真・三國無双シリーズの武将キャラクターまとめ【武器・衣装も紹介！】

呉の若き水軍大都督にして不世出の将帥。呉の命運を賭けた赤壁の戦いでは指揮官として活躍し、勝利を齎した。孫策とは親友にして義兄弟であり、共に天下統一を実現することを生涯の夢としている。親友が早世した後は、弟君の孫権にその夢を託し全力で彼を補佐。妻の小喬を深く愛しており、それが赤壁の戦いを決意した要因の一つでもある。諸葛亮に敵意を燃やしており、彼への対抗意識が時に冷静な判断力を鈍らせることもある。

京劇では、「美周郎」というあだ名の通り古来から二枚目が演じる役とされており、眉目秀麗な英雄としてのイメージが定着している。正史においても、知略・武略に優れており、その才能は曹操や劉備からも恐れられるほどであった。実際に曹操は蒋幹を使者として周瑜の引き抜きを図り、劉備は孫権に虚言を述べて、孫権と周瑜を離間させようとしたようだが、いずれも失敗に終わっている。

陸遜（リクソン）

字：伯言（ハクゲン）
得意武器：双剣（ソウケン）
声：野島健児
一人称：私
身長：171cm
通り名：若き知勇の炎

『三國無双』より参戦

思慮深く、常に誠実を旨として振舞う清廉な将。呂蒙と協力して関羽を撃破し、荊州の奪還に成功。
さらに夷陵の戦いでは大都督として呉軍を指揮し、策をもって劉備率いる蜀の大軍を破った。少年のような快活さと、機知に富んだ聡明さを併せ持っている。

呉軍の若き俊英。その才能を孫権に認められ、義弟である関羽の復讐に燃え呉に侵攻してきた劉備の蜀軍撃退の総指揮官に任命される。赤壁に次ぐ第二の国難ともいうべき夷陵の戦いにて智謀を駆使し勝利に貢献、一躍天下にその名を轟かせた。古参の周瑜・呂蒙のみならず、時に敵対する立場の蜀の軍師・諸葛亮をも先生と仰ぐ謙虚で慎み深い人物。

いずれの作品においても火矢を放ったり、部下に火矢を撃たせたりといった火計を使用する描写があるため、ファンから親しみを込めて「放火魔」と呼ばれている。

正史では、孫権は陸遜を大都督に任じている。夷陵の戦いでは、荊州を取り戻すために侵攻してきた劉備軍の伏兵を見破り、さらに火攻めなどで攻撃し、劉備軍を壊滅させ、劉備を白帝城に敗走させた。この功績により、陸遜は輔国将軍・荊州牧・江陵侯となっている。

孫尚香（ソンショウコウ）

得意武器：圏（ケン）
声：宇和川恵美
一人称：私
身長：167cm
通り名：尚武の姫君

『三國無双』より参戦

孫堅の娘。明るく快活で、負けず嫌い。武芸にも秀で、戦場では真っ先に敵陣に突っ込んでいく勝気な性格。その武技と容姿の美しさから、「弓腰姫」とあだ名される。

活発で負けず嫌いな性格をしており、自ら進んで戦場に出陣して、父や兄たちの役に立とうと考えて行動する。戦場でも真っ先に敵陣へと乗り込む武勇を持ち、「弓腰姫」と称される。『6』では『5』より少し短めの髪型になり、快活な印象が増した一方、姫君らしいアクセサリーや花飾りをあしらい、年頃の女の子らしい衣装となった。『7』では年頃の御転婆な姫君を描くために、ヒラヒラのスカートを履いた衣装となっている。

正史においては、気性は激しく武芸を好む女性である。孫権が劉備との友好関係を作るために嫁がした際に、孫尚香の寝所の前には彼女が引き連れてきた侍女数百名は、皆武装して直立していた。その為劉備は奥に入るたびに恐怖していた。また、演義で描かれているほど2人は特別に仲が良かった訳ではなかった。そして、劉備が益州を平定した後に、孫尚香は呉に帰国している。

甘寧（カンネイ）

字：興覇（コウハ）
得意武器：鎖鎌（クサリガマ）
声：北谷彰基→三浦祥朗（2以降）
一人称：俺
身長：181cm
通り名：磊落の侠

『真・三國無双』より参戦

腰に鈴をつけていたことから、「鈴甘寧」と呼ばれる。竹を割ったような性格の快男児。劉表、黄祖に従うが、重用されず、呉に身を寄せた後は赤壁や対魏戦で活躍した。短気で喧嘩っ早いが、面倒見がよく、部下から慕われる。

孫呉において「魏の張遼に対抗しうる」と讃えられる猛将。水上戦の妙手で、荒くれ者だが侠気に富んだ好漢。元は水賊の長で、黄祖に仕官するも冷遇され、敵側の孫呉に馳せ参じる。肌を露出したデザインが多く、毎回刺青が入っている。水賊気分の抜けなさから軍の秩序を乱す自由気儘な独断専行が多く、孫権も頭を悩ませていた。しかし「おっさん」と呼んで慕う呂蒙の薫陶の甲斐があり、次第に「武将」として開眼する。

自分を父親の仇として深く憎む凌統からたびたび敵意を向けられるが、次第に彼とも信頼を築いていく。

正史では、若い頃より気概があって遊侠を好み、不良の若者を集めて武装させ彼らの頭領となった。仲間達は皆羽飾りを背負い鈴を常に携えていたので、民衆は鈴の音を聞いただけでそれが甘寧一味だと分かったという。派手な装いで外出し、陸路や水路を闊歩した（『呉書』）。人に出会った時は、地方の長官だろうと自分達を盛大に歓待させ、そうしない者には手下を使って財産を奪わせたという。

孫堅（ソンケン）

字：文台（ブンダイ）
得意武器：九環刀（キュウカントウ）
声：徳山靖彦
一人称：俺
身長：182cm
通り名：猛き虎の魂

『真・三國無双』より参戦

孫子の末裔とされる。落ち着いた明るさを持った勇将。聡明な君主、勇猛な将、優しき父と、多くの顔を併せ持っている。水賊退治で名を成した後、黄巾討伐で活躍し、長沙の太守となる。反董卓連合軍では先鋒を務め、洛陽への一番乗りを果たした。

孫策、孫権、孫尚香の父であり、ユーザーからの愛称は「堅パパ」。孫子の末裔という点が強調されている。海賊退治、黄巾の乱で評価されて長沙の太守になるが、元々の出自の悪さからかたびたび諸侯から「田舎者」と揶揄される。性格は家族思いで、君主としての器を示すかのようにおおらかであるが、武に燃える熱き魂を持った漢でもある。その為、良く突出して自ら危機に瀕する事がしばしばある。

正史上では、人柄が良かったのか、江東一帯を鎮圧していた際に色々な県の次官を勤めたが、どこでも評判は良く、役人も民衆も孫堅になついたそうだ。清代の『四庫全書』の記載によると、孫堅は春秋時代の兵家であり、兵法家として名高い孫子の兵法で知られる孫武の子孫と伝えられているが、彼の父を初めとして、どのような家柄の生まれであったかは不明である。

太史慈（タイシジ）

字：子義（シギ）
得意武器：双鞭（ソウベン）
声：掛川裕彦
一人称：俺
身長：190cm
通り名：不屈の闘志

『三國無双』より参戦

一本気で義理堅い性格。かつて母が世話になった恩を返すために、北海太守・孔融の危機を救った。
のち劉繇に仕えるが、劉繇が孫策に敗れると孫策に帰順した。義によって己の武を振るい、武によって義を果たすことを自らの道と考えている。

孫策と一騎打ちの末、孫呉の一員として活躍する猛将。敵に対して「砕く」または「打ち砕く」といった表現を好む。信義に篤い豪傑。ファンからの愛称は「シギー」。格闘ゲーム「三國無双」時代からの古参武将だが、その中では毎回妙に影が薄い。しかし『7』ではIF展開を中心に再び多めの出番を勝ち取りファンを安心させている。

正史では、若くから学問を学び、武勇にも優れていた。東莱郡の官吏を務めていた時、母の面倒を見てくれた恩人の孔融が治める青州が、黄巾賊の残党の大軍に攻められ包囲される。救援に駆け付けるが苦戦を強いる。太史慈は策を用いて包囲を突破して平原の劉備に援軍を要請し、黄巾賊を撃退、武勇を轟かす。その後、劉繇の下にいた時に孫策が軍を率いて攻めて来た。その際、偵察の時に遭遇した孫策と一騎打ちを繰り広げたが決着は着かなかった。

呂蒙（リョモウ）

字：子明（シメイ）
得意武器：戟（ゲキ）
声：堀之紀
一人称：俺
身長：181cm
通り名：知勇の士

『真・三國無双』より参戦

武骨で生真面目な努力家。元来は武に頼った戦をする将であったが、孫権に諭されて努力し学を身につけ、知勇を兼ね備えた名将に成長する。これを見た先輩の魯粛は「呉下の阿蒙にあらず」と感心した。実直な人物であり、多くの人に信頼される。