真・三國無双シリーズの武将キャラクターまとめ【武器・衣装も紹介！】

礼と義に殉じた、当代きっての天才。三顧の礼に応えて劉備に仕える。明晰な判断力と公平無私な言動で、一国を支えるほどの信頼を得た。白い羽扇を手に、戦場に神算を描く。

「臥龍」の異名を持つ天才軍師。礼と義を重んじる丁寧で穏やかな話し方が特徴で、ライバルの司馬懿とは好対称を為す。敵武将に対しても敬意を表すが、君主である劉備との絡みは史実のような「水魚の交わり」を体現したものである。妻の月英からは「孔明様」、弟子の姜維からは「丞相」と呼ばれている。この「丞相」はファンの間での愛称にもなっている。

正史では内政に特に優れていたようである。戦争の指揮や戦術眼に関しては孔明と並び称された「鳳雛」こと龐統や、劉璋を裏切り劉備らを迎えた法正らの方がすぐれていたと評されることが多い（共に蜀の建国以前に死亡し、北伐には参加できなかった）。戦争に関して慎重で、むしろ奇策を好まなかった。ほぼ確実に勝てると踏んだ時にしか攻めなかったため、よく魏延と対立した。

劉備（リュウビ）

字：玄徳（ゲントク）
得意武器：双剣（ソウケン）
声：遠藤守哉
一人称：私
身長：174cm
通り名：大いなる仁

『真・三國無双』より参戦

前漢の中山靖王・劉勝の末裔と称す。義兄弟の関羽・張飛とともに乱世を戦う。情深く義に篤い名君。理よりも感情に走る向きがあるが、その温かい人間性によって多くの人を惹きつけた。

貧家に生まれかつては草鞋売りをして暮らしていたが、義兄弟たちと己の信じる理念の下、仁の道を切り開く為に行動し、最終目標として漢王朝の復興の大義を成そうとする。「大徳」と評されるほど情義に篤く、その度量と人徳によって多くの人間を惹き付けた。一方で義弟たちの死に際しては激しく憤り暴走することも。

演義では、人を見る目がある逸話として、諸葛亮のお気に入りの弟子だった馬謖を見て、「あれはダメ」だと諸葛亮に注意したという。結果馬謖は大言を吐いて失敗し、「泣いて馬謖を斬る」の逸話となる。

正史においては、演義の描写とは裏腹に、軍を動かす事に関してはかなりの才があったようで、庇護してくれた群雄から即座に前線指揮官を任される程。劉表庇護下にはいるまでの彼の立場は傭兵集団の頭目（それもかなり優秀な部類）であり関羽、張飛といった幹部にも恵まれ複数の群雄を渡り歩いた。特に少人数のゲリラ戦や撤退戦など、戦況の見切りが重要になる局面では無類の強さを誇っていた模様。

馬超（バチョウ）

字：孟起（モウキ）
得意武器：槍（ヤリ）
声：服巻浩司
一人称：俺
身長：186cm
通り名：熱き魂の刃

『真・三國無双』より参戦

西涼の有力者馬騰の長男。その武者振りの見事さから「錦馬超」の異名を持つ。感情豊かで情熱的な若武者で、真っ直ぐな性格と、ずば抜けた行動力を持ち、己が信じる道のために槍を振るった。

真っ直ぐな性格と正義感を持ち、己が信じる「正義」の道の為に武を用いる。見事な出で立ちと武者振りから「錦馬超」の異名を持つ。父と弟達の仇である曹操への復讐戦に敗れ己を見失うが、劉備と出会い迎えられたことで大義に生きる意義を見出し、「五虎将」の一人となる。

『6猛将伝』から王異に命を狙われ続けている。父は馬騰。弟に馬休、馬鉄、従兄弟に馬岱がいる。ファンからの愛称は「ヴァモーキ（名乗りのイントネーションで"馬"の部分が一番高い為）」。

正史では、剛力の持ち主で若い頃から勇名をはせていて、張魯の傘下から劉璋を攻めていた劉備を頼って帰順し、劉備が漢中王になると左将軍・仮節に昇進。さらにその後には驃騎将軍・涼州刺史になるが、翌年に亡くなっている。

黄忠（コウチュウ）

字：漢升（カンショウ）
得意武器：朴刀（ボクトウ）
声：川津泰彦
一人称：わし
身長：184cm
通り名：枯れるを知らぬ武人

『真・三國無双』より参戦

老いてますます盛んな歴戦の猛将。老境に達した者が持つ独特の無邪気さと、武人の苛烈さを持っている。弓の名手で、百発百中の腕を誇り、五虎大将に任命されるほどの活躍を見せた。

「神弓」と称される弓の名人で、劉備に感服し魏延と共に帰順し「五虎将」の一人となる。定軍山の戦いでは魏の宿将である夏侯淵を討ち取り、一番手柄を挙げた。老境の域に達した物のみが知る独特の無邪気さと武人としての苛烈さを兼ね揃えた人物だが、自尊心が強く年寄り扱いされることは嫌う。定軍山での因縁から、夏侯淵とは互いにじいさん・若造と呼び合うライバル関係。また、黄蓋の事は孫呉の老いぼれと罵る場面も。

正史においては、元々は荊州を治めていた劉表の武将であった。劉表の死後は長沙太守の韓玄に仕える。赤壁の戦いの後に劉備が荊州南4郡を平定すると、黄忠は劉備に帰順して仕えた。そして、劉備と共に益州に入り、劉備軍の一将として獅子奮迅の活躍をし、その功績が認められて、討虜将軍に任命された。その後の漢中攻めでは法正の指示を受けた黄忠が、背後から夏侯淵を襲い見事に打ち取り勝利を収めた。この功績で黄忠は征西将軍に昇進した。

魏延（ギエン）

字：文長（ブンチョウ）
得意武器：長柄双刀（ナガエソウトウ）
声：増谷康紀
一人称：我
身長：182cm
通り名：異形の仮面

『真・三國無双2』より参戦

淡々と敵を斬り倒していく狂戦士。その強さ、風貌、言行により、敵味方問わず恐れられる。劉表配下だったがその死後、劉備に降った。このとき、反骨の相があるとして諸葛亮が反対するも劉備は受け入れ重用した。

蜀軍でも異彩を放つ異形の猛将。諸葛亮からは冷遇されており、魏延の側も諸葛亮に不満を募らせている。しかし、偏見無く自己を受け容れてくれた劉備には恩義を感じており、劉備の死後も彼の理想とした「仁の世」を実現するために諸葛亮からの命令に従順に従っている。常に恐ろしげな仮面で素顔を覆い、戦場においては野生的な本能を発揮し、肉食獣を想起させる凶暴な武技で敵軍を屠る。

「演義」で自分を斬り殺した馬岱には苦手意識を抱いている（『6』では馬岱に対して「我……オ前……苦手……不思議……」という台詞がある）。

正史においては、劉備の入蜀の際、部隊長として随行し、たびたび戦功を立て、 劉備が漢中王になった際、重鎮の張飛をさしおいて要職の漢中太守となり周囲を驚かせた。この重任を拝命する際、劉備に対し「曹操が天下の兵を挙げて攻め寄せて来るならば、大王のためにこれを防ぎ、配下の将軍が10万の兵でやって来るならば、これを併吞する所存でございます」 と語ったとされる。

関平（カンペイ）

得意武器：大剣（タイケン）
声：中尾良平
一人称：拙者
身長：176cm
通り名：次代の武

『真・三國無双4』より参戦

元は河北の関定の次子。劉備ら義兄弟が合流する時、関定の家に泊まったことが縁で関羽の養子となった。純粋、実直な性格の持ち主であり、その気質と義父である関羽への憧憬から、劉備の軍に参じて後、瞬く間に武芸の腕を高めた。

武芸の腕を見込まれ、関羽に養子として迎えられた。爽やかな好青年で、義理の弟妹達のことも実の家族のように思っている。関羽の境地に少しでも近づけるよう日々休むことなく精進を重ねており、蜀の未来を担う将として嘱望されていたが、陥落する樊城に残り続け、若くして関羽と共に戦死することになる。幼馴染の星彩とは仲睦まじく、『4』では特別な絆で結ばれている様子が描かれていた。

『7』において、義妹・関銀屏とのやり取りでは、彼女の無自覚怪力に対して、度々ツッコミを入れている。天然が強い弟や妹に比べて、彼が関兄弟唯一の良心かもしれない。

正史においては「かんへい」という名で関羽の実子であり、実の兄弟には関興がいる。具体的な活躍としては父に随行して、魏の曹仁と呉の呂蒙等の軍と戦った。そして呉軍に捕縛され父と共に首を討たれた、と記載されているのみ。

龐統（ホウトウ）

字：士元（シゲン）
得意武器：翳扇（エイセン）
声：河内孝博
一人称：あっし
身長：160cm
通り名：おどけた奇才

『真・三國無双2』より参戦