ワイルドアームズ セカンドイグニッション(WA2)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』とはメディア・ビジョンが開発したPlayStation用のゲーム作品。1999年9月2日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より発売。略称は「WA2」。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。精鋭部隊"ARMS"に配属された主人公の青年アシュレーが仲間達とともに世界を救うために戦う物語を描く。「英雄」という言葉をテーマに複雑な人間関係が織り成すストーリーがドラマチックに展開されるのが大きな特徴となっている。

アンテノーラ

コキュートスの紅一点でヴィンスフェルトの愛人。主に諜報活動を担当しており、戦闘時には特殊鋼糸「刹」を用いた暗殺術を得意とする。コキュートスの中では良識派で無益な殺生は好まない。元はスレイハイム王家に連なる貴族の出身だったが、5年前のスレイハイム解放戦争でヴィンスフェルトに両親を殺されている。ヴィンスフェルトに近づき復讐を果たそうとしていたが、ヴィンスフェルトに取り入るうちに本当に彼を愛してしまうようになった。最終的にARMSに敗北してしまうが、ヴィンスフェルトへの愛情と復讐を無理やり両立させるために、彼にに身も心も愛させてから死ぬことで喪失感を与えるという復讐を果たし、その命を散らせた。

トロメア

コキュートスの1人。性格も戦い方も豪快でな戦士で、巨大なノコギリの刃がついたグローブ「アイアンセイヴァー」を用いて戦う。知略戦や小細工は苦手だがパワーはコキュートスの中でも最強クラス。コキュートスの中ではもっとも人望が厚く1番の常識人で、はみ出し者達の面倒を見ている親分肌の持ち主。ファルガイアの現体制を転覆して、部下達とともに自分たちの理想郷を創るためにオデッサに参加した。最後は魔界柱の防衛戦でARMSに敗北し、部下達に寛大な処置をしてほしいと頼み、戦場で交わした約束は何よりも重いとその頼みを聞き入れたブラッドの言葉に感謝し、ブラッドのことを「英雄」と称えて息を引き取った。

ジュデッカ

コキュートスの1人。メンバーの中では新参者だが随一の実力を持つ拳銃使い。破壊と殺傷を楽しめるという理由でオデッサに加わった快楽殺人者で、ヴィンスフェルトや他のメンバーがやろうとしていることには興味が無い。常に丁寧な口調で喋るが、激昂すると口調が荒くなる。戦いのスリルと破壊のカタルシスを楽しみ、命のやり取りをただの遊びと考えており、様々な罠や卑劣な手段でARMSを苦しめた。魔界柱の防衛戦では最後まで遊びの域を出ていなかったため、本気で挑んだARMSに敗北。カノンからは「命を賭けていない者などに命のやり取りをする資格などない」、アシュレーからは「命のやり取りにためらいを感じられないような下衆にだけはなりたくない」と言われ、最後は自らの頭を銃で撃ち抜き、魔界柱から落下して自殺した。

トカ

高い知能指数を持つ自称科学者。その正体はファルガイアに漂着した異星人で、ヴィンスフェルトに恩を受けたと語り、オデッサに協力しながら母星に帰るための宇宙船を修復していた。度々ARMSの前に立ちはだかり、自作の戦闘ロボットを繰り出しつつ独特なセリフ回しを含めた言動でアシュレー達を脱力させる。オデッサの最終作戦には仲間外れにされていたため参加しておらず、オデッサ壊滅後も生存していた。サブイベントでアシュレー達と再会し、お互いに争う理由が無くなっていたため和解した。

ゲー

トカの助手。トカとは逆に肉体派で、頭脳よりも力で彼のサポートをする。トカとは普通に会話ができるが、アシュレー達には彼の言葉は「げー」としか聞こえない。度々トカの奇行のとばっちりを食らっており、彼の最大の被害者でもある。戦闘時にはトカによる副作用多数のドーピングを受けて「えびぞり大回転分身パンチ」を繰り出す。

その他の登場人物

テリィ

シエルジェ自治領の魔法学校の優等生で、リルカの学友。リルカに好意を抱いているが素直になれずいつも口喧嘩ばかりしている。

ビリー・パイルダー

セボック村の近くで倒れていたところをラッシュに発見され、村で保護された男。ブラッドの親友だが、怪我と高熱で記憶が混乱しており、周囲からは持っていた認識票からスレイハイム解放軍のビリー・パイルダーと判断されている。実は本物のブラッド・エヴァンスであり、5年前のスレイハイム解放戦争で起動した天使兵器エンゼルハイロゥを止めるためにブラッドや仲間達の前から姿を消し、以降消息不明となっていた。

メリル

セボック村で暮らす少女。5年前に村の前で倒れていたブラッドを保護した。

ラッシュ

5年前に追跡部隊から逃亡していたブラッドと出会った子犬。人懐っこく、ブラッドが捕まった後はセボック村で暮らしている。

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