ワイルドアームズ セカンドイグニッション(WA2)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』とはメディア・ビジョンが開発したPlayStation用のゲーム作品。1999年9月2日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より発売。略称は「WA2」。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。精鋭部隊"ARMS"に配属された主人公の青年アシュレーが仲間達とともに世界を救うために戦う物語を描く。「英雄」という言葉をテーマに複雑な人間関係が織り成すストーリーがドラマチックに展開されるのが大きな特徴となっている。

自我が希薄であるがゆえに別の存在の姿と能力をコピーできる変身亜精霊と呼ばれる存在。ミーディアムの情報を用いることでガーディアンの姿と能力をコピーして実体化させることができる。当初は「柱」の導き手としてティムの前に姿を現したが、やがて「柱」ではなくティム個人と強い絆で結ばれるようになり、次第に自我が芽生え始めていった。

トニー・スターク

タウンメリアで暮らす少年。孤児であり、誘拐事件で自分を助けてくれたアシュレーに憧れて、親友のスコット、ティムとともに少年ARMSを結成する。がさつで大雑把、無鉄砲な少年だが、正義感が強く仲間思いで、弱気になっていたティムを激励し続けた。

スコット・サマーズ

トニー、ティムの親友で、トニーとは対照的な性格の持ち主。年齢の割に状況分析力に長けており、冷めている部分もある。リルかに「かわいくない」と評されたこともあるが、友情には厚い。「わたくしなりの結論といたしましては…」という独特の口調で喋る。

コレット・メイプルリーフ

隠れ里バスカーで暮らす少女。ティムと同じ「柱」の資質を持っており、ティムが現れるまでは「柱」の候補とされていた。内気な性格で、言動はおっとりしているが心中ではあれこれ考えており、その思考スピードは非常に早い。ティムに恋心を抱いており、ティムにとっても彼女は大切な存在となっている。

ケイト・リンドバーグ

ARMSの本拠地、ヴァレリアシャトーのオペレーター。テレパスメイジという遠距離間のテレパシーを用いた通信を得意としており、ヴァレリアシャトーからARMSのサポートを担当している。大人っぽく見えるが不測の事態に弱い。

エイミー・フェアチャイルド

ヴァレリアシャトーのオペレーターで、ケイトと同じくテレパスメイジ。ケイトとは対蹠的に子供っぽい性格をしているが、不測の事態に強く緊急時には彼女よりも頼りになる。

オデッサ

ヴィンスフェルト・ラダマンテュス

テロ組織オデッサのリーダー。テロ活動で世界各国にダメージを与え、最終的にロストテクノロジーの遺産、ヘイムダル・ガッツォーの力で世界を支配しようとしていた。かつてはスレイハイム解放軍の指導者でもあったが、保身のために仲間を捨てて逃げ出した。多くの人間を引き付けるカリスマ性を持ち、武芸に秀でて弁舌も巧みだが、アルケミックプラントを爆破して死んだと思っていたブラッドが生きていたことを知って錯乱したりするなど、追い込まれると弱さが出る傾向がある。愛人であるアンテノーラが自分を憎んでいたことを承知の上で、彼女のことを愛しており、ヘイムダル・ガッツォーでの決戦時にオデッサの理想より先にアンテノーラが倒されたことについての恨み言を述べている。最後はアシュレーとの一騎打ちに敗れ、核兵器グラウスヴァインを起動させた直後にヘイムダル・ガッツォーとともに最期を遂げた。

カイーナ

テロ組織オデッサの精鋭コキュートスの一員で、異次元と接触できる魔鍵ランドルフの使い手。降魔儀式を行い旧ARMSを壊滅させた張本人。ヴィンスフェルトを心酔しており、彼に刃向かう者に対しては激しく嫌悪する。ストーリ中盤、魔界柱の防衛戦でARMSに敗れ、その時に暴走したランドルフによって異次元に飛ばされてしまう。しかし、オデッサ壊滅後に帰還し、ヴィンスフェルトを倒したアシュレーに復讐するためマリナを拉致し彼の精神を追い詰めようとする。その結果、オーバーナイトブレイザーに変身したアシュレーによって倒され死亡した。

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