真・三國無双シリーズの武将キャラクターまとめ【武器・衣装も紹介！】

孫呉の知将として早世した周瑜・魯粛らの後を継ぐ。孫呉の宿願・関羽からの荊州奪還作戦の総指揮を委ねられ、味方を勝利へと導いた殊勲者である。陸遜を誰よりも評価し目をかけて指導している。また甘寧と凌統の確執を宥め和解を勧める等、分け隔てなく周囲に気を配れる、大きな度量に満ちた人格者でもある。陸遜から呂蒙殿、甘寧からおっさんと呼ばれ慕われている。

正史では、若いころは知性の欠片もなかったとされるが、主君の孫権に諭され一念発起し、知性を兼ね備えた将となり「呉下の阿蒙に非ず」という言葉を生んでいる。日本では「男子三日会わざれば刮目して見よ」と言う言葉で例えられている。武将として強かっただけでなく、占領軍の指揮官としても公正明大であったとされ、荊州を占領した際は微罪であっても罪を犯した自軍兵士を処刑したほどである。

黄蓋（コウガイ）

字：公覆（コウフク）
得意武器：砕棒（サイボウ）
声：稲田徹
一人称：わし
身長：187cm
通り名：練達の宿将

『真・三國無双2』より参戦

孫堅挙兵時以来の宿将。生涯前線で戦うことを生き甲斐とする剛の者。その豪快な物腰は歴戦を戦い抜いた自信を漂わせる。

老境に達しながら筋骨逞しい頑強な肉体を誇り、『6』からプロレス技を使用するようになる。どこからか聞こえてくる呉兵たちからの「将軍」コールを受けながら黄蓋バスターをキメるその華麗で熱すぎる演出は、ユーザーに衝撃を与えた。さらに『6エンパ』から登場した新武器「鉄舟」は、戦場にどこからともなく大津波を引き起こし豪快にサーフィンするというインパクトの塊。一部では「丘サーファー」とも呼ばれている。

正史上では、幼少期に父を亡くし貧しい生活をしていたが常に大志を抱いて文武に励み、孫堅軍に参加。董卓の討伐などに成果を上げ、孫堅の死後は孫策の江東制覇に従った。さらに孫策の早世後は跡を継いだ孫権にも仕えて若い彼を支えた。赤壁の戦いでは曹操軍の軍船に焼き討ちを提案し、偽りの投降を用いて火攻めに成功。しかしその際流れ矢に当たって負傷、身元もわからないまま厠（便所）に放置されてしまったところを同僚の韓当に救われている。

周泰（シュウタイ）

字：幼平（ヨウヘイ）
得意武器：弧刀（コトウ）
声：石川英郎
一人称：俺
身長：200cm
通り名：静かなる刃

『真・三國無双3』より参戦

寡黙な長身の偉丈夫。もとは水賊だが孫策に帰順する。合肥の戦いでは、身を楯にして乱戦の中から孫権を救い出す。冷静で、周囲で起こるほとんどの物事に対して動じることなく対応する。また、徹底して現実主義者でもある。

孫権の側近の将で、負傷してもなおも任を全うする事から孫呉の守護神とも言える人物。そのため随所に傷跡が見受けられているが、同僚らからは「名誉の傷」と褒め称えられている。孫権に絶対の忠誠を誓い、彼の身を常に案じている。無口で必要な事以外話さないため近寄りがたい雰囲気を持つが、冷静沈着に状況を把握できる武将。衣装はシリーズ通して、黒基準で少し赤が入った鎧で身を包んでいる。

『7』では切りつける度にカッコよくマントが棚引き、プレイヤーの中二心をくすぐる。機動力の高さと攻撃範囲の広さ等相変わらず非常に使いやすい。

正史においては、孫権の時代に、江夏の黄祖討伐で功績を挙げたのを始め、赤壁の戦いで周瑜や程普に随って曹操の攻撃を防ぎ、南郡の曹仁攻撃にも参加した。濡須では攻めてきた曹操軍と戦い曹操を撤退させた。平虜将軍に就任し濡須の督になっている。

凌統（リョウトウ）

字：公績（コウセキ）
得意武器：両節棍（リョウセツコン）
声：松野太紀
一人称：俺
身長：187cm
通り名：憎めない皮肉屋

『真・三國無双4』より参戦

父である凌操と共に、孫呉に武将として仕えた。黄祖の軍との戦いの中で、敵軍にいた甘寧に父を殺され、以後、彼を仇として憎む。普段の立ち居振る舞いは皮肉っぽいものだが、忠孝の心は篤い。その心根が彼の武芸を支え、孫呉でも屈指の武将たらしめている。

右目の下にホクロがあり、タレ目でツンデレの皮肉屋。静かに燃える孫呉の闘魂…だったのも当初の話、今はチャラいイメージが定着した呉軍の切り込み勢。『6』ではライダースーツにストールと、一番（三国時代の）中国と関係ない格好をしている。甘寧とのコンビではツッコミ担当。『7』の呂蒙を交えたトリオ漫才でもツッコミを担当してる。

正史では、合肥の戦いにおいて右部督となり、張遼の奇襲により包囲され絶体絶命となった孫権を、部下300人を率いて救出している。孫権が逃れると再び戦場に戻って戦い数十人の敵を討ち取った。孫権は、瀕死の状態であった凌統を手厚く看護させた。凌統は部下が全員戻っていないことに落涙。しかし、孫権は自らの袖で涙を拭い「公績、死んだ者はもう戻ってこない。だが、私にはまだそなたがいる。それで十分だ」と慰めた。

孫策（ソンサク）

字：伯符（ハクフ）
得意武器：大鍘刀（ダイサツトウ）
声：河内孝博
一人称：俺
身長：176cm
通り名：快活なる炎

『真・三國無双2』より参戦

孫堅の長男。自ら武器を振るい闘うことに喜びを感じる、生気に満ちた闘将で、「小覇王」と称された。自由闊達な性格と、分け隔てない人当たりの良さを持つ。幼なじみの周瑜をはじめ、優秀な人材を集めて呉の基盤を築いた。

人間的な魅力に溢れた明朗快活な熱血漢。孫堅亡き後は跡を継ぎ、弟妹や頼れる仲間と共に孫呉の天下を目指し、その快進撃ぶりから「小覇王」と讃えられる。周瑜は義兄弟であり、感情に任せて猪突猛進しがちな自分を冷静に補佐してくれる、かけがえのない親友でもある。最愛の妻・大喬を心から大切に思っている。

堅い台詞回しの周瑜や孫権に比べ、現代調の熱血男の台詞回しである。頻繁に使用する台詞語尾の「〜だぜ」が「〜だズェ」に聞こえる事に定評がある。

正史では、若くして父の孫堅を亡くし袁術の将軍となった。19歳の時、袁術軍に組み込まれていた孫堅の兵1000人余りをまとめて軍を編成し、劉繇を倒して勢力を拡大。その後、袁術の元から独立し大きく躍進するが、建安5年に刺客に襲撃された際に負った傷が原因で26歳で死亡。後に孫権によって長沙桓王と諡された。

孫権（ソンケン）

字：仲謀（チュウボウ）
得意武器：焔刃剣（エンジンケン）
声：菅沼久義
一人称：私
身長：178cm
通り名：雄々しき若虎

『真・三國無双』より参戦

孫堅の次男で孫策の弟。孫策からその治国の才を評される。自身の強さや行動に自信を持てずにいたが、やがて英明な君主に成長していく。

呉の初代皇帝。兄の早世を受け若くして呉の将来を双肩に担うことになるが、父兄の遺した勇将智将達の補佐を受け、最大の危機であった魏との赤壁の戦いで見事大勝利を収める。この経験を経て君主としての類稀な資質が開花し、魏・蜀と並ぶ呉王朝の揺ぎ無い基盤を築くことに成功。曹操をして「息子に持つなら孫仲謀」と称えられるなど、実力を認められるまでに至る。

正史では、とある宴会で、酒乱で有名な孫権はとっくに酔い潰れている部下に容赦なく水をかぶせ、酒を更に飲ませていた。あんまりな光景に気分を害し、無言で立ち去ろうとする張昭を呼び止めると、孫権は「みんなで楽しもうとしてるだけだろ、なんで怒るんだ？」と言い放ったが、張昭に「殷の紂王もそうでしたな」と皮肉を返されて恥じ入り、宴会を中止した。

小喬（ショウキョウ）

得意武器：双扇（ソウセン）
声：嶋方淳子
一人称：あたし
身長：160cm
通り名：無垢なる花

『真・三國無双2』より参戦

橋玄の娘。周瑜の妻となる。姉の大喬とともに、「二喬」と称された美女。無邪気で、やや世間知らずの所があり、戦場へも、周瑜に付き従って遊び気分で赴いている節がある。そのため、戦場でも物怖じしない勇ましさがある。