神さま学校の落ちこぼれ(小説・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『神さま学校の落ちこぼれ』とは、日向夏の原作小説をもとに赤瓦もどむが漫画化した作品。「花とゆめ」で2021年17号より連載開始となった。現代日本のごく普通の世界が舞台だが、少し変わっているのは「この世界には神さまがいる」ということ。高校受験を控えた陽美谷ナギは、「神さま学校」の合格通知を受け取る。エリートばかりの学校でナギの成績は学年最下位に。落ちこぼれとなったナギが超難関の国家資格「神さま」を目指す、超能力・学園・友情・恋愛・陰謀が絡むスピリチュアルスクールドラマである。
主人公
陽美谷ナギ(ひびやなぎ)
陽美谷神社の娘で二卵性双生児の兄がいる。真っ直ぐで明るくフットワークが軽い。身体能力が高く、困っている人を見捨てられないしっかり者。タロウ曰く、人との距離が近い。自分には神通力はないと思っていたが、ひょんなことから神さま学校の推薦状をもらい、入学することとなる。なかなか神通力が何なのかわからなかったが、特殊な能力である神通力強化と判明した。
陽美谷家のヒミコ
陽美谷たける(ひびやたける)
ナギの二卵性双生児の兄。神社の跡取りでヒミコのたけるは10歳の時に事故にあい、引きこもりに。ゲームにのめり込み、ぬいぐるみを使い、しょぼいテレキネシスとテレパシーでナギに話しかけてくる。引きこもりと思われていたが、実は事故は超自然学派によるもので、たけるはそのまま誘拐されたことが判明した。
天宇受賣命(あまのうずめのみこと)
ナギとたけるの祖母。陽美谷神社の神さまだったが、5年前に事故で亡くなる。ナギの通っている惟神學園の卒業生で學園長の教え子。神通力はヒーリングと未来予知のフォアサイト。
ナギの友人達
田中モナカ(たなかもなか)
ナギが惟神學園に入学した際、學園からナギのお世話係を頼まれた。姐さんと慕われている。成績優秀でスタイルのよい美人だが、性格はバッサリしている。和菓子屋の娘で、モナカという名前が大嫌い。名前で呼ばれると「モナカいうな」とお決まりのセリフを返している。神通力はテレポート。
美馬みるる(みまみるる)
両親が超自然学派の為、国に登録するのを拒み隔離して育てられた。学校に通っていなかったため、漢字が読めない。国に保護され親と引き離されて学校に入れられた。神通力はテレパシーとサイコメトリーの複合能力者。
逢坂サガミ(おうさかさがみ)
モナカのことが好きな、単細胞な脳筋男子。神力のパワーが多いため熊男とも呼ばれている。神通力は、強いサイコキネシスと微弱なパイロキネシス。
江道トータ(えとうとーた)
江道神社の息子でサラブレッド。成績優秀で試験ではいつも高得点を修めているが、無気力で投げやりな態度を取り、嫌味な言動で人を寄せ付けない。名門神社の息子の為、つてを求めて周りから声を掛けられるため、嫌になって周りに嚙みついていたが、ナギのことは認めている様子。神通力はクレアボヤンス。
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目次 - Contents
- 『神さま学校の落ちこぼれ』の概要
- 『神さま学校の落ちこぼれ』のあらすじ・ストーリー
- 「神さま学校」への入学
- サバイバルなオリエンテーション
- たける人形の秘密
- 神通力別講師の選択
- 神通力特別授業
- 体育祭での青田買い
- ナギの神通力の秘密と遊園地
- 江道大社への職業体験
- 江道家の家系図
- 未来の光景
- 『神さま学校の落ちこぼれの』登場人物・キャラクター
- 主人公
- 陽美谷ナギ(ひびやなぎ)
- 陽美谷家のヒミコ
- 陽美谷たける(ひびやたける)
- 天宇受賣命(あまのうずめのみこと)
- ナギの友人達
- 田中モナカ(たなかもなか)
- 美馬みるる(みまみるる)
- 逢坂サガミ(おうさかさがみ)
- 江道トータ(えとうとーた)
- 松田タロウ(まつだたろう)
- 広崎ざくろ(ひろさきざくろ)
- 鏡オルハ(かがみおるは)
- 神さま
- 月読命(つくよみのみこと)
- 夜刀神(やとのかみ)
- 木花咲夜姫(このはなさくやひめ)
- 大山津見神(おおやまつみのかみ)
- ツクヨミのプロデューサー
- 芥河ホシノ(あくたがわほしの)
- 惟神學園の先生
- 學園長
- 祖父江マサユキ(そふえまさゆき)
- 小林レイリ(こばやしれいり)
- 飯波ガラン(いいなみがらん)
- 超自然学派に属する者達
- 猫田(ねこた)
- カツグチ
- オモイカネ
- 『神さま学校の落ちこぼれ』の用語
- ヒミコ
- 神さま
- 超自然学派
- 私立惟神學園(しりつかんながらがくえん)
- 神通力の種類
- 念動力(サイコキネシス)
- 観念動力(テレキネシス)
- 発火能力(パイロキネシス)
- 精神感応(テレパシー)
- 残留思念読取(サイコメトリー)
- 透視能力(クレアボヤンス)
- 瞬間移動(テレポート)
- 引寄能力(アポート)
- 消去能力(アスポート)
- 未来予知(フォアサイト)
- 神通力強化
- 『神さま学校の落ちこぼれ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ツクヨミ「…初めてだ 誰かに『助けてもらえた』のって…」
- モナカ「それぞれがやれる事やればいいの あんたがさっき木登りしてくれたみたいにね」
- 學園長「ナギさんは今、土の中に埋まった種です。それを芽吹かせるのも腐らせるのもあなた次第よ」
- ホシノ「俺が一番嫌いなのはな 諦めている奴だ」
- ツクヨミ「ナギは渡さない」
- ナギに「師匠」と呼ばれ舞い上がるツクヨミ
- トータのナギへの感情がわかるシーン
- ナギがピンチの時いつも助けに駆けつけるツクヨミ
- ツクヨミとナギがお互いの存在について思うこと
- 『神さま学校の落ちこぼれ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者は『薬屋のひとりごと』の日向夏、作画は『兄友』『ラブ・ミー・ぽんぽこ!』 の赤瓦もどむ
- 『神さま学校』は2000年代の花とゆめのイメージ
- ツクヨミは当初影も形もなかった!?
- たけるは当初ぬいぐるみではなくテレパシーのみで登場予定だった
- ツクヨミのお付きのホシノは赤瓦もどむの提案で生まれた
- 漫画と小説で2度楽しめる『神さま学校』の世界