3月のライオン 第32話(第2シリーズ第10話)のあらすじと感想・考察まとめ

山崎はレース鳩に夢中になっていたが、レースから鳩の「銀」は戻らず、プロ棋士としての実力の無さにも悲観し、もがいていた。一方ひなたは、修学旅行先の京都で桐山と出会ったことをあかりたちに話して聞かせていた。
今回は「3月のライオン」第32話(第2シリーズ第10話)『Chapter.64 銀の羽根 / Chapter.65 川景色』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
「3月のライオン」第32話(第2シリーズ第10話)『Chapter.64 銀の羽根 / Chapter.65 川景色』のあらすじ・ストーリー

山崎は人の集まる所へ行くと、「今何段?」「棋士って儲かるの?」「名人になってテレビに出て」など、いつも同じ質問をされていた。そしていつも、こうした相手の気持ちなどお構いなしに遠慮なく聞いてくる質問は暴力的だと思っていた。最初の頃は自分の将棋の腕前や将棋に関することなど一つ一つ説明していたが、皆が将棋の事を知りたいわけではなく、あいさつ程度の会話であるため、場が盛り下がるのを避けて受け流すようにしていた。
ただ、こうした質問に山崎は地味に傷ついていた。

「信じれば夢は叶う」というのは本当だが、それには一文が抜けていて、「信じて努力を続ければ夢は叶う」が正解だと、山崎は家でレース鳩の世話をしながら考えていた。そして、他のどのライバルよりも1時間長く毎日努力を続ければ、ある程度までの夢はかなりの確率で叶うものだと思っていた。信じれば夢は叶うものだと思うのはいいが、これはあまりにも端折り過ぎで、まるで何もしなくてもただ信じてさえいれば叶うみたいに捉えられてしまうのはどうだろうかと考えていた。
山崎は大好きだった祖父から、将棋やレース鳩を教えてもらっていた。努力すればするだけ結果の出る将棋や、愛情と手間をかければかけた分だけ答えてくれる鳩たちに心から夢中になっていた。しかし、その両方が、今自分の手から滑り落ちていきそうになっているのだ。
山崎は、将棋で降級点を取ってしまい、レース鳩でも心血注いで育て上げた最愛のレーサー「銀」が、春の終わりの500kmレースから戻らなかった。ハヤブサにやられたか、電線にかかったか、天候のせいか、どこかで傷を負っているかもしれない姿を想像するだけで、山崎は胸を掻き毟られ、何もかもが黒い雲に飲み込まれてしまうような気がするのだ。
山崎は、以前の自分であれば恐怖よりも答えが欲しいという思いが勝っていて、潜れば潜るほど答えは簡単に手に入っていた。しかし、今は答えは真っ暗な水底にしかなくて、進めば進むほど次の答えはさらに深いところにしか見つけることができないでいた。
山崎はプロになって6年経つが、全く先に進めなくなっていた。対局で全身が千切れるような思いをしても、何の成果も出せず手ぶらで戻ることが多くなっていたのだ。勝つことより、またどうせ負けるかもしれないという思いが勝った時から、リミッターの効いた努力しかできなくなっていた。そんな自分を後目に、桐山と二階堂は当然のように何度でも勝負に挑んでいくのを見ていた。2人は何の成果も上げずに戻っても、さらに対策を練って、苦痛などお構いなしで何度でも再トライを繰り返していた。そんな2人の様子を見て恐怖に感じ、正気の沙汰でないと山崎は思う。
対戦相手である二階堂は身体が悪いが、自分よりも遥かに心は強く、上に行く人間であることを山崎は感じていた。だが、山崎は自分にとって勝算のある新人王準決勝戦に、何が何でも勝ちたい、二階堂に渡したくないと強く願っていた。しかし、千日手が決まって指し直しとなった際に、二階堂は笑みを浮かべながら駒を指そうとした瞬間、盤につっぷつようにして倒れ込んだ。山崎は、そんな二階堂の姿を見て、胸が張り裂けるような気持ちで、桐山と二階堂のいる世界にもう一度戻りたいと思うのだった。

二階堂が入院する病室の前に、アジサイの花束が置かれていた。それは、山崎からのお見舞いの花束であった。そのアジサイの花束を見ながら、二階堂は次は絶対に負けないと誓うのだった。
山崎の家では、レースから戻らなかった最愛の鳩のレーサー「銀」が、無事な姿で山崎の元へ戻ってきていた。軽くなって痩せてしまっていた「銀」を、山崎は特製のエサを与え手厚く介抱しながら、自分も新人王決勝戦を頑張ってくることを誓う。

地元に帰ってきた桐山は、甘味処美よしへ川本家のみんなと訪れていた。新人王のお祝いにということで来ていたのだが、桐山が決勝戦のために大阪へ発つ前に「自分も勝ってひなたの胃痛も治まったら甘味屋さんへ行こう」と約束をしていたため、桐山のおごりで、みんなに好きなものを頼むようにすすめるのだった。
あかりとひなたは甘味をこれでもかというくらい頼み、祖父と桐山が頼んだ物も同じように頼んで食べてしまっていた。そのため、2人はお腹がはちきれそうになって帰路の途中で休んでいた。トイレに行きたくなったモモが、早く家へ帰りたいと言い出したため、慌てて走って帰る途中、ひなたが笑って桐山と言葉を交わしている姿をあかりと祖父が見て、桐山のおかげだと喜ぶのだった。

京都の修学旅行先の知らない街で、ひなたは一人ぼっちでどこにいたらいいのかもわからなくて、心細くて泣きそうになっていた。するとすぐ横で、髪がくしゃくしゃになるほど走って息を切らした桐山が、自分を見つめているのに気づいて、夢を見ているのかと思った。
京都の修学旅行から慌てて帰ってきたひなたが、桐山が京都へ来てくれたことを祖父やあかりたちに笑顔で話して聞かせた。祖父やあかりが驚く中、ひなたは鴨川で一人でいたら、桐山とは何の約束もしていなかったのに、自由行動の時間と場所だけで自分を見つけてくれたのだというのだ。

自由行動だと言っても、他の学校の生徒といるのはまずいだろうからということで、桐山は上着をひなたに着せてあげていた。胃の調子を心配していた桐山は、ご飯が食べられなかったというひなたのために、買っておいたプリンやゼリーなどあげるのだった。そして桐山は、横溝先輩からもらった食間に飲む胃薬をひなたに渡す際に、次に回る銀閣寺を観終わった後に飲むように伝える。次がどうして銀閣寺に行くのが分かったのか不思議がるひなたに、桐山は修学旅行スケジュールを一瞬見ただけで覚えていたからと言って驚かせた。ひなたは、知らない街の川べりに寂しく一人で座っていたのに、桐山が隣に座ってくれただけで、いつもの川べりにいるような落ち着いて暖かな気持ちになっていた。そして、対局がどうなったのか桐山に聞くと、勝って新人王になったとうれしそうに報告してくれるのだった。
「3月のライオン」第32話(第2シリーズ第10話)『Chapter.64 銀の羽根 / Chapter.65 川景色』の感想・考察
3月のライオン第2シーズン第10話を視ました。大好きな山崎順慶先輩が格好良すぎます。
— kiriku (@BX93kGU6t075W5j) December 17, 2017
「信じて 他のどのライバルよりも一時間長く 毎日努力を続ければ ある程度までの夢は かなりの確率でかなう」
大好きな言葉です。#3月のライオン
「3月のライオン 第2シーズン」第10話。ずるいなあ…。こういう感じで感情移入させるの、対局前にやればいいのに。そしてもっとしっかり決勝戦の尺を取ればよかったのに。ここからの展開が予想つかないけど、桐山きゅん記念対局といじめ話を無理やり平行させるのかしら。やっぱ。
— たかちゃん@ (@takahashiNKS) December 17, 2017
『3月のライオン 第2シーズン』第10話。甘味屋での件は面白かった。それにしても毎回EC豪華やなー。今回は「寄生獣」の岩明先生〜。#3月のライオン pic.twitter.com/9tP3HklNxd
— ピエトロ (@Servant_pietro) December 16, 2017
そうやって力をかりたら 次は相手が困ってる時 お前が力をかしてやればいい 世界ってそうやってまわってるんだ(羽海野チカ/3月のライオン 32話)
— 金言 bot (@rvltnfrmmbd) December 31, 2017
「3月のライオン」第32話、京都の舞台探訪#butaitanbou #3月のライオン
— inish (@Roan_Inish) January 10, 2018
https://t.co/Ms0Ed1N8Eh pic.twitter.com/kmySQjRAcy
「3月のライオン」の動画放送情報
地上波・BS・CS 放送スケジュール
・NHK総合テレビ 2017年10月14日(土)23:00~、10月21日(土)23:20~(※レギュラー放送時間25:55~)
その他配信系 配信スケジュール
・J:COMオンデマンド メガパック 2017年10月15日(日)12:00~
・Hulu 2017年10月15日(日)12:00~
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