デク/緑谷出久(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

デク/緑谷出久(みどりや いずく)とは、「僕のヒーローアカデミア」に登場する主人公だ。人類の8割が何らかの超能力「個性」を持って生まれるこの社会で、彼は超能力を持たない「無個性」であった。無個性にも関わらず、ナンバー1ヒーロー、オールマイトに憧れる。周囲からはヒーローになれないと批判される。しかし、諦めない緑谷は、オールマイトとの出会いでヒーローへの道を進むこととなる。そして、ヒーロー育成の名門、雄英高校でのヒーロー活動生活が始まる。

個性把握テスト(体力測定)

入学早々、生徒の個性を把握するための体力測定が行われることとなった。これはただの体力測定ではなく、最下位は除籍処分を下される厳しいテストであった。担任教師は相澤消太。過去に1クラス全員を除籍処分したこともあり、一見冷徹な様子がうかがえた。個性を使うと骨折してしまう緑谷は個性を使用せず種目をこなしていく。このままでは最下位になり、除籍されてしまう。焦る緑谷は個性をボール投げで使おうとした。しかし、治療されることを前提とした自傷行為を認めない相澤消太の個性「抹消」により、1回目のボール投げで個性を消されてしまう。そこで考えた緑谷は、腕を犠牲にするのではなく、指一本分にパワーを貯め、最小限の犠牲でボール投げに成功する。しかし、体力測定を終えてみると、緑谷は最下位。除籍かと思われたが、相澤は緑谷の機転を認めて除籍処分にはしなかった。

屋内対人戦闘訓練

授業の一環として、屋内戦闘訓練が行われた。ルール内容は2対2でヒーロー役とヴィラン役に分かれる。ヴィランを確保するか、核兵器を模したハリボテを回収するかのどちらかの達成でヒーロー側の勝利だ。緑谷は「無重力」の個性を持つ麗日お茶子とペアになる。ヴィラン役の対戦相手は幼馴染の爆豪と飯田であった。爆豪は緑谷が雄英高校に入学できたことにいら立っており、個性を隠していたのだと勘違いをしていた。そのため、爆豪は真っ先に緑谷を倒そうと単独行動に出る。それを予測していた緑谷は爆豪の戦闘時の癖を把握しており、攻撃を上手くかわし、反撃に出る。それにいら立つ爆豪は個性「爆破」を緑谷に向けて使おうとする。2人の戦いの激しさが増す中、これ以上は止めるべきだと他のクラスメイトが心配する。担当教師オールマイトも止めることを考えていた。そして、2人が互いに個性をぶつけようとした。そのとき、緑谷は上の階にある核兵器のことを考えていた。個性の対象を上の階に向けることで、麗日の核兵器の回収を手助けした。この機転の利いたアイデアにより、緑谷チームの勝利に終わった。

USJ襲撃事件

ヴィランに立ち向かう緑谷たち。

災害時の救助訓練を目的とした施設、通称USJでの災害救助訓練が行われることとなった。訓練のために、施設内に集まった生徒たち。そこに、謎の組織ヴィラン連合が侵入してきた。雄英高校敷地内に入ってくるのは容易ではない。しかし、ヴィラン連合にワープ個性を持った「黒霧」がいたため、侵入が容易であった。彼らの目的は、平和の象徴オールマイトを殺すこと。また、抑圧されている世の中のヴィラン犯罪を増加させることにあった。肝心のオールマイトが不在だったため、標的は生徒たちになる。そして、黒霧のワープにより、バラバラに飛ばされるのであった。
緑谷は、蛙吹梅雨と峰田実と共に、水難ゾーンに到着する。そこには、水辺を有利とするヴィランが大勢いた。その状態に危機感を募らせた3人は脱出方法を考える。そこで緑谷が3人の個性を活かしたアイデアを考え出す。そのアイデアが功を奏し、その場からの脱出とヴィランの撃退にも成功した。
中央付近では、相澤消太がヴィラン連合らと応戦していた。ヴィラン連合には脳無と呼ばれる改造人間が存在しており、相澤消太は苦戦を強いられた。緑谷はその場に駆け付け、ヴィラン連合の恐ろしさを感じ取る。死柄木に対して、スマッシュを喰らわせようとする。その攻撃は脳無にいとも簡単に受け止められてしまう。絶体絶命のピンチかと思われた。
しかし、そこにオールマイトが現れたのだ。オールマイトの活動限界が近づく中、100%のパンチを連発する。そして、脳無の撃退に成功、ヴィラン連合の撤退を余儀なくさせた。
この事件をきっかけにヴィラン連合との激しい戦いが始まるのであった。

雄英高校体育祭

USJ襲撃事件で世の中に注目を浴びた雄英高校では、さらに注目度の高い雄英高校体育祭が行われることとなった。この体育祭の活躍で、プロヒーローからのスカウトもありえる大切なイベントである。体育祭が始まる前の控室では、轟がオールマイトに目をかけられている緑谷に対して、負けられないと宣戦布告をするなどピりついた雰囲気になる。そして、体育祭が始まる。
第一種目は障害物競走。最初に飛び出したのは轟であった。その後を爆豪が追いかける展開となった。緑谷は個性をコントロールできないため、個性なしで障害物をクリアしていく。トップ争いをしている轟たちとはかけ離れていた。障害物最後の砦は、地雷エリアであった。皆が慎重に進む中、緑谷は地雷をかき集める。そして、集めた地雷の爆破の反動を利用し、形勢逆転のトップに踊り出る。そのまま1位通過を果たすのであった。
第2種目は4人1組の騎馬戦。緑谷は、麗日、常闇、発目の3人とチームを組む。ハチマキのポイントで勝負が決まるこの騎馬戦では、障害物競走1位の緑谷の高得点ハチマキが狙われることとなる。緑谷の判断で、麗日の個性「無重力」と発目の作ったサポートアイテムを活かした逃げの一手を選択する。終盤まで、逃げ切ることに成功する。しかし、轟チームに行く手を阻まれてしまう。そこで緑谷と轟チームの一騎打ちとなった。緑谷は、轟の氷の個性を考慮し、轟が手を出せない立ち位置を取る。それに攻めあぐねる轟チームであった。しかし、轟チームの飯田が残しておいた必殺技「レシプロバースト」により、緑谷の高得点ハチマキを奪われてしまう。残り時間もわずかになってしまう。緑谷は自分だけでなく、チーム皆に託された思いに責任を感じ、再びハチマキを取り戻そうと轟チームに襲い掛かる。その鬼気迫った迫力に轟さえもがひるんでしまう。緑谷はハチマキの奪取に成功した。と思われたが、奪取したハチマキは緑谷のモノではなかった。かろうじて常闇の個性「黒影」により別のハチマキを奪取していたことで、ギリギリ決勝トーナメントに進出することができた。
昼休憩に入り、緑谷は轟に呼び出される。そこでは、緑谷は轟とその父親エンデヴァーの過去を知ることとなる。轟が炎の個性を使用しないことは、父親エンデヴァーに対する反抗という意味があった。轟が緑谷に宣戦布告をした理由もそのエンデヴァーを見返すためであった。それを聞いた緑谷は、自分も負けられないと宣言した。
そして、決勝トーナメントが始まる。ルールは1対1のガチバトル。相手を場外に出すか戦闘不能にするかで勝負が決まる。
1回戦の相手は、普通科の心操人使。彼の個性は「洗脳」。対象者に話しかけ、返事をさせることで自在に操ることが可能となる。緑谷は心操の個性を把握していた。しかし、クラスメイトを侮辱する心操を許さない緑谷はその挑発に応えてしまった。場外に歩けと命令された緑谷はそのまま場外へ向かう。このままでは負けてしまう緑谷の前に、複数の謎の人影が現れる。それはワン・フォー・オール歴代継承者たちのモノであった。そのおかげで、指に個性を暴発させ、洗脳を解除することに成功する。その後は、戦闘能力の差で緑谷が勝利を掴んだ。
2回戦の相手は、轟である。開始早々、轟の氷結が飛んでくる。それに対抗するために緑谷は指1本分のパワーを使った。再び轟が氷結を繰り出すもまたもや指を犠牲にし、緑谷は対抗する。この耐久戦では緑谷は不利に思われた。しかし、轟が氷の個性ばかりを使用していることで、自身の身体も凍りかけていた。そして、緑谷は轟が炎の個性を使用することでその問題を解決できることに気付く。緑谷は氷の個性しか使っていない轟に対して、まだ傷つけられていないこと、半分の力で勝とうとしていることを指摘し、全力でかかってくることを要求する。そして、緑谷はボロボロになりながらも轟に攻撃をぶつけていく。その姿に何が緑谷を突き動かしているのか轟は疑問に思った。その疑問に緑谷は、「笑って応えられるようなかっこいいヒーローになりたいんだ」と答える。そして、その言葉から轟はヒーローになりたい自分を取り戻した。緑谷と轟は本気でぶつかり合った結果、緑谷の場外負けで決着がついた。

職場体験

体育祭も終わり、活躍した生徒にはプロヒーローからの職場体験のスカウトが届いていた。緑谷にはスカウトが届いていなかったものの、遅れてオールマイトの恩師グラントリノからの連絡が入る。そして、緑谷はグラントリノの元へ出向くことになった。グラントリノの元では早速特訓が行われるものの、素早いグラントリノに手も足も出ない。緑谷はワン・フォー・オールを特別視しすぎていることを指摘される。それから試行錯誤し、電子レンジで温められる冷凍たい焼きからヒントを得て、暴発しない程度の力を身体全体に行き渡らせることを思いつく。そして、全身常時身体許容上限5%の個性発動を訓練することとなる。
職場体験3日目、本格的にヴィラン退治に出かける。新幹線での移動中、ヴィラン連合脳無の襲撃にあってしまう。その場所は、ヒーロー殺しステインが出没する保須市であった。保須市には、兄をヒーロー引退に追いやったステインに復讐しようとする飯田天哉もいた。緑谷は、保須市での騒ぎに職場体験中の飯田がいないことに気付き、ステインの元へ向かっているという予測を立てていた。飯田を救うために緑谷はステインの出没する裏路地を駆け回る。そして、負傷した飯田とステインを見つけた。緑谷はヒーローの援護を呼ぶため、クラスメイトに現在地を一斉メールで送信した。近くにいた轟が連絡に気付き、緑谷たちの元へ駆けつける。緑谷と轟でステインに対抗するのであった。ステインは対象者の血液を舐めることで、行動不能にする個性を持っており、なおかつ戦闘能力が異様に高い。そのため、2人がかりでも苦戦を強いられた。しかし轟の「なりてえもんちゃんと見ろ!」という言葉によって、立ち上がった飯田の必殺技と緑谷による同時攻撃でステインの確保に成功した。

期末試験

職場体験も終わり、期末試験が迫っていた。期末試験は筆記だけでなく実技試験も課されている。その内容は、生徒2人対雄英教師のバトルであった。ルールは雄英教師に手錠をかけるか、決められた地点まで逃げ切るかでクリアだ。緑谷は幼馴染の爆豪とペアを組まされることになる。相澤消太は、仲の悪い2人を意図的にペアにしていた。肝心の2人は試験が始まる前から口論になるなど先が案じられる。さらに対戦相手はオールマイト。雄英教師の中でも、一筋縄ではいかない相手だ。
そして、試験が始まる。緑谷は過度なオールマイトへの憧れから「勝てるはずがない」と思い、逃げの一手を選ぼうとする。一方、爆豪はオールマイトを倒そうとする。そこで両者の意見が対立し、戦闘前から緑谷は爆豪に殴られてしまう。そこにオールマイトが登場し、2人を容赦なく攻撃する。手も足も出ない2人であった。
意地でも緑谷の力を借りたくない爆豪は、「協力するくらいなら負けた方がマシだ」と主張する。勝つことにこだわりを持っていた爆豪がそのような発言をしたことに対して、緑谷は、「諦める前に自分を利用してみろ」と言い放つ。緑谷にとって、爆豪の勝つことを諦めない姿は羨望の対象だったのだ。その後、2人は初めて協力し、攻めと逃げの折衷案で見事試験をクリアした。

林間合宿

ヴィラン連合マスキュラーから洸汰を守る緑谷。

期末試験も無事終わり、夏休みに突入する。夏休みには、個性強化を目的とした林間合宿が待っていた。ヴィラン連合の襲撃に備え、厳戒体制の下で行われる。
初日からハードな訓練を課される。合宿3日目、疲労困憊の生徒たちに待っていたのはお楽しみの肝試しである。A組とB組の生徒たちは、肝試しをするために森の中でバラバラに散らばる。そこにタイミングを見計らったかのように、ヴィラン連合が現れる。ヴィラン連合は毒ガスや炎を使い、森を囲いこむ。
緑谷は林間合宿地に住んでいる少年洸汰が居ないことに気付き、助けに向かう。洸汰のもとに駆け付けた緑谷はヴィラン連合マスキュラーと対峙することとなる。マスキュラーは洸汰の両親を殺したヴィランであった。そして、彼の個性は「筋肉増強」。緑谷の制限されたワン・フォー・オールでは及ばない力を持っている。しかも、緑谷のワン・フォー・オール100%でさえも通用しない。マスキュラーが本気を出し、絶体絶命のピンチに陥った緑谷。しかし、洸汰を守りたいという強い気持ちが限界を引き出す。そして、ワン・フォー・オール1000000% の力を発揮する。マスキュラーを倒すことに成功したのだった。
ヴィラン連合の目的が爆豪の誘拐だと分かった緑谷は、爆豪を守るために動けない身体で無理をする。クラスメイトの障子の助けもあり何とか爆豪との合流に成功した。爆豪を安全な施設に送るため、緑谷たちは護衛チームを組む。しかし、ヴィラン連合のMr.コンプレスの個性「圧縮」により、いつの間にか爆豪は誘拐されていた。緑谷は、何とか爆豪を取り戻すべく、麗日と蛙吹の力を借り、Mr.コンプレスを追撃する。必死の追撃もMr.コンプレスのマジックにより、無駄に終わってしまう。目の前で幼馴染の爆豪を誘拐されてしまったのだ。

神野編

爆豪を連れ去られた緑谷たちA組のメンバーは悔しさを滲ませていた。八百万が機転を利かし、ヴィラン連合脳無に発信機を付けていたことをきっかけに、爆豪を自分たちで救出しようと切島が提案する。しかし、ヒーロー免許を持っていない者の個性使用は法律違反であり、救出作戦は危険すぎる。そのため、飯田をはじめとする何人かのクラスメイトはその救出作戦に反対した。最終的に、緑谷、轟、切島、八百万、飯田が救出作戦を決行する。飯田は、危険を感じれば即撤退するという条件で参加する監視役であった。
緑谷たちが発信機をたどっていたその頃、プロヒーローと警察側が秘密裏に爆豪の救出に動いていた。そして、ヴィラン連合のアジトを襲撃し、その場にいたヴィラン連合の制圧に成功した。一件落着と思われたが、謎のワープ個性が発動し、ヴィラン連合と爆豪は緑谷たちのいる脳無格納庫に飛ばされる。そこには、諸悪の根源オール・フォー・ワンが待っていた。そのオール・フォー・ワンの禍々しさに緑谷たちは危険を感じるも身動きが取れない状態になっていた。絶体絶命のピンチに追い込まれていたが、遅れてオールマイトが登場し、オール・フォー・ワンとの戦いを繰り広げる。
その場にいる誰もが2人の激しい戦いに気を取られていた。そこで、緑谷は危険を冒さず、爆豪を救出する方法を思いつく。轟の個性で作った氷の滑走路を飯田の加速力で駆け上がり、そのまま救出した爆豪の爆破で逃げ切る作戦であった。この作戦を実行するには切島の存在が不可欠である。爆豪は自尊心が高いため、緑谷や轟が助けの手を伸ばしても受け取らない可能性があった。しかし、日頃から気を許している切島なら、その手を掴んでもらえる可能性がある。そして、作戦が決行され、無事に爆豪は切島の差し出した手を掴み、ヴィラン連合から逃げ切ることに成功する。
救出に成功した後も、オールマイトとオール・フォー・ワンの戦いは続いていた。オールマイトはワン・フォー・オールをもうすでに緑谷に譲渡していたため、残り火で戦っている状態であった。それでも限界を超え、オール・フォー・ワンを倒そうとする。そして、ワン・フォー・オールの最後の力を振り絞り、オール・フォー・ワンを撃退する。この戦いが終わるとともに、オールマイトのヒーロー活動に終止符が打たれた。オールマイトは「次は君だ」とテレビ中継に向かって発言をした。この発言は、緑谷に向けられたものであり、実質のヒーロー引退を示唆する言葉であった。その意味をくみ取った緑谷は泣いてしまうのであった。

仮免試験

公での個性使用には、ヒーロー免許が必要である。また、ヴィラン連合の襲撃にも備えなければならない。そのため、緑谷たちは一足早く仮免試験を受けることとなった。
仮免1次試験の内容は、体に取り付けられた3つの的をボールで当てる勝ち抜け方式である。仮免試験には全国各地のヒーロー校が集まっていた。その中で唯一メディア露出のあった雄英高校A組は他校の生徒に個性が把握されている。そのため仮免1次試験では、「雄英狩り」と呼ばれる集中攻撃をA組は受けてしまう。集団で戦いたい緑谷たちだったが、単独行動を余儀なくされる。試験中、緑谷は士傑高校のケミィに変装して潜り込んでいたヴィラン連合トガヒミコと対峙する。トガはその後も麗日に変装し、緑谷に襲い掛かる。しかし、本物の麗日との違いに気付いた緑谷は攻撃を回避したのであった。そんな中でも何とか麗日と瀬呂と合流した緑谷は作戦を立てる。3人の個性を活かし、周りの敵を一網打尽にすることに成功する。無事に一次試験を通過した。
2次試験は仮想のテロ現場の救助活動であった。試験は減点方式。負傷者への声掛けや災害現場の把握、個性の適切な使用など採点基準が設けられていた。試験開始早々、緑谷は負傷者への対応に当たる。そこでの負傷者への声掛けが不安を煽る不適切なものだと減点される。その後、切り替えた緑谷は、負傷者の搬送、動けない生徒の救出、テロを起こした仮想ヴィランとの応戦をする。そして、負傷者全員の救出が終わったところで試験が終了。緑谷は無事に仮免試験に合格したのであった。

緑谷出久VS爆豪勝己

全力でぶつかり合う幼馴染。

仮免試験が終わり、寮でくつろいでいるA組。そこで緑谷は爆豪に呼び出される。その呼び出しの内容は緑谷の個性のことであった。爆豪は、無個性の緑谷が急に個性を発現させたこと、緑谷のこれまでの発言やオールマイトとのかかわりから、緑谷の個性はオールマイトのものだと疑っていた。そして、その疑いは神野での緑谷の涙で確信に変わった。あのときオールマイトが「次は君だ」と発言した内容を普通に解釈すると、ヴィランへの警告と捉えられる。しかし、その場にいた緑谷だけが涙を流していた。明らかに反応が違っていたのだ。そこで爆豪はオールマイトの後継者が緑谷だと気づく。爆豪は、緑谷の何がオールマイトをそこまでさせたのか知りたかった。そこで、緑谷に本気の勝負を挑む。
緑谷は、最初戦うことを拒んでいた。しかし、爆豪は、オールマイトを引退に追いやった責任を強く感じており、1人で抱え込んでいたのだ。その心境を打ち明けた爆豪を受け止めるために緑谷は全力勝負を引き受ける。お互い激しい戦闘を繰り広げた。戦闘能力は爆豪が上回っているものの、個性によって素早さを強化していた緑谷は対抗する。
最終的には、爆豪の勝利に終わった。本気でぶつかり合った2人のもとにオールマイトがやってくる。そして、オールマイトはワン・フォー・オールと緑谷について、爆豪に打ち明けることとなった。その後、夜間敷地内で暴れたことにより停学処分を受けてしまう。
しかし、この日以来、緑谷と爆豪のこじれていた関係は徐々に良くなっていく。真のライバルに近づくのであった。

インターン活動(サー・ナイトアイ事務所)

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大・爆・殺・神ダイナマイト/爆豪勝己(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

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大・爆・殺・神ダイナマイト/爆豪勝己(ばくごう かつき)とは、雄英高校1年A組に所属する生徒である。彼の個性は、「爆破」。掌の汗腺からニトロ物質を出し、自在に爆破させることができる。幼いころから個性と身体能力は優れており、将来を有望視されていた。本人自身も、ナンバー1ヒーロー、オールマイトを超えるヒーローになると宣言している。しかし、その気持ちが強すぎる影響で、度重なる暴言や暴走を繰り返し、周りのクラスメイトや教師を困らせる問題児でもある。 主人公の緑谷出久とは幼馴染であり、ライバルである。

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サンイーター/天喰環(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

サンイーター/天喰環(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

サンイーター/天喰環(あまじき たまき)とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場する雄英高校3年生のヒーロー候補生で、個性は食べたものを体に再現する「再現」。雄英ビッグ3の1人として数えられ、その実力はプロヒーローのファットガムも認めるほど。しかし、極度の緊張しいであり緑谷たちのクラスに自己紹介をする時ですら、壁に向いて「帰りたい」とつぶやくほどであった。中学生の時は個性をろくに扱えなかったが、雄英での3年間とプロヒーローへのインターンを経てビッグ3と呼ばれるまでになった。

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ウラビティ/麗日お茶子(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ウラビティ/麗日お茶子(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ウラビティ/麗日お茶子とは、『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、主人公の緑谷出久が在籍する雄英高校ヒーロー科1年A組のクラスメイトである。彼女の個性は「ゼログラビティ」。手の平についている肉球を使い個性を発動させる。家族思いである彼女は将来家族を楽させてあげたい、という思いからヒーローを目指す。ヒーロー名は「ウラビティ」。裏表がなく、何でも言ってしまう天真爛漫な一面と、負けん気が強い面を併せ持ちクラスメイトでもムードメーカー的存在である。

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ファントムシーフ/物間寧人(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ファントムシーフ/物間寧人(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ファントムシーフ/物間寧人(ものまねいと)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する雄英高校ヒーロー科1年B組に所属するヒーロー志望の高校生で、個性は触れた人物の個性を5分間使うことができる「コピー」。学年が始まってすぐに敵(ヴィラン)連合に襲撃される、というトラブルに見舞われて世間から注目されることになったA組に嫉妬混じりの強い対抗心を抱いており、言動が行き過ぎることが多く、そのたびにクラス委員長の拳藤に手刀を食らわされている。

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オールマイト/八木俊典(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

オールマイト/八木俊典(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

オールマイト/八木俊典(やぎ としのり)とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場するナンバー1ヒーローである。人類の約8割が何らかの個性を持って生まれてくるこの世の中で、個性を使った犯罪が増えていた。オールマイトは、その犯罪から人々を助けるべくヒーローになり、平和の象徴となった。そして、オールマイトの存在が犯罪の抑止力となっていた。彼の個性は「ワン・フォー・オール」と呼ばれる代々受け継がれてきた個性である。そして、その個性は、緑谷出久という少年に受け継がれることとなる。

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イレイザーヘッド/相澤消太(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

イレイザーヘッド/相澤消太(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわしょうた)とは、『僕のヒーローアカデミア』の舞台となる国立雄英高等学校の教員であり、現役のヒーローである。主人公・緑谷出久(以下、デク)が所属する1年A組の担任だ。入学初日からオリエンテーションそっちのけで体力テストを行い、「最下位の生徒は退学させる」という発言で生徒を恐怖へ陥れる。しかし”ヒーロー”という職業へ並々ならぬ覚悟と想いを持っており、厳しく、時に表面には表れない思いやりで1年A組の生徒たちを最高のヒーローへと成長させる指導者である。

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イヤホン=ジャック/耳郎響香(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

イヤホン=ジャック/耳郎響香(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

イヤホン=ジャック/耳郎響香(じろう きょうか)とは、堀越耕平の漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する主人公のクラスメイトで、個性は「イヤホンジャック」。音による索敵や攻撃を得意とする。クラスでは男子のボケを聞き逃さずツッコミを入れるクラスのバランス役として活躍している。音楽好きで、楽器の演奏や音楽に関する知識も豊富である。文化祭ではボーカル/ベースとしてステージに立ち、A組全員でステージを盛り上げた。

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壊理(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

壊理(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

壊理(えり)とは、集英社の『週刊少年ジャンプ』で連載している堀越耕平によるヒーローバトル漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、主人公デクが保護した少女。ヒーローインターンの際、デクとルミリオンが巡回中に遭遇がきっかけで救出されることになる。14巻オーバーホール編から登場する。ヴィラン名・オーバーホール、本名・治崎廻(ちさきかい)は、指定ヴィラン団体の死穢八斎會(しえはっさいかい)・若頭であり、壊理の保護者でもある。壊理を用いて、ヒーローの個性を消す弾丸をつくっていた。

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テンタコル/障子目蔵(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

テンタコル/障子目蔵(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

テンタコル/障子目蔵(しょうじ めぞう)とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場するキャラクターで、ヒーロー育成の名門・雄英高校に通う少年。主人公のデクこと緑谷出久のクラスメイトの1人で、腕や目などの体のパーツを複製できる「複製腕」という個性を持つ。 学生ながら非常に冷静な性格で、いかなる時も状況を正確に見極めて適切な行動を取ろうとする。一方で友情に厚く、緊急時であっても仲間を見捨てない一面もある。

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ツクヨミ/常闇踏陰(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ツクヨミ/常闇踏陰(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ツクヨミ/常闇踏陰(とこやみ ふみかげ)とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場する1年A組の生徒で、黒影(ダークシャドウ)という影のモンスターを操る個性を持っている。黒影を自在に操る防御や遠距離攻撃が得意である。しかし、黒影は光を浴びると弱体化してしまう欠点がある。また、常闇自身も近接戦闘が苦手だ。彼はカラスのような風貌をしており、真面目で口数が少ない。個性の黒影は逆に陽気な性格をしているモンスターだ。常闇は、ナンバー2ヒーロー、ホークスを師匠として慕っている。

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プレゼント・マイク/山田ひざし(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

プレゼント・マイク/山田ひざし(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

プレゼント・マイク/山田ひざし(やまだ ひざし)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するプロヒーローであり、主人公の高校生・デク/緑谷出久(みどりや いずく)のクラスの英語教師である。個性”ヴォイス”で、桁外れに大音量の声量で戦う。ラジオのDJも勤め、生徒のことをリスナーと呼んだり、体育祭や試験のときには突然ハイテンションな実況を始めたりと、とても明るくて親しみやすいキャラクターだ。緑谷出久のクラス担任・イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわ しょうた)とは高校生の時の同級生。

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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』とは、堀越耕平原作の人気漫画を映画化した作品で、ヒロアカ映画シリーズの第3弾。興行収入は劇場版最高である33.9億円を記録。主人公デクら若きヒーローが個性抹殺を企む組織「ヒューマライズ」を止めるため国際的任務に挑む。異国の地「オセオン」で作戦行動中、ある事件に巻き込まれた緑谷はなんと大量殺人犯として全国指名手配されてしまう。ヒロアカ史上最大の危機が世界を襲う。

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烈怒頼雄斗/切島鋭児郎(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

烈怒頼雄斗/切島鋭児郎(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

烈怒頼雄斗/切島鋭児郎(レッドライオット/きりしまえいじろう)とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場する1年A組の生徒であり、「硬化」の個性で身体を自在に硬くすることができる。その硬度を活かした正面戦闘が得意だ。味方の盾になったり、硬いこぶしでパンチを繰り出す。一方で、遠距離での戦闘が苦手である。切島は、まっすぐで男気の良い性格から、クラス内での評判も高く、全員と分け隔てなく仲は良い。特に、爆豪勝己とは入学時からコミュニケーションが取れており、心をあまり開かない爆豪が唯一心を許している。

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インゲニウム/飯田天哉(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

インゲニウム/飯田天哉(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

インゲニウム/飯田天哉とは、主人公(緑谷出久)が在籍する雄英高校ヒーロー科1年A組の学級委員長である。彼の個性は、「エンジン」。ふくらはぎに爆速を可能とするエンジンが付いており、驚異的なスピードを出すことができる。兄であるプロヒーロー飯田天晴に憧れ、雄英高校に進学した。のちに、兄のヒーロー名「インゲニウム」の名前を受け継ぐ。個性豊かな1年A組をまとめる委員長にふさわしく、規律を重んじ、誠実な性格の持ち主である。それにより、クラスメイトからの信頼も厚い。

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クリエティ/八百万百(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

クリエティ/八百万百(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

クリエティ/八百万百(やおよろず もも)とは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、雄英高校ヒーロー科1年A組に在籍する生徒である。「創造」と呼ばれる個性を持ち、自身の体内から様々な無生物を創り出すことができる。雄英高校に推薦入試で合格した実績を持つ優等生。クラスでは副委員長を務め、クラスメイトから「ヤオモモ」という愛称で慕われている。ナイスバディー、お嬢様のような口調が特徴的である。性格は上品で落ち着いているが、負けず嫌いで打たれ弱い一面もある。「クリエティ」は彼女のヒーロー名である。

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ネジレチャン/波動ねじれ(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ネジレチャン/波動ねじれ(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ネジレチャン/波動ねじれ(はどう ねじれ)とは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、雄英高校ヒーロー科3年A組に在籍する生徒である。「波動」と呼ばれる個性を持ち、ねじれた衝撃波を放つことができる。プロヒーローに劣らない実力の持ち主で、雄英高校ではトップに君臨する「ビッグ3」に入っている。また、美貌も兼ね備えており、雄英高校文化祭のミスコンでは毎年上位を獲得している。話すことが大好きであり、好奇心旺盛な性格をしているため、質問攻めやマシンガントークを繰り広げることが多々ある。

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ルール/小大唯(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ルール/小大唯(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ルール/小大唯(こだいゆい)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する雄英高校ヒーロー科1年B組に所属するヒーロー志望の高校生で、個性は触れた物の大きさを変える「サイズ」。ほとんど口をきかず、何事にも動じない。肝が据わっているのか、単にあらゆる物事に無関心なのかは不明だ。中学生の頃から男子生徒に絶大な人気を誇る美少女だが、本人は一切関心がなく、ファンクラブが結成されていたことにすら気付かずに卒業した。

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