サボ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

サボの概要

サボは、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィの義兄であり、ルフィの父モンキー・D・ドラゴンが率いる革命軍の参謀総長を務める。懸賞金は6億200万ベリー。世界会議後に「炎帝」という異名で世間に知られるようになった。

生まれは、東の海（イーストブルー）ゴア王国の貴族の家。しかし両親や周りの貴族の醜悪な人間性に嫌気がさし、家を飛び出す。ルフィと、もう一人の義兄弟ポートガス・D・エースと共に生活をし、兄弟の盃を交わした。いつか海賊になる夢を見ていたが、ある時世界貴族”天竜人”の乗る船の前を通ったとして不興を買い、船に大砲を打ち込まれて死亡したとされていた。しかし実はドラゴンに助けられており、記憶を失ったまま革命軍として生きていたのだった。マリンフォード頂上戦争で死んだエースの新聞記事を読んで、記憶が覚醒。偉大なる航路にあるドレスローザという国でルフィと再会し、生きていたことが明らかになる。そしてエースが生前持っていた悪魔の実「メラメラの実」を食べて悪魔の実の能力者になった。

世界政府に宣戦布告するために仲間と共に、世界会議の開催地である聖地・マリージョアに潜入。世界政府の旗を撃ち抜き、見事に宣戦布告を果たした。しかしサボはその直後に失踪。世界経済新聞は、サボがアラバスタ王国の国王ネフェルタリ・コブラを殺害したと報じる。サボは単身、ルルシア王国に潜伏しており、マリージョアで見たことをドラゴン達に報告しようと、電伝虫で連絡を取る。だが、突然ルルシア王国は光の柱に包まれて消失。サボとの連絡が途絶えてしまうのだった。

サボのプロフィール・人物像

名前：サボ
年齢：22歳
身長：187cm
誕生日：3月20日
出身：東の海 ドーン島 ゴア王国

CV：古谷徹、竹内順子（幼少期）

サボとは尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する革命軍幹部で、エースと同じくルフィの義兄。エースの死後、復活した悪魔の実メラメラの実を食べ能力者になった。能力者になる前から強力な覇気使いで戦闘力が高かった。
サボが所属している革命軍はルフィの実の父親であるモンキー・D・ドラゴンが総司令官を務めている。革命軍とは打倒世界政府の目標を掲げ、不条理な政治を続ける国々で革命やクーデターを起こしている反政府組織。サボは革命軍で参謀総長を務めている。若いながらも「革命軍No.2」「革命軍最強の男」と呼ばれることもある。
世界最悪の犯罪者と恐れられているドラゴンの右腕ともいえる超重要人物で、10歳の頃からドラゴンに鍛え上げられていると推測すると、相当な力を持っているはず。

幼少期よりルフィやエースとともに野生動物と格闘したり自給自足のような生活をしていたおかげで、革命軍入隊時には既に戦闘に関する身のこなしが体に染み付いていた。また戦闘能力もさることながら、機転が利く頭脳や冷静に物事を見極める能力にも長けている。
元々は貴族階級の親の元に生まれた。しかし両親や周りの貴族たちの日常的な差別意識に耐えきれず、家出。腐った世界を離れ自由になりたいと海賊を目指すようになる。
家出をした先の「不確かな物の終着駅（グレイ・ターミナル）」でエースやルフィと出会う。エースは最初ルフィに厳しい態度を取っていたが、サボは優しく接する様子も見られた。
家出後に巻き込まれた事件により大怪我を負った。以後大人になるまで記憶喪失になる。のちに記憶喪失は治ったが記憶喪失中にエースが処刑され、自分が何もできなかったことをひどく後悔する。
そのせいか唯一の家族であるルフィを今まで以上に大切にするようになった。少し過保護気味に見える部分もあり、ルフィに近づこうとする敵は徹底的に潰しにかかる。
ルフィのためなら「たとえ世界のどこにいても、おれは立場を押して駆けつける…！」とまで発言しており、命を張ってルフィを守ったエース同様、弟を溺愛している。
ルフィやエースなど自分より自由人な人物と行動する際には冷静なまとめ役を務めるが、自分よりもしっかりした人がそばにいるときには誰よりも自由人になる。そのことで一緒に任務を行うコアラやハックに咎められることが度々あった。

サボの能力

悪魔の実 メラメラの実

自然系（ロギア）悪魔の実メラメラの実の能力者である。元は義兄弟であるエースが所持していた能力だったが、エースが死亡したことによって悪魔の実が復活し、サボがそれを食べメラメラの能力を受け継いだ。
自然系の悪魔の実は他の超人系、動物系よりも能力が強い傾向にあり「最強の実」と呼ばれている。
メラメラの実は体を火炎に変え、炎を操ることができる能力。
サボは能力者になって日が浅いため能力を完全には掌握できていないが、メラメラの実を食べたその日のうちにエースの技「火拳」を放つことに成功した。能力者になる前から戦闘能力と実力が備わってたため、能力に順応する時間がかからなかったのだ。
またサボは幼少期から戦闘に鉄パイプを使用している。この鉄パイプにメラメラの実の能力を移し炎をまとわせたり、叩きつけ発火させたりすることもでき、戦いの幅が広がった。
サボの身体能力はとても高いため、メラメラの実の能力を最大限に引き出すことができれば、海軍大将クラスの大物に匹敵する強さになるといわれている。

戦闘スタイル

幼少期は鉄パイプを使って攻撃していたサボだが、革命軍に入って以降の戦闘スタイルの特徴は爪技である。その威力は凄まじく、バスティーユ中将自慢の“鮫切包丁”（さめきりぼうちょう）を左手（指）で受け止め、そのまま破壊。さらに、そのまま右手でバスティーユ中将の顔を掴み「人間の頭蓋骨くらい卵みてぇに握り潰せる!!」とも言い放ち、仮面を粉々に破壊した。とんでもない破壊力を持っていることが分かる。

竜爪拳

竜爪拳はサボが戦闘中に使う武術。
竜の鉤爪のような指の形から繰り出される技は強靭的なパワーを持ち、バズーカを握り潰したり、人間の頭蓋骨を卵のように簡単に割ったりできる。
サボは武装色の覇気を使い、人間離れした握力でこの武術を使いこなしている。
ただ握力で相手をつぶしてしまうということではなく、戦う相手の弱点となる「核」を見抜き一撃で相手を戦闘不能にすることができるという技だ。
この武術の謎は多く、その成り立ちやサボの師匠は明かされていない。

サボの必殺技

竜の鉤爪

中指と薬指の間を空けて指先を曲げる独特の構えから発動する技。名前の通り、竜の鉤爪のように指を変形させ、戦闘相手を掴む。
これで掴まれたものは、人間であっても鉄の塊であっても粉々に粉砕してしまう。

竜の息吹

両手の拳を戦闘相手に当て、その相手の核を突く。すると相手は内側から爆破されたかのように粉砕してしまう。
この技はもちろん人間だけでなく、建物や無機物に対しての使用も有効。
ドレスローザ編の中でサボは戦闘中のコロシアムに対してこの技を使い、リングそのものを粉砕。直接人間たちに手を下さずとも自らを勝利に導いた。

火拳

最強種ロギア系“メラメラの実”の先代であり、サボにとっても義兄弟のエース。コロシアムの賞品となっていたメラメラの実をあっという間に手中に収め自身の能力へとする。
エースの意志を継ぐ者として、メラメラの実の能力者へとなる。能力者になった直後に火拳を放つサボ。扱いは難しいらしいが、すぐに体得する様子からは彼の戦闘センスの高さを伺うことができる。

サボの来歴・活躍