タイトルなし
2015年に公開された驚異のカーアクションが見どころの人気シリーズ「ワイルドスピード」の第7作目です。
4作目MEGAMAXから段々顕著になってきている、車によるハチャメチャなアクションシーンは本作のスカイミッションのタイトル通り車が空中から落下するシーンを連発する無茶ぶりとなっていて、逆にこのツッコミどころ満載の脳筋展開が「いつものワイスピ」で安心感(?)を得られるようになってきました(?)。
本作では新たにドミニクのファミリーに加わりストーリーでも鍵を握る女性ハッカー・ラムジーと秘密組織を率いるミスター・ノーバディと言った新キャラ達が多数登場しますが、注目的には本作最大のヴィラン・デッカード役でジェイソン・ステイサム氏が初参戦し更に脳筋度に歯車をかける形に(笑)、今作では沈黙な悪役だったデッカードが次回作で何故にあのような陽気なキャラになってしまったのかという新たなツッコミどころが…(ステイサムの知名度的にか?)(笑)。
全体的に今作もワイスピらしい痛快アクション娯楽作として仕上がっていますが、ファンや制作陣にとっては長年もう一人の主人公ブライアンを演じてきたポール・ウォーカー氏が本作の完成を前に交通事故で他界してしまうという悲しい出来事が起こり、(その際残ったブライアンのシーンはポール氏の2人の弟が代役を務める形になった)、そういった意味ではワイスピを愛した人たちには忘れらない作品となり、ラストのブライアンのもとを去る事を決意したドミニクとブライアンの最後のレースはシリーズを観てきた人には涙なしには見られないシーンとなっています。