ザ・クロマニヨンズ(The Cro-Magnons)の徹底解説まとめ
ザ・クロマニヨンズ(The Cro-Magnons)とは、日本のロックバンドである。甲本ヒロト、真島昌利、小林勝、桐田勝治の4人で2006年に結成され、デビューを果たす。ボーカルの甲本とギターの真島はTHE BLUE HEATS時代から共に活動しており、前身のTHE HIGH-LOWSでも一緒だった。ザ・クロマニヨンズの楽曲の作詞・作曲は主に甲本と真島の2人が担っており、どこか懐かしさを感じさせるメロディーラインと力強いサウンドが特徴である。
『雷雨決行』
上のライブ映像では甲本は上半身が裸だが、これが甲本スタイルであり非常にロックンロールを感じられる熱いパフォーマンスである。野外ライブというこの上ない開放感の中での彼らの演奏は、力強く臨場感たっぷりで見る者を楽しませてくれる。「雷雨決行」の次には「ナンバーワン野郎!」も演奏されている。下のMVは、特殊な撮影方法で撮影されており、これまでとは違う角度でパフォーマンス中の彼らを見る事ができる。
『エルビス(仮)』
上の映像では、「ザ・クロマニヨンズ エルビス(仮)」と書かれた文字を背景に弾けてパフォーマンスをする姿が映し出される。彼らのシンプルなロックンロールの魅力が最大限に引き出されている映像だ。下の映像は、後に紹介するザ・クロマニヨンズの分身・高橋ヨシオがMVに出演するユニークなMVである。
ザ・クロマニヨンズの名言・発言
甲本ヒロト「より良くならなくていいんだよ。俺たち最高なんだから。」
この言葉には、彼の哲学、生き方、音楽に対する姿勢が凝縮されている。現代社会では、「常によりよくなる事」や「成長し続ける事」が善とされていて、その風潮に縛られる人は多い。しかし、無理に何かを変えたり、より高みを目指す事だけが正解ではないと甲本は教えてくれる。「自分はすでに最高である」という考え方は、自分を許し楽に生きていく事ができる、幸せへの近道なのだ。
甲本ヒロト「人生に意味はないよ。だって暇つぶしじゃん。暇なんだよ。みんな人生80年もいらないんだよ。3日もあれば終わるんだ。やることなんて。意味なんかないんだ。楽しければいいんだ。」
この言葉は、苦しい中で生きている現代社会の人々へのエールだ。何かにつまずいた時、「自分は何の為に生きているのだろう」という疑問を持つことがある。考えても考えてもなかなか答えを見つけられないものだ。甲本は、「人生に意味はない。暇つぶし」だと語るが、その様に考えると生きるのが楽になる。人生は、楽しんだ者勝ちだ。
甲本ヒロト「いつもね 最新作が最高傑作なんだよ 僕の中ではいつもそうだよ」
この言葉は、アーティストとして最高の名言である。常に力強く熱い楽曲を提供してくれる彼らの根底には、「最新作が最高傑作」というポリシーがあるのだ。その情熱を受け取るファンが毎回熱狂するのは当然の事と言える。THE BLUE HEARTSとTHE HIGH-LOWSを通して一貫して成長し続けている事の証でもある。ロックンロールの精神と共に、常に前を向いている彼ららしい生き方は、いつでもファンに情熱を与え続けている。
真島昌利「一生懸命やれば楽しくなるよ、物事って。一生懸命やらないから楽しくないんだよね」
この明言は、力強くシンプルな音楽を生み出し続ける真島ならではのストレートな言葉だ。物事を十分に楽しめない事はよくある事だが、理由は単純明快で「一生懸命やっていないから」なのだ。何かに対して心から打ち込むことで、達成感や喜びが得られるだけでなく、その過程自体も楽しめるようになる。アーティストに限らず、どんな仕事や趣味においても共通して言える普遍的な真理なのだ。
真島昌利「失敗は恐れてないです。何が失敗かよく分からないんで、失敗しても気付かないんです。」
この言葉は、何十年も1つの事に打ち込んできた真島だからこその価値がある。彼は「失敗」という事に対して、多くの人が思いつかないであろうアプローチを取って来たのだ。失敗を恐れるのではなく、むしろそのこと自体をあまり意識しないで自然体で挑戦し続ける姿勢を貫いている。失敗を繰り返さないように対策を練るだけでなく、たまには馬鹿になって失敗に気付かずにスルーする事が楽しく生きていく為の鍵なのかもしれない。
ザ・クロマニヨンズの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ザ・クロマニヨンズの分身・高橋ヨシオ
CDジャケットや公式グッズにクロマニヨン人のように描かれているキャラクターは、高橋ヨシオという名前のUMAである。ザ・クロマニヨンズの分身という位置づけで、デザイナーの菅谷晋一が描いたが詳細は不明。高橋ヨシオはInstagramアカウントを持っており、プロモーションや日常風景など沢山の写真を投稿している。「高橋ヨシオ」という名前は、甲本が駒沢通りで車を運転している姿を目撃した際、車の前の名札に「高橋ヨシオ」と書かれていたから。
甲本の弟は俳優・甲本雅弘
甲本ヒロトの弟は、俳優として有名な甲本雅弘である。大学卒業後にはアパレル会社に就職するが、2年で退職し、俳優の道へ進んだ。上京した際には、兄・甲本ヒロトの家にしばらく居候していた。2004年にポッカ『キレートレモン』のCMに出演した際には、THE HIGH-LOWSが楽曲を担当し、初の兄弟共演が実現した。映画やドラマに数多く出演し、舞台俳優としても活躍している。
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目次 - Contents
- ザ・クロマニヨンズの概要
- ザ・クロマニヨンズの活動経歴
- ザ・クロマニヨンズの誕生
- 精力的なアルバムリリースと全国ツアー
- バンドとしての成熟
- 今後の展望
- ザ・クロマニヨンズのメンバー
- 甲本ヒロト
- 真島昌利
- 小林勝
- 桐田勝治
- ザ・クロマニヨンズのディスコグラフィー
- シングル
- 『タリホー』
- 『紙飛行機』
- 『ギリギリガガンガン』
- 『エイトビート』
- 『スピードとナイフ』
- 『グリセリン・クイーン』
- 『オートバイと皮ジャンパーとカレー』
- 『流線型/飛び乗れ!!ボニー!!』
- 『ナンバーワン野郎!』
- 『雷雨決行』
- 『突撃ロック』
- 『炎』
- 『キスまでいける』
- 『エルビス(仮)』
- 『ペテン師ロック』
- 『どん底』
- 『生きる』
- 『クレーンゲーム』
- 『暴動チャイル(BO CHILE)』
- 『ドライブ GO!』
- 『光の魔人』
- 『大空がある』
- 『もぐらとボンゴ』
- 『縄文BABY』
- 『ごくつぶし』
- 『イノチノマーチ』
- 『あいのロックンロール』
- アルバム
- 『ザ・クロマニヨンズ』
- 『CAVE PARTY』
- 『FIRE AGE』
- 『MONDO ROCCIA』
- 『Oi! Um bobo』
- 『ACE ROCKER』
- 『YETI vs CROMAGNON』
- 『GUMBO INFERNO』
- 『JUNGLE 9』
- 『BINBOROLL』
- 『ラッキー&ヘブン』
- 『レインボーサンダー』
- 『PUNCH』
- 『MUD SHAKES』
- 『SIX KICKS ROCK&ROLL』
- 『MOUNTAIN BANANA』
- 『HEY! WONDER』
- ライブ・アルバム
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー 2023 イエティ 対 クロマニヨン』
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020』
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー MOUNTAIN BANANA 2023』
- シングル・カップリング集
- 『13 PEBBLES ~Single Collection~』
- 『20 FLAKES ~Coupling Collection~』
- DVD/BD
- 『MONDO ROCCIA ’09.11.11』
- 『ザ・クロマニヨンズ TOUR ACE ROCKER 2012』
- 『16NUGGETS ~Music Video Collection~』
- 『ザ・クロマニヨンズ TOUR ガンボ インフェルノ 2014-2015』
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー レインボーサンダー 2018-2019』
- 『ザ・クロマニヨンズ ライブ! MUD SHAKES 2021』
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー SIX KICKS ROCK&ROLL』
- ザ・クロマニヨンズの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 『タリホー』
- 『紙飛行機』
- 『ギリギリガガンガン』
- 『エイトビート』
- 『雷雨決行』
- 『エルビス(仮)』
- ザ・クロマニヨンズの名言・発言
- 甲本ヒロト「より良くならなくていいんだよ。俺たち最高なんだから。」
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