大貝獣物語(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『大貝獣物語』とは、1994年にハドソンより発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。さまざまな種族が平和に暮らす幻大陸「シェルドラド」に召喚された「火の貝の勇者」と呼ばれる少年が世界を救うべく冒険の旅に出る。
前作『貝獣物語』の世界観を受け継ぎながらも前作からの仲間に加えて新たに加わったパーティメンバー、そして仲間との会話システムやゲーム内のキャラが冒険を助けてくれる「すけっとシステム」など新たな要素が満載となったボリューム感のある一作。

緑色の身体を持つ貝獣島の三勇士のひとり。水の貝を探すために旅立った。
嵐に巻き込まれた後は自分なりに水の貝を見つけようとあちこちを探し回っていたようだが見つけることはできなかったようだ。
その後もポヨンは放浪していたようで、ウエストサイドの町の一区画に主人公たちが町をつくるイベントが発生するのだがその際にある手順で建物を建てることでようやく一行の前に姿を現す。

貝の勇者ではあるものの属性魔法を使うことはできない。またスピードも遅く、魔法全般に耐性がない。しかし攻撃力と防御力はかなり高いので戦士タイプの能力と言える。
またポヨン固有の特技として、敵から受けた特定の技をコピーして自分の者にできる「体感魔法」を習得できる。

無類の大食漢であり、四六時中食べ物のことを考えている。性格はかなりのんびりしており、バブから諫められることもしばしば。
余談だが実はポヨンは登場キャラ内で唯一、後年発売されたゲームボーイソフト「ポヨンのダンジョンルーム」にて主役の座に抜擢されている。

ガロウ

狼族の青年。20歳とまだ若いが狼族の中でもかなりの実力を持っている。
以前同族のある戦士によって右目にキズを負わされており、自分の眼を奪った男を探し続けている。狼族らしく好戦的だが正々堂々の勝負をモットーとしている。
追っている男の手がかり、そして強さへの渇望から各地から有志を募集しているアバルーダのウワサを聞きつけ勇者の館へやってきた。

戦闘においては武器として爪を使用する。見た目の通り肉弾戦一辺倒の戦闘スタイル。魔法を使うためのMP(マジックポイント)も持っておらず、魔法に対しての耐性もほとんどない。
しかしそれを補って余りある攻撃力の高さとスピード、そしてそれらを十二分に活かす特技によって戦闘の要となる存在。

喧嘩っ早いが情に厚く、よく笑いよく怒る性格の持ち主。

バード

シェルドラド東端の「バドラー島」は絶海の孤島であるというその立地的理由から囚人の流刑地となっていた。
その島で警備隊長を務めていたのが鳥人族のバードである。

風を友とする鳥人族の例に漏れず、スピードはパーティ内でも随一。防御に関しては少々不得手なようだがそのほかの能力はバランスがよく、すべてが平均以上をキープしている。
本人も風属性の魔法をつかいこなし、風属性・地属性の魔法に対して完全耐性を持ち合わせている。
攻撃手段には槍を用い、成長するにつれて槍術の特技を習得していく。

28歳という若さながら警備隊長に抜擢されるほどの真面目さを持つ正義漢。
その人柄と実力を見込んでアバルーダがたっての願いではるばるバードをバドラー島から招聘した。
やや苦労人じみたところはあるものの基本的には真面目であるためパーティ内でもまとめ役として機能する。

ザルドン

石族が暮らす村、「ヘクス村」の長を務める戦士。
妻と子供を島に待たせ、アバルーダの依頼に応え打倒ドグラーのために勇者の館へやってきた。

見た目の通りに素早さはないが、その巨体から繰り出される攻撃と文字通り岩のような体に秘めた防御力は他の追随を許さない。
地属性の魔法をつかいこなし、自身の身体を用いた特技も習得していく。
当然地属性の魔法に耐性を持っているほか、状態異常のひとつである「石化」も完全無効となっている。

心優しく穏やかな性格だが、悪には容赦しない。
42歳という年齢、また家庭を持っているという部分もあってかパーティ内でも父親のような存在になっているようだ。

トキア

若干10歳の少女だが、天才的な魔法の才能を持っており育ての親の心配をよそにドグラー討伐へ志願した。

「天候魔法」を操る少女であり、属性に左右されず様々な魔法を習得することができる。また弓矢の覚えもあるようで、成長によって特技をも自分のものにしていく。
魔法使いだけあって体力が少ないのが不安要素だが、魔法に対しては全属性に耐性を持っている。

実は彼女は幼い頃に両親の元からストームバードに攫われており、それを助けた魔導士「ディーマ」のもとで育っている。
天候魔法も彼女からの直伝であり、今では本当の親同然になついているようだ。

キララ

シェルドラド北方のコルドバーン地方を治めるハーモニー城の正当たる王女。人間に見えるが実は「コルドバーン族」という亜人種。
17歳という多感な年齢の彼女は城での生活に飽き飽きしており、そこにドグラー討伐隊のウワサを聞きつけるや否や王の反対を押し切り城を飛び出してしまった。

MPの高さは全キャラ中1、2を争うものとなっており、得意とする氷属性の魔法だけでなく、回復魔法や補助魔法も習得することができる。
体力も他の魔法使いほど低いわけではないのでそれなりの耐久もあり、水属性の完全耐性も持っているが、その分火属性の攻撃にめっぽう弱い。

高飛車でおてんば、という絵にかいたようなお姫様キャラであり、高圧的な態度に出ることもしばしば。
しかし本性は心優しい性格の持ち主であり、世界を守るという動機に不純はないようだ。

リンダ

「リトルヘブン」という小さな村の教会で生まれ育った18歳。生粋のシスター。
ドグラーに村を襲撃され両親の命を奪われた過去を持ち、両親の敵を討つためドグラー討伐隊に志願する。とはいうものの本人はとても心優しく穏やかな性格の持ち主。

戦闘では攻撃手段はあまり持たないものの、神職らしく回復・補助といった各種魔法をほとんど完璧に使いこなす。
攻撃力こそかなり低いが、魔法特化型としては比較的防御力も高く、なおかつ状態異常に耐性があるなど意外にタフなところも見せてくれる。

旅の途中にも亡くなった人へお祈りを捧げる、プレゼントをもらって感謝の言葉を述べる、など随所に彼女の優しさが垣間見える演出がある。
ドグラーを倒した後も彼女は自分にできることを探して旅を続ける決意をしたようだ。

マギー

自称「大魔導士」の101歳の老人。様々な魔法を扱えていたのだがある時とある事件で覚えていた魔法をすっかり忘れてしまった。
再び大魔導士としての教示を取り戻すために手始めとしてドグラー討伐に挑む。

戦闘が可能か疑わしい年齢だけあって、防御力はかなり低いのでなんらかの対策が必要。
成長するにつれて忘れていた魔法を徐々に思い出していき、充分に成長すれば立派に大魔導士を名乗れる性能となる。

大が付くほどの酒と女好きで、魔法を忘れた発端も酔っぱらって女性にセクハラを行おうとしたため。
かつてのライバルの「マゴー」という男とは浅からぬ因縁を持ち、それが最強呪文を思い出すきっかけになるかもしれない。

ポット

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