神さま学校の落ちこぼれ

神さま学校の落ちこぼれ

『神さま学校の落ちこぼれ』とは、原作は日向 夏、漫画は赤瓦 もどむが担当する漫画作品。強力な神通力(超能力)を持つ者が集められた「神さま学校」に編入することになったナギ。落ちこぼれだと思いながらも神さまを目指して必死に頑張る、スピリチュアルスクールドラマである。

神さま学校の落ちこぼれのレビュー・評価・感想

神さま学校の落ちこぼれ
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神さまのいる現代日本が舞台!超能力・学園もののスピリチュアルストーリー

「この世界には神さまがいる」という書き出しで始まる、神通力を持つヒミコと呼ばれる者たちがいる現代日本。
主人公ナギは神通力を持たない、ごく普通の女子中学生です。実家の神社には神さまがおらず、「神さま募集中」の張り紙を貼る始末。そんな中、高校進学を控えたナギのもとにある日突然「神さま学校」の合格通知が届きます。強力な神通力を持つ者たちが集う学校の中で、ナギの成績はもちろん学年最下位。なぜ神通力を持たないナギが推薦枠合格で入学できたのか。また、落ちこぼれとなったナギはこの先、神通力を目覚めさせることができるのか。そして、ナギの隠れた能力とは。

ナギの明るくポジティブな性格と個性的なキャラクターの友人たちとの掛け合いも面白く、担当教師のツクヨミ、謎の多いナギの双子の兄タケルの存在も複雑に絡み合い、この先のストーリー展開が待ち遠しくなります。
この作品は漫画版と小説版があり、漫画版は少女漫画の王道ともいわれる「花とゆめ」に掲載され、白泉社から出版されています。赤瓦もどむ先生の作画も作品にあっていて可愛らしく、原作はあの「薬屋のひとりごと」の作者の日向夏さんでもあります。小説版は、「星海社」から出版され、作画・原作とも漫画版と同じです。この作品は、珍しく白泉社と星海社との共同企画という形を取っているようです。
漫画版、小説版、それぞれの良さがありますので気になる方は読み比べてみてはいかがでしょうか。