薬屋のひとりごとの料理・食事・食べ物・飲み物まとめ
『薬屋のひとりごと』とは、2011年に小説掲載サイト「小説家になろう」で初掲載された日向夏のライトノベル小説である。原作小説が人気になったことから、コミカライズ版やアニメ版も展開された。舞台は架空の中華系帝国「茘(リー)」。豊富な薬の知識を持つ猫猫(マオマオ)が、王宮内の数々の事件を解決していく。事件の中には食品に仕込まれた毒やアレルギーによるものもあり、作中にはさまざまな食べ物や飲み物も登場する。
『薬屋のひとりごと』の概要
『薬屋のひとりごと』とは日向夏のライトノベル小説である。2011年から小説掲載サイト「小説家になろう」で掲載が始まり、人気を集めて漫画版やアニメ版も展開された。舞台となるのは架空の中華系帝国「茘(リー)」。人さらいによって王宮に売り飛ばされた猫猫(マオマオ)は、年季が明けるまでひっそりと下働きを続けるつもりだった。しかしその当時後宮で流行していた乳児の衰弱死事件の噂を聞くと、好奇心に駆られ、薬学の知識を活かして解決してしまう。これをきっかけに宦官の壬氏(ジンシ)の目に留まり、後宮の毒見役に任命される。猫猫は壬氏とともに、王宮内で起こる不可解な謎を解き明かしていく。
登場する料理・食べ物・飲み物・お菓子について
毒見役に任命された猫猫は、ほかの毒見役と違って意気揚々と任務を遂行する。幼いころから自分の体で毒の実験を重ねてきた猫猫は多少の毒は効かず、むしろその刺激がやみつきになっていた。そのため実際に毒入りのスープを口にした際は、周囲の視線をくぎ付けにさせるほどおいしそうに毒を味わっていた。そのほかにも猫猫や壬氏のもとへ飛び込んでくる謎には、アレルギーや過剰摂取など食べ物・飲み物にまつわるものも多い。
『薬屋のひとりごと』の料理・食事・食べ物・飲み物
料理・食事・食べ物
梨花妃の病人食
おしろいの毒によって我が子を失った上級妃・梨花妃は、自身も同じ毒にあたって衰弱していた。猫猫は当時玉葉妃付きの侍女だったが、皇帝に梨花妃の看病を命じられる。猫猫は看病を始めるにあたり、おしろいの毒を体内に排出するために食生活の改善を図る。猫猫は食物繊維のある果物や利尿作用のある食材を使った粥を持って梨花妃を訪ねるが、梨花妃付きの侍女たちは「栄養のあるものを食べてほしい」と豪華な食事を用意していた。
茶会の余りものの点心
玉葉妃をはじめとする後宮の上級妃たちは、定期的に茶会を開く。茶会ではたくさんの料理が振る舞われ、残ることも多い。玉葉妃付きの侍女たちは、危険と隣り合わせの役職である毒見役になった猫猫を心配し、茶会で料理があまるといつも猫猫に与えていた。猫猫はその食事を洗濯役時代の同僚である小蘭に分けてあげている。
すり替えられたなます
皇帝の好物は青魚のなます。園遊会ではすべての上級妃に賄われたが、猫猫は青魚がクラゲに置き換えられていることに気づく。配膳係が間違えられたのだろうと毒見しようとすると、斜め前に座る里樹妃がおびえながら青魚を食べるのを目にする。その後、猫猫は里樹妃に鯖アレルギーがあることを見抜き、里樹妃付きの毒見役がいやがらせで里樹妃に配膳されるはずのクラゲのなますをすり替えたと推理した。
毒入りスープ
園遊会でも毒見役を任された猫猫は、他の侍女たちが恐る恐る毒見をする中、大好きな毒をいくらでも摂取できるというので意気揚々と臨む。3品目に出されたスープを口に含むと、猫猫は恍惚の表情を浮かべる。あまりにおいしそうに猫猫が食べるので観衆たちは「どれだけおいしいんだ」と思っていたが、猫猫は「これ、毒です」と言って立ち去る。昔から少量の毒で体を慣らしてきた猫猫はなんともなかったが、このスープを飲んだ大臣が倒れ、園遊会の会場は騒然となった。
お菓子やくだもの
媚薬入りチョコレート
壬氏に「媚薬を作ってほしい」と依頼を受け、猫猫はさっそく大好きな調薬にとりかかる。西方の国からカカオやバターなどの高級品を取り寄せ、一般的な強壮剤の3倍は強い媚薬を調合した。材料があまったのでチョコレートを作って自分の夜食用にとっておいたところ、他の侍女たちが誤って食べてしまい醜態をさらすことになってしまった。一方猫猫は、アルコールや刺激物に強い体質である上に普段から毒に慣れているため、あまり効果がない。
飲み物
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