サイレントヒルf(SILENT HILL f)のネタバレ解説・考察まとめ

『サイレントヒルf』(SILENT HILL f)とは、コナミデジタルエンタテインメントが制作する「サイレントヒルシリーズ」の一作品で、2025年に発売したホラーゲームである。描かれる世界は作品ごとに異なり、本作ではシリーズ初の和テイストに振り切った作品となった。1960年代の日本が舞台で、怪奇現象に襲われた田舎町の女子高生が、生き残りをかけて戦って選択していく物語である。マルチエンド採用で何度も繰り返し遊べるのが魅力。対応機種はPlayStation 5、Xbox Series X/S、PC。

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水龍

淡水に棲む水を司る存在であり、水の神様として神話や伝承に登場する龍(ドラゴン)である。戎ヶ丘には、大昔に水龍の住処になっていたという伝説があり、毒を吐き出して人をよせつけなかったと伝えられてきた。周辺地域で温泉が頻繁に噴き出したことから、毒を吐く伝説が生まれたという説がある。

白黒草

栽培が困難である伝説的な幻の植物。効能として、神との対話や神の国への訪問など神秘的な体験ができると言われている。不老不死の薬として王たちが探索したという伝承も残る。種子をすり潰したものは「カクラマカクラ」と呼ばれ、神霊と対話することができる奇天烈な薬物として取り扱われたと記録されている。

『サイレントヒルf』(SILENT HILL f)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ゲーム実況初挑戦の加藤小夏

本作の主人公・雛子を演じた俳優の加藤小夏。ゲーム初心者の彼女が、『サイレントヒルf』のゲーム実況をすると宣言し、10月24日にYouTubeチャンネル「SILENT HILL f を本人がやります」を開設、配信をスタートした。
ふだんゲームとは無縁の加藤は、ゲーム機本体を持っていないため、1ヶ月のレンタルでPlayStation 5を借りに行ったと告白。自分で好き勝手に行う配信であるため、スタッフはおらず機材のセッティングもすべて1人で行っていることを明かした。
初ライブ実況のリアルタイム視聴者は4600人ほどだったが、あまりにもゲーム初心者な姿や独特のワードセンスが話題を呼び、再生数はぐんぐん伸びて3日で200万回を超えた。ゲームの裏話を語りながら、表情豊かに敵と戦う加藤の姿に、雛子の未来の姿を重ねる視聴者も続出。胸を熱くしたゲームファンから感無量との声が上がった。また、数多くの励ましのコメントを見て「全肯定BOTがいっぱいいる」と喜んだり、数秒後には失言だったとあわてふためく素のリアクションに、多くの視聴者が魅了された。

シリーズ名物のUFOエンディング

サイレントヒルシリーズの特徴のひとつに、マルチエンドが挙げられる。ホラー作品ということもあり、その大半は重苦しい内容となっているが、毎回ひとつだけジョークエンディングとも言えるコミカルな内容が入っている。それが「UFOエンディング」である。
UFOエンディングには、一般的にも広く知られるグレイ型の宇宙人や円盤型のUFOが登場。宇宙人に侵略された戎ヶ丘で、誰が宇宙人なのかわからず、自分が本物であることを証明するために秘密の暴露合戦を行うエンディングが展開する。雛子のささいなイタズラや、修の性癖がクローズアップされ、各キャラクターの意外な一面を知ることができる。

専門家がひも解く心理描写

本作品では雛子の精神世界が描かれており、専門知識を踏まえた緻密な構成で物語が展開している。そこに目をつけたYouTubeチャンネル「ゲームさんぽ/よそ見」では、ゲストに名越康文を迎え、精神科医の視点から考察を行っていくゲーム実況を行った。
ゲームの各シーンを見ながら、名越が登場人物の心理状態を解説していくことで番組は進行。名越が次々と指摘する考察はいずれも的確であり、ささいなパーツを捉えてキャラクターのバックボーンまで読み解いていく姿に、驚きの声があがった。中には、2度3度と周回プレイしないと明かされない物語の核心に迫る考察もあった。専門家の凄みを感じると共に、作品の構成がしっかりしているからこそ、そこまで読み解くことが可能なのだろうと、作品の評価も上がっている。

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