ザ・クロマニヨンズ(The Cro-Magnons)の徹底解説まとめ
ザ・クロマニヨンズ(The Cro-Magnons)とは、日本のロックバンドである。甲本ヒロト、真島昌利、小林勝、桐田勝治の4人で2006年に結成され、デビューを果たす。ボーカルの甲本とギターの真島はTHE BLUE HEATS時代から共に活動しており、前身のTHE HIGH-LOWSでも一緒だった。ザ・クロマニヨンズの楽曲の作詞・作曲は主に甲本と真島の2人が担っており、どこか懐かしさを感じさせるメロディーラインと力強いサウンドが特徴である。
ベース担当。本名は同じで、愛称は「コビー」。1967年12月9日生まれでO型である。福岡県出身。もともと「The Collectors」というバンドで活動していた。そこで培ったスキルと経験を活かし、シンプルで力強いベースラインを作り上げる事で知られている。ザ・クロマニヨンズにはバンド結成当初から参加しており、その安定感のある演奏スタイルでバンドの音楽を支えている。
桐田勝治
ドラム担当。本名は同じで、愛称は「カツジ」。1971年9月11日生まれでA型である。大阪府大阪市出身。ザ・クロマニヨンズ結成前から数々のバンドで活動していたベテランのドラマーである。正確でパワフルな演奏で知られ、バンド結成時からドラムを担当している。シンプルかつダイナミックな存在感のあるドラムが楽曲にエネルギーを与えるので、ライブでもそのパフォーマンス力が際立ち、観客を引き込む力を持っている。
ザ・クロマニヨンズのディスコグラフィー
シングル
『タリホー』
2006年9月20日発売
1. タリホー
2. 弾丸ロック
3. クロマニヨン・ストンプ
この作品は、彼らのデビューシングルである。「タリホー」という言葉は、英語で狩りをする際に用いられる掛け声から来ている。ザ・クロマニヨンズの音楽の基本となるシンプルでストレートなロックンロールスタイルを貫いた楽曲だ。全体的に短くわかりやすいメロディーが繰り返されることで、聴く者を強く引き込む。「タリホー」と「弾丸ロック」は甲本が作詞作曲、「クロマニヨン・ストンプ」は真島が作詞作曲を行っている。
『紙飛行機』
2007年4月25日発売
1. 紙飛行機
2. ワハハ
3. チンパンマン
『タリホー』から半年を経てリリースされた作品。「紙飛行機」というタイトルが象徴するように、曲全体には飛んでいく紙飛行機のような軽やかさや自由さが感じられる。2曲目の「ワハハ」は、鈴鹿サーキット・ツインリンクもてぎのCMに起用された。「紙飛行機」と「ワハハ」は真島が作詞作曲、「チンパンマン」は甲本が作詞作曲をしている。
『ギリギリガガンガン』
2007年8月15日発売
1. ギリギリガガンガン
2. マナティ
3. 笹塚夜定食
「ギリギリガガンガン」は、ザ・クロマニヨンズの楽曲の中でも特にテンションが高く、エネルギッシュな曲として知られていて、ライブでも観客を盛り上げる一曲である。歌詞は、限界まで突き進むエネルギーや、人生のギリギリの状況でも前に進む力強さを表現している。映画『ワルボロ』の主題歌として起用された。「ギリギリガガンガン」、「笹塚夜定食」は真島が作詞作曲、「マナティ」は甲本が作詞作曲を行っている。
『エイトビート』
2008年5月21日発売
1. エイトビート
2. ヒャクレンジャー
3. レッツゴー宇宙
「エイトビート」というタイトルはロックンロールの基本的なビートをさしていて、曲も8ビートのリズムをベースにしたシンプルでエネルギッシュな一曲である。歌詞は、ロックンロールの自由さや力強さを歌詞に反映させていて、甲本らしくメッセージ性が強い作品となっている。「エイトビート」、「ヒャクレンジャー」は甲本が作詞作曲、「レッツゴー宇宙」は真島が作詞作曲を担当している。
『スピードとナイフ』
2008年8月27日発売
1. スピードとナイフ
2. オレなとこ
3. たこあげ大会
「スピードとナイフ」は、タイトルから想像できるように鋭いサウンドと速いテンポが特徴のロックンロールである。余計な装飾のないシンプルなサウンドが特徴。歌詞は、前に進むための力強さや、人生の中で必要な鋭さを歌っている。「スピードとナイフ」、「オレなとこ」は甲本が作詞作曲、「たこあげ大会」は真島が作詞作曲を行なっている。
『グリセリン・クイーン』
2009年10月7日発売
1. グリセリン・クイーン
2. ネギボーズ
3. メインジェット
「グリセリン・クイーン」は、「クイーン」という言葉が繰り返されることで、耳に残りやすい構成である。歌詞は、イメージや感覚を重視して自由で大胆に表現されている。この曲は、ABCテレビ『爆笑!ふれあいコメディ こちらかきくけ公園前』エンディングテーマに起用された。「グリセリン・クイーン」、「ネギボーズ」は真島が作詞作曲、「メインジェット」は甲本が作詞作曲を行なっている。
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目次 - Contents
- ザ・クロマニヨンズの概要
- ザ・クロマニヨンズの活動経歴
- ザ・クロマニヨンズの誕生
- 精力的なアルバムリリースと全国ツアー
- バンドとしての成熟
- 今後の展望
- ザ・クロマニヨンズのメンバー
- 甲本ヒロト
- 真島昌利
- 小林勝
- 桐田勝治
- ザ・クロマニヨンズのディスコグラフィー
- シングル
- 『タリホー』
- 『紙飛行機』
- 『ギリギリガガンガン』
- 『エイトビート』
- 『スピードとナイフ』
- 『グリセリン・クイーン』
- 『オートバイと皮ジャンパーとカレー』
- 『流線型/飛び乗れ!!ボニー!!』
- 『ナンバーワン野郎!』
- 『雷雨決行』
- 『突撃ロック』
- 『炎』
- 『キスまでいける』
- 『エルビス(仮)』
- 『ペテン師ロック』
- 『どん底』
- 『生きる』
- 『クレーンゲーム』
- 『暴動チャイル(BO CHILE)』
- 『ドライブ GO!』
- 『光の魔人』
- 『大空がある』
- 『もぐらとボンゴ』
- 『縄文BABY』
- 『ごくつぶし』
- 『イノチノマーチ』
- 『あいのロックンロール』
- アルバム
- 『ザ・クロマニヨンズ』
- 『CAVE PARTY』
- 『FIRE AGE』
- 『MONDO ROCCIA』
- 『Oi! Um bobo』
- 『ACE ROCKER』
- 『YETI vs CROMAGNON』
- 『GUMBO INFERNO』
- 『JUNGLE 9』
- 『BINBOROLL』
- 『ラッキー&ヘブン』
- 『レインボーサンダー』
- 『PUNCH』
- 『MUD SHAKES』
- 『SIX KICKS ROCK&ROLL』
- 『MOUNTAIN BANANA』
- 『HEY! WONDER』
- ライブ・アルバム
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー 2023 イエティ 対 クロマニヨン』
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020』
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー MOUNTAIN BANANA 2023』
- シングル・カップリング集
- 『13 PEBBLES ~Single Collection~』
- 『20 FLAKES ~Coupling Collection~』
- DVD/BD
- 『MONDO ROCCIA ’09.11.11』
- 『ザ・クロマニヨンズ TOUR ACE ROCKER 2012』
- 『16NUGGETS ~Music Video Collection~』
- 『ザ・クロマニヨンズ TOUR ガンボ インフェルノ 2014-2015』
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー レインボーサンダー 2018-2019』
- 『ザ・クロマニヨンズ ライブ! MUD SHAKES 2021』
- 『ザ・クロマニヨンズ ツアー SIX KICKS ROCK&ROLL』
- ザ・クロマニヨンズの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 『タリホー』
- 『紙飛行機』
- 『ギリギリガガンガン』
- 『エイトビート』
- 『雷雨決行』
- 『エルビス(仮)』
- ザ・クロマニヨンズの名言・発言
- 甲本ヒロト「より良くならなくていいんだよ。俺たち最高なんだから。」
- 甲本ヒロト「人生に意味はないよ。だって暇つぶしじゃん。暇なんだよ。みんな人生80年もいらないんだよ。3日もあれば終わるんだ。やることなんて。意味なんかないんだ。楽しければいいんだ。」
- 甲本ヒロト「いつもね 最新作が最高傑作なんだよ 僕の中ではいつもそうだよ」
- 真島昌利「一生懸命やれば楽しくなるよ、物事って。一生懸命やらないから楽しくないんだよね」
- 真島昌利「失敗は恐れてないです。何が失敗かよく分からないんで、失敗しても気付かないんです。」
- ザ・クロマニヨンズの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ザ・クロマニヨンズの分身・高橋ヨシオ
- 甲本の弟は俳優・甲本雅弘
- 漫才師・水道橋博士と甲本は同級生