GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊・イノセンス(押井版攻殻機動隊)のネタバレ解説・考察まとめ

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』を原作とし、1995年に公開された日本のアニメ映画である。AD2029年、公安九課のリーダー草薙素子が事件を追う中、正体不明のハッカー“人形使い”と遭遇する。押井守監督版『攻殻機動隊』シリーズの1つであり、続編の『イノセンス』は2004年に公開された。ガイノイド“ハダリ”の暴走した原因を九課のバトーとトグサが追う。

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『イノセンス』について

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『イノセンス』のあらすじ・ストーリー

前作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』で草薙素子が失踪してから四年後の2032年。バトーは素子を失った喪失感を抱えつつ、犬を唯一の家族とし孤独に暮らしていた。そんな中、少女型ガイノイド「ハダリ」が暴走し、次々と所有者の人間を殺害する事件が発生。8人の犠牲者の中には政治家や公安関係者もおり、テロの可能性も踏まえて公安9課のバトーとトグサが事件の捜査に乗り出す。

『イノセンス』の登場人物・キャラクター

ハラウェイ

CV:榊原良子
所轄の鑑識課の検死官。暴走したハダリの鑑識を行なった。ハダリの事をこの子達と呼び、人間よりもロボット側に同情的な発言をする。壮年の女性の姿をしている彼女は子供がおらず、卵子バンクに登録もしていない。またどれ程の割合かは不明だが義体化を行っている。

キム

CV:竹中直人
元々は軍の長距離スカウトで特殊部隊や電子戦部隊を転々とする内に犯罪に手を染めていき、最終的にはハッカーとなり択捉に広大な屋敷を設ける程になった。バトーの電脳をハッキングする程の凄腕で、「真に美しい人形があるとするならそれは中身を持たない人間の事だ」と言い、人間よりも人形と動物の方が神に近い存在である、という独自の哲学を持つ。

『イノセンス』の用語

出典: movie.geocities.jp

ハダリ

北端に本社がある企業ロクス・ソルス社製の“Type2052 ハダリ(HADALY)”少女型愛玩用ガイノイド(女性型ロボット)。非常に評判が良い機体だったが、別々の個体が突如暴走し自分のオーナーを殺害する事件を起こす。機体とソフトウェアには欠陥が存在しない上、オーナー殺害後は何故かみな自壊している。

“2501”

前作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』でも出てきたキーワード。素子は再会の時の合言葉にしよう、とバトーに語りかけ、失踪した。

『イノセンス』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ハラウェイ「何故彼らは人の形、それも人体の理想形を模して造られる必要があったのか。人間は何故こうまでして人間の似姿を造りたがるのかしらね」

検死官ハラウェイがトグサに語った言葉が、「何故彼らは人の形、それも人体の理想形を模して造られる必要があったのか。人間は何故こうまでして人間の似姿を造りたがるのかしらね」である。彼らとはハダリら愛玩用のアンドロイド・ガイノイドのことだ。

「囁くのさ、俺のゴーストがな」

電脳をハッキングされ、繰り返し同じ映像を見続けさせられたトグサとバトーに捕まったキムが、バトーを混乱させようと放った言葉「これがまだ疑似信号の作り出す現実でないと言い切れる自信がお前にあるのか?」に対するバトーの答えが「囁くのさ、俺のゴーストがな」である。バトーの言葉は、同じセリフを前作で草薙素子が言っている。

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