ロッキー・ザ・ファイナル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロッキー・ザ・ファイナル』とは、2006年製作のアメリカ映画。シルヴェスター・スタローンの出世作にして代表作「ロッキー」シリーズの6作目。スタローンが監督・脚本・主演を務め、第5作から16年ぶり、第1作から30周年を迎えた伝説のシリーズを締めくくる。現役を引退し、愛妻エイドリアンにも先立たれ、一人息子ジュニアとの関係もこじれて満たされない日々を送るロッキーが、ある決意を胸に無謀な復帰戦に挑む姿を、彼の人生の思い出の数々をちりばめつつ熱く感動的に綴る。

『ロッキー・ザ・ファイナル』の概要

『ロッキー・ザ・ファイナル』とは、2006年製作のアメリカ映画。シルヴェスター・スタローンの出世作にして代表作「ロッキー」シリーズの第6作。前作『ロッキー5/最後のドラマ』(1990年)がシリーズ完結編として製作されたが、それ以来16年ぶりとなる続篇となった本作は、第1作から30周年を迎えた伝説のシリーズを締めくくる作品となっている。主演のスタローンは制作当時すでに59〜60歳を迎えていたが、作品の設定上で50歳を演じている。MGMの配給によりアメリカ公開は2006年12月、日本では2007年4月に公開。原題は『ROCKY BALBOA』とロッキーのフルネームがそのまま使われているが、日本では完結篇と言うこともあり、公開に当たってタイトルが『ROCKY THE FINAL』に変更された。キャッチコピーは「NEVER GIVE UP 自分をあきらめない」。
製作総指揮はシリーズ全てを担当して来たロバート・チャートフとアーウィン・ウィンクラーのコンビ。主演のシルヴェスター・スタローンが監督・脚本を務め、撮影には新鋭のクラーク・マシスを起用。音楽は4作目以外のシリーズ全てを担当したビル・コンティで、彼のライフワークである「ロッキーのテーマ」を随所に使用している。

本作の製作当初は、シリーズ第1作から30周年ということもあって、続編や完結編というよりはイベント的な意味合いの内容で作られるものと受け止められていた。だが、実際に公開されてみると、伝説のシリーズに終止符を打つにふさわしい重みのある作品となっており、批評家からはその内容が高く評価され、「今年最大のサプライズ」との声もあがった。興行収入もシリーズ最低だった前作を遥かに上回っている。

『ロッキー・ザ・ファイナル』のあらすじ・ストーリー

世界ヘビー級チャンピオンの黒人ボクサー、メイソン・ディクソンは無敗の王者として圧倒的な強さでボクシング界に君臨していた。だが、どの試合でも対戦相手を秒殺してしまうため、人気は低く観客からはいつもブーイングの嵐。彼に次の挑戦者が現れるかどうか疑問視されていた。

その頃、伝説の元ヘビー級王者、ロッキー・バルボアは、激闘を繰り広げていた時代から長い年月を経て年齢も50を迎え、フィラデルフィアの下町に1人で住んでいた。最愛の妻、エイドリアンはすでにこの世を去り、一人息子のロバートは独り立ちしている。今日は妻の命日。ロッキーは妻の兄で親友のポーリーと一緒に彼女の墓参りに来ていた。だが、ロバートは母の墓参りに来ない。ロッキーがその足でロバートが勤めている会社に行ってみると、上司に小言を言われているロバートがいた。ロッキーは息子に声を掛けるが、彼は有名な父の七光りと言われることが悩みの種で、父を避けるような態度を取る。母の命日だから(自らが経営する)店に来いと言う父に、予定があると断るロバートだった。

ロッキーは、地元フィラデルフィアで妻エイドリアンの名前を冠した小さなイタリアン・レストラン「エイドリアンズ」を経営し、かつての自分の活躍を語りながら毎日たくさんの客がロッキー目当てに訪れ繁盛していた。妻の命日にロバートが店に訪ねて来ないことを寂しく思いながら、店が終わった後、ロッキーはポーリーと共にエイドリアンとの思い出の地を巡り歩く。やがてポーリーと別れたロッキーは、昔よく行ったバーに入った。バーにはバーテンダーとして働く中年女性がいた。ロッキーはその女性が、かつて現役時代に説教したことのある不良少女マリーであることを知る。ロッキーは仕事の終わった彼女を家まで送ると、そこで彼女の息子のステップスという青年に出会う。ロッキーは、マリーに息子と一緒に自分の店へ食事に来るよう名刺を渡すのだった。

ある日、テレビ番組の企画で、現世界ヘビー級チャンピオンであるディクソンと、現役時代のロッキーとのバーチャル試合が組まれ、大きな話題となっていた。コンピューターが弾き出した試合の結果はロッキーのKO勝利、評論家も大半がディクソンよりもロッキーを評価していた。それを知ったポーリーは、翌週の同番組をロッキーの店で見ようとする。ロッキーもポーリーの横でテレビを見ていると、番組の中で評論家が「ロッキーはすでに過去の人間であり過大評価されているだけだ。」とバーチャルの試合結果に対して痛烈な批判を浴びせていた。ロッキーはテレビを見つめながら、自分の中にボクサーとしての情熱が再び蘇ってくるのを感じていた。その夜、ロッキーはロバートの帰宅時間に彼の住まいを訪れた。「ボクシングを始めようかと思う。家族として協力してほしい。」と言うロッキーにロバートは、「世間の笑いものになる。年齢を考えて現実を見ろ。」と、相手にしない。だがどうしても気持ちを押えられないロッキーは、自らプロボクサーのライセンス取得の申請をする。

健康面では問題ないが、年齢的に危険だという理由でライセンス発行を渋る体育協会に対し、自己の権利を主張し説得するロッキー。ついに協会は折れ、ロッキーは再びプロボクサーとして復帰する。その頃、挑戦者探しに苦労するディクソンのマネージャーは、ヘビー級ボクシングの人気回復を狙うためにバーチャル試合の話題性に便乗、ロッキーとの試合を画策する。ディクソン自身は老齢のボクサー相手では気乗りがしなかったが、マネージャーはロッキーの店へ本人との交渉に乗り込む。ローカルな小試合での復帰戦を目指していたロッキーは、唐突にディクソンとのエキシビションマッチを申し込まれ、降って湧いた大きな舞台に二の足を踏み「考えさせてほしい。」と、ひとまず保留にする。その後、またもや仕事をクビになったポーリーや、ロッキーの店を手伝うことになったマリーの激励によって、ロッキーはディクソンとのエキシビションマッチを承諾することを決意した。

ロッキーとディクソンとのエキシビションマッチが決まり、記者会見が行われた。その様子はテレビでも放送され、ロバートも行き付けの店のテレビで目にしていた。その夜、ロッキーの店を訪れたロバートは父を外に呼び出すと、偉大なボクサーだった男の息子であるが故の苦悩をぶつけ、今度の試合に対して「これ以上俺を苦しめるようなことをしないでくれ」と懇願する。ロッキーは逆に困難に立ち向かうことの大切さを説き、「自分の弱さを他人のせいにするな。自分を信じ、何があっても決してあきらめずに前に進み続けろ。」と、ロバートの心を動かすのだった。そしてその翌日、ロッキーがエイドリアンに復帰の報告に行くと、ロバートが母の墓参りに来た。彼は会社が自分に向いてなかったから辞めて来たという。「これからどうする?」という父の問いにロバートは、「父さんといる。久しぶりに試合を観たい。」と言い、父の腕でやさしく抱きしめられた。

試合に向けてロッキーは、旧知のトレーナーであるデュークのジムで彼の協力のもと、錆び切った体を徐々に戻していく過酷なトレーニングを開始する。ポーリー、ロバート、ステップスも参加して、様々なトレーニングをこなしたロッキーは、昔のようにフィラデルフィア美術館前の階段を上ると勝利のポーズをとるのだった。

試合前夜、試合の行われるラスベガスのホテルで、同行したマリーがロッキーの部屋を訪ね、お守りだと言って店から持って来たエイドリアンの写真を彼に渡す。彼女はこれまで自分と息子に対して良くしてくれた感謝を述べると、「心は年を取らないことを証明して。」とロッキーに激励のキスを送った。

ロッキーとディクソンとのエキシビションマッチがいよいよラスベガスの会場で行われる。
観客のほとんどが伝説のチャンピオン・ロッキーを見に来ており、ロッキーが入場するとものすごい歓声が沸き起こった。それに対しディクソンの入場にはブーイングばかりで相変わらず人気がない。
試合開始の第1ラウンド、自信満々のディクソンはエキシビジョンだからと老齢のロッキーをナメて掛かっていた。だが中盤からロッキーの重たいボディが当たり出すと本気になり始めるディクソン。第2ラウンドでは続けざまに2度のダウンを奪われるロッキー。だが今度はディクソンが左の腕を痛めてしまい、逆にダウンを奪われる。その後は激しい乱打戦となり、ディクソンの早々のKO勝ちという大方の予想は覆された。そしてついに試合は最終第10ラウンドに突入。ディクソンの渾身のパンチがクリーンヒットし、ロッキーは片膝をついてダウン。朦朧とする意識の中でその脳裏に蘇ったのは、かつて困難に立ち向かう意志の大切さをロバートに説いた「何があっても決してあきらめずに前に進み続けろ。」という自らの言葉だった。ロッキーが立ち上がると観客は総立ちになりロッキーコールが沸き起こった。残りは2分。両者は激しく打ち合い続け、ついに試合終了のゴングが鳴り響いた。そのままお互いに敬意を表して抱き合うロッキーとディクソン。ロバート、ポーリー、デューク、そしてマリーとステップスも皆、感動の涙を流し互いに抱き合った。試合は2-1の判定でディクソンが勝利したが、ロッキーは判定を聞く前にリングを下りると、大歓声に包まれて誇らしげに会場を去って行くのだった。

後日、ロッキーはエイドリアンの墓に紅いバラの花を捧げ、試合を無事終えた報告をした。
帰り際、そのバラをずっと見つめながら去っていくロッキーの表情には「これから」を生きていく充実感が満ち溢れていた。

『ロッキー・ザ・ファイナル』の主な登場人物・キャラクター

ロッキー・バルボア(演:シルヴェスター・スタローン)

本作の主人公。
数々の激闘を繰り広げて来た、元ボクシング世界ヘビー級チャンピオン。
最愛の妻エイドリアンを亡くし、その悲しみから抜け出せずにいる中、ボクシングからは足を洗い、フィラデルフィアで小さな レストラン「エイドリアンズ」を経営。客たちにかつての思い出話を語って過ごしていた。
ディクソンのマネージャーからエキシビジョンマッチの話を受け、心の中にいまだくすぶるボクシングの炎が現役復帰へと駆り立てる。社会人として自立した息子のロバートや、久しぶりに再開したマリー、そしてポーリー、デュークらの助言や協力を得て、人生最後の戦いに挑む。
50代を迎えているが、その体力は未だに同年代の人間をはるかに超えている。

ロバート・バルボア・ジュニア(演:マイロ・ヴィンティミリア)

ロッキーとエイドリアンの一人息子(通称:ロッキーJr.)。
本作では既に成人して会社勤めをして自立している。
偉大なチャンピオンである父・ロッキーの存在に耐えられずに父と距離を置いており、母・エイドリアンの墓参りにも行かない状態だった。
復帰を考えるロッキーに対して、これ以上自分を苦しめて欲しくないと訴えるが、逆にプレッシャーや苦境の中で立ち上がることの大切さを諭されると、勤めていた会社を辞め、父の復帰に協力する。
ロッキーとディクソンとのエキシビジョンマッチでは、父のセコンドに付き声援を送っていた。

ポーリー(演:バート・ヤング)

エイドリアンの兄で、ロッキーの親友。シリーズ全てに登場している。
ロッキーと同様老境に入っており、本作では一度辞めていた精肉工場で働いていたが、またもや解雇されてしまう。
相変わらず憎まれ口を叩きながらも、ロッキーを支え続けるが、彼がエイドリアンの死を未だに引きずっていることも心配している。
ボクシングに復活したロッキーのトレーニングや試合にも立ち会っており、特にロッキーのトレーニングシーンでは、こっそり工場の冷凍庫を開けて、かつてのように冷凍肉相手のトレーニングを提供する。

メイソン・ディクソン(演:アントニオ・ターバー)

現在のボクシング世界ヘビー級チャンピオン。
無敗の王者として圧倒的な強さでボクシング界に君臨していたが、どの試合でも対戦相手を秒殺してしまうため、試合に面白みがないとしてボクシングファンから批判されている。
挑戦者探しに苦労していたマネージャーが、テレビで放送されたロッキーとのバーチャル試合の話題性に便乗し、ロッキーとの試合を画策する。ヘビー級ボクシングの人気回復を狙うためとはいえ、老齢のボクサー相手では気乗りがしなかったが、ロッキーが承諾したためエキシビションマッチが実現する。

マリー(演:ジェラルディン・ヒューズ)

シリーズ第1作で、夜のスラム街でたむろしていた不良少女。
本作では、更生した中年女性となり、ロッキーがかつて通っていたバーに立ち寄った時に、バーテンダーとして働いていた。
一人息子を持つという同じ境遇からか、ロッキーの相談相手として親しくなり、ロッキーの好意で息子と共に彼の店で働くことになる。
ロッキーの内にくすぶっている情熱を見抜き、ボクサーとしての復帰を支援する。試合の前夜、感謝と期待を込めてロッキーに激励のキスを送った。

ステップス(演:ジェームズ・フランシス・ケリー3世)

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