I am Sam アイ・アム・サム(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『I am Sam アイ・アム・サム』とは2001年に公開されたアメリカのドラマ映画である。監督はジェシー・ネルソン。知的障害で7歳児程度の知能しか持ち合わせていないサム。1人でルーシーを育て始めるが彼の養育問題が浮上し、児童福祉局に目をつけられてしまう。サムに対する社会の目は厳しく、ルーシーは施設で保護され2人は引き離されることとなった。それでも一緒にいることを諦めなかった親子の純粋の絆が描かれている。ネルソンの代表作の1つとなっている繊細な心模様の描かれた家族の愛の物語。

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イフティ(演:ダグ・ハッチソン)

左の男性。

吹替:根本泰彦(ソフト版)/多田野曜平(日本テレビ版)
髪をいつもワックスで固めているサムの友人。色の中では一番グリーンが好き。映画に詳しく色々な作品の内容を覚えている。会話やその時々の出来事から思いついた映画の説明を、話の途中で度々始めている。

ロバート(演:スタンリー・デサンティス)

出典: ameblo.jp

左の眼鏡をかけている男性。

吹替:小島敏彦(ソフト版)/岩崎ひろし(日本テレビ版)
眼鏡をかけているサムの友人。ビデオ会でサムの家に集まったところに母のエステルが駆けつける。まだ明るい時間であるが、夜の9時まで外で待っているというエステル。ロバートは非常に愛されていた。

ブラッド(演:ブラッド・シルバーマン)

吹替:小森創介(ソフト版)/渡辺穣(日本テレビ版)
サムの友人。いつもどこか張り詰めた様子の男性。危機感を抱いていたり、被害妄想を膨らませていたりなど、危機に直面している主人公のように振る舞うことがある。ルーシーの靴を選ぶ時には大人のサイズの豹柄の靴を選んでいた。リタがサムに関して質問をする際、記録するために録音を始めると警戒した様子を見せていた。

ジョー(演:ジョセフ・ローゼンバーグ)

吹替:佐々木敏(ソフト版)/グラシアス小林(日本テレビ版)
サムの友人であり、彼女をビデオ会に歓迎していた男性。サムがなぜいい父親であるのかリタがサムの友人に尋ねていた際、ジョーはルーシーが5番目に言った言葉がジョーであるからと話す。サムのこととは無関係の回答にとにかく笑顔を作るリタであった。

ランディ・カーペンター(演:ローラ・ダーン)

出典: www.banger.jp

右の女性。

吹替:林佳代子(ソフト版)/堀越真己(日本テレビ版)
ルーシーをサムに代わって保護することになった女性。一軒家にはルーシーの部屋を用意し内装も考え、彼女のことを誰よりも愛そうとしていた。しかしランディがいくらルーシーに歩み寄ろうとしても、彼女がサムよりもランディに懐くことはなかった。サムがランディの家のそばに引っ越してきたことで、ルーシーの心は完全にサムのところへ戻ってしまう。それでも彼女はルーシーを大切に思い、彼女のためにサムが再び一緒にいられるよう裁判でサムが不利になる発言はしない約束をする。

ウィリー・ハリソン(演:チェイス・マッケンジー・ベバック)

吹替:有馬瑞香(ソフト版)/なし(日本テレビ版)
リタの息子。裕福な家庭で何不自由なく育ってきたが、いつも忙しい両親からの愛情に飢えていた。リタに反発するような態度をとり、まともに会話をしようとしない。そんなウィリーにリタは困り果てていた。しかし最後にはリタと共にサムの家を訪れるなど、関係が修復された様子が窺える。

コナー・ローズ(演:メイソン・ルセロ)

吹替:久保田恵(ソフト版)/なし(日本テレビ版)
ルーシーのクラスメイトの男子。教育熱心な父のもとで育ち、サムのことをからかう発言が見られる。ルーシーの誕生日パーティーに親子で参加するもののそこでもサムをからかい、サムが反発。その場面を児童福祉局のマーガレットに目撃され、サムが暴力的な行動にでる危険人物であるというレッテルが貼られてしまった。

ジョージ(演:ボビー・クーパー)

吹替:大滝寛(ソフト版)/なし(日本テレビ版)
スターバックスに勤めるサムの上司。サムの証人として出廷した。給料を上げてほしいと懇願するサムの返事を法廷でし、その後彼をテーブルの後片付けや甘味料の補充、掃除係からコーヒー係へと実際に昇給させた。

レベッカ(演:キャロライン・キーナン)

吹替:堀越真己(ソフト版)/なし(日本テレビ版)
ルーシーの母親であるホームレスの女性。一晩寝泊まりする場所を探していた際に、サムと夜を共にした。結婚する気も育てる気もなかったため、出産後すぐに姿を消す。ルーシーの生まれた時にも喜ぶ素振りはなかった。

ブレイク(演:メアリー・スティーンバージェン)

吹替:吉沢希梨(ソフト版)/なし(日本テレビ版)
サムにセラピーを行っている女性医師。サムの証人として出廷。セラピーの際にサムが話していた記録を読み上げるなどした。ブレイクは自身の母親が知的障害を持っていたため、祖父母の家で幼少期を過ごしている。その経験からサムとルーシーが一緒に暮らすことを肯定する発言をし、サムを助けようとした。

裁判関係者

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