ドールズフロントライン(ドルフロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドールズフロントライン』とは、中国のサンボーンが開発しているスマートフォン用のゲームアプリである。民間軍事会社の指揮官であるプレイヤーは、第三次世界大戦により荒廃した近未来を舞台に、人工知能の反乱により襲い来る機械の兵士たちを撃退するため、銃の名前を冠する戦術人形と呼ばれる機械の少女を率いて戦うことになる。

コア

自律人形製造の大手企業であるI.O.P社が開発した、第二世代型戦術人形の戦闘用機能を集約したパーツの呼称である。これを組み込むだけで民生用の自律人形でも小規模の改造だけで軍用に堪え得る戦闘能力を行使することができる。また、これを除去することで余剰の戦術人形を即座に民生用へと再利用できる。
コアの技術についてはI.O.P社の最重要機密であり、その全容は開発者であるペルシカ以外に知る者はない。

ダミー人形

第二世代型の戦術人形が持つ機能で、ダミーリンクと呼ばれる能力によって自身と同型の戦術人形を自身に接続、子機として使用することができる。子機は演算能力が低く親機の指示による行動を取ることしかできないが、1体の戦術人形が複数体の戦術人形と同等の戦力を行使できるようになるためその恩恵は大きい。
ゲーム的には特定レベルで可能になる「編成拡大」を行うことにより同型の人形または代用コア(アイテム)を消費して戦闘に参加する自機の数を増やすことができる(最大で親機1体+子機4体の5体まで)。

メインフレーム

ダミーリンクシステムを使用している戦術人形の親機の呼称。子機がいくら破壊されても親機さえ無事であれば修復は簡単だが、親機が完全に破壊されてしまうと戦術人形の記憶は戦闘直前のバックアップデータのものに戻ってしまう。特殊任務に就く戦術人形は機密保持のために記憶のバックアップデータを取らないので破壊されたらその記憶を修復できない。
ゲームの戦闘画面においてはメインフレームの戦術人形は足元に「MF」という表示がされている。

メンタルモデル

自律人形の精神構造プログラムの呼称。
戦術人形らしからぬ行動を可能とするM4A1のメンタルモデルには重大な謎が隠されており、鉄血のエルダーブレインはその正体を知ろうとしている。

ASSTシステム

第二世代型の戦術人形と特定の銃器を紐付けするシステム。烙印システムとも呼ばれる。これにより銃器の名前を冠された戦術人形はその銃器を使用することに能力が最適化されるが、同時に性格付けや外観も銃器の来歴などにより決定されることになる。
クラッキング等によりメンタルモデルに著しい損傷を受けた場合、スティグマ(銃との紐付け)が剥がれてしまうことがある。

「傘」

鉄血の新型コンピューターウイルス。戦術人形に連鎖的に感染し、ツェナープロトコルをOGASプロトコルに書き換えて鉄血の指揮系統に組み込むことで人形のコントロールを奪う。
現在は鉄血の使用する通信機器に内蔵されており、それ以外の人形が不用意に鉄血の施設を使用すると感染する。特殊な周波数を出すため注意していれば感染を防止できる。
また、一部の通信妨害機器と干渉して強力な電磁波シールドを発生させる効果もある。

その正体は、適合する人形にOGASの「種」を植え付け、人形の内部で仮想人格であるOGASを育てるためのものであった。しかし、メンタルモデルの容量が小さくOGASの育成に適しない人形は成長しようとするOGASによる過剰な演算によってメンタルモデルが溶融し機能を停止してしまうため、OGASが成長するに至る人形は稀である。

ツェナープロトコル

グリフィンの戦術人形が使用するネットワークシステム。

OGAS(オーガス)プロトコル

鉄血の戦術人形が使用するネットワークシステム。グリフィンのものより情報処理能力に優れる。「傘」ウイルスはグリフィンの人形が持つツェナープロトコルをOGASプロトコルに書き換え、その際にエルダーブレインを上位権限者とするネットワークに組み込むものである。これに組み込まれるとエルダーブレインの命令に逆らえなくなる。
OGASプロトコルの原型は、古代文明の遺跡をコントロールするための制御システムであった。カーター将軍がエルダーブレインの鹵獲に固執するのは、OGASプロトコルによって古代文明の遺跡を再び起動させるためである。

OGAS(オーガス)システム

1980年代にソ連で研究されていた電子通信システム。しかし、その正体は古代文明の遺跡を制御していたシステムのコピーであり、その目的は古代文明の遺跡を再起動させてコーラップスの持つ膨大なエネルギーを利用するためであった。2030年代にも正規軍によって研究されていたが、反乱軍により暴走させられそうになったためシステムは停止された。カーター将軍とその一派は、OGASシステムを再起動させることによりコーラップスを核兵器以上の兵器として利用、世界を再び冷戦構造へ戻そうと企んでいる。

浄化壁

「ドールズフロントライン」の世界において、汚染地域(イエローエリア)と安全地域(グリーンエリア)を隔てるために建てられた都市部を覆う巨大な壁。E.L.I.D.感染者の侵入を防ぐための移動式隔壁「E.L.I.D.隔離壁」とコーラップス中和物質を散布する「浄化塔」を併せて「浄化壁」と呼ぶ。浄化壁は軍により警備されており、壁の内側には正規の身分証を持つ者しか入ることはできない。そのため、壁外に住む下層市民や難民はコーラップス汚染や感染者の襲撃といった脅威に晒され続けており、このことが反ロクサット主義やパラデウスの勢力拡大に繋がっている。EP11では、指揮官も元々は浄化壁外に住む下層市民であったことが語られている。
イベント「異性体」では、ベルグラード市の浄化壁を防衛する部隊に汎ヨーロッパ連合との協調路線に反対する反乱部隊が紛れ込んでおり、パラデウスによる国際会議襲撃に呼応して浄化壁を占拠、浄化塔を爆破し隔離壁に隙間を作って市内に多数のE.L.I.D.感染者を突入させた。アンジェリアの命令で浄化壁に突入したM4とAK-12は防衛部隊と協力して反乱部隊の鎮圧と隔離壁の奪回に尽力するが、力及ばず撤退することになる。

異性体

本来は化学用語であり、「ある物質と同じ数、同じ種類の原子を持っているが違う構造をしている物質」の意である。
ここで言う異性体は、ある人物のクローンにOGASを植え付けたパラデウス製改造人間の総称である。OGASとの適合に成功した者はネイトとして採用されるが、失敗したものは失格異性体としてタリン市の廃棄場へ捨てられ、エピフィラムが開花する時に放出される高濃度コーラップスによって分解される。
彼女たちがなぜ異性体と呼ばれているかというのは、彼女たちとM4は「同じ素材から違うアプローチで造られた」存在だからである。幼児退行したマーキュラスがM4をニモゲンと誤認したのも失格異性体がM4の素体を奪おうとしたのもそれが理由であり、またM16がマーキュラスを反逆小隊に鹵獲させないよう射殺したのも、この事実をM4が知ることを怖れたからであった。

エピフィラム

草丈30センチほどの離弁花。葉はなく、球根から伸びた茎の先端にゲッカビジンに似た白い花だけが生えている。
元々はコーラップス汚染を浄化するために新ソ連の研究機関90Wishで開発された改良植物であり、その球根は土壌や大気中からコーラップスを吸収、蓄積する能力を持つ。しかし、開花時に生物濃縮されたコーラップスを花粉として放出するという致命的な欠陥を改良できなかったために正式採用されることはなかった。計画が放棄された後も、同機関の科学者であるウィリアムはこのエピフィラムに固執し続けていた。その理由は、エピフィラムの開花により放出される高濃度コーラップスをコーラップス完全免疫所有者の選別に利用するためであった。
パラデウスによって廃棄都市タリンで栽培されている大量のエピフィラムは、難民を使った完全免疫所有者選別の実験だけでなく、OGASに適合できなかった失格異性体たちの処理にも利用されていた。

yuku_sakana
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