廷十三隊に挑もうとするが、死神の力を取り戻した一護に敗れて死亡し、魂は尸魂界へ送られた。千年血戦篇では月島と共に一護に手を貸している。
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雀部長次郎忠息(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
雀部長次郎忠息(ささきべちょうじろうただおき)とは、『BLEACH』に登場する護廷十三隊の一番隊副隊長で、天候を操る強力な卍解を持ち、何度となく隊長への昇進を打診されても頑なに断り続け、一番隊隊長山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)を支えるために副隊長でありつづけた忠義の男だ。無口な性格で、作中での会話シーンは少ない。滅却師の軍団「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」が尸魂界に宣戦布告した際、卍解を奪われて殺害される。
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日番谷冬獅郎(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
日番谷冬獅郎(ひつがや とうしろう)とは週刊少年ジャンプで連載していた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊の十番隊隊長。史上最年少で隊長の座に就いた天才で、氷雪系最強の斬魄刀「氷輪丸」の所持者。女性死神からの人気も高く、元々の実力は高いもののそれに驕らず、鍛錬に励む努力家。 少年のような見た目で銀髪の翡翠眼が特徴的。主人公、死神代行の黒崎一護(くろさき いちご)からは「冬獅郎」と呼ばれ、なぜか慕われているが、本人は必ず「日番谷隊長だ」と頑なに訂正している。
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目次 - Contents
- コヨーテ・スタークのプロフィール・人物像
- コヨーテ・スタークの能力
- 帰刃・群狼(ロス・ロボス)
- コヨーテ・スタークの必殺技
- 虚閃(セロ)
- 無限装弾虚閃(セロ・メトラジェッタ)
- 群狼・コルミージョ
- コヨーテ・スタークの来歴・活躍
- 破面篇
- スタークの登場と帰刃
- 改造破面・ワンダーワイスと仮面の軍勢の登場
- コヨーテ・スタークの関連人物・キャラクター
- リリネット・ジンジャーバック
- 藍染惣右介(あいぜん そうすけ)
- 京楽春水(きょうらく しゅんすい)
- コヨーテ・スタークの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺達は二人で一人だ」
- 「悪りィな藍染サマ 義理返せねぇみたいだ」
- コヨーテ・スタークの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 孤独から逃れるためにリリネットを生み出したスターク
- スタークとリリネットの掛け合い