ONE PIECE（ワンピース）の革命軍まとめ

その他革命軍関係者

ニコ・ロビン

CV：山口由里子 / 小林優子（代役） / 永井杏（幼少期）

悪魔の実：ハナハナの実
花を咲かせるように、体の部位を至る所に生やす。主に腕を他者の体に複数生やして関節技をかける、伸ばしたルフィの腕に目を生やして様子を探るなどしていた。2年間の修行でパワーアップをし、自らの分身を丸ごと生やすこともできるようになった。

ニコ・ロビンは麦わらの一味に属しており、厳密には革命軍のメンバーではない。登場時は、クロコダイルの率いる秘密結社バロック・ワークスの副社長であり、ルフィたちとは敵対関係だった。世界中に存在する、古代文字が刻まれた巨大な立方体の遺物・歴史の本文（ポーネグリフ）を読むことができる。歴史上にある「空白の100年」の謎を解き明かすのがロビンの目的だが、ポーネグリフの解読や、空白の100年の調査は違法である。

出身はオハラで、幼い頃に母オルビアと別れて母の弟である叔父の家で育った。能力者である為に「妖怪女」と忌み嫌われていたが、クローバー博士を始めとすオハラの考古学者たちはロビンを偏見の目で見なかった。学者たちの集まる図書館（通称全知の木）に足しげく通い、8歳にして博士号の試験に合格。考古学者となった。
オハラの考古学者たちは、ロビンの知らぬところでこの世界のタブーであるポーネグリフや空白の100年について調べていた。オルビアもその調査をしており、研究の旅路で海兵に逮捕される。巨人族出身の海軍中将だったハグワール・D・サウロはオルビアの話を聞き、オハラの学者たちが悪者とは思えないと独断で彼女を逃がし、自身も地位を捨てて逃走。折しも、サウロはオハラに流れ着き、オルビアの娘であるロビンに発見されわずかながら交流をすることとなった。
ポーネグリフの研究、解読をした考古学者、並びにオハラは島全体が総攻撃を受けるバスターコールで住民もろとも跡形もなく消し去られる。ロビンは当時中将であったクザンによりこっそりと逃がされた（クザン自身は、法を破った学者たちが逮捕、処刑されるのはやむなしと見ていたが、同じくその場に駆け付けていた中将サカズキが「学者が乗っている可能性がある」と民間人を乗せた避難船を砲撃したことから、海軍のやり方に疑問を持ち逃走したサウロの遺志を汲んでロビンを逃がした）。

その後は色々な街、組織を転々とする。幼くして高額な懸賞金がかけられた為、賞金目当てに通報されることも多く「悪魔の子」の異名で呼ばれるようになる。何度か海賊を始めとする裏社会の勢力に身を置いたが、ロビンを追う海軍や世界政府によりお尋ね者の海賊たちからも恨まれるようになる。
クロコダイルの右腕となったのは、彼がアラバスタ王国の地下にあるポーネグリフを狙っていた為であった。アラバスタ王国のポーネグリフに古代兵器プルトンのありかが書かれいると見ていたクロコダイルだったが、ロビンは書かれていたのは国の歴史だったと嘘をつく（実際にはプルトンのありかが記されていたが、ロビン自身は古代兵器に興味がなく、嘘の報告をした）。クロコダイルの裏切りを受け、ロビンは国王コブラ、ルフィ共々地下に閉じ込められる。元より自分の知りたいことがポーネグリフに記されておらず、生きる希望を失くしたロビンはそのまま死を望むが、ルフィにより助けられる。

バロック・ワークス壊滅後、こっそり麦わらの一味の船に乗り込んでおり、「私を助けた責任を取って」と一味に入る。共に冒険をする中で一味に打ち解け、ロビン自身も一味を仲間として認識していくが、過去の経験から信頼できる仲間は作らないと決めており、いずれ麦わらの一味の重荷になることを怖れて船の修理の為に行ったウォーターセブンで海軍直属の暗殺機関CP-9に逮捕される。毅然と一味に別れを告げるが、麦わらの一味を全員無事にウォーターセブンから出港させることを条件での逮捕であった。
司法の島エニエス・ロビーの門で駆け付けた一味に、「私の敵がこの世界と闇であり、いずれあなたたちが私を重荷に思って裏切るのが怖い」と言うが、ルフィたちは世界政府の旗に攻撃をし、世界を敵に回すことを「望むところだ」と言い放った。仲間という安息を求めることに怯えていたロビンは、初めて「生きたい」と口にする。そのまま連行されかかるが、麦わらの一味、並びに解体屋のフランキー（プルトンの設計図を持っているとして逮捕されかかったが、サンジに救われロビン救出に協力）がCP-9と奮闘した為、ロビンは奪還され改めて一味に仲間入りを果たす。

明晰な頭脳を持ったクールな美女。常に沈着冷静で、的確な判断を下し行動する。先人の遺した遺跡、遺物を侮辱する者には容赦をしない。長く過酷な逃亡生活を送ってきた為か不吉な連想をすることが多く、真顔で恐ろしいことを言うこともある。真の仲間入りを果たす前は、一味を特徴や役割で呼んでいたが、エニエス・ロビーの一件の後は名前で呼んでいる。

くまにより弾き飛ばされた場所・テキーラウルフにて、他の奴隷共々700年間作り続けられる橋の製造を手伝わされていたが、革命軍により救出される。「2年間修業をする」とのルフィの提案を受け、一時革命軍に身を置いていた。2年後、革命軍を離れ麦わらの一味に戻った。