マギ（MAGI）のネタバレ解説・考察まとめ

CV：坂本真綾
レーム帝国の司祭兼マギとして200年以上もの間、レーム帝国を支え続けた。
魔力に頼った戦力の増強や国家の繁栄よりも人の力に重点を置き、国民達が自身の力で選び掴む道を望んでいる。長らく見守ってきたレーム帝国を愛し、わが子のように捉えていた為、苦しい現状の中で犠牲になる民の存在も仕方ない、と目を瞑っていたが、ティトスやアラジン、アリババとの話し合いを経て、考えを改める。最後はレーム帝国の未来を仲間に託し、寿命と魔力切れで命を引き取った。

ティトス・アレキウス

CV：松岡禎丞
アラジンと同時期に、シェヘラザードの密命を帯びてマグノシュタットに潜入した少年。レームの元老院を牛耳る名家・アレキウス家の子息。実戦試験ではその戦いぶりを見たモガメットに「100年、200年も経験を積んだ魔導師のようだ」と評される。

当初はアラジンに女性ではないかと勘違いされ、胸をまさぐられた挙句「やっぱり無かったや…ごめんよ、お兄さんて声も高いしお尻も大きいから。…もしや男の人なのかい？」と言われ激怒するが、紆余曲折を経て交流を深めていった。
その正体はシェヘラザードがレーム帝国を守る為だけに生み出した使い捨ての魔導師であり、彼女が自身の骨と肉の欠片を分け与えて作った分身。14年もの間、シェヘラザードの存在だけを頼りに、暗い空間で生きてきた。
マグノシュタットでは己の役目を果たそうとするも、そこで出会った人物達を見て「まだ死にたくない」と願い、その思いを聞き入れたモガメットがレーム帝国に宣戦布告する事態を招いてしまう。これを受けマグノシュタット国民の一人として戦争に参加するも、アラジンやアリババの仲裁によりシェヘラザードと話し合いの場を設け、お互いの本心を伝え合う事で和解する。悪の魔力に堕ちたモガメットを救おうとした際に命を落とすが、マギとして生まれ変わり、シェヘラザード亡き後レーム帝国の司祭になった。

アル・サーメン

イスナーン

CV：三木眞一郎

アル・サーメン幹部。ターバンや仮面で顔を隠した黄緑色の長髪の男。銀行屋としてバルバットの中枢に入り込み、ジュダルと行動を共にして画策していた。

その他

ユナン

CV：石田彰
15年前に最初の迷宮を出現させた、神出鬼没のマギ。暗黒大陸に通じる大峡谷に住まう「守り人」。
シンドバッドの成長を長年見てきた人物でもあるが、「余りにも王の器に近すぎる」としてアラジン同様にシンドバッドを警戒している。暗黒大陸を目指して来訪したモルジアナを迎入れ、魔力消費の少ない戦闘技術やトラン語を教えた。
マギの中では唯一、記憶を保ったまま転生を繰り返しており、アラジンに「この世界の誰も知らない魔法の真理を知っている」と言わしめている。

ソロモン・ヨアズ・アブラヒム

CV：清水秀光／森田順平
古の滅びた世界・アルマトランの王にして大魔導師。ジンや迷宮だけでなく、アラジン達が住まう世界を創造したとされる人物。
争いの絶えなかった数多の種族をまとめ、アルマトランを統一するが、魔道士達の反乱を経て死亡する。

『マギ』の用語

ルフ

魂の最小単位で、全ての生物に唯一平等に宿っている。
通常は鳥（もしくは蝶）のような姿をしており、白く輝いていることから「白ルフ」とも呼ばれる。マギを始めとする一部の人間にのみ視覚でき、可視化する事が可能。
世界に満ちているルフの流れは「ルフの導き」とも呼ばれており、世界を前に進ませ続けている「運命」そのもの。生を終えた全ての生き物の魂が還る故郷と言われる。一方で「運命」を憎みながら死んだ生き物のルフは黒く染まり、「黒ルフ」となる。黒ルフとなったら最後、「運命の流れ」から外れ、現状では白ルフに戻すことが出来ない。あらゆる自然現象の発生源で、魔力の源でもある。

魔力（マゴイ）

ルフが生み出すエネルギー。生命に至るまであらゆる自然現象を引き起こす力で、人間が金属器など魔法道具を使う際に必要になる。
ヤンバラの民や東方の人々はこれを「気」と呼ぶ。

堕転

「運命」に逆らい、進化を退化に、有を無にというように全てを陰なるものに逆流させること。
自らの運命を受け入れられず「堕転」されたとき、ルフは黒く染まる。堕転した人間が生み出す黒いルフは世界を逆流させ、有を無にする流れを作り出す。

マギ