ロッキー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロッキー』とは、1976年公開のアメリカ映画。低予算ながらアカデミー賞3部門を受賞し、無名の俳優シルヴェスター・スタローンを一躍スターダムへと押し上げた世界的大ヒットシリーズ第1作。監督はジョン・G・アヴィルドセン。フィラデルフィアのスラム街に暮らす三流ボクサーの青年ロッキーに、世界チャンピオンのアポロが対戦相手として指名してきた。自分がただのゴロツキでないことを証明するため、そして愛する女性エイドリアンのために、ロッキーはリング上での決死の闘いに挑む。

『ロッキー』の概要

『ロッキー』とは、1976年製作のアメリカ映画で、無名の俳優シルヴェスター・スタローンを一躍スターダムへと押し上げた世界的大ヒットシリーズの第1作。ユナイテッド・アーティスツの配給によりアメリカ公開は同年11月、日本では翌年1977年の4月に公開された。
製作はアメリカン・ニューシネマの人気作品「いちご白書」のアーウィン・ウィンクラーとロバート・チャートフのコンビ。わずか3日で書き上げてプロダクションに売り込んだとされるシルヴェスター・スタローンの脚本(ノヴェライゼーション/S・スタローン、ジュリア・ソレル共著、二見書房刊)を、「ジョー」で注目され劇映画6作目となるジョン・G・アヴィルドセンが監督した。音楽は、「ハリーとトント」で映画音楽デビューしたばかりのビル・コンティが担当し、後に名曲となる「Gonna Fly Now(ロッキーのテーマ)」や、クライマックスに流れる「The Final Bell」を作曲した。

公開当初、無名俳優の書いた脚本をB級映画出身の監督が低予算で製作するという背景から、作品に対する批評家の視線は冷ややかだったが、次第に多くの観客の心を掴み、瞬く間に全米だけで1億ドルの興行収入を記録。わずか110万ドルの低予算作品が、最終的に全世界で2億ドルを超える配収を記録した。その結果、第49回アカデミー賞では9部門にノミネートされ、作品賞と監督賞(ジョン・G・アヴィルドセン)、編集賞を受賞、第34回ゴールデングローブ賞ではドラマ作品賞を受賞した。また、2006年に米国連邦議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の中の1つに選ばれている。

本作の大ヒットを受けて、その後の物語を描く続編が約30年に渡って製作されており、『ロッキー2(1979年)』、『ロッキー3(1982年)』、『ロッキー4/炎の友情(1985年)』、『ロッキー5/最後のドラマ(1990年)』、『ロッキー・ザ・ファイナル(2006年)』とシリーズ化された。

『ロッキー』のあらすじ・ストーリー

1975年11月25日、フィラデルフィアのスラム街に暮らすロッキー・バルボアは、場末の会場で賭けボクシングの試合をしていた。
試合に勝ってファイトマネーを受け取ると次の試合は2週間後だという。ボクシングだけでは生活していけないロッキーは、ガッツォという高利貸しの取立人もしながら生計を立てていた。試合の翌日、ロッキーは所属するボクシングジムに行ってみると、長らく使っていたロッカーを別の男が使っており、彼の道具は頭陀袋に入れられている。頭に来たロッキーはジムのトレーナーであるミッキーを問いただすと、彼は素質がありながら練習もロクにせず取り立てなどしているロッキーに愛想をつかし、有望な新人にロッカーを与えたのだといった。やるせない気持ちのままロッキーは近所のペットショップに立ち寄った。その店にはロッキーの親友で、精肉工場で働くポーリーの妹・エイドリアンが店員として働いている。ロッキーは彼女に恋心を抱いていて、飼っている亀の餌を買う口実に、冗談を言いながら彼女に近付こうとするのだが、内気で人見知りが激しいエイドリアンはなかなか打ち解けないのだった。

そんなある日、アメリカ建国200年を記念して開催される世界ヘビー級タイトルマッチで、世界チャンピオンであるアポロ・クリードの対戦相手が負傷する。プロモーターのジャーゲンズは代役探しに奔走するが、試合は5週間後に行われるためなかなか見つからない。そんな時アポロが「全くの無名選手と戦うというのはどうだ?」とアイデアを出す。無名選手にアメリカン・ドリームを体現させることで世間の話題を集め、自身の懐の深さを知らしめようという算段である。ジャーゲンズもそのアイデアを気に入り、採用者を探すことになった。そして沢山の資料の中からアポロは、ロッキーの持つ 『イタリアの種馬』 というユニークなニックネームを気に入り、彼に白羽の矢を立てるのだった。

感謝祭の日、ポーリーは家に閉じこもってばかりの妹をロッキーに連れ出してもらうため自宅に案内する。突然の来訪に戸惑うエイドリアンを何とか初デートに連れ出すことに成功したロッキーは、彼女が好きだというスケートリンクに行き楽しいひと時を過ごした。その帰りにロッキーは自分のアパートに誘うが、男性の部屋に入った事の無いエイドリアンは「帰る」と必死に拒む。だが彼の強引さに負けて部屋に入ると、帽子とメガネを取ってくれと言われた。ロッキーは彼女の素顔を「きれいだ!」と見つめ、2人は熱いキスを交わすのだった。

ボクシングジムのミッキーの元へプロモーターのジャーゲンズが訪ねて来て、ロッキーに会いたいと言っているという。ジャーゲンズの事務所を訪ねたロッキーは、そこでアポロとのタイトルマッチへの出場を要請されるが、あまりに大きな話なので断ろうとする。だがジャーゲンスから「このチャンスを無駄にするな!」と説得されて承諾、すぐにアポロとロッキーのタイトルマッチ開催の記者会見がテレビで報道された。

そんな折、ミッキーがロッキーのアパートを訪ねて来た。ミッキーは自身の豊富な経験からロッキーのマネージャーなることを希望する。自分を散々バカにしてきたトレーナーであるミッキーに対し、日頃のうっぷんを晴らすように彼を罵倒して追い返すロッキーだったが、人生一度しかないチャンスだと彼は考え直し、ミッキーの希望を受け入れることにしたのだった。また、練習のための資金を援助してくれたガッツォ、職場の肉塊をサンドバック替わりに提供したりスポンサーを名乗り出たポーリーや、今の生きがいであるエイドリアンの存在が、ロッキーに自分が決して孤独ではないことを気づかせた。そしてロッキーの戦いは始まったのである。ミッキーの指導の元、今まで経験したこともないような距離のロードワークや様々な特訓に対し、ロッキーは必死に耐え抜いた。
試合前日の夜、眠れないロッキーは1人で誰もいない試合会場に行きリング上に立ってみた。だが圧迫感を感じてしまい、そのまま部屋に戻るとエイドリアンに「絶対勝てない」と弱音を吐くが、その後「もし最終15ラウンドまでリングの上に立っていられたら、自分がただのゴロツキではないことが証明できる」と呟くのだった。

試合当日、いよいよ史上最強の世界チャンピオンと無名のボクサーとの対戦「世界ヘビー級タイトルマッチ」が行われる。
控室でエイドリアンに見送られ、リングに上がるロッキー。方や、建国の父ジョージ・ワシントンに扮して派手に登場したアポロは、リングに上がるや否や、「3ラウンドで倒す!」とロッキーをしつこく挑発する。ついにゴングが鳴った。笑みを浮かべながら軽いフットワークで動きながら攻めるアポロに、なかなかパンチが届かないロッキーだったが、1発の左アッパーがアポロの顎に炸裂し、最初のダウンを奪った。第1ラウンドからの予想外の展開に場内の雰囲気は異様な盛り上がりを見せ、早くも双方の激しい撃ち合いが始まった。

その後も想像を絶する激しい一進一退の攻防が続き、第14ラウンド、アポロの強烈なパンチを受けたロッキーはついにダウンを喫した。ちょうどその時、傷つくロッキーを見ていられないと控室で一人待っていたエイドリアンが、意を決して会場に姿を現した。思わず顔をそむけるエイドリアン。相手コーナーでKO勝ちを確信していたアポロだったが、立ち上がったロッキーを見て唖然とする。ロッキーは不屈の闘志を剥き出しにして再びアポロに向かっていくのだった。
強烈なボディブローを受け脇腹を痛めたアポロ。瞼が腫れて塞がり片眼が見えないロッキー。それでも2人は「試合を止めるな!」と叫び、ついに最終ラウンドを迎えた。場内にはいつしかロッキーコールが巻き起こっていた。ラウンド終盤はロッキーの猛ラッシュが続き、よろめくアポロを最後のゴングが救った。セコンドに抱えられたアポロは思わず「リターンマッチはやめだ!」と吐き捨て、試合は判定に縺れ込んだ。

会場は興奮が冷めやらず、判定前から挑戦者ロッキーのもとには報道陣が詰め寄り何本ものマイクが向けられた。ボロボロに傷付き目も塞がった状態のロッキーは、報道陣そっちのけで、渾身の力を振り絞りエイドリアンの名前を何度も叫ぶ。会場のエイドリアンもまたロッキーの名を叫びながら、観客の波を掻き分けロッキーの立つリングへと向かう。
判定結果は、ジャッジが割れ僅差でチャンピオンであるアポロの勝利となった。飛び上がって喜ぶアポロ。しかしロッキーとエイドリアンには勝ち負けなどどうでもよかった。リングサイドではポーリーが、警備員に止められながらもロープを引っ張り、エイドリアンをリングに登らせた。

そして、エイドリアンはロッキーの胸へと飛び込み、2人は固い抱擁を交わす。「愛してる」と言い続けながら。

『ロッキー』の主な登場人物・キャラクター

ロッキー・バルボア(演:シルヴェスター・スタローン)

本作の主人公。ニックネームは「イタリアの種馬」。
ペンシルベニア州・フィラデルフィアの小さなアパートで暮らし、場末の会場で試合をしているボクサー。サウスポーでパンチ力が強いのが特徴で、自慢は鼻が折れていないこと。
15歳からボクシングを始めているが30歳になっても芽は出ず、賭けボクシングの賞金だけでの生計を立てられないため、高利貸しのガッツォの元で取立ての仕事もしている。トレーナーであるミッキーのボクシングジムに所属していたが、素質がありながら練習もロクにせず取り立てなどをしていることに愛想をつかされ見放された。
ペットにカメと金魚を飼っているが、それらは近所のペットショップで働くエイドリアンから購入したもので、彼女に恋心を抱いているため店には毎日通っている。彼女を振り向かせようとするが、不器用な性格からいまひとつ想いを伝え切れずにいる。

エイドリアン(演:タリア・シャイア)

本作のヒロイン。
ロッキーの友人である兄・ポーリーと一緒に住んでおり、ロッキーが所属しているボクシングジムの近くにあるペットショップで働いている。
30歳間近で独身。内気で人見知りが激しく、極端な恥ずかしがり屋なので、当初は毎日店にジョークを言いに来るロッキーに対しても、簡単な返事しかできなかった。
感謝祭の夜、兄が事前に連絡もなくロッキーを家に連れてきたことに怒って部屋に閉じこもるが、ロッキーから「デートに行こう」と言われて、気を取り直してアイススケートに出かける。ロッキーと付き合うようになってからは自分に自信を持つようになる。メガネを掛けていたが、彼と付き合い始めてからは外している。

ポーリー(演:バート・ヤング)

エイドリアンの兄でありロッキーの親友。
精肉工場で働いているがその収入に満足できないらしく、いつもロッキーに会うと、ガッツォの元で働かせてくれるように持ちかけている。
家ではいつまでも独りで暮らす妹を散々罵倒するものの、ロッキーが妹に好意を寄せていることを知っており、2人のデートのきっかけを作った。
粗野な性格で、口が悪く酒癖も悪い。ロッキーとエイドリアンが付き合うようになると、疎外感を感じて、酔った勢いで悪態をつき暴れだすが、その一方で、後腐れのないタイプでもあり、エイドリアンとの大ゲンカでロッキーとも気まずくなったにもかかわらず、精肉工場の名前の入ったガウンをロッキーに着せて広告費をもらうちゃっかりした面も持つ。

ミッキー(演:バージェス・メレディス)

ロッキーが所属するボクシングジムのトレーナー。
元バンタム級の世界チャンピオンで、引退後はボクシングジムを運営しトレーナーとしてボクサーを育てているこの道50年のベテラン。
10年前にロッキーと出会いボクシングを教えるも、素質があるにもかかわらず身を入れようとしない彼の姿勢にいら立ちを覚え、育成を放棄してしまう。
アポロとロッキーの試合が決まったことを知ると、ロッキーの部屋を訪ねて低姿勢にマネージャーを申し出る。「いまさら遅い」といったんはロッキーに拒否されたものの、最終的には和解してマネージャーとなり、ロッキーと共にトレーナーとしての最後のビッグチャンスに賭ける。

アポロ・クリード(演:カール・ウェザース)

ボクシング世界ヘビー級チャンピオン。
46戦全勝と圧倒的な強さを誇るボクサーであり、プロモーターとしても有能。
自ら「無名のボクサーにチャンスを与えることで話題性を呼ぶ」というアイデアを出し、「イタリアの種馬」という響きで挑戦者(ロッキー)を選んだ。
非常に冗舌で、マスコミの前ではしゃべりまくる。だが一方で、ロッキーのことを甘く見ており、トレーニングする姿は見られない。試合の入場では、カツラをかぶってジョージ・ワシントンを演じる。リングに上がると、アンクル・サムの格好をして、ロッキーに対して「I want you」を連呼する余裕を見せる。

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@yudai10184

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