デイブレイカー（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

元ヴァンパイアで、今はヴァンパイアから隠れて生きている人間の男。エルビスの歌が好きで、仲間からは“エルビス”と呼ばれている。時々、エルビスの歌の歌詞を、教訓じみた喩（たとえ）として口にすることがある。
ヴァンパイアのために車を改造する自動車修理工場を営んでいたが、昼間に安全モードでドライブしていた時に誤って貯水湖の柵に追突し、はずみで湖に落ちて、水から上がったら人間に戻っていた。
自分の血をエドワードに調べてもらい、彼と共にヴァンパイアが人間に戻る方法を突き止めようとする。ヴァンパイアから逃れて自分の修理工場に隠れていた時、ヴァンパイアのフランキーに噛まれてしまうが、そのことでヴァンパイアが元ヴァンパイアの人間の血を吸うと、人間に戻ることができると分かる。

チャールズ・ブロムリー（演：サム・ニール、吹替：金尾哲夫）

ブロムリー＝マークス製薬会社の社長。悪性腫瘍を患い死を覚悟した時、ヴァンパイアなら永遠の命を授かれると知り自らヴァンパイアとなった。人間でいるより不老不死のヴァンパイアになるほうが自分にとって幸せだと思っているようだ。
一人娘のアリソンは、そんな父に反発し、自分は人間のままでいたいと彼から遠ざかり長いあいだ疎遠になっている。
人間を捕獲し、人間飼育施設で血を吸い取りヴァンパイアに供給しているが、人間の数が減少したせいで代用血液の開発をエドワードに急かしている。

オードリー・ベネット（演：クローディア・カーヴァン、吹替：五十嵐麗）

ヴァンパイアから人間を守ろうと活動しているタフな女性。自分の両親が営んでいたワイナリーを人間達の隠れ家にし、ヴァンパイアから逃げている人間を見つけては保護している。
自分を警察の追っ手から助けてくれたヴァンパイアのエドワードが、血液を研究していると知り彼に協力をあおぐ。エドワードに好意以上のものを持っているようだが、手を繋ぐ程度で二人の間に進展は見受けられない。

フランキー・ダルトン（演：マイケル・ドーマン、吹替：綱島郷太郎）

エドワードの弟のヴァンパイア兵士。ヴァンパイアになった事に満足している。チャールズの指示で彼の人間の娘アリソンを無理矢理ヴァンパイアにするが、彼女が自傷行為でサブサイダーとなり陽に焼かれて死ぬのを目にして心が揺らぐ。
兄をヴァンパイアにしたのも、兄が重い病にかかり余命がないと知り、彼に生きてて欲しいと思ったゆえの行為だった。その思いを人間となった兄の前で口にし、自分のしたことを悔いる。
元ヴァンパイアの人間ライオネルの血を吸ったことで人間に戻るが、兄を助けようとしてヴァンパイア兵士達に取り囲まれ無残に身体を引き裂かれて壮絶な最期を遂げる。

アリソン・ブロムリー（演：イザベル・ルーカス、吹替：勝島乙江）

チャールズ・ブロムリーの娘。父から、永遠の命さずかれるヴァンパイアになることを求められるが、「人の血を吸って生きるより、人間のままでいたい」と拒否し、親子の絆を絶って父から遠ざかる。
逃げ隠れて生きてきたがヴァンパイア兵士に掴まり、久しぶりに父チャールズと再会する。だが、反抗的な態度を取り、彼女は父の指示でフランキーによってヴァンパイアにされてしまう。ヴァンパイアにされたことの反発として自傷行為を行い、自らサブサイダーとなり陽の下に連れ出され焼け焦げて死んでしまう。

クリストファー・カルーソ（演：ヴィンス・コロシモ、吹替：高瀬右光）

ブロムリー＝マークス製薬会社の血液研究班で働くエドワードの同僚。
エドワードが信頼しているヴァンパイアの仕事仲間だったが、人間となったエドワードが協力を求めた時、彼を裏切り、軍の兵士を呼び寄せてしまう。
代用血液の開発に成功するが、エドワードが言った新しい治療法を実践すると代用血液が不必要となり、自分の行為が無意味になってしまうと考え、エドワードを亡き者にしようとする。

ジャービス・バヨン（演：クリストファー・カービー）

オードリーの仲間の人間。ヴァンパイアから逃げ隠れて生き延びている人間を見つけて、保護するために自分達の隠れ家に運ぶ役目を負っている。
偶然アリソンを隠れ家まで送ることになったが、待ち伏せしていたヴァンパイア兵士に倒されてしまう。

サブサイダー

ヴァンパイアが長い間、人間の血が吸わずにいると前頭葉が破壊され体が変異してサブサイダーと呼ばれる凶暴な怪物と化す。
人間の血が枯渇状態に陥ってサブサイダーが急激に増加し、ヴァンパイア社会の大きな問題となっている。
最初にコウモリから感染し人間がヴァンパイアに変貌したせいか、腕の下から脇腹にかけてコウモリのように被膜のようなものができる。動きはすばやく、見境ないなしにヴァンパイアや人間を襲う。

『デイブレイカー』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

ブロムリー＝マークス製薬会社の人間飼育場