ポケットモンスター（ポケモン）のZワザ・Z技まとめ

1000まんボルト

映画特典で配布された「サトシのピカチュウ」の専用Zワザ。専用Zクリスタル「サトピカZ」を使って、「10まんボルト」から発動する。
演出は7色の強力な電撃を相手に放つというもの。
威力はピカチュウ専用Zワザである「ひっさつのピカチュート」より低いものの急所にあたりやすいという特徴があり、急所にあたれば292.5もの威力を叩き出せる。
この292.5という威力はシリーズ最高の威力を誇っている。もっとも、ピカチュウ自身のステータスが低いため、実際のダメージ量はそれほどでもない。
専用Zワザにふさわしいダメージは出ているが、わざわざこのためだけにサトシのピカチュウを採用することはない。
「ひっさつのピカチュート」と同じく、実戦で使われることはまずない魅せ技となってしまっている。

ブレイジングソウルビート

ジャラランガの専用Zワザ。ベースとなる技はジャラランガ専用の技である「スケイルノイズ」。
ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーンにて初登場した。
前作にあたるサン・ムーンにはなかった「敵全体に効果のあるZワザ」かつ「音技に分類されるZワザ」である。

これはプレイヤー同士の対戦において非常に重大なZワザである。
ポケモンの技には、敵単体に当たる技と敵全体に当たる技、味方も巻き込んで当たる技の3種類の効果範囲が存在する。
通常、1対1でのシングルバトルにおいては意味のない要素だが、2対2で戦うダブルバトルという戦闘ルールでは技の効果範囲は非常に重要なことである。
サン・ムーンに登場するZワザはすべて単体攻撃に分類されており、どれほど高威力でも「当たるのはどちらか片方だけ」であった。仮に対戦相手にZワザを使われても、戦闘不能になるのは単体Zワザを受けた1匹だけだったのである。
しかしこの技は、相手2体に同時に攻撃できる技である。つまり、下手をすれば両方どちらも倒されてしまう（使う側の視点としては、うまくいけば相手をまとめて倒すこともできる）
全体攻撃は威力が下がるというデメリットも、Zワザによる高威力が保証されていることによってデメリットを強く感じないことも特徴である。

音技という分類も非常に重要。
音技とはその名の通り音を使った技のことで、一部の防御効果をすり抜けて攻撃することができる技のことである。
自分のHPの一部を消費して身代わりを作り、敵の攻撃を代わりに受けてもらう「みがわり」という技を貫通できるのが最大の特徴である。
まともに食らえば戦闘不能になってしまう技を、たったわずかなHPの消費で身代わりに受けてもらう「みがわり」の技はプレイヤー同士の対戦でもとても重要な技とされている。
もちろん各種Zワザも「みがわり」で受けることが可能。しかしこの技はその「みがわり」を無視して攻撃できる技なのである。

ラジアルエッジストーム

ルガルガンの専用Zワザ。ベースとなる技は「ストーンエッジ」。
ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーンにて初登場した。

相手にダメージを与えるだけでなく、さまざまなフィールドの効果を打ち消すことができる。
ポケモンの技には、「フィールド」と呼ばれる自分に有利な地形を作り出し、様々な恩恵を受ける技がある。
それらはターン経過による自然消滅、もしくはそれを打ち消す技を持つ一部のポケモンしか対処法がなかった。
しかしこのZワザの登場によって、これらのフィールドを即座に消すことができるようになった。

ぽかぼかフレンドタイム

ミミッキュの専用Zワザ。ベースとなる技は「じゃれつく」。
ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーンにて初登場した。

間違えられやすいが、「ぽかぽか（pokapoka）」ではなく「ぽかぼか（pokaboka）」。PではなくBである。
ミミッキュの体を覆う布の中に対象を閉じ込め、その中で散々殴りつけたあとに空高く放り投げるという演出となっている。
「フルボッコ」とプレイヤーから言われるほど散々殴りつけるため、「ぼか」（殴打の擬音）となっているのだろう。

この存在が発表された時、プレイヤーからは非難轟々であった。
「ただでさえ専用の特性である「ばけのかわ」があり強いポケモンとされているのに専用のZワザ、しかも高威力かつ高性能のものを与えるのはどうなんだ」
「このZワザのせいでミミッキュを使う人が増えることで、ポケモン対戦でよく使われる面子の固定化が更に進んでしまう」
（プレイヤーはごく一部の強いポケモンしか使わず、誰と対戦しても面子がどれも同じという問題が存在している）
「対戦における面子の固定化の解決策としてZワザを投入したのにこれでは意味がない」
など、非難が集中。そしてプレイヤーたちが発売日前に予想した通り、2017年の11月の発売日直後のウルトラサン・ウルトラムーンのオンライン対戦ではどのパーティにも必ずミミッキュが加えられていた。

サンシャインスマッシャー

ソルガレオ、およびネクロズマ（たそがれのたてがみ）の専用Zワザ。ベースとなる技はソルガレオ専用の技である「メテオドライブ」。
ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーンにて初登場した。
この技によるダメージは、相手の特性の影響を受けないという特徴がある。

ムーンライトブラスター

ルナアーラ、およびネクロズマ（あかつきのつばさ）の専用Zワザ。ベースとなる技はルナアーラ専用の技である「シャドーレイ」。
ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーンにて初登場した。
この技によるダメージは、相手の特性の影響を受けないという特徴がある。

七星奪魂腿

マーシャドーの専用Zワザ。ベースとなる技はマーシャドー専用の技である「シャドースチール」。
幻のポケモンであるマーシャドーに与えられた専用のZワザがこの技である。
遠隔パンチ・キックの応酬でZクリスタルに刻まれたマークを刻み、トドメに飛び蹴りで相手を粉砕する。

ポケモンの技では初登場の漢字表記の技。漢字表記の技はもうひとつあるが、こちらが先の実装であるためポケモン最初の漢字表記の技である。
読みは「しちせい だっこんたい」。

てんこがすめつぼうのひかり（天焦がす滅亡の光）

ネクロズマ専用のZワザ。ベースとなる技はネクロズマ専用の技である「フォトンゲイザー」。
ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーンにて初登場した。
この技によるダメージは、相手の特性の影響を受けないという特徴がある。

ポケモンの技では2つ目である漢字表記の技。
読みはそのまま「てんこがす めつぼうのひかり」。