銀杏BOYZ(ボーイズ)の徹底解説まとめ
銀杏BOYZ(ボーイズ)とは日本のパンク・ロック・バンド。前身のバンドGOING STEADY解散後、元GOING STEADYのベースの安孫子真哉とドラムの村井守を誘い、チン中村をギターに迎え4人編成で活動を開始。メンバー脱退後、峯田はソロ活動中。ボーカル峯田和伸は格差恋愛をテーマにした石原さとみ主演の『高嶺の花』にも俳優として出演。青春を歌を通して伝える姿に人々は心を打たれる。「BABY BABY」「援助交際」「若者たち」など数々のヒット曲を生んだ山形のスーパースターである。
銀杏BOYZの概要
銀杏BOYZとは、峯田和伸(ボーカル)・安孫子真哉(ベース)・村井守(ドラム)・チン中村(ギター)の4人組のアーティスト。日本を代表するパンク・ロック・バンドである。前身のバンドはGOING STEADYで2003年1月に解散。その後、ボーカル峯田が元GOING STEADYのベースの安孫子真哉とドラムの村井守を誘い、チン中村をギターに迎え4人編成で活動を開始。銀杏BOYZといえば「青春」である。ボーカル峯田和伸が書く曲は青春時代の男子学生の気持ちをリアルに歌っている曲が多く、長年のファンが多く存在する。その後、安孫子真哉(ベース)・村井守(ドラム)・チン中村(ギター)がメンバーから脱退し、峯田和伸ソロでの活動をしている。彼らの音楽は非常に根強いファンが多い。学生時代の甘く切ない気持ちを歌っている曲が多く、男子学生を経験した大人たちが今もなお銀杏BOYZの曲を聴き続けるのだ。ボーカルの峯田は主演石原さとみのドラマ『高嶺の花』に出演するなど、俳優業としても活躍。本業ではないが、峯田独特の憎めない田舎感が役に合った良い味を出す。
銀杏BOYZの魅力はボーカル峯田和伸に詰まっている。代表曲としては「BABY BABY」「銀河鉄道の夜」「夜王子と月の姫」「東京」などがある。非常に繊細なメロディーの中に独特な歌詞をいれこみ、峯田のなんとも言えないハスキーボイスに多くのファンが魅了された。峯田本人もライブ中に「幸せなやつは今からすぐ会場から出て行ってくれ」というように、銀杏BOYZは甘く切ない青春時代に感じたイケてない自分を思い出すような曲を聴かせてくれる。決してカッコつけることのない彼らのスタイルは伝説的なバンドにふさわしい姿だ。
銀杏BOYZの活動経歴
銀杏BOYZの前身、GOING STEADY
1996年にGOING STEADYの活動が始まった。インディーズで活動をしていた4人組パンクロックバンドである。通称ゴイステ。ゴイステ時代の峯田はまさに若者が世の中に噛みつくようなアーティストだ。メンバーは、峯田和伸(ボーカル、ギター)、浅井威雄(ギター)、安孫子真哉(ベース)、村井守(ドラム)の4人組。山形出身の峯田が上京して知り合った浅井と共にバンドを結成し活動を開始する。1999年にアルバム『BOYS & GIRLS』を発表。「Don't trust over THIRTY」「THE BRIDGE」「STAND BY ME」などを収録。決して綺麗な歌声でファンを魅了するのではなく、若い衝動的な曲で青春パンクとして人気が出てきた。当時は楽器のうまさもなく、ストレートに感情を乗せた曲を歌い名声を獲得していった。その後、彼らの存在を確立することになる2001年7月にセカンドアルバム『さくらの唄』がリリースされた。「BABY BABY」「銀河鉄道の夜」「愛しておくれ」「もしも君が泣くならば」などを収録。最もメジャーな「BABY BABY」はアップテンポでライブでも大盛り上がりする曲である。ギターを始めたパンクロック好きな人はシンプルで基本を覚えられるということで、まずはこの曲を練習するだろう。不朽の名作であることは間違いない。
他にも「佳代」「童貞ソー・ヤング」「若者たち」なども大人気な曲である。2002年6月に発売したシングル『童貞ソー・ヤング』はインディーズながらオリコン3位を記録する。そして勢いそのままに「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2002 in EZO」、「FUJI ROCK FESTIVAL'02」への出演も果たす。同時期ではガガガSPや175Rなどが活躍をしていた。
峯田はその時の情景や当時の感情をリアルな言葉で曲にしていた。峯田和伸のスタイルが確立したのはGOING STEADYでの経験が大きいだろう。
2003年にGOING STEADY解散を発表。ファンはライブ中に突然発表があり、愕然とした。未だに解散の真相は明かされていないが、「色々経緯はあったが、シンプルにいうと自分たちのイロが出せなくなった」という事だけ本人たちから明かされている。その後、銀杏BOYZとして活動を開始。
銀杏BOYZとしての活動
銀杏BOYZ活動経歴
2003年1月、GOING STEADYを解散。解散は突然ファンに告げられた。ファンにとっては衝撃的で忘れられない日になっただろう。
その後ボーカルの峯田和伸が銀杏BOYZを結成。当初は峯田のソロ名義であったが、同じくGOING STEADYの安孫子真哉(ベース)と村井守(ドラム)、新ギタリストのチン中村をメンバーに迎え、2003年5月から本格的に活動を開始。
2005年1月、銀杏BOYZファーストアルバム『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』『DOOR』2枚同時発売。
「BABY BABY」「漂流教室」「東京」など数々の名曲を収録。
同年1月、渋谷公会堂にて単独公演「不登校生徒集会 イン 渋谷公会堂」を行う。
2005年2月より「銀杏BOYZ 世界ツアー 2005」と題してツアー(全国44箇所)開始。
ツアー公演中激しいパフォーマンスをした峯田は二度の骨折と、それにともなう1ヶ月の入院及びリハビリというアクシデントによりツアーが延期、更に再延期する箇所もあったが、9月10日の仙台公演で無事ツアー終了。
同年6月、第7回「みうらじゅん賞」を峯田が受賞。
2005年8月、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2005」ライブ演奏中に峯田が全裸になり、初の書類送検。
2005年9月、日比谷野外音楽堂にて単独公演「銀杏BOYZ 野外毒演会2005 ~こけし軍団、起立!!~」を行う。
2005年7月、峯田とチン中村は男女混成6人組の別ユニット、敏感少年隊を結成し、初音源となるシングル『サウンドオブ下北沢』を発売。
2007年4月、メンバー自ら撮影、編集を手掛けたドキュメント映像『僕たちは世界を変えることができない』をDVDで発売。
同年7月、台湾最大の音楽フェスティバル『FORMOZ FESTIVAL 2007 Wind Stage』に出演。
ライブ演奏中に峯田が全裸になり、2度目の書類送検。翌日、台湾の新聞に峯田の全裸姿の写真が大きく掲載される。
同年8月、銀杏BOYZ ファーストシングル『あいどんわなだい』を発売。
同年11月、銀杏BOYZ セカンドシングル『光』を発売。
2007年12月より『せんそうはんたいツアー』と題して新木場スタジオコーストを皮切りにツアー(全国7箇所)開始。
仙人のような髪の長い峯田が特徴的だ。
2008年3月、放送作家である倉本美津留さんと峯田和伸によるユニット『峯田に美津留』のシングル(バナナマンが主演するWEBドラマ『ピンボケ』の主題歌)を発売。
同年4月、宮崎あおいさん出演のCM(東京メトロ)『DO!TOKYO HEART』で、銀杏BOYZの「漂流教室」がオンエア。
同年8月、宮崎あおいさん出演のCM(東京メトロ)『DO!TOKYO HEART』で、銀杏BOYZの新曲「銀河鉄道の夜 第二章 ~ジョバンニに伝えよ、ここにいるよと~」がオンエア。
同年11月、銀杏BOYZ サードシングル『17才』を発売。タナダユキ監督 映画『俺たちに明日はないッス』で銀杏BOYZが映画主題歌を初担当。曲は南沙織の歌唱で有名な「17才」をカバー。
2009年2月公開、宮藤官九郎監督 映画『少年メリケンサック』で銀杏BOYZが主題歌「ニューヨークマラソン」を演奏。峯田は、劇中に登場するバンド「少年メリケンサック」の若かりし頃のボーカル役として出演。安孫子、チン中村、村井も劇中に出演。
同年5月、KEBAB RECORDSのオムニバスCD『ニャンでもない日には』に峯田和伸の「朝立ち」収録。
同年6月公開、奥秀太郎監督 映画『USB』に峯田が出演。
同年8月公開、田口トモロヲ監督 映画『色即ぜねれいしょん』に峯田が出演。
2009年2月2日に映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』主題歌、シングル『ボーイズ・オン・ザ・ラン』を発売。
2010年1月公開、三浦大輔監督 映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』に峯田が主人公田西役として出演。
2010年1月30日(土) テアトル新宿、シネセゾン渋谷をはじめとして、全国にて公開スタート。
同年7月、銀杏BOYZと壊れたバイブレーターズ名義で劇伴全曲集『SEX CITY ~セックスしたい~』を発売。
2011年6月より「スメルズ・ライク・ア・ヴァージン・ツアー」と題して水戸、福島、仙台、盛岡でライブを行う。
2013年11月、安孫子真哉、チン中村がバンドを脱退。
同年12月、村井守がバンド脱退を発表。
2014年1月15日、9年ぶりとなるアルバム『光のなかに立っていてね』と、ライブリミックスアルバム『BEACH』を2枚同時に発売。
同年6月、銀杏BOYZ & ケイスケカンダ 共同製作のTシャツとバッグの販売が開始。
同年7月、峯田和伸主演、三浦大輔書き下ろし新作舞台『母に欲す』がパルコ劇場にて上演。
同年9月、どついたるねんのベストアルバムに峯田がスーパーバイザー(ポコチンの指導者)として参加。
同年10月、TBSドラマ『ごめんね青春!』の主題歌「言ったじゃないか」の作曲を峯田和伸が担当。(歌:関ジャニ∞、作詞:宮藤官九郎)
2015年1月15日、2003年から現在まで、銀杏BOYZのオフィシャルカメラマンとして行動をともにした村井香による銀杏BOYZ初の写真集『純血』。太田出版より刊行。
2015年秋、映画『ピース オブ ケイク』に峯田和伸が出演。(ジョージ朝倉・原作×田口トモロヲ・監督)
2016年3月、銀杏BOYZ初の公式ライブ映像作品『愛地獄』を発売。
同月、安藤裕子さんのニューアルバム『頂き物』で、峯田が楽曲「骨」を提供した。
同年4月、6枚目のシングル『生きたい』を発売。
同月NHK BSプレミアム『プレミアムドラマ 奇跡の人』で峯田が連続ドラマ初主演を務める。
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目次 - Contents
- 銀杏BOYZの概要
- 銀杏BOYZの活動経歴
- 銀杏BOYZの前身、GOING STEADY
- 銀杏BOYZとしての活動
- 銀杏BOYZ活動経歴
- 音楽だけではない俳優としての峯田の魅力
- 銀杏BOYZのメンバー
- 現メンバー
- 峯田和伸(みねた かずのぶ)
- 旧メンバー
- 村井守(むらい まもる)
- 安孫子真哉(あびこ しんや)
- チン中村(ちん なかむら)
- 銀杏BOYZのディスコグラフィー
- シングル
- あいどんわなだい
- 光
- 17才
- ボーイズ・オン・ザ・ラン
- ピンクローター
- 生きたい
- 骨
- エンジェルベイビー
- 恋は永遠
- いちごの唄
- アルバム
- DOOR
- 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命
- 光のなかに立っていてね
- BEACH
- ねえみんな大好きだよ
- 銀杏BOYZの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- BABY BABY
- 援助交際
- 駆け抜けて性春
- 夢で逢えたら
- 恋は永遠
- 骨
- いちごの唄
- 銀杏BOYZの名言・発言
- ロックは世界を変えることができない!世界を変えるのはお前らだ
- 歌だってそうなんだ。歌唱力がうまいへたではなくってね、ちゃんとあなたのところに飛んでいくようなメロディを歌いたい
- 思い出したいことなんていっぱいありすぎて、いっそのこと全部忘れてしまいたいぐらい幸せなんだよ
- 何もしなくても、ほっといても勝手に時間は進む
- 僕らがひきこもらない理由は、街に出れば女の子がいるからだ
- 銀杏BOYZの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 山形が生んだスーパースター峯田和伸
- ライブの峯田は狂気そのもの
- 峯田和伸と麻生久美子