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raspberryのレビュー・評価・感想 (2/3)

三代目 J Soul Brothers / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
9

タイトルなし

2017年に行われた行われた『METRO POLIZ』『UNKNOWN METRO POLIZ』で年間観客動員数1位に輝いた三代目J Soul Brothers.。
今一番勢いに乗っている日本のトップエンターテインメントグループ。2018年に発売されたアルバム『FUTURE』では三代目のJSBシリーズ『J・S・B Dream』、『J・S・B LOVE』、『J・S・B Happiness』新曲4曲を含む計10曲。さらに三代目J Soul Brothersを引っ張るボーカリスト、HIROOMI TOSAKA、RYUJI IMAICHIのソロプロジェクトにちなんでオリジナルアルバムを収録。さらにHIROOMI TOSAKA、 RYUJI IMAICHIは今年からアリーナ規模でのライブツアーを実施して各地方を盛り上げている。
またメンバーも各々個人の活動に専念している。メンバーの山下健二郎は朝の顔『ZIP』のメインパーソナリティーを務める活躍っぷり。小林直己は俳優業やモデル業に力を入れている。岩田剛典は俳優業に力を入れ、引っ張りだこだ。CRAZY BOY を名乗るEllyはHIP HOP ARTISTとしてマイクを持つ。そしてNOTOはアパレルブランド『SEVEN』を開業し連日大忙しだ。
そんな三代目J Soul Brothersは2019年未発表ながら『すごいことをします』と意気込んでいる。楽しみが増えて行く一方です。

ボヘミアン・ラプソディ / Bohemian Rhapsody
7

Queenファンゆえの葛藤

お台場のアクアシティで爆音映画祭として見に行った。
私は元来、クイーンのファンだったので本作には非常に興味があった。
予告動画を見ていたが非常に完成度が高く、何よりカッコいい。あの映像と音響の予告動画は誰もが期待していた作品と言っても過言ではないだろう。

この作品はクイーンの音楽を楽しむ映画ではなく、伝説の男・フレディマーキュリーという人物を描いた作品である。
私はもともと彼らの音楽は大好きだったけど、フレディの背景や、クイーンの背景、つまり数ある名曲たちがいかにして彼らから生まれたのか、ということを知らなかったので、その点は非常に面白かった。

世界中から「伝説の男」として拝まれる彼は、実は非常に繊細で純朴な心の持ち主だというのが見てとれる。
「somebody to love」の歌詞、「Can anybody find me somebody to love」も、フレディの心の叫びから作られた曲なのだと、映画を観終わって初めてわかった。

そしてやはり印象的なシーンはラスト20分。あの伝説的なライブ・エイドの完全再現だ。あの映像の圧倒的なスケール感は映画館でないと味わえない。驚嘆すべきはラミ・マレックのフレディへの観察眼とリスペクトだ。まるで本人がいるようだった。

だがしかし、あくまでも「ようだ」なのだ。
確かに素晴らしい迫力と再現度には脱帽だ。しかし、厳しい言葉になるが”コピー”にすぎないのだ。
Queenをフレディを好きでいればいるほど、この違和感に悩まされる。長年のファンからすれば嬉しい映画化だったかもしれない。しかし、心になんとも言えぬシコリが残るのも事実である。
まあ、Queenをよく知らない人がこの映画をきっかけでQueenが好きになってくれればこれほど嬉しいことはないだろう。
そして映画鑑賞後は是非、YouTubeで本物のQueenを体感してほしい。

B'z / ビーズ
8

いつまでもカッコいい

私は初めて、高校生の時にB'zのCDを買い聞きました。
最初はそんなにはまらなかったのですが、1度ライブを見に行こうと思い、友達と見に行きました。すると、むちゃくちゃ生で見るとカッコ良く、また音もCDとは勿論違い、迫力がすごくて感動しました。それ以降 B.zの大ファンになり毎年ライブに行くことになりました。
当時はお二人もまだお若く、影響を受けたことも沢山ありました。現在も50を越えるというのに、いつまでも若々しくカッコいいので未だにファンです。こないだ、久々にライブに行ったのですが 昔と変わらずカッコ良かったです。これからも そしていつまでもカッコいいB.zであってほしいです。
最近は歌もまたよくドラマやCMに使われているので 近いうちにテレビに出ることもあると思うのですが それが今はすごく楽しみです。早くまたカッコいいB.zを見たいものです。
日本ナンバー1ロックバンドとして、これからも日本だけではなく 世界のB.zになってきたらいたいと思っています。

レ・ミゼラブル / レミゼ / Les Misérables
10

これは原作の良さなのか?リメイクの勝利なのか?どちらにせよ文句なしの名作映画。

ヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル(ああ無情)」を原作としたミュージカルの映画化。こういうのを三次制作というのでしょうか。元作品がどちらも名作なので、この映画も外れようがないと思って観に行きましたが、期待以上の出来でした!
「夢やぶれて」「オン・マイ・オウン」「民衆の歌」といった名曲は、曲そのものもそうですが物語のヤマとなるシーンに使われていて余計に印象的。特に何度も繰り返し歌われる「民衆の歌」は感動で涙が止まりません。TVで放送されたのを録画して何度も見返してますが、その都度泣く自分…。本当にいい映画って、何回観ても良いものなんだなぁと思いました。

「レ・ミゼラブル」の映画化は2回目らしく、私は前作を見ていません。ですのでこの映画独自の良さと言っていいのかはわかりませんが、ミュージカルにありがちな「唐突に歌が始まり、終わったら普通の劇に戻る」といったことがなく、終始登場人物が歌い続ける一つの音楽作品になっています。
ジャン・バルジャンとジャベール警部の剣闘シーンでは(ここ大好き!)、歌い手同士の掛け合いが見事に演技に取り込まれており、最後まで違和感なく観ることができました。ミュージカルという作品の性質上字幕版しかありませんが、吹き替え派の人も是非一度ご覧ください!

リーガルリリー
10

不思議な世界観を持つ次世代ガールズバンド リーガルリリー

リーガルリリーは、たかはしほのか(G,Vo)、ゆきやま(D)、海(B)で構成されるがガールズバンドである。作詞作曲をたかはしほのかが行い、その世界観は他のバンドとは一線を画すものである。ゆきやま、海の力強いサウンドも注目に値する。
「リッケンバッカー」は彼女たちを広く知らしめた曲の一つである。音楽を愛する彼女たちだから奏でることのできる楽曲であるとともに、ロックを尊敬するギターサウンドも見逃せない。この曲が収録されているのは1stアルバム「the Post」である。
2ndアルバムの「the Raido」の中の「the tokyo tower」という曲は極上のミディアムバラードであるセンチメンタルでありながらも、力強く、哀しくも生き続ける苦悩が描かれているのではないか。
3rdアルバム「the Telephone」もまた素晴らしい。このバンドはどこまで成長するのか、むしろこの音楽たちは成長というより生まれてくることが運命だったかのような感覚に陥る楽曲ばかりである。「スターノイズ」では、曲の歌詞、サウンドはさることながら、構成が素晴らしい。Cメロが終わった後の静まりかえる中で、たかはしほのかの声とギターの混ざり合いが不思議な国に迷い込んだのではないかと錯覚するほどである。

Wii Sports Resort
9

スポーツが苦手でも雰囲気を楽しめる

本当に簡単な運動をしたい人、軽く体を動かしたい人、運動が苦手な人でも楽しんでスポーツできるゲームです。
タイトルにリゾートがついているだけあって水上スキーやカヌーこぎなどの水系のスポーツも出来ます。
剣道や卓球などはリモコンを竹刀やラケットに見立てて運動する事になるので、本当のスポーツと同じ程度の運動量が必要になります。卓球は特に自分が卓球をやっている感覚で楽しめます。
また激しい運動だけではなく、手を動かすだけでバランス感覚を鍛えるような物もあります。スカイダイビングなどがその例で、スカイダイビングの疑似体験は出来ませんが、バランスを鍛えたり、激しい運動の間に挟みこむ事で良い休憩時間になります。
難易度も選べるので自分のペースで行うことが出来るし、多数のスポーツ体験が出来るので飽きません。
スポーツによっては対戦を行う事も出来るので、家族や友達同士で楽しめます。
一つのスポーツに対して何種類かの項目があります。バスケットボールは試合バージョンとフリースローバージョンがあるみたいな感じです。同じスポーツだけやり続けても飽きが来ないのは良いポイントです。
ただし本当にゲームとしてスポーツを楽しむ感じなので、運動が得意で本格的なスポーツをやりたいと思っている人には物足りないかもしれません。気軽に体を動かしたいという人にはピッタリです。

ふぞろいユモレスク
7

シュールな笑いがツボになる「ふぞろいユモレスク」

漫画アプリ「GANMA!」で配信されている漫画。登場人物が大半コミュ障の学園ほのぼのシュールコメディーで、2018年10月16日現在で24話まで掲載され、23話まで無料会員にも配信されています。

GANMA!にて、2014年から2017年まで連載されていた「おとぎのファルス」の作者・九目さん2作目で、今作はソーセージくんのようなファンタジー要素は現時点で皆無となっています。前作同様にクスッと笑える作品になっており、シュールといっても非現実的な要素はあんまり無い感じです。登場人物の言動や背景描写で思わず笑ってしまう部分が多いです。

高校1年でコミュ障かつ塩対応で逃げ腰なヒロイン・雁野あゆむと高校2年で文芸部長かつ学業優秀の一方でコミュ障、人を叱ると数日休むほどの豆腐メンタルであだ名が「ダークネス」の影山アオジ、雁野の先輩で自称「息するだけで彼女ができる」レベルのイケメンで、リア充なのに性格が残念な影山のクラスメート阿比聡といった、ちょっとずつズレている3人をメインに話が展開されます。

文芸部員でガサツな小桜、迷走する会話のキャッチボールの修正担当である五色、気弱でノラ猫などに弁当を奪われる鳩川、失言により雁野らに枯れ専でドMの誤解を受けている高校3年の黒歌先輩、唯々見た目が濃い雁野のバイト先の店長など、周辺人物もキャラの濃い人物が多いのも魅力の一つです。

ワイルド・スピード SKY MISSION / Furious 7 / Fast & Furious 7 / Fast 7
8

タイトルなし

2015年に公開された驚異のカーアクションが見どころの人気シリーズ「ワイルドスピード」の第7作目です。
4作目MEGAMAXから段々顕著になってきている、車によるハチャメチャなアクションシーンは本作のスカイミッションのタイトル通り車が空中から落下するシーンを連発する無茶ぶりとなっていて、逆にこのツッコミどころ満載の脳筋展開が「いつものワイスピ」で安心感(?)を得られるようになってきました(?)。
本作では新たにドミニクのファミリーに加わりストーリーでも鍵を握る女性ハッカー・ラムジーと秘密組織を率いるミスター・ノーバディと言った新キャラ達が多数登場しますが、注目的には本作最大のヴィラン・デッカード役でジェイソン・ステイサム氏が初参戦し更に脳筋度に歯車をかける形に(笑)、今作では沈黙な悪役だったデッカードが次回作で何故にあのような陽気なキャラになってしまったのかという新たなツッコミどころが…(ステイサムの知名度的にか?)(笑)。
全体的に今作もワイスピらしい痛快アクション娯楽作として仕上がっていますが、ファンや制作陣にとっては長年もう一人の主人公ブライアンを演じてきたポール・ウォーカー氏が本作の完成を前に交通事故で他界してしまうという悲しい出来事が起こり、(その際残ったブライアンのシーンはポール氏の2人の弟が代役を務める形になった)、そういった意味ではワイスピを愛した人たちには忘れらない作品となり、ラストのブライアンのもとを去る事を決意したドミニクとブライアンの最後のレースはシリーズを観てきた人には涙なしには見られないシーンとなっています。

OCTOPATH TRAVELER / オクトパストラベラー
9

RPGの黄金期を思い出させるゲーム オクトパストラベラー

今作の一番の特徴は昔ながらのドット絵に、HDCGを合わせた綺麗なグラフィックである。
ドット絵でありながら雪国や荒野、森林等のロケーションを見事に表現できていて、思わず立ち止まって景色を眺めてしまうほどだ。
ゲームシステムは、8人いる主人公の中から最初に一人を選び、旅をする中で他の仲間と合流していく形になっている。
誰を最初に選んでも一周で全員のストーリーを楽しむことができるのは有難い。
それぞれのキャラクターには固有アクションがあり、CPUに対して試合を申し込み1対1で戦ったり、誘惑して一時的な助っ人にしたり、
CPUの持っているものを買い取ったり、CPUの素性を探ることもできる。
この固有アクションは単に冒険の手助けになるだけでなく、CPUの生活等が垣間見え、オクトパストラベラーの世界をより魅力的なものにしている。

バトルシステムはシンプルだが奥深く、爽快感がある。
敵はいくつかの弱点を持っていて、たとえば剣や弓、炎や風等敵によって様々である。敵の弱点を突くと単に大ダメージを与えられるだけでなく、
敵毎に設定されているシールドを削ることができ、そのシールドを0にすると相手は次のターンまで動けなくなるうえに無防備になる。(ブレイクという)
こちら側にはブーストと呼ばれるポイントがあり、このポイントを消費することで1ターンに複数回攻撃を行えたり、より大きなダメージを与えることができる。
ブーストとブレイクの駆け引きが面白く、敵を素早くブレイクするためにブーストを使うのか、敵の攻撃を耐えつつブーストをためて、
ブレイクした後に一気に畳みかけるか等の選択が常に生まれるため、飽きないものになっている。

ストーリーはよく言えば王道だが、少しチープでありきたりにも感じてしまう。
キャラクターは魅力的だが、ストーリーがキャラクターを充分に活かせていない部分は感じられた。
また、2Dでありながらテンポが少し悪く、冗長に感じる部分もある。

オクトパストラベラーは完璧ではないが、現代における2DのRPGとしては最高だと思う。
これをプレイしてからドット絵の新作RPGが再び遊びたいと思うようになったほどだ。昔のRPGが好きなら強くお勧めしたい。

テイルズ オブ エクシリア2 / Tales Of Xillia2
9

借金が鬱陶しいけど、他は素晴らしい

主人公のルドガーが、借金を返すために仕事を頑張る話です。
仕事として分史世界を破壊します。
ストーリーを進めるには、借金を返済しなければなりません。これが鬱陶しいです。世界を歩き回るということはあまりなく、マップも小さく、借金で尺稼ぎしている印象を受けます。また、キャラクターごとのエピソードがあるのですが、これをしなければかなり短い話になると思います。
キャラクターエピソードはかなり作りこまれており、特に、ジュードやミラのキャラクターエピソードはおすすめです。ジュードがミラに対する気持ちを恋と気づきます。
もちろん、本編のストーリーは素晴らしいです。主人公のルドガー、ヒロインのエル、主人公の兄のユリウスなど、重大な役割を持っている者たちがどんな結末を迎えるのか、引き込まれます。
ルドガーは銃、剣、ハンマーを使え、ハンマーでは回復わざもできます。また、剣を装備したときのルドガーのスピードはジュード以上かもしれません。
エンディングは複数に分岐します。とあるルートでは仲間たち全員と戦います。1人対複数という、敵の気持ちがわかります。
ほとんどのエンディングで、ルドガーは不幸になります。泣ける話、しんみりする話が多いです。

いぬやしき / Inuyashiki
9

知ってる街が吹っ飛んでる…!

生身で空を飛ぶとこんな感じなのかなー、というシーンがたくさん出てきます。
宇宙人によって機械の体に変えられてしまったのが初老の男(犬屋敷)と少年(獅子神)でしたが、彼らはその体と凄まじい力を得たものの、それぞれの思いから真逆な方向に進んでいってしまいます。守るものと壊すもの。ことに獅子神の悲しみ、絶望は大量殺りくへと向けられてしまい、そんな彼を思うがゆえに助け、そしてかばって哀しい結末を迎える同級生を二階堂ふみさんが演じています。
最初、彼女とはわかりませんでした。それほど地味で、オーラを消した状態のお芝居を見せてくれていましたが、獅子神と空を飛ぶ時の絶叫で「あ!」とわかる感じ。シアワセとは言い切れなかった彼女の小さな恋は、獅子神のちいさなやすらぎになれたのかどうか…本編で、そのシーンは最も切なく、悲しいものとなっていました。
さて、機械の体を使ってフルパワーで暴れまわる獅子神と、それを押しとどめようとするいぬやしきですが。その対決シーンは新宿の街をぼこぼこに吹き飛ばしています。ヘリコプターを吹き飛ばすアクションの凄まじさは佐藤信介監督ならではのお得意分野だけあって、凄まじい迫力とカメラワークでした。

サンリオ男子 / えすだん / Sdan / Sanrio Boys
6

最終的な劇のストーリーがわかれば尚良かった

平凡な男子高校生が、イケメンで女子人気の高い4人の仲間とサンリオキャラクターを通じて仲良くなっていく話です。男の子が沢山登場し、イケメン達が一つの目標に向かって突っ走るという要素と、サンリオの様々なキャラクターやグッズが話の中に登場するという部分は女性人気が出る作品だと思います。
また、男子でもサンリオのキャラクター好きでも良いじゃんという考え方なので、人に言いにくい趣味や可愛い物が好きだったりする男の子が見ると勇気を与えてくれる作品だと思いました。
キャラクターや話の全体的な内容は悪くないと思います。キャラクターも個性があります。1話から最終話までのアニメを視聴して一つ残念だったのは、最終話であまりミュージカルの内容に触れられなかった事です。サンリオのキャラクター達が輝くように、自分達もキラキラするため、文化祭でミュージカルするのが皆の目標でした。
準備期間の衝突だったり、本番に至るまでの葛藤と本番のラストで主人公に対して他のメンバーが仕掛けたサプライズというのはしっかりと描かれていましたが、実際にミュージカルの内容がどんなだったのかは少し触れる程度でした。本番に至るまでの経緯が一番大切だとは思いますが、主人公達がこだわって頑張って作り上げた作品なので、最初から最後まで見たかったです。

プリンシパル
9

映画となったプリンシパル、現在コミックも期待以上の面白さです

邦画「プリンシパル~恋する私は主人公ですか?~」は主演が黒島結菜さん、ジャニーズWESTの平野紫耀さん、高杉真宙さんと豪華なキャスティングで話題になっています。この映画の原作となったマンガの作者はヒットメーカーのいくえみ綾さんです。クッキーという集英社発行の月刊誌で連載されていて、2014年に大好評のうちに幕を閉じました。ちなみに原作にはサブタイトルはついていませんでした。
お話の始まりは、主人公の住友糸真が東京の女子高で友人からハブられたことが原因で、両親の離婚以来、別々に暮らしていた実父を頼り、札幌の高校へと転校してくる、というものです。これがありそうでなさそうというか、先の展開も中々読みづらいですがとても面白かったです。
かわいらしいボブカット、おとなしそうに見えてわりとハッキリ言う時は言う住友糸真、クラスメイトでご近所同士、糸真の父が飼っているラブラドールレトリバーのすみれをかわいがっている縁もある桜井和央、和央の幼なじみの館林弦、転校してきたばかりの糸真に愛想のよい笑顔で話しかけてくれた国重晴歌、それに和央の年の離れた姉で高校の音楽教師である弓を中心にストーリーは展開します。
おまけに現在は独身である糸真の父と、母1人息子1人の家庭である和央の母といった大人のキャラクターも活躍します。原作を読んでいて、はじめはふわふわした雰囲気の和央が人気あったのですが弦が髪の毛を切ってとてもカッコよくなったことが印象的でした。本作は映画を観た方にもおすすめしたいです。

ゴールデンカムイ / Golden Kamuy / 金カム
8

タイトルなし

ゴールデンカムイは、日露戦争直後の北海道で莫大な金塊を巡って繰り広げられる戦いが描かれます。
ダイナミックな戦闘とギャグ、アイヌの豆知識と北海道グルメ情報が楽しめます。
特に作品に登場する敵も味方も粒ぞろいの個性的なキャラクター達が非常に魅力的です。

そのキャラクターの中でも敵か味方か判断がつかない謎の男、「尾形百之介」が人気を集めています。
第7師団歩兵第27聯隊に所属している上等兵であり、類を見ない狙撃の腕を持つクールな青年だが
主人公グループに属しつつ「裏切者ではないか?」という疑いをかけられながらも共に行動しています。
彼は過去には父の妾であった母親を毒殺し、腹違いの弟を戦争にまぎれて殺し、最終的に愛情と認知を求めたはずの父親すらも殺してしまうという、おそろしいバックボーンを背負っています。しかし、おちゃらけた主人公達と共に行動していくうちに別の面が見えてきて、ギャップが魅力的なキャラクターです。

北海道の厳しい寒さ、狼や熊、鯱などのダイナミックな動き、銃や砲撃、そして主人公杉元や尾形を始めとするキャラクター同士の激しい戦闘など、そのどれもが見どころ満点です。

宇宙よりも遠い場所 / よりもい / A Place Further Than The Universe
10

南極を目指す女子高生たちの青春ストーリー

ノーゲーム・ノーライフの制作スタッフが手掛けるオリジナルアニメーション。
何かを始めたいと思いながら中々一歩を踏み出すことができない、女子高生の玉木マリことキマリが、南極を目指す少女の小淵沢報瀬や、高校を中退し大学受験に励む三宅日向、北海道在住の美少女タレント・白石結月たちと出会い、南極を目指す青春ストーリー。
この作品は文部科学省、国立極地研究所、海上自衛隊、SHIRASE5002(一財)WNI気象文化創造センターらの協力のもと制作されており、女子高生が南極を目指すという一見ファンタジー感があると思いきや、徹底した取材によってリアルな描写が描かれている。ストーリーも然る事ながら、シンガポールの街並みや南極の景色がとてもリアルに描かれており、きれいな背景となっている。
それぞれが何か問題を抱えつつ時にはぶつかり合い、切磋琢磨し、周りの大人たちに支えられながら成長していくというストーリーが視聴者として何か一歩踏み出したくなるようなアニメです。是非たくさんの方々に見た頂きたいです。

CRAZE
8

知る人ぞ知るバンド

CRAZEというバンドが90年代後半にデビューしました。
BOOWYとX JAPANを足して2で割ったような雰囲気を持っており、BOOWYもXも大好きな私にとっては奇跡のようなバンドであります。特にお勧めするライブDVDは素敵でアガれる曲が多く、ボーカルの元RASTY-NASTYの藤崎賢一の掠れたセクシーボイスがとってもステキです。この時期は、若干太り気味なのでルックス的には残念なんですが。笑
近年小洒落たバンドが多い中、90年代独特でありながらも古さを感じさせない楽曲と、必死に汗だくで歌う姿に心惹かれます。
売り方を変えれば爆発的に流行っていたと思うのですが、時代は小室哲哉プロデュースの楽曲で溢れかえっていましたので、知らない方がほとんどだと思います。
自分は1992年生まれなので、このバンドを聞いてた人たちはおそらく40代ではないでしょうか。
26の小娘がタイムリーに聞いてきたわけでもないバンドにかなりハマっている所からわかると思いますが、好きな人は好きだと思います。
知るキッカケがないと自分も知らないままのバンドだったと思いますが、ファンの方の中では結構プレミアなライブになっているみたいです。
Youtubeとかでも見れるので是非鑑賞して欲しい作品です。

となりの妖怪さん
10

久々に面白いと思った作品

マンガ大賞をとったBEASTERSは、「もし人間の世界のように動物が生きていたら」という世界だったが、こちらの「となりの妖怪さん」は、「人間と一緒に妖怪が普通に暮らしている世界」を描いている。
彼らは人間と同じように生きていて、他の作品と違って隠れる事もせず、普通に街を歩き、普通にご飯を食べ、学校で人間と一緒に授業を受け、また結婚などもしていたりする。職業も人気タレントや普通の会社員、山の神など多岐に渡り、人間だから、妖怪だからといった隔てもなく、彼らは昔からお互いがいるのが当たり前の世界で生きている。
この本の中で普通の猫が猫又という妖怪になったエピソードがあるのだが、本人が悩みながらこれからの道を模索していったり、生活にうまく適応するために修行などする描写があり、それが人間でいうところの思春期〜大人への段階に似ていたりなどして、人間も妖怪も同じように悩みながら生きていっているのも面白かった。
元はピクシブの連載マンガだったのだが、人気に火がつき、出版になったそうだ。人間と妖怪の交わりを自然に描いている作者はすごいと思うし、絵も万人ウケする穏やかなタッチでハマる人が続出しているという。
今はまだ一巻が出たばかりだが、本作でまだ明かされていない登場人物の過去や、行方不明者の行方、とある人物の恋模様など、気になる展開が多々あり、これからますます目が離せなくなっていくと思う。今までにはないモノの見方をしたこの漫画、買って損はないと思う。

ストレイテナー / STRAIGHTENER
10

ストレイテナーのトリビュートアルバムについて

ストレイテナーが結成20周年、メジャーデビュー15周年を記念した、アニバーサリーイヤーに突入。その第一弾として初のトリビュートアルバム『PAUSE 〜STRAIGTENER Tribute Album〜』をリリース。

トリビュートアルバムはバンドが参加アーティストや選曲に全面的に関与することもあれば、企画としてディレクターなど第三者に一任することもある。今回の場合はストレイテナー側からバンド、アーティストを厳選して依頼。熟慮の末、共に切磋琢磨してきた同世代バンドをメインに、これまでメンバーがプロデュースで関わったり、対バンで繋がったアーティストを選出したそうだ。そして選曲は各アーティストに任せたところ、驚くことに1曲の被りもなく希望する楽曲を11組が担当してくれたのだという。それだけ参加したバンド、アーティストのオリジナリティに幅があるとも言えるし、ストレイテナーの楽曲にもまた幅があるということだ。その他のバンドも現在のようなフェス文化での繋がりとはまた違う、互いのバンドがしのぎを削り合う対バンという形で現在まで信頼を培ってきた同士たちだ。

けいおん! / K-ON! / けいおん!! / K-ON!!
10

けいおんに関して

けいおんというアニメは、第一期と第二期に分かれており、一期は12話、二期は24話程度からなる作品であり、京都アニメーションの代表的な音楽を題材にしたアニメです。あとは、OVAもあったような気もします。

実は絶対音感の才能(持ち主)があるギター担当の平沢唯、ベース担当で、引っ込み思案の秋山澪、ドラム担当かつ、部長の田井中律、キーボード担当の琴吹紬、新一年生として入学してきたギター担当の中野梓からなる、音楽を描いているアニメです。

個人的には、平沢唯というキャラクターと、中野梓というキャラクターを推しており、声優さんで言えば中野梓役の、竹達彩奈さんの大ファンです。

作品を好きになったきっかけは、あまり覚えていませんが、音楽が大好きな方や、アニメを見た事がない人でも、入りやすいアニメーションであり、クールジャパンを推進している日本では、かなりお勧め出来るアニメです。

おおきく振りかぶって / おお振り / Big Windup!
10

野球部が舞台の青春物語

気弱な主人公・三橋廉は入学した西浦高校で野球部に入ります。中学校時代も彼は野球部で、投手をしていたのですが、彼の祖父がその中学校を経営していたため、贔屓で投手をやっていると本人もまわりもそう思っていました。早い話がいじめられていたのです。だから高校で投手経験者だと名乗り出ることにさえ彼は怯えていました。しかし西浦高校の監督である百枝まりあは彼の遅い球の長所をズバッと見抜いたのです。同じくバッテリーを組むことになったキャッチャーの阿部隆也くんも三橋廉の才能に気がつきます。なんと三橋廉は自分なりに的を9分割して練習をしており、指定したところ目掛けて投げることが出来るのです。ただ、暗い中学校時代の自分から脱皮できずに、常にオドオドしています。そして三橋廉が通っていた三星学園の高等部との練習試合が組まれたときにとある事件が起きます。なんと中学校時代の野球部メンバーで、三橋廉とバッテリーを組んでいた男子が意地の悪いことを言ってきて、あまりのトラウマから三橋廉は試合から逃げ出そうとしたのです。しかし、百枝監督の助言の元、阿部くんが三橋廉を落ち着かせることに成功します。2人の絆が、メンバー同士の絆が深まっていくたびに心がなごみます。

リメンバー・ミー / Coco
9

今ここにいる幸せ

主人公ミゲルがふとしたきっかけにより、死者の国へ行くこととなってしまうお話です。
死者の国で出会うヘクターという人物を藤木直人が声優を務めています。
ミュージシャンになることを家族に許してもらいたいと願っているミゲルと、生前はミュージシャンだったヘクター。
二人が一緒に歌うシーンは、本当に楽しそうで、絆ができたような気がしました。
そして、ヘクターと一緒に過ごしているうちに、ミゲルもなついてきて、お兄ちゃんと弟というような感じにも見えます。
ただ、ミゲルは日の出までに、家族の許しを得なければ生きて帰ることができなくなってしまいます。
またヘクターも写真を祭壇に飾ってくれる人もおらず、自分の思い出を持っている人が忘れてしまえば、死者の国からも姿を消すこととなります。
二人とも時間が迫る中で、互いに協力し合いながら目的を達成しようと奮闘していきます。
それぞれが家族との問題を抱えていて、偶然出会い、協力していく。
不思議な縁だなと思いました。
最終的には問題をクリアしていくのですが、そこに隠された真実や、思いを知り、涙しました。
観終わった後、自分も家族を大切にしていこうと、思いました。
それは、今生きている家族だけでなく、亡くなった人に対してもです。
自分が今ここに存在していることのありがたさを感じる映画でした。

戦姫絶唱シンフォギア / Symphogear
7

曲がとにかく良い

急に歌いながら戦うアニメでおなじみアニメの第1期。
今見ると作画は若干不安定で厳しいが、主題歌、挿入歌のクオリティーがとても高く、ツボに入った人ならそれだけで星10になるくらいオススメできる。ちなみに作曲者上松範康氏の代表作は「ETERNAL BLAZE」「マジLOVE1000%」など。アニメ好きなら名前は知らなくてもピンとくると思う。私は特に第1話で披露される「逆光のフリューゲル」が気に入っている。90年代の歌姫・高山みなみと、00年代の歌姫・水樹奈々のハモリが惚れ惚れするほどハマっていてとにかく気持ちいい。放送当時アニメは熱心に追っていなかったが、この曲だけは何度もリピート再生していた。
明るくテンションが上がる曲が多い。BGMも印象深いものが多く、作業用BGMとしてだらだら流すのにもオススメ。

ストーリー自体は王道のヒーローものと言った感じで、熱い展開が多いのだが、台詞回しが独特のせいか、それとも予算的にあまり作画が動かないからか、なんだかツッコミどころが多く、真面目なシーンでも笑ってしまうところが何度かあった。最初はギャグアニメだと思って気楽に楽しむほうがスムーズに視聴を続けられるかもしれない。ちなみに二期に入ると作画は良くなりみんな安定して妙に可愛くなる。

ファイアーエムブレムif / Fire Emblem Fates
8

戦略性が高くて面白いです!

プレイヤーの分身となるマイユニットを豊富なパーツでカスタマイズできるのが楽しいです。もちろんキャラクターの名前も自由に決めることができるので、私は髪型や髪色などを自分に似せたり、他のゲーム作品や、アニメ作品などの好きなキャラクターなどに似せてみたりして楽しみました。
そして、ゲームシステムもとても気に入っています。頭を使わないと進めない戦略性、難易度によっては最終章まで見越して行わなければならないレベルアップや、ドーピングアイテムの使用など、頭を使うゲームが好きな方はとても楽しめると思います。逆にそういったゲームを好まない方には面白くないかもしれません。アクションゲームなどが好きで頭を使うゲームはちょっと苦手な友人は「将棋みたいで難しそう」と評していました。
またキャラクター設定が充実しており、キャラクターの会話も豊富です。ストーリーも濃いめに収録されているので、ストーリーや会話も楽しみたいという方にもおすすめです。

フィフス・エレメント / The Fifth Element
4

キャストが豪華な割にはマイナーな映画

ブルースウィリスやゲイリーオールドマンなど豪華なキャスト陣にもかかわらず、なぜかマイナーな映画です。周りの人に聞いてもタイトルすら聞いたことが無い方が多い作品です。
内容は、他のブルースウィリス主演映画同様どこかで見た感が否めないハデハデなアクション。まぁSFではありきたりな感じです。
地球を襲うエイリアンの目的も良くわからないし、プロローグでのいろいろなやり取りも何のこっちゃか分からない、というか、それいる?って感じです。とにかく色々とさっぱりわからないまま進んでいくのですが、もっともよくわからなかったのは宇宙船撃墜でほぼ消滅したヒロインが蘇生装置で元通りになるところ。その技術があればなんでもありすぎて、緊張感が…(物語中盤で氷付けにしてしまった元上官とそのお連れの方も、その装置で治るのかしら?)
色々と突っ込みどころはありますが、ゲイリーオールドマンの変態的なキャラは見ていて引き込まれるし、ヒロイン役のミラジョヴォヴィッチが初々しく超カワイイので古い映画好きの方には見て損はないと思います。