大貝獣物語(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『大貝獣物語』とは、1994年にハドソンより発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。さまざまな種族が平和に暮らす幻大陸「シェルドラド」に召喚された「火の貝の勇者」と呼ばれる少年が世界を救うべく冒険の旅に出る。
前作『貝獣物語』の世界観を受け継ぎながらも前作からの仲間に加えて新たに加わったパーティメンバー、そして仲間との会話システムやゲーム内のキャラが冒険を助けてくれる「すけっとシステム」など新たな要素が満載となったボリューム感のある一作。
ファットバジャー
過去にシェルドラドをその強大な力で支配しており、時の勇者4人の手により封印された大魔王。
封印直前に最後の力を振り絞りオーラの玉に亀裂を入れたことでそこから悪の力を世界、そして宇宙に向けて照射。
悪の波動に同調し、自身の封印を解くものが現れる機会を虎視眈々と窺っていた。
封印が解かれ勇者一行に立ちはだかるファットバジャーは多彩な魔法を駆使し攻撃してくるうえ、自身にも補助魔法を使うなどさすがに一筋縄ではいかない。
そのうえ一度倒してもより凶悪な姿になって復活、使用する魔法のランクが一段上がるほか、自動回復を備えて再び立ちはだかる。
それでもようやく勇者とその仲間たちの力により倒れると、真の黒幕が姿を見せる。
ファットバジャーが送っていた悪の波動を宇宙にてキャッチし、彼を操りシェルドラドを我が物にしようとしていたギャブ・ファー一味が襲来し、世界は再び混沌に巻き込まれていく。
バヌーダ
半魚人のようないでたちをしたギャブ・ファーの部下。
ピープがテスト航行を行っていた潜水艦を奪い、入り江の洞窟に潜伏していた。
人質に取っていたピープを自身のミスで逃がしてしまうなどあまり頭はよくない。
しかし戦闘になると氷魔法などを駆使して攻め立ててくるほか、一度倒しても復活するなどさすがにザコではない。
アクアドラゴン
四貝竜の一竜で、水の洞窟アクアンの最深部に潜む水を司る貝竜。勇者一行の力量を量るために襲い掛かってくる。
基本は通常攻撃に魔法などを織り交ぜて攻撃してくるほか、たまに放たれる「ダイダルウェイブ」が非常に強力となっており警戒が必要。
また体力がかなり高いため長期戦は必至となる。回復アイテムなどを準備していないとスタミナ切れの危険もある。
無事に倒すと勇者たちの力を認め、力を貸してくれることになる。
ウィンドドラゴン
常に吹きつける強風が侵入者を拒む風の塔にて佇む貝竜の内の一竜。
「ヘヴィストーン」を入手することで風に怯むことなく塔に侵入することができる。
最上階にて待ち構えていたウィンドドラゴンは勇者の力を試すために他の竜同様襲い掛かってくる。
風を司るだけあって素早さが非常に高く、通常攻撃を当てるのはかなり難しい。
また全体攻撃である固有技「ウィンドバースト」や威力の高い単体攻撃「しっぽの一撃」などを使用し攻め立ててくる。
火属性に耐性がないほか、雷・光属性が弱点なのでそれらの魔法を中心に戦闘を組み立てていけば活路が見える。
打倒後は力を貸すことを了承してくれ、通常戦闘時などには頼れる攻撃手段となってくれる。
ランドドラゴン
溶岩窟ランドンにて眠る四貝竜のうちの一竜。
彼の元にたどり着くには「マグマストーン」を使用し溶岩を渡っていかなければならない。
洞窟の最深部にたどり着くとマグマの中から姿を現し資格を見極めるため襲い掛かってくる。
ランドドラゴンの恐るべき特性はその耐久力。水属性の攻撃が唯一の弱点となっているが、それ以外の攻撃はほとんど歯が立たない。
長期戦になれば「ランドバースト」など強力な特技も持っているため不利となる。アクアドラゴンを召喚するなど水属性の攻撃を集中させるしかない。
力を示した後は勇者たちの力となってくれる。
レッドドラゴン
理知的で他の貝竜たちを束ねる役割を持つ四貝竜のリーダー格。ガーディアン島にて眠りについていたが、合体貝を持つ勇者たちを認め他の貝竜たちに力を示すよう助言した。
他の三貝竜の協力を取り付けると最後の試練とばかりに勇者一行に襲いかかる。
戦闘になると固有技「クリムゾンフォース」などで激しい攻撃を仕掛けてくる。また他の貝竜より攻撃力が高いため回復や防御を怠らないことが重要。
また残りの体力が少なくなると一度だけ回復魔法で自身の体力を全快させる。
長丁場になってしまう前に耐性がない水属性の魔法や特技で攻めきってしまえるかどうかがカギとなる。
レッドドラゴンを倒すと晴れて四貝竜全ての協力を取り付けることができる。
ヌバチ&バギス
大きな花から身体が生えているような姿なのがヌバチで、目が生えた木の幹のようないでたちをしているのがバギス。
グジューの部下であり、バイオベースを守るためパーティと対峙する。
バギスが繰り出す強力な通常攻撃と、それをサポートするヌバチの回復魔法の連携が脅威。
同時に相手をするのは骨が折れるため回復をつかいこなすヌバチに攻撃を集中させれば活路が見える。
グジュー
クシューラという女性に扮してストーリー序盤から暗躍しており、裏からドグラーやゼニムを唆してファットバジャー復活の準備をさせていた張本人。
ギャブ・ファーの実の娘であり、父親の野望を叶えるため各地から人間を攫い、強い身体を持つ個体に生体実験を行いモンスターに作り変えるという非道を行っていた。
四貝竜の力を集めた一行の前に現れ、一瞬のスキを突き火の貝の勇者を実験基地、バイオベースへと連れ去ってしまう。
勇者奪還のためバイオベースへやってきた一行にまずは手下のモンスターをけしかけてくる。
それらを倒すとグジュー本人との連戦になるのだがこのグジュー、ほとんど攻撃魔法に対して耐性を持っているため魔法主体のパーティにとってはかなりの難敵となる。
能力を下げる補助魔法などは通るためそれらを駆使して戦えば戦局を五分以上に持ち込める。
グジューを倒すと彼女は退散し、勇者を奪還することができる。しかし彼女を倒すことでバイオベースは機能が停止し、マユにされた捕らわれた人々を救う術がなくなってしまう。
崩壊する基地から脱出した一行はその事実を知り、愕然と立ち尽くすのだった。
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目次 - Contents
- 『大貝獣物語』の概要
- 『大貝獣物語』のあらすじ・ストーリー
- 世界で起こる異変と魔王復活の予兆
- 前途多難な旅立ち
- 嵐のあと
- 奴隷商人ドグラーの企み
- 3つの貝の回収
- 水の貝を追いかけて
- 幻の剣コスモソード
- ゼニムの罠
- 大賢者グレートノーム
- 魔王との死闘
- オーラの玉の異変
- 伝説の剣と魔王の最後
- 侵略者ギャブ・ファー
- 四貝竜の目覚め
- 伝説の四貝竜
- 潜水艦の入手
- 貝竜の試練
- クシューラの正体
- 最後の決戦へ
- 時を超えた復活
- 勇者奪還
- 失われた地に眠る世界の主
- 大貝竜オーラドラゴン
- 隠された海底の本拠
- グジューとの再戦
- 世界と勇者の結末
- 『大貝獣物語』のゲームシステム
- 基本情報
- B・T・S(バトル・トーク・システム)
- すけっとシステム
- 『大貝獣物語』の登場人物・キャラクター
- パーティーメンバー
- 火の貝の勇者
- バブ
- クピクピ
- ポヨン
- ガロウ
- バード
- ザルドン
- トキア
- キララ
- リンダ
- マギー
- ポット
- キラー
- ロボット
- Bすけっと
- クイック
- ミャン
- ドロン
- ピッギー
- プー
- ゲンジ
- ポチ
- ジーサ
- パタパタ
- トンガリ
- メロディ
- ヘケメケ
- Cすけっと
- アロエス
- ディープ
- ラバン
- ウロ
- 冒険の中で出会う人々
- 貝獣仙人
- カクタス
- アバルーダ
- ギール
- マージ
- ミルミー
- コリコット
- エベル
- トリー
- サラ
- アイスマン
- グレートノーム
- クシューラ
- ディーマ
- ミルザ&コルドン
- バラード&シュルネリ
- ウォッカ
- マゴー
- ワルス
- ピッポ
- ボスキャラクター
- カイル
- ドグラー
- アーズラ
- ゼニム
- ストームバード
- ギルダー
- ギルマーダ
- モーリー
- ファットバジャー
- バヌーダ
- アクアドラゴン
- ウィンドドラゴン
- ランドドラゴン
- レッドドラゴン
- ヌバチ&バギス
- グジュー
- クインアンティー
- オーラドラゴン
- ドクター・ノヴァ
- プリンス
- ヘラクライス
- 改造ファットバジャー
- グジュー改
- ギャブ・ファー
- 『大貝獣物語』のアイテム
- 回復系アイテム
- 戦闘系アイテム
- 武具
- 移動手段
- プカシェル
- 潜水艦
- クロム蝶
- 『大貝獣物語』の用語
- シェルドラドの住人
- 人間
- 貝獣
- サボテン族
- オーク族
- モグール族
- シーマン族
- 仮面族
- 熊族
- カメレオン族
- ガーディアン族
- 狼族
- 鳥族
- ヘクス人
- コルドバーン人
- 伝説の武具
- 愛の剣
- 各地の都市
- サンドサイド
- サンドラ
- ドラドシティー
- 侵略者と守護者
- ギャブ・ファー一味
- 貝竜
- ロボット
- サブイベント
- スタンプラリー
- わが町
- 『大貝獣物語』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 仲間たちのサイドストーリー
- 主人公が町の名づけ親
- 温泉での入浴イベント
- ご神木の復活
- バブとポヨンの入れ替わり疑惑
- 心を抉るバイオベースでの展開