【手紙】号泣必至の感動映画まとめ【きみに読む物語】
見れば必ず涙する、そんな号泣必至の映画をまとめました。邦画・洋画問わず、様々なジャンルの泣ける映画を網羅。作品のあらすじや見どころも紹介していきます!
久し振りに、映画で清々しい涙を、流しました。
僕は父親になったばかりですけど、思いっきりデ・ニーロ父になりきってしまいました(笑)。
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赤ひげ
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山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、巨匠・黒澤明監督が江戸時代の養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と赤ひげと呼ばれる所長、青年医師の心の交流を描いたヒューマニズム溢れる人情ドラマ。
最初は養生所に来る貧乏くさい人々と、ひげぼうぼうで無骨な所長・赤ひげ先生に好感を持てない見習い医師の青年保本登がだんだんと惹かれていく様子の描き方はやっぱり天才としか思えない。
三船敏郎、加山雄三主演。赤ひげ三船さんがちょっとかっこ良すぎるけど加山雄三は今の若くないくせに若大将を押し通すカツラ疑惑のジジ大将キャラよりこういう味にある脇役の方が断然いい。どうして若大将イメージで終わってしまったのか勿体無く思ってしまいます。
山本周五郎の描く狂おしい程の人間観察、人間賛歌を神のような視線で巨匠黒澤監督が映画として昇華させた大傑作です。
個人的には「佐八」のエピソードがたまらない。
一体この映画のどこにケチをつけたらいいのか、というくらいの名作。
お願いだから、これをカラーでリメークしようなんて思わないでほしい。
黒澤作品5作品目にして、私の見た邦画史上最高傑作に出会いました。
あと、加山雄三氏を初めて、「男前じゃん」と思えたのも収穫でした。って、どんな収穫だ。
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ブラザー・フッド
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韓国の映画興行記録を全て塗り替えた衝撃の話題作。どうせ韓流でしょ?って思って観てなかった人は大失敗だ。
朝鮮半島に戦争が起こったという号外が配布されると、平和だったソウルはあっという間にサイレン音と爆発音、そして人々の悲鳴が響く。そして強制徴用されたジンテとジンソクの兄弟は、最前線へと送り込まれることに。
愛国理念も民主思想もなく、ただ弟の生存のためだという理由一つで戦争英雄になっていく兄と、戦争を通じて自ら強くならなければ生き残ることができないということを悟った弟には、思いもよらなかった運命のわなが彼ら兄弟を待ちかまえていた…。
チャン・ドン ゴンとウォンビンという二大韓国トップスターが顔に泥を塗って全力で演技する姿は圧巻だ。
いろいろと国家間における問題を無視することのできない日本と韓国だが、家族を愛し、 戦争を憎む気持ちは国籍も文化も関係ない。
なかなか韓国人、北朝鮮人の立場から見つめることはできない我々にとって貴重な作品ではないかと思うのだ。
兄弟の絆がどこまでも普遍的で壊れない壊されない固い固いものであるように、北と南の民族の絆も永久に不滅のものであり、それはいつか必ず一つに結ばれる。北と南はジンテとジンソクなのだ。カン・ジェギュはそう訴えているのである。
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他人に無関心な日本人にとっては、あまりにも重たく悲しい。
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この映画に出会えて良かったです。
クラッシュ
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ロサンゼルスで紡がれていく様々な人種の人々の衝突によって運命を狂わされていく人々の、怒り、哀しみ、喜びや救いを描いた人間ドラマ。人種的偏見が横行し、人間同士が触れ合うことの難しいこの街で起こる出来事は、人種や階級のない単一国家である日本にはないものだ。さまざまな感情を丸裸にしてみせる映像は、観る者の心の奥深くまで入り込んでくる。
「ぶつからなければ分かり合えない」
傷つく事を怖れちゃいけない。その先にあるものを見失ってはいけない。
世界の縮図がここにある。胸を打つ強烈なパワーは、いつまでも心に残るだろう。
希望を感じさせるラストの余韻が、監督の愛情深さを物語っていると思うのだ。
予想を越えて感動しました。悔し泣きもあります。
人種も職業も違うたくさんの人々、それぞれが人を思いやる気持ちが描かれている。
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赦す気持ちを持ち続けなければと思いました。
變臉(へんめん)この櫂に手をそえて
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孤独な老人と少女の心の交流を描いた「古井戸」のウー・テイエンミン監督作。’へんめん’という伝統芸をもつ老人は、それを次世代に残すため、人買いから少年を買うが…。
男子にしか引き継ぐことのできない芸‘變臉の技’を持つ老芸人と、彼が少年と間違って人買いから買った少女との心の交流を描いた感動作は我が国にはない中国ならではの物語。
「へんめん」というのは、中国四川省の伝統芸能で、顔につけた布製のマスクを、目にもとまらぬ速さでつぎつぎと変えていくというもの。主役の変面王を演じた役者さんは、1ヶ月間特訓して撮影に臨んだということだが、本当に目をこらしていてもわからないくらいの早業だ。
文化の違いとそこからくる人間性の理解というものを持つことができれば、両国間の関係性にも何か得るものがあるのではないかと考えずにはいられない。
久しぶりにすごくいい映画を見た、というのが率直な感想。
ストーリーも自然でおしつけがましくなく、気がつけば温かい涙が頬をぬらしている、という珠玉の秀作である。
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