『キャプテン翼』原作のブラジルユースの強さまとめ！『キャプテン翼II スーパーストライカー』のイメージが強烈

作中におけるラスボス的ポジションのブラジル

エースのカルロス・サンターナをはじめ、ブラジル全土から選りすぐった世界トップレベルの選手から構成される世界最強のチームだ。

監督は翼の師であるロベルト本郷

最強のチームを率いるのは、翼の師でもあるロベルト本郷。
翼はサッカーの楽しさを教えてくれたロベルトと、ワールドユース決勝の舞台で戦う事になる。

しかし原作は人気が低迷し無念の打ち切り

絶大な人気を誇った第一作と比べて、続編であるワールドユース編は人気が低迷。
ワールドユース本戦の途中で打ち切りが確定する。
このため、作中の様々な伏線が消化不良となり、肝心のブラジル戦もコミックス2冊分のページ数でしか描かれなかった。

翼が戦うべきブラジル戦、いわば作中における集大成とも言うべきこの一戦は、満足な描写には程遠い内容で終わってしまった。

読者に伝わらないまま終わったブラジルの凄さ

結局のところ、ブラジルがどれほど強かったのか今一つピンとこない。

ファンの間では「真の原作」と呼ばれるキャプテン翼Ⅱ

ファミコンソフトとして発売された「キャプテン翼Ⅱスーパーストライカー」は、その完成度の高さゆえにファンの間では「真の原作」とまで呼ばれている。

高橋陽一氏のワールドユース編が本家本元にもかかわらず評価が低いのは、前述のキャプ翼Ⅱの出来の良さが遠因の一つとなっていると言えるだろう。

フラメンゴ、そしてブラジルユースのエース・カルロス

ブラジルでの翼のライバルであるカルロス・サンターナ。
ゲーム内ではリオカップの決勝、そしてワールドユースの決勝で対戦する。
分身ドリブルでの中央突破に必殺技のミラージュシュートでプレイヤーをさんざん苦しめる。

なお原作ではサンターナだが、ゲーム内での名称表記はカルロスである。
原作のサッカーサイボーグの様な冷徹さは無く、爽やかな人柄だ。

鉄壁のダークイリュージョン キーパーマシン・ゲルティス

ブラジルゴールを守るのは「キーパーマシン」異名を持つゲルティス。
作中最強シュートのサイクロンすらも時おり止めてしまう必殺セーブ・ダークイリュージョンを打ち破るのは至難の業だ。

余談ではあるが。キャプテン翼Ⅳの攻略本の記述に依れば、ゲルティスは強靭な精神力の持ち主で、相手に幻影を見せてしまうらしい。
ダークイリュージョンは敵の精神に作用する幻覚ディフェンスの様だ。

その他の選手も必殺技所持!

翼がリオカップで激闘を演じた相手が、ブラジルユース代表として再び立ちはだかる！
ほとんどの選手が必殺シュートを所持しているため、いつ何時ゴールネットを揺らされるか分からない。
ブラジルユースはモブが1人もいないというラスボスの風格満載のチームなのだ

そしてスーパーストライカー・コインブラ

ブラジルの10番にして完成されたスーパーストライカー・コインブラ。
倍速ドリブルにマッハシュートと、非情なまでの強さである。

ただでさえ理不尽な強さのブラジルは、彼の加入によってさらに強大になってしまう。

監督はロベルト

ゲーム、原作共にブラジルユースの監督はロベルトである。
決勝戦での師弟対決と言う構図は変わらない。

作中でロベルトは翼に必殺シュートのヒントを教える。
テクモ版では伝説のスーパーストライカー・ジャイロが編み出したサイクロン。
原作では翼の名前と同じシュート名のスカイウィングシュートである。

原作の方も（設定上は）強いぞ

描写こそ少ないもののブラジルは強い。
と言うか強すぎる。

5試合で30得点 エースのサンターナは毎試合ハットトリック

予選グループの3試合、そして準々決勝のウルグアイ戦、準決勝のドイツ戦の5試合で計30得点をたたき出す。ひと試合平均6得点と言う圧倒的な攻撃力だ。

そしてチームのエースであるサンターナは全試合ハットトリックを達成。
ブラジルの得点の半分はサンターナによるものだ。

5戦無失点 天才キーパーサリナスの牙城は崩せない

全員がゲームメーカーでシューター

特定のゲームメーカーを置かず、互いがポジションをフォローし合う。
全員がゲームメーカー、パサー、シューターである。

ブラジル組織サッカーの根本は、選手一人ひとりの高い個人技から成り立っているのだ。

ちなみにテクモ版ブラジルはサンタマリアがゲームメーカー

ゲームでは中盤の指揮官サンタマリアが前線へのパスを供給する形となっている。
クラブチームはエースのカルロスと同じくフラメンゴに所属。

原作ではサンターナの盟友レオがそれに近いかもしれない。
なおレオのポジションはFWである。

ナショナルチームにも匹敵する強さ！

地元ブラジルでそう評判らしい。

前作のラスボス・シュナイダー率いるドイツも粉砕

準決勝のブラジル対ドイツ戦は5－0というワンサイドゲームとなった模様。
試合そのものが描かれなかったのでゲーム内容は不明だが、皇帝シュナイダーを以てしてもブラジルに一矢も報いる事は出来なかったようだ。

ちなみにピエール率いるフランスもブラジルと同グループ

こちらも試合描写は皆無なので詳細は不明。
ブラジルは予選Dグループを全勝突破しているので、フランスにも勝利しているのは確実である。
そしてサンターナはこの試合でもハットトリックを達成、サリナスは無失点である事から、最低でも3－0の大差が付いた事だけは確かである。

ちなみにフランスはグループDを2位通過するも、決勝トーナメントでクライフォート率いるオランダに3－1で敗れた。

そして…この男・ナトゥレーザ

ワールドユース編の真ボスといったところである。