メガゾーン23(Megazone 23)のネタバレ解説・考察まとめ

『メガゾーン23(Megazone 23)』とは、1985年3月に発売されたSFロボットアニメ。OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)として販売された。石黒昇が監督を務め、キャラクターデザインに美樹本晴彦らを起用した第1作が大ヒットし、続編を含めると全3作が製作された。偶然軍の秘密兵器である可変型バイク「ガーランド」を手に入れた主人公が、世界の秘密を知り、若さゆえの反逆を起こす。当時のOVA界隈に「美少女とメカの組み合わせ」という一大潮流を起こした作品の1つである。

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『メガゾーン23(Megazone 23)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

あまりにも過激すぎてカットされたラブシーン

左の画像はPART1でラブホテルに入室した省吾(左)と由唯(右)。右の画像はPART2で、TRASHのアジトでふたりきりになった省吾(上)と由唯(下)。この後の展開は紹介できないと思われる

PART1の主人公とヒロインである矢作省吾と髙中由唯が劇中で愛を確かめ合うシーンがある。しかしセルビデオの年齢対象が全年齢であるにも関わらず、あまりにも性描写が具体的すぎると話題となった。少々抽象的な部分もあるが、成人向けアニメばりの生々しいベッドシーンに仰天した視聴者が続出した。さらにPART2でも再会したふたりが再び愛を確かめ合うシーンがあり、こちらはよりリアルに性行為を描いている。その後正式に動画配信されているバージョンでは該当シーンは削除されているため、安心して視聴することができる。

PART3のイヴのCVはデビュー間もない高岡早紀

1989年当時の高岡早紀。PART3の挿入歌である「眠れる森の美女」のミュージックビデオより

PART1とPART2で時祭イヴのCVや主題歌などを担当した宮里久美は、PART3制作と同じ年の1989年に芸能活動から引退する。そのためイヴのCV担当が変更されたのだが、そこで抜擢されたのは、その前年にアイドル歌手としてのデビューを果たした高岡早紀だった。今作が高岡の声優としてのデビュー作かつ唯一の出演作品となっている。PART3のオリジナル・イヴが、生身でありながらどこか無機質な雰囲気を感じさせるキャラクターであったため、高岡の淡々とした平坦な演技とほどよくマッチしていた。

メガゾーン23XI(サイ)という仮タイトルで新作企画進行中

メガゾーン23XIのイメージ画像。AICライツの公式HPより参照

2014年時点でPART1とPART2の著作権を持つAICライツが、2017年にクラウドファインディングサイト「CAMPFIRE」上で、「メガゾーン23XI(サイ)」との仮タイトルで新作企画の計画を進めているとの発表を行なった。製作資金は同サイトで支援を募るとしていた。目標支援額1000万円に対して、2017年4月21日から同年7月9日までに470人の支援者から1200万円超の支援金が集まり、プロジェクトは成立した。2025年時点でも製作進行中であり、AICライツの公式ホームページ上で設定画像の数々を閲覧できる。

『メガゾーン23(Megazone 23)』の主題歌・挿入歌

PART1

OP(オープニング):宮里久美「背中ごしにセンチメンタル」

背中越しにセンチメンタル

歌:宮里久美/作詞:三浦徳子/作曲:芹澤廣明/編曲:鷺巣詩郎

ED(エンディング):タケウチユカ「淋しくて眠れない」

淋しくて眠れない

歌:タケウチユカ/作詞:境ジョージ(鈴木敏充)/作曲・編曲:鷺巣詩郎

PART2

OP(オープニング):宮里久美「秘密く・だ・さ・い」(挿入歌)

秘密く・だ・さ・い

歌:宮里久美/作詞:松井五郎/作曲:鈴木キサブロー/編曲:鷺巣詩郎
本曲のタイトルが、PART2の副題にもなっている。

ED(エンディング):宮里久美「ロンリー・サンセット」

ロンリー・サンセット

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