メガゾーン23(Megazone 23)のネタバレ解説・考察まとめ

『メガゾーン23(Megazone 23)』とは、1985年3月に発売されたSFロボットアニメ。OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)として販売された。石黒昇が監督を務め、キャラクターデザインに美樹本晴彦らを起用した第1作が大ヒットし、続編を含めると全3作が製作された。偶然軍の秘密兵器である可変型バイク「ガーランド」を手に入れた主人公が、世界の秘密を知り、若さゆえの反逆を起こす。当時のOVA界隈に「美少女とメカの組み合わせ」という一大潮流を起こした作品の1つである。

夢叶舞

CV:荘真由美
時祭イヴの大ファンで歌手を夢見て家出中の17歳。ロフトで由唯や智美と共同生活を送っており、電子ピアノを持ち込んでボイストレーニングをする姿が描かれる。しかし生活費をどうやって得ているのかは不明。努力の甲斐もあり、イヴのバックコーラスとしてテレビ局に呼ばれる。イヴに会えると大はしゃぎしていたが、実際は別撮後に合成する手はずだったために落胆していた。その後智美の変わり果てた姿の第一発見者となり錯乱してしまう。そのときタイミングよく父親から電話が入り、帰省を促す提案に飛びついてロフトを去ることになる。1人残る由唯と涙の別れを告げ、迎えにきた黒塗りのリムジンに乗り込んで立ち去る。

世間知らずのお嬢様育ちで、家事は不得手。彼女が料理当番の時はレトルト食品しか食卓に並ばないため、由唯が嘆くほどだった。父親は財界トップの実業家で夢叶重工会長・夢叶影絃(ゆめかのう えいげん)である。

中川 真二(なかがわ しんじ)

中川信二

CV:山寺宏一
夢叶重工の社員。職場に持ち込まれたガーランドのテストライダーを担当することになった。しかしその異様な車体を不審に思い、友人の省吾に意見を求めるためにガーランドを無断で持ち出す。地下駐車場で省吾と待ち合わせ、ガーランドに刻まれた「BAHAMOUD」の読み方やバケモノじみたマシンスペックなどを説明する。しかしそこにB.D.が部下と共に現れる。省吾が機転を聞かせて照明を消したタイミングで、手近にあった省吾のバイクで逃走を図る。その際に銃撃を浴びて転倒、頭を強打し即死した。その場を逃げおおせた省吾が人伝に確認すると、情報操作でその死は隠蔽されており、渡米して3ヶ月の研修に出発したことになっていた。彼の死が、省吾の心に反抗心の火を灯す。

いかに異様なバイクだったとしても、れっきとした会社員である真二が守秘義務を無視してガーランドを持ち出し、しかもあれだけ目立つ車体を社外に持ち出せたのは、描写こそないものの、事前に真二自身にもイヴからの接触があったと思われる。「お前ならわかるだろう」とガーランドを初めて見た省吾に答えを求めていたことから、イヴから省吾にガーランドを見せるように促されていたようだ。このことから、真二はイヴによって7Gのオペレーター=省吾にガーランドを渡す運び役にさせられた可能性が高い。

余談だが、CV担当の山寺宏一は著名な声優であるが、今作で声優デビューを果たしている。

ココ

ココ

CV:高木均
省吾達が常連として集まるバイクショップ「ココナッツ」をひとりで経営する45歳独身男性。中年太りの禿頭で常にレイバンのサングラスをかけている。無愛想ながら面倒見がいいからか、モーリーやチョンボが用もないのによく店でたむろしている。不審がりながらも省吾が持ち込んだガーランドをツケ払いで赤く再塗装する。仕事でガレージにこもっているようで、報道規制でテレビ画面に映らない戦車の行進を聞かされて度肝を抜かれていた。さらにはモーリーやチョンボが軽いノリで軍に志願しているのをテレビで見て、あきれ混じりに憤慨していた。PART2では登場しない。

モーリー/森 浩樹(もり ひろき)

モーリー

CV:三ツ矢雄二
スタントマンのアルバイトで食い繋ぐ18歳の少年。パンク風のメイクやファッションが特徴。省吾やチョンボのバイク仲間で、ココナッツにガーランドが持ち込まれた時にも居合わせ、ガーランドの車体にマスキングテープを貼りながら「捨てちまえ」と言い放っていた。その割に、頼まれて省吾宅の様子を見に行くなど義理堅い。PART1後半で軍が台頭してきた際には、戦車の隊列を見て子供のように興奮し、公務員の肩書きが格好良いという理由で軍に志願する。その際にインタビューを受ける様子はテレビで生中継された。その現実感の無い態度を見たココは嘆息混じりに怒声を上げる。その後は登場しない。

ロフトの住人だからか智美や舞とも知り合いらしく、冒頭では省吾を加えた面々でグループデートをしていた。ちなみに赤いストロボカラーのTZR250らしきバイクに乗っていた。

チョンボ/友田 しげる(ともだ しげる)

チョンボ

CV:鳥海勝美
19歳。省吾やモーリーのバイク仲間で、よく一緒に行動している。若干固太りの低身長。いつも黄色とアカのシャツを着ている。「PRO LINK」と書いているが、おそらくこれはHONDAのリアサスペンション周りの商標と思われる。ガーランドがココナッツに持ち込まれた際は、返した方が良いと主張する。PART1終盤でモーリーに感化されたのか、共に軍に志願する。テレビの生中継にも映り込んでおり、ココに目撃されて呆れさせる。その後は登場しない。

岡崎 まさみ(おかざき まさみ)

岡崎まさみ

CV:なし(セリフなし)
省吾の友人で平凡な外見の青年。普段は現役のアニメーターとして活動している。智美の映画撮影に駆り出され、レフ板持ちをさせられていた。街中で撮影中に大音量で流れ出したイヴの戦時歌謡に動揺していた。その後は登場しない。

バハムート関係者

MZ23を支配している巨大コンピューター、「バハムート」に関わる人物。実際にはバハムートは人的要因を全て排除した完全自律コンピューターなため、関係「者」は存在しない。唯一人の姿を借りて7Gのオペレーターに語りかける「EVEプログラム」が登場する。

時祭 イヴ(ときまつり イヴ)

時祭イヴ(PART1)

時祭イヴ(PART2)

CV:宮里久美
今をときめく超人気アイドル。その歌唱力と美貌で、特に若者の絶大な支持を集めている。PART1の冒頭時点で「背中越しにセンチメンタル」が6週連続ナンバーワン(何のランキングかは不明)に君臨するなど、まさにトップアイドルの地位を不動のものとしている。その反面、握手会やサイン会などのファンサービスはおろか、直接ファンの前に立ったこと自体が一度も無い。しかしそんなところもファンの間ではミステリアスだとして好意的に受け止められている。作中では特に舞が大ファンで、彼女のような歌手になりたいと公言している。

彼女の実態は、MZ23管理コンピューター「バハムート」レベル7を制御する「EVEプログラム」が生成する3Dアバターである。よってそもそもMZ23の船内には「時祭イヴ」という人間は存在しない。EVEプログラムは地球に帰還する人類が、二度と過ちを犯さないかを確認するため、現生人類のサンプル「7Gのオペレーター」を選別し、そのデータを月のA.D.A.M.に送信するのがその役割だった。

PART1の作中では軍のクラッキングによってバハムートのレベル6までが制圧されており、残ったレベル7を通して外部に働きかけていた。そして「7Gのオペレーター」と接触するために、レベル7へのアクセスキーであると軍に欺瞞情報を流し、ガーランドを製造させた。思惑通りにガーランドを通じて省吾に接触したイヴは、地球を脱出した経緯を語る。助けを求めるも具体案は示さなかったため省吾は何もできず、結局バハムートは軍の手に落ちてしまう。イヴは軍に操作されるようになり、戦時歌謡を熱唱して軍に志願すべきと煽るようになる。

PART2では一見、軍の傀儡として戦意高揚のために狂奔しているように見えたがその実、軍がコントロールできているのは表面だけだった。たびたび「イヴの亡霊」と呼ばれる存在が放送ジャックをして、7Gのオペレーターに呼びかける。実はEVEプログラムはバハムート本体とは別のストレージに格納されており、未知セクション「開かずの間」にて独立稼働を続けていた。再度ガーランドを通じて省吾とコンタクトしたイヴは、バハムートの中枢に省吾を誘う。ついに「7Gのオペレーター」である省吾と相対したイヴは、雑談にも似た質問を重ねる。そして「自分がなりたかった格好いい大人になればいい」と告げる。A.D.A.M.にデータを送信するも応答が無かったため、最後の手段として崩壊するMZ23からバハムートの中枢を切り離す。これにより省吾達は地球に無事辿り着く。

PART3でも登場しており、遺跡となったバハムートの中でエイジとオリジナル・イヴを迎え、地球再生システムの元へ送り出した省吾が失踪してしまったことを告げる。それと同時に残骸と化していたプロトガーランドを指し示し、そこに残されていたデータユニットをエイジに託す。

自治軍関係者

kokone01627q0
kokone01627q0
@kokone01627q0

目次 - Contents