真・三國無双シリーズの武将キャラクターまとめ【武器・衣装も紹介！】

諸葛亮とは同門の出で、臥龍・鳳雛と並び称された天才軍師。おどけて振舞うが、その実、大局を見極め、歯に衣着せずに本質を喝破する。

「臥龍」諸葛亮と並ぶ者とされた天才軍師。「鳳雛（ほうすう）」と称された。「鳳雛」とは「鳳凰の雛（ヒナ）」を指す。道士風の外見で隠者の如く常に顔を隠した、飄々とした趣の人物。君主である劉備に対しても敬語を用いず鷹揚な語り口を用いる。『3猛将伝』では諸葛亮に対抗意識を燃やす様子も見られる。

正史でも演義でも真価を発揮することなく戦死してしまっているが、そのどちらから見ても「彼が健在で諸葛亮を荊州から引き剥がす事にならなければ」とはよく言われる。『三国志』において龐統の伝は、陳寿の評にいわく「龐統は常に人物批評を好み、経学と策謀にすぐれ、当時、荊・楚の地域の人士から、才能に秀でた人物と謳われていた」「魏臣に当てはめると荀彧の兄弟」とあり、曹操腹心の軍師たちに匹敵すると評価されている。

月英（ゲツエイ）

得意武器：戟（ゲキ）
声：笠原留美
一人称：私
身長：169cm
通り名：龍の妻

『真・三國無双3』より参戦

諸葛亮の妻。黄承彦の娘。夫の知略を武勇で支えようと、戦場に立つ女性。また、武芸のみでなく天文から地理・兵法と広く学問に通じ、諸葛亮を陰に日向に支えた。しとやかだが、戦場では凛然と立ち振舞う。

才色兼備で発明の才に長け、虎戦車や木牛などの兵器開発に携わり、夫の深慮遠謀を陰から支え活躍する。諸葛亮と同じく冷静沈着で、夫亡き後の時代のステージにも登場する。最近の無双シリーズでは特に発明家としての色が強く、台詞なども兵器に関することが多い。甄姫とはどちらの夫が優秀かを巡ってよく張りあう。容姿は異国人だったという設定で赤毛の美女。額にはビンディーに似た模様がある。

正史「三国志」においては「黄夫人」とだけ記されている。「黄月英」「黄婉貞」と呼ばれる事もあるが、どちらも後世の創作である。奇抜な発想から様々な発明をして諸葛亮を驚かせたという。特に有名なのが「木牛・流馬」であろう。一般的には諸葛亮が開発したとされるが、黄夫人が発案したとの説もある。その構造や使用法などは謎で、どういった形なのかもはっきりとわかっていないが、一説には現代での一輪車（猫車）やリヤカーのようなものだったという。

姜維（キョウイ）

字：伯約（ハクヤク）
得意武器：両刃槍（リョウジンソウ）
声：菅沼久義
一人称：私
身長：180cm
通り名：龍の跡を継ぐ麒麟児

『真・三國無双』～『4』までと『6』以降に参戦

天水の麒麟児と称された若き将。諸葛亮の後継者として深く信任され、兵法を託される。五丈原の戦いの後、度重なる魏への侵攻の指揮を執った。その実直さと責任感の強さから、斜陽の蜀を最後まで支えつづけた。

元は魏の前線・天水の地で、英明さを知られた若き俊英。母親思いの孝子でもある。蜀の北伐の際、同地で諸葛亮と好勝負を繰り広げた事で彼に認められ、降伏後に直弟子に迎えられた。蜀に帰順後は諸葛亮を深く尊敬するとともに漢室復興の大義に目覚め、敵味方から「麒麟児」と称えられる智将へと成長し、魏に立ち向かっていくことになる。

『6』に続き『7』でも後期の数多くの戦いに登場。特に晋シナリオでは驚異的なしつこさで北伐を繰り返してくる上に、IFシナリオでも最後の最後まで執念でプレイヤーの前の立ちはだかる。また、一部のファンからは「生姜（ショウガ）」の愛称で親しまれている。

正史では、孔明の弟子ではなかったが、軍権を握ってからは孔明と同様に北伐を繰り返した。その後、魏の鍾会が野心を持っていたことを見抜き、これを利用して反乱をおこし蜀を再興しようとするが、鍾会に皆殺しにされるとの偽情報を流された将兵が反逆、鍾会と共に最期を遂げた。『三国志』蜀書姜維伝の注に引く『世語』によれば、魏兵が彼の遺体を切り刻んで胆を取り出したときその胆は一升枡ほどもある巨大なものであったとされている。

劉禅（リュウゼン）

字：公嗣（コウシ）
得意武器：細剣（サイケン）
声：松野太
一人称：私
身長：165cm
通り名：仁を継ぐもの

『真・三國無双6』より参戦

劉備の息子。人間的な魅力で数々の英雄をひきつける劉備の息子として、周囲の人々に期待されてきた。 すぐに行動を起こさずに、熟考して物事を判断する。そのため反応が遅く、過剰な期待を寄せる周囲から暗愚と誤解されることがある。

柔弱で威厳に乏しい外見やマイペースな話し方もあって数多くの人物からは暗愚の印象を持たれがちである。しかし決して無能ではなく、時に核心を突いた鋭い発言も見せる、治世の君主としての器を備えた人物である。守り役である星彩から武術鍛錬を受け、同じ守り役の姜維からは信頼されており彼自身も期待しているが、そんな姜維が無謀な北伐を繰り返す事に関しては懐疑的な反応を見せる。

正史上では、彼の評価は様々で毀誉褒貶激しいが、有能な臣下にしっかりと委任し、劉備の死後60年、諸葛亮の死後30年近く、国体を安息に守ったという点に関しては評価されて然るべきとの意見もある。同世代では呉の皇帝である孫皓が暴君としてさらに有名であり「孫皓のように残虐な振る舞いは行わなかったが、進んで善政を布いたわけでもない」との見方もある。

星彩（セイサイ）

得意武器：盾牌剣（ジュンハイケン）
声：野田順子
一人称：私
身長：165cm
通り名：若き守り手

『真・三國無双4』と『6』以降に参戦

張飛の娘。乱世の只中に生まれ、劉備軍の名だたる武将に囲まれて育ち、自らの意思で戦場に立つことを選んだ。劉備の息子、劉禅を守ることを使命とし、蜀漢の未来を担う。直情的な父に似ず、常に落ち着いていて感情に走らない少女。

直情的な父親とは対照的に冷静で寡黙な美少女。美しい容姿からは想像できない男顔負けの武将であり、蜀の未来を背負うと同時に劉備の嫡子・劉禅の守護を使命としている。武術と兵法の師である趙雲を尊敬している。関平とは幼馴染で、『4』では強い絆が描かれている。スタッフによると、常時感情を押し殺しているので眼に光が入れられておらず、それがより勇ましさを増している。

守り役である劉禅との関係も深く、周囲からは将来は彼の后になると言われている。モデルは劉禅の后である「敬哀皇后」または「張皇后」であることが伺えるが、事実上本シリーズオリジナルのキャラクターといえる。『4』『6』『7』の辞典モードにおいても生没年不詳であり、彼女だけゲーム内の設定のみが書かれている。『7』では兄の張苞も登場したが、次代を担う者として前線に立ち続ける。

馬岱（バタイ）

得意武器：双鉞（ソウエツ）
声：龍谷修武
一人称：俺
身長：180cm
通り名：陽気な苦労人

『真・三國無双6』より参戦

馬超の従弟。曹操に故郷を奪われた後、馬超と共に蜀に仕える。苦労人だが、言動は陽気。諸葛亮の信頼を得、魏との戦いにおいて重要な局面を任される将となった。

馬超の従兄弟で彼を「若」と呼ぶ。曹操に敗れ故郷を追われた後、縁あって蜀に仕えることになる。過去の敗戦や流浪で相当な苦労を背負っているが、飄々とした物言いや人好きのする笑顔はそれらを全く感じさせない。お道化た仕草とは裏腹に武将としての実力は確かで、諸葛亮から姜維同様に信頼を置かれている。ただし、王異などの発言から、裏に何かあるということが察せられる。出身は西涼。

正史の馬岱については、馬超伝、魏延伝にて言及される。『馬超伝』では、馬超の遺言の中で「私の一族はことごとく曹操に殺されてしまい、従弟の馬岱だけが残っております。家の祭祀を継ぐ者として陛下にお託しいたします。」という形で馬岱の名が登場し、続く記述で平北将軍・陳倉侯にまで昇格したことが記される。『魏延伝』では、諸葛亮が病没した後魏延が反逆するが、手勢を失い漢中に逃げ込んだ魏延を楊儀の命を受けて追跡・討伐した人物として馬岱の名が挙げられる。

関索（カンサク）

得意武器：両節棍（リョウセツコン）
声：三浦祥朗
一人称：私
身長：172cm
通り名：天然色男

『真・三國無双6』より参戦