真・三國無双シリーズの武将キャラクターまとめ【武器・衣装も紹介！】

大柄な体格に髭面という見た目からは想像もつかないコミカルな言動と、時折見せる優しさから一部のファンの間で『淵ジェル』というあだ名で親しまれている。正史では、潼関の戦いや涼州平定などに成果を上げた後、漢中の守備を任されて征西将軍となった。しかし漢中奪取を狙う劉備軍との戦いの中、定軍山の戦いにて黄忠に敗北、戦死している。

徐晃（ジョコウ）

字：公明（コウメイ）
得意武器：大斧（ダイフ）
声：山本圭一郎
一人称：拙者
身長：185cm
通り名：廉直なる武

『真・三國無双2』より参戦

知勇に優れた将で、「孫武に匹敵する」と曹操から称えられた。魏の五将軍に数えられる。武の道を極めようとする求道者的な気質を持っており、高い武と徳を備えた人物に対しては、たとえ敵であっても敬意を示す。

やたら「武」を連発する白頭巾の求道者。一人称は「拙者」で語尾に「ござる」や「候」を付ける侍キャラとして描かれている。「武」の本質とは何なのかを追い求める生き様は戦友の張遼と共通しているが、張遼が闘いの中で武の頂を目指すのに対し、彼は「真の武」とはもっと精神的なもの・心の有り様にこそあると考えている。関羽に心服しており、彼を仁・智・勇兼ね備えた武将の理想像と考え、いつかは乗り越える目標としている。

正史では、最初は楊奉に仕えており後に曹操に帰順する。曹操帰順後は官渡以降の主要な戦の多くに参戦し武功を上げた。中でも最大のものは樊城で、歩兵と騎兵5000人を率いてきた関羽を破ったことであろう。この時の戦いぶりは曹操に「わしは古の戦上手な将を数多く知っているが、徐晃のような用兵を見せたものはいなかった。将軍の功績は、かの孫武や司馬穰苴にも勝るものだ」とまで言わしめた。

張郃（チョウコウ）

字：儁乂（シュンガイ）
得意武器：鏢（ヒョウ）
声：幸野善之
一人称：私
身長：194cm
通り名：絢爛の闘士

『真・三國無双2』より参戦

魏の五将軍に数えられる将。紳士的な物腰と艶のある魅力を持つ武人。また、武芸のみならず、書や音楽をたしなむ優雅な面も持っている。

美の求道者で、武技や戦術も芸術の一環ととらえる独特の美意識を持っている。ナルシストな雰囲気を持った独特なキャラクター。美しい…。無双初期から中期にかけてはそのままイロモノキャラとしてみなされることが多かったが『6』や『7』ではその内面の美しさも評価され始め、ネタキャラとしても好人物としても一定の人気を持ち始めている。

張郃の基準によると夏侯淵将軍は「美しい」らしく、『4』『6』では二人で華麗な踊りを披露している。

正史では、街亭での戦いで山頂に布陣した馬謖の失策を正確に突き、諸葛亮の長安進出を阻止。魏国の頓死を止めたとして夏侯惇を上回る領地の加増などの報酬を貰い、後に征西車騎将軍に任命された。231年祁山の戦いで諸葛亮の撤退に、司馬懿から追撃命令を受け出陣したが、孔明の罠により矢を浴びて戦死した。

曹仁（ソウジン）

字：子孝（シコウ）
得意武器：鎖分銅（クサリフンドウ）
声：江川央生
一人称：自分
身長：174cm
通り名：沈着なる盾

『真・三國無双3』より参戦

曹操の従兄弟。夏侯惇、夏侯淵らと同様、曹操古参の将として乱世の只中に身を置く。豪胆にして武芸百般に通じる武人で、曹操からの信任も厚い。礼節をわきまえた穏やかな人物で、争いを好まず、乱世が収束することを願って戦場へと赴く。

堅牢な甲冑に身を固め、質実剛健を絵に描いたような武将。争いを好まず、常に最小の犠牲で戦乱を終わらせるという堅い信念を持っており、故に守勢の戦こそ彼の真骨頂となる。戦闘のスリルを心から楽しむ甘寧とは決定的に相容れず、戦場では罵倒の応酬を演じた。樊城に籠城している自分達の救援の為、命を捨てようとする龐徳には強く心打たれた様子が描かれた。

正史では、曹魏の最古参武将の一人として各地を転戦し、晩年は大将軍・大司馬にまで昇った。若い頃は乱暴者であったが、曹操に従って武将として過去の行為を戒めて、成長した後は厳格に法を遵守し、常に法と照らし合わせて信賞必罰を行なう等、諸将の見本になったとされている。

曹丕（ソウヒ）

字：子桓（シカン）
得意武器：双刃剣（ソウジンケン）
声：神奈延年
一人称：私
身長：182cm
通り名：怜悧なる次代

『真・三國無双4』より参戦

魏王・曹操の息子で、生まれながらにその覇業を継ぐ運命を背負っている。次代を統べるに相応しい才気を持っているが、育った環境と高い知性が、時として冷酷な発言や人を見下すような態度を取らせる。冷静に万事を見極め、己のあるがままに万事に対応することができる人物。

漢の天下を簒奪し魏王朝を成立させた若き皇帝。父から覇気・知性・武略政略・詩才という多くの恵まれた資質を受け継いでおり、また境遇に依存することなく偉大な父を凌駕しようと己を律する知性と冷静さを持つ。妻の甄姫とは史実とは異なり夫婦仲は良い。場面によっては浮いた言葉で愛を囁くこともある。また『6』の頃に企画した人気投票で上位に食い込んだ影響か曹丕関連のグッズも出るようになった。その一つが抱き枕カバーである。

正史での曹丕は父の曹操、弟の曹植と共に「三曹」と後に称えられる、文人としての顔も持っていた。また、文学を国家レベルで保護しており、中国史上初の文学論評である「典論」を編纂している。現存する最古の文学論評である論文では「文章は経国の大業にして、不朽の盛事なり」とその効用を極めて高く評価している。

甄姫（シンキ）

得意武器：多節鞭（タセツベン）
声：住友優子
一人称：私（わたくし）
身長：164cm
通り名：麗しの華

『真・三國無双2』より参戦

傾国の美女。肌は玉のごとく、美貌は花のごとし、と讃えられる。袁紹の次男・袁煕の妻だったが、曹操が冀州を攻め落とした際に、息子の曹丕が見初めて妻にした。歌や音楽を愛する雅やかさと、他者にこびることない凛とした美しさと、厳然たる気風の持ち主。

自らの美貌には絶大な自信を持っている。凛とした意思の強さを持ち、自らも戦場に出て夫を支える。曹丕には「甄」と呼ばれ、逆に曹丕のことを「我が君」と呼んでいる。蜀の月英をライバル視しており、顔をあわせるたびに女のバトルを繰り広げたりもする。敵をキックや往復ビンタでたたきのめす様子はまさに女王様に相応しい。

正史においては、曹丕に寵愛され、息子の曹叡と娘の東郷公主を産んだ。しかし曹丕からの寵愛は次第に薄れていき、郭貴人や李貴人・陰貴人に移っていった。更に山陽公の二人の娘たちが入内したこともあり、悲嘆した甄氏は曹丕に対して恨み言を述べた。これが曹丕の勘気に触れ、黄初2年6月に死を賜った。『漢晋春秋』によれば、死を賜った甄氏の遺体に対して、郭氏は彼女の整えた髪を掻き乱し、その口には糠を詰め込み棺桶にも入れられずに葬られた、としている。

蔡文姫（サイブンキ）

得意武器：多節鞭（タセツベン）
声：吉川未来
一人称：私
身長：165cm
通り名：憂いの才女

『真・三國無双 MULTI RAID 2』より参戦

後漢の議郎蔡邕の娘。才女の誉れ高く、音律にも通ずる深窓の麗人。乱世の混乱の中、騎馬民族の匈奴に連れ去られるが、これを憐れんだ曹操の手によって助けられた。物静かで儚げな物腰の内に、聡明さと芯の強さを秘めている。

女性武将の中でも一番おしとやかな衣裳で落ち着いた大人の女性としてデザインされているようである。月をイメージした衣装デザインが特徴的。音楽に高い才を持ち、台詞の節々にも音楽に通じるものがある。一時は匈奴に連れ去られて子まで儲けていたが、曹操が彼女の才を惜しみ財宝を対価として支払うことによって、中国に帰還させられることになる。