ふぞろいユモレスク

ふぞろいユモレスクのレビュー・評価・感想

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ふぞろいユモレスク
7

シュールな笑いがツボになる「ふぞろいユモレスク」

漫画アプリ「GANMA!」で配信されている漫画。登場人物が大半コミュ障の学園ほのぼのシュールコメディーで、2018年10月16日現在で24話まで掲載され、23話まで無料会員にも配信されています。

GANMA!にて、2014年から2017年まで連載されていた「おとぎのファルス」の作者・九目さん2作目で、今作はソーセージくんのようなファンタジー要素は現時点で皆無となっています。前作同様にクスッと笑える作品になっており、シュールといっても非現実的な要素はあんまり無い感じです。登場人物の言動や背景描写で思わず笑ってしまう部分が多いです。

高校1年でコミュ障かつ塩対応で逃げ腰なヒロイン・雁野あゆむと高校2年で文芸部長かつ学業優秀の一方でコミュ障、人を叱ると数日休むほどの豆腐メンタルであだ名が「ダークネス」の影山アオジ、雁野の先輩で自称「息するだけで彼女ができる」レベルのイケメンで、リア充なのに性格が残念な影山のクラスメート阿比聡といった、ちょっとずつズレている3人をメインに話が展開されます。

文芸部員でガサツな小桜、迷走する会話のキャッチボールの修正担当である五色、気弱でノラ猫などに弁当を奪われる鳩川、失言により雁野らに枯れ専でドMの誤解を受けている高校3年の黒歌先輩、唯々見た目が濃い雁野のバイト先の店長など、周辺人物もキャラの濃い人物が多いのも魅力の一つです。