3月のライオン 第35話(第2シリーズ第13話)のあらすじと感想・考察まとめ

学校側がいじめ問題の解決に向けて動き出した。口先だけの謝罪をする高城に、教師の国分は対話を続けていく。ひなたは以前のように友人たちと笑いあえるようになった。そして転校したちほから初めて手紙が届く。
今回は「3月のライオン」第35話(第2シリーズ第13話)『Chapter.70 小さな手のひら / Chapter.71 日向』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「3月のライオン」第35話(第2シリーズ第13話)『Chapter.70 小さな手のひら / Chapter.71 日向』のあらすじ・ストーリー

保健室で休んでいたあかりとひなたの元へ、国分があかりの体調を気遣い優しい笑顔で声をかけ入ってきた。あかりは「先程は大変失礼を…」と国分に謝るのだが、国分は笑顔で「気にすることなんてなんも。それよりもこれからの話をしましょうか。」と、安心させるように声をかけるのだった。

国分と話す高城は、いつまで呼び出されるのか、クラスの皆の前で謝っておとなしくしているのだから、もういいだろう、と訴えていた。だが、国分は高城が口先だけで謝っていたのが分かっていた。「何をしたか自覚してもらうのも仕事の内だからな」と国分は話す。しかし高城は、自覚したらどうなるのか、自覚して何が変わるのか、この先生きていて何かいいことがあるのかと聞き返す。そして、頑張って勉強していい学校に入っても、いい会社には入れるどころか就職できるかどうか保証もされいのに、頑張れと言うのはおかしくないかと国分にいう。さらに高城は、「一生懸命頑張った挙句にダメだったとしても、誰も責任を取ってくれないのでしょう」というのだ。黙って高城の話を聞いていた国分は、将来が不安であることと、両親が自分のことを分かってくれないことが、川本ひなたと佐倉ちほには関係がないだろうと高城に話す。そして、「全部世の中の空気のせいにまとめるのはやめてね」と忠告する。「先生には私の気持ちなんてわかんないよ。」という高木に国分は「うん。だから今聞いてるんだよ。話そうぜ?」と言い、対話を続けた。

川本家では、暖かな日差しの下、あかりとひなたがハーブの苗の植え替えを行っていた。

先週、HRの時間に国分から皆に尋ねたいことがあると、クラス全員に告げた。そして、6人の生徒が呼ばれ、個別で質問したいことがあるから、それぞれの先生と他の教室へ行くように伝えられた。
ここでクラス全員が、クラスの中の闇に学校が本気で介入してきたことに気が付いた。仮だが新しく担任となった国分が、クラスで起こっていたいじめを有耶無耶にすることがないということが分かったのだ。
国分が「さてと、じゃあざっくりといこうかね」といい、実際クラスの中でいじめはあったのかどうかを、教室に残った生徒たちに聞いてきた。生徒たちは、クラス内で流れていた暗黙のルールがこれからは通用しなくなることや、次のターゲットは自分かもしれないと怯えて過ごす日々が終わるのかもしれないことを予感した。何故なら、国分に呼ばれそれぞれ聞き取りをされていた6人の生徒たちが、教室の前に並び、高城を筆頭に「すみませんでした」と謝罪をしたからだった。しかしその謝罪は、本当に幕を閉じたのかどうか分からない、口先だけの謝罪であった。

国分は、心のこもった謝罪ではないから、いじめが無くなるのは先は長そうだとひなたに話す。ひなたは、高城たちのことを許さなくてもいいかと国分に尋ねた。何の罰則もなくて、謝れば許されるくらいのつもりでいたいじめで、ちほが転校しなければいけなかったのはやりきれないとひなたはいう。
高城に聞き取りをした際、他人を思いやることについて聞くと、「思いやりについてはピンとこない」、「偽善」、「それは必要なことなのか」と言っていたことを国分は思い出していた。「教育とはうまいこと言ったものだよ」と、国分はため息をつきながらいう。教育とは教えるに育てるだが、「育の字がなければとっくに放り出しているぜ、こんなこと」と、いじめ問題の難しさを痛感していた。

ある日川本家に、ちほから手紙が届く。手紙によると、ちほは心のケアセンターで勉強しているということだった。手紙には、センターの隣には牧場と農園があってそこで時々手伝胃をしていること、来たばかりの頃は新しい場所になれず寂しかったが、たくさん話せるようにもなってうれしいと書かれていた。たくさん話せるようになったのは、友達を作るための3つのステップというのをセンターの先生が教えてくれたからだった。まず最初は動物の友達を作って、それができたら次は年が上の友達を作って、「3つ目のステップとして、年の近い友達を作っていきましょう」と、センターの先生に言われたそうだ。それを聞いたちほは、ひなたの顔を思い出してとても会いたいと思ったらしい。そしてひなたに、夏休みにセンターへ来ないかと、誘いがあった。

川本家に訪れた桐山だが、居間で猫と一緒に昼寝をしているひなたを見て、部屋に入るには入れないでいた。桐山は、玄関先で腰を下ろし、ぼんやりと寝ているひなたを見て、ひなたのまわりに漂う空気が和らいでいるのに気付いた。そして、ひなたのまわりがぼんやりと光っているようで、ずっと見ていたいような気がするのだった。

桐山はいつの間にか寝てしまっていたらしく、ひなたに呼ばれ起こされた。研究会で島田からもらったと言って、袋いっぱいの夏みかんを桐山は手土産として持参していた。島田の家で採れた夏みかんなのだが、酸で胃が溶けそうな気がするからということで桐山がもらってきたのだ。無農薬だからジャムとか作れると聞いた桐山は、あかりを思い出して手土産としてたくさんもらってきたのだった。
うれしそうに夏みかんを手に取って香りをかいでいるひなたを見て、桐山はやっぱりひなたのまわりがぼんやりと光っているのはなんでだろうと思うのだった。
ひなたは、桐山に「あのね、終わったみたい」「終わったんだと思う、多分」と話してくれた。それを聞いた桐山は、「ああそうか、これはその光か」と、ひなたが悩み続けていたいじめがある程度の決着がついたため、ひなたにまとわりついていたよどんだ空気が晴れたのだと気づいた。

桐山とひなたは川岸にあるベンチで休憩しながら、ひなたが同じクラスの同じ班の子の家で一緒にクッキーを作ったのだと言って桐山に見せてくれた。その同じ班の子たちは、ひなたやちほがいじめられていても、怖くて何もできなかったのだとひなたに謝りながら話してくれたという。そして、みんなで楽しみながらクッキーを作って、笑いあいながら食べてきたという。買ってきたクッキーの方がおいしいのに、何故だか楽しくておいしくて、うれしかったのだと桐山に話す。
焼き立てのクッキーを食べて口の中をやけどしたといって、無邪気に口を開けて歯や舌に日が当たっているのを見て、桐山はいろんなものが込みあげてきて、胸が苦しいような泣きたいような気持ちになっていた。それは、桐山が以前いじめに苦しんでいたひなたを見て、自分が守ると約束したのに、結局自分は何もできなかったためだった。そのことをひなたに謝るのだが、ひなたは桐山の手を取りながら、「あんなに、たくさん、話を聞いてくれたのに」「京都まで探しに来てくれたのに」「あたしがあんなにうれしかったのに」といって桐山の手を取り指を噛んでくるのだった。

「そうだ、あのね」と、ひなたを思い出したように、ちほから手紙が届いたことを桐山に報告する。そして、夏休みになったらちほに絶対会いに行くんだと話す。そういって、踊るように桐山の手をぐんぐんと引きながら、ひなたはうれしそうに歩き出していた。そして、どんなに泣いても苦しくても、決して意志を曲げなかったこの小さな勇者に、桐山は心の中でもう一度小さく忠誠を誓うのだった。

「3月のライオン」第35話(第2シリーズ第13話)『Chapter.70 小さな手のひら / Chapter.71 日向』の感想・考察

「3月のライオン」の動画放送情報

地上波・BS・CS 放送スケジュール

・NHK総合テレビ 2017年10月14日(土)23:00~、10月21日(土)23:20~(※レギュラー放送時間25:55~)

その他配信系 配信スケジュール

・J:COMオンデマンド メガパック 2017年10月15日(日)12:00~
・Hulu 2017年10月15日(日)12:00~

「3月のライオン」アニメ全話のネタバレ解説まとめ

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