大貝獣物語(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『大貝獣物語』とは、1994年にハドソンより発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。さまざまな種族が平和に暮らす幻大陸「シェルドラド」に召喚された「火の貝の勇者」と呼ばれる少年が世界を救うべく冒険の旅に出る。
前作『貝獣物語』の世界観を受け継ぎながらも前作からの仲間に加えて新たに加わったパーティメンバー、そして仲間との会話システムやゲーム内のキャラが冒険を助けてくれる「すけっとシステム」など新たな要素が満載となったボリューム感のある一作。

カイル

ドグラーの部下であり、主に暗殺やスパイといった諜報活動をメインに暗躍している。
滝の洞窟にて薬売りに扮し、主人公たちに毒を盛るなどして暗殺を狙ったが失敗し、返り討ちに遭ってしまう。

その失敗からドグラーにも見捨てられてしまうが、再起を図り礼を操る魔法を習得。
リトルヘブンに潜伏し復讐の機をうかがっているようだ。

ドグラー

「オーラン」、「ブリッジタウン」などがある北の大陸を中心に活動する悪徳奴隷商人。
「ドグラー暗殺隊」、「ドグラー救急隊」など統制された大規模な私兵軍を擁し、若い女性を中心に各地から人を攫っていた。
理由はファットバジャー復活のため、ということだが裏から情報を回し手を引いた黒幕が存在するようだ。

サンドラ地方を実効支配しているゼニムはドグラーの部下。
大柄で独特なセンスの衣装に身を纏っている。
本人は自らを最も美しいと思っており、悪のプリンスを自称している。

ブーメランを駆使した全体攻撃を行うほか、「ブロクト」などの補助魔法を自身に使用するなど見た目に似合わないトリッキーな戦闘を行う。
オーラン地方南部の砦を本拠にしており、そこで火の貝の勇者を待ち受けていた。

アーズラ

ゼニムの執事を務めている。
サンドラの町に訪れた主人公たちを早々にゼニムの屋敷に案内する。

罠にはめた後も主人公たちが生きているとわかると豹変して襲い掛かってくる。

ゼニム

サンドラの町に居を構える大富豪。その有り余る富を用いて、サンドラの実質支配に成功している。
町は貴族街と貧民街に分かれており、その統治は必ずしも良いとは言えないようだ。

手下でありながらドグラーをかなり嫌っていたようで、彼が火の貝の勇者によって倒されたという情報を得ると水を得た魚のごとく自由に振る舞うようになる。
女性のような独特な口調で話す男で、かなりのナルシストなのか屋敷内には彼の肖像画が多数飾られている。

町に到着した勇者一行の情報を事前に掴み、ワナを仕掛けた自身の屋敷に誘い入れて亡き者にしようとするがキラーの介入により主人公たちは屋敷から脱出し失敗に終わる。
ゼニムの本性に気づき、再度屋敷に踏み込みリベンジに挑んだ主人公たちをダメージを通さない「魔法の鎧」と素人でも魔法を扱える「魔法大全集」を携え迎え撃つ。
しかし水に弱いという魔法の鎧の唯一の弱点を突かれ、あえなく敗北した。

敗北後は屋敷の屋上から自ら転落してしまう。
彼もファットバジャーの復活を狙っていたのだがドグラー同様誰かに唆されていたようで、最後に「グジューさま…」と謎の人物の名前を呟き散っていった。

ストームバード

シェルドラド最高峰の山であるストームマウンテンを根城とする巨大な怪鳥。
幼き日のトキアを両親の元から攫っていった張本人で、彼女にとっては因縁の相手。

常時落雷があるストームマウンテンの山頂に棲んでおり、近づくことさえ困難とされることから幻の怪鳥と呼ばれていた。
山頂に到達したパーティを敵と認識し襲い掛かってくる。

戦闘では通常攻撃と風属性の魔法を主に使用してくるほか、「はばたき」という技を使用してくることがある。
これは「パーティのうち誰か一人をランダムで戦闘から除外する」という凶悪なものとなっており、戦闘が長引けば不利になる。

ギルダー

バドラー島で懲役を受けている囚人。
流れ着いたであろう大地の貝を持っている。

貝の力を借りて若い頃の力を取り戻したことで他の囚人を扇動して反乱を企てた。
最終的には火山に逃げ込み、主人公たちと対峙する。

老人然とした見た目に反して体力があるようで、一度倒しても復活してくる。

ギルマーダ

画面上のキャラクター

ドグラー直属の舞台である「ドグラー暗殺隊」の隊長。
キラーに暗殺に必要な技術を仕込んだ師匠でもある。

暗殺隊を抜けたキラーを執拗に追い続けており、ドラドシティーの宿屋に泊まった際に最後の勝負を仕掛けてくる。
倒すと自身が使っていた「ギルマーダダガー」を入手でき、隠していた自身の思いをキラーに告げて息を引き取る。

モーリー

画面中央のキャラクター

ドラドシティーの城で長く乳母として働いていた人物。
現在は引退し隠居している。

キラーを見るとマスクを取って顔をよく見せてほしいと言い、彼が20年前に川で行方不明になったドラドシティーの王子、「ドラド・シェル・レスター」であると気づく。
キラー自身ですら知らなかった事実だが、乳母を務めていたモーリーにとっては忘れられない出来事だったようだ。

王子であることを知ったキラーだが今更王家に戻ることはしないという。
しかし父親でもあることが発覚したドラド王を助けることを改めて胸に誓った。

4padumina46
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