神さま学校の落ちこぼれ(小説・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『神さま学校の落ちこぼれ』とは、日向夏の原作小説をもとに赤瓦もどむが漫画化した作品。『花とゆめ』で2021年17号より連載開始となった。現代日本のごく普通の世界が舞台だが、少し変わっているのは「この世界には神さまがいる」ということ。高校受験を控えた陽美谷ナギは、「神さま学校」の合格通知を受け取る。エリートばかりの学校でナギの成績は学年最下位に。落ちこぼれとなったナギが超難関の国家資格「神さま」を目指す、超能力・学園・友情・恋愛・陰謀が絡むスピリチュアルスクールドラマである。
『神さま学校の落ちこぼれ』の概要
『神さま学校の落ちこぼれ』とは、日向夏の原作小説をもとに赤瓦もどむが漫画化した作品。『花とゆめ』で2021年17号より連載開始となった。小説家の日向夏と漫画家の赤瓦もどむによるコラボレーションで、漫画版は小説版のコミカライズ作品となる。赤瓦もどむは作品のシナリオの構成段階から参加しており、漫画版だけでなく小説版の作画も担当している。本作のコラボレーションは、漫画版の白泉社と小説版の星海社が出版社の垣根を越えて協力しており、小説版と漫画版の第1巻は2022年1月20日に同日発売されている。
物語の舞台は、「ヒミコ」、「神さま」がいることを除けばごく普通の現代日本。「ヒミコ」というのは、いわゆる神通力が使える人間のこと。国が正式に定めた言葉で、この力を持つ者は貴重な才能として国の保護対象となる。そしてヒミコの中でも特に神通力が強く人格が優れている者に与えられるのが、「神さま」という国家資格だ。
神社で双子の妹として生まれた主人公陽美谷ナギ(ひびやなぎ)は、何の神通力も持たない女子中学生。神さまだった祖母、天宇受賣命(あめのうずめのみこと)は5年前に亡くなり、「ヒミコ」である兄、陽美谷たける(ひびやたける)は祖母の死をきっかけに引きこもっている。栄えていた神社もすっかり寂れてしまい、町内にポスターを張り「神さま」を募集する始末。そんな中、近所の子供が行方不明となる。通学途中の森の中で子供を見つけたナギは、何物かの神通力を感知し危機に陥るが、自身の神通力を覚醒させ跳ね返す。どうにか子供を助けたナギの元へ日本一神さまを輩出している「私立惟神(かんながら)學園」、通称「神さま学校」から合格通知が渡される。戸惑いながらも神社復興の為に「神さま学校」に通うことになったナギだが、依然として神通力は不明のまま。学園生活を通じ、「神さま学校」で早くも落ちこぼれとなってしまったナギの神通力の秘密、祖母の死と引きこもりの兄の秘密が明らかになっていく。
『神さま学校の落ちこぼれ』のあらすじ・ストーリー
「神さま学校」への入学
物語はごく一般的な現代日本が舞台。ただ一つ違うのは、この世界には「ヒミコ」と「神さま」がいるということ。「ヒミコ」というのは、国が正式に定めた神通力が使える人間のことで、国の保護対象となる。そして、ヒミコの中でも特に神通力が強く人格が優れている者には「神さま」という国家資格が与えられている。
受験を控えた陽美谷ナギ(ひびやなぎ)は神通力を持たないごく普通の中学生。かつて栄えていた実家の神社は、神さまだった祖母天宇受賣命(あめのうずめのみこと)が5年前に亡くなってからすっかり寂れてしまった。「ヒミコ」である兄、陽美谷たける(ひびやたける)は祖母の事故死に巻き込まれた後遺症から引きこもっており、人形を使いナギにテレパシーで話しかけてくる。寂れた神社復興の為、ナギは町内にポスターを張り「神さま」を募集する始末だ。
ある日、「ヒミコ」に認定された近所の子供が行方不明となる。通学途中の森の中で子供を見つけたナギは、何物かの神通力を感知し危機に陥るが、自身の神通力を覚醒させ跳ね返す。どうにか子供を助けたナギは意識を失うが、そこに「神さま」の月読命(つくよみのみこと/通称ツクヨミ)が現れ、ナギを助けるのだった。そして、ツクヨミの推薦によりナギのもとへ日本一神さまを輩出している「私立惟神(かんながら)學園」、通称「神さま学校」から合格通知が渡される。戸惑いながらも神社復興の為に「神さま学校」に通うことになったナギだが、依然として神通力は不明のまま。あっという間に落ちこぼれとなってしまうのだった。
サバイバルなオリエンテーション
學園に入学し寮生活を送ることになったナギは、同室で教育係の田中モナカ(たなかもなか)、脳筋男子の逢坂サガミ(おうさかさがみ)、超自然学派と呼ばれる昔ながらの神様を信仰する過激派から国に保護された美馬みるる(みまみるる)、無気力でどこか投げやりな態度の江道トータ(えとうとーた)、模範的な常識人松田タロウ(まつだたろう)という友人達と新入生歓迎オリエンテーションでチームを組むこととなる。実はオリエンテーションとは名ばかりで、隠された物資を神通力を駆使して探し出し、2泊3日の期限内に教師たちからスタンプを集めるという過酷なものだった。それぞれの神通力を使い物資を集めていく友人達に神通力のないナギは班のお荷物となっていることを自覚する。せめて自分にできることをと仲間のために食料を探し出し、皆に喜ばれるナギ。そして2日がかりですべてのスタンプを集め終わる。しかし、スタンプは24時間で消え、ゴールしないと無効になることがわかり慌てて下山する。このままでは間に合わないとみんなの神通力を合わせて近道を探そうとするが、トータは神通力を使いたくないとこれを拒否。皆が怒る中、ナギはトータをかばい他の方法を探そうとする。その姿に心を動かされたトータは、神通力を使い時間内に無事ゴールするのだった。
たける人形の秘密
中間テストを目前に、祝詞の苦手なナギは成績優秀なトータに教えを乞う。そんな中、ナギの持っていたたける人形に邪気を感じたトータは頭を引きちぎってしまう。存在がバレたたける人形はトータに襲い掛かり、かばったナギは足を怪我してしまう。ただならぬ気配を感じたツクヨミが駆けつけナギ達を助けるが、たける人形は自爆し學園の窓ガラスが割れるという大惨事となる。その場を神通力で取り繕い、學園長の元へ行ったナギ、トータ、ツクヨミ、そしてツクヨミのお目付け役の芥河ホシノ(あくたがわほしの)は、渡されたナギの祖母の手紙に従いナギの実家へ行くこととなる。そこで、実は5年前の事故は超自然学派が起こしたもので、たけるは病院へ搬送される前に誘拐されていたことを知る。たける人形は、ナギの祖母が孫たちに何かあったときのために身代わりとして作ったものだったのだ。誘拐されたたけるは人形を通じて話しかけていたのだから生きていると信じ、ナギは絶対に見つけ出すと誓うのだった。
急遽ナギの実家に泊まることになったトータ、ツクヨミ、ホシノの3人は、陽美谷神社のお祭りを手伝うことになる。そして、ホシノの提案により、ナギが神楽舞を披露することとなり大成功を収めた。
片や、超自然学派の過激派であるスサノオ会では、たけるが神社らしき舞台で演武を披露し人々に称えられている姿があった。
神通力別講師の選択
師事する講師を神通力別に決めなくてはならない時期になり、ナギは自分の能力がわからずどうすればよいか悩んでいた。一方、配属先の神社が決まるまで學園の講師をすることになったツクヨミは、教えを乞いたい生徒達に追いかけられ、逃げ回っていた。隠れていたツクヨミとホシノに遭遇したナギは、逃走を助けた際木登りが上手いことを指摘され、自分の神力がそのまま運動能力に変換されてしまうレアケースかもしれないと不安を打ち明ける。レアケースの人に会ったことのあるツクヨミはナギはレアケースとは違う気がすると話す。そんな中、ナギがツクヨミの外見に惑わされず、本来の性格を知っていることから、ホシノからツクヨミの生徒になってみないかと持ちかけられる。ナギは希望調査票に月読命と書くが、発表された結果はなぜか飯波ガラン(いいなみがらん)先生となっていた。しかし、これは隠れ蓑で、表向きはガラン先生だが、実はツクヨミからも教わることとなった。 そして、ガラン先生とナギがまたいとこであることもわかり、ヒミコの能力は遺伝することから、ナギの神通力が何なのか期待されることとなる。ナギの授業を担当することとなったツクヨミは、ナギをこの學園に推薦したのは自分だと告げ、必ず神通力を判明させると約束するのだった。
神通力特別授業
ひょんなことからガラン先生がナギのまたいとこであることが判明する。そして、ナギはガラン先生から火曜日に、木曜日にツクヨミから特別授業を受けることになる。ナギはガラン先生の授業で色々な方法を試すも神通力が何なのか判別できない。ツクヨミの授業で、手から神力を流し込み、その流れを見て神力貯蔵器官の場所を特定することを試したところ、ツクヨミが空腹で倒れるという事態が起こる。心配するホシノに、ツクヨミはナギが自分の神力を吸いつくしたと驚くべき発言をする。普通のヒミコの何百倍もあるツクヨミの神力を吸い尽くしたら死んでしまう可能性もあるのだ。ナギの神通力における特殊な体質について仮説を立てたツクヨミは、口では説明しづらい為、ホシノにテレパシーで自分の頭の中を読んでもらう。すぐに顔色を変えたホシノは、ナギが変わったケースで、研究者に見つかれば確実にモルモットにされると言う。そして、ヒミコの能力の限界の前提を覆すものであり、だからこそ危険だと言うのだった。かつて幼い頃に超自然学派に連れてこられ、大勢の子供たちと一緒に神通力の訓練をさせられた過去があるツクヨミは、ナギの神通力の秘密が信用できない人間に漏れることを危惧し、學園長にこのことを伝えるようホシノに頼む。また、ツクヨミは、ナギが狙われた時に備え一刻も早く身を守るすべを身につける為、ナギを夜の校庭へと呼び出す。そこでナギの身を守るためにツクヨミが行った訓練とは鬼ごっこだった。ルールはただツクヨミから5分逃げれば良いというもの。ナギは逃げることはできないだろうが、どうやって逃げるか、その思考が大切だとツクヨミは話す。こうして、ツクヨミとナギの特訓は続いていくのだった。
体育祭での青田買い
体育祭シーズンが到来した。惟神學園の体育祭は神通力のお披露目となるため、関係各所からスカウトにくることが多い。モナカもテレポーターの能力を最大限に発揮すべく密かに練習をし本番に挑むが、首席で複合能力者の鏡オルハ(かがみおるは)も出場するため1位はとれないだろうと弱気な発言をする。そして本番では自主練の成果を発揮するも、あと少しというところでオルハに1位の座を奪われてしまう。
体育祭の貴賓席で観覧する中に、ホシノが苦手とする元同級生の夜刀神(やとのかみ)が来た。夜刀神が大道具のテントのズレを指摘した時、体育祭の雑用を引き受けていたナギが大道具のテントで突然消えてしまう。ツクヨミはすぐにナギの神力の流れを追いかけるが、ナギは、學園近くの山林にテレポートしていた。目の前に猫田(ねこた)という女性が現れ、スサノオ会で現スサノオに君臨しているたけるの命令でナギを迎えに来たという。迷うナギの元へ、ツクヨミが駆けつける。ナギを保護しに来たという猫田に、たけるのことを聞きたいナギはツクヨミの前へ出てしまう。そして猫田に逃げられてしまうのだった。ナギが誘拐されかけたことで、ツクヨミはナギを守ることを宣言し、自分と同じ目に合わせないと誓うのだった。
ナギの神通力の秘密と遊園地
ガラン先生の授業でナギの能力を試す実験をする。その結果、ナギには神力貯蔵器官がないレアケースのヒミコであるという点でガラン先生と同じだが、他のヒミコの神通力を何倍にも強化できることがわかった。それはナギにとって大きな進歩であった。
夏休みに入り、みるるの提案で遊園地に行くことになったナギたち。そこで、幼い少女の神通力が発現した現場に居合わせる。観覧車のゴンドラのドアが開いた状態で取り残された親子を助けることが難しい中、こっそりナギを護衛していたツクヨミが助ける。事情聴取にあたったマッドサイエンティストの祖父江マサユキ(そふえまさゆき)先生は、その少女が何度も遊園地に来ていることや体調に問題なかったことから、何かおかしいと疑問を持つ。聴取の結果、園内の着ぐるみが配っていたチョコが原因であることがわかる。チョコの包み紙に付着した薬物に神通力を発現させる薬が使われていたのだ。
その頃、ナギはたまたま一緒になったオルハと共にミラーハウスにいた。そこで怪しい男達につけられていることに気付き、何とか逃れる。そこへガラン先生が現れ、ナギにチョコを渡しついてくるように言う。しかし、その手をオルハは振り払う。チョコが違法な薬で、首謀者がガラン先生だとオルハは見破るが、神力が切れてしまい逃げられない。ガラン先生は自分自身が神通力に翻弄された過去を話し、ナギならわかってくれるはずだと言う。それは、同じ境遇にいるナギには理解できる辛さだった。そして、ガラン先生はナギに適切な研究施設に来て欲しいと言うが、ナギはオルハと逃げる道を選ぶ。怪しい男達も合流し、あっという間に追いつかれたナギは、ツクヨミの授業を思い出し、認識阻害をかけていた男の1人にアタックし信力を流し込んで暴走させ、認識阻害を破ることに成功した。そこへツクヨミが駆けつける。ところが、タケルが操る人形が現れナギに向かってきた瞬間、ナギはタケルに憑依されてしまう。タケルはナギを守るためにガラン先生を使ってナギを連れて行こうとしていたが、いずれナギを迎えに来るからそれまでよろしくと言って消えていった。今後も狙われるであろうナギをツクヨミは守ることを誓う。 ガラン先生はそのまま学校を去り、ナギには學園からピアス型の新しい制御装置が渡された。そして、夜刀神が教師としてやってきた。
江道大社への職業体験
2学期になり、職業体験のお知らせがきた。ナギは神社系に行ってみたいと考え、トータの実家の江道大社を見学することになる。江道大社は、毎年多くの職業体験の学生たちを受け入れているが、今回ツクヨミを派遣してほしいと言ってきた。ホシノはツクヨミが騙されないように自分が同行するつもりでいたが、学園町から過保護だと言われ、みるるの警察への職業体験の付き添いを任される。職業体験の日、バスにはなぜかトータも一緒で、ツクヨミのお目付け役として、夜刀神も同行する。
江道大社に着いたナギは博物館に見学に行く。そこには予言の書があるらしいが、お化けが出るという噂があり、何年か前に見学に来た先輩が変な声を聞いたという。博物館へは、宝塚の男役のスターのような存在の広崎ざくろ(ひろさきざくろ)が一緒に行くことになるが、その道中女生徒の悲鳴が聞こえ、駆けつけると博物館で変な声がしたという。
一方、ツクヨミはトータの父である大山津見神(おおやまつみのかみ)に半ば強引に昼食の席に誘われていた。同席したのは、トータの姉木花咲夜姫(このはなさくやひめ)。大山津見神は世間知らずなツクヨミを取り込み、咲夜姫と結婚させようと考えていたが、 保護者として付き添っていた夜刀神がうまく邪魔をし、大山津見神の計画を阻止した。
その夜、ナギはざくろから謎の声を突き止めるため、博物館に潜入しようと誘われる。そして、ナギは認識阻害の仕掛けを壊し、父親から座敷牢に閉じ込められていたトータを見つけ出す。この座敷牢はお仕置き部屋で、ことあるごとに閉じ込められ叫んでいたトータの声が幽霊と噂されていたのだった。
江道家の家系図
座敷牢から出たトータは隣の部屋に家宝が納められている部屋があることに気づき、ざくろに鍵を開けさせる。そこには、予言の書のほかに江道家の家系図もあった。神通力は遺伝することから、江道家の末裔にとんでもないヒミコが生まれるといったご先祖様の予言を実現させるべく掛け合わせまで残していたのだ。
そこへ、やってきた咲夜姫と権禰宜2人は認識阻害が壊されていることに気づく。ナギが壊した認識阻害は、ホシノと同レベルもしくはそれ以上の神通力を持つ神さましか壊せないものだった。それをナギが壊したことがバレれば、家系図に加えられることになるとトータは言う。咲夜姫達は地下牢に侵入者がいると考え、見回りに来るが、ナギたちは何とか窮地を脱出した。誰もいなくなった地下牢で咲夜姫は隠し持っていた爆発物を仕掛ける。地下牢は爆発し、ツクヨミが火消しを行う。咲夜姫に何か目的があることに気づいた夜刀神は、咲夜姫に秘密の部屋へ案内され、金庫にある極秘の家系図の原本の存在を知る。そして、咲夜姫のために家系図を完全に処分するのだった。
未来の光景
地下牢潜入とガス爆発事件を受け、ほとんど眠れなかったナギは、咲夜姫とツクヨミのコラボイベントをざくろ達と見に行くことになる。会場には、トータも来ていた。イベントの神楽舞は、咲夜姫、ツクヨミ、夜刀神と飛び入り参加したトータの4人で大盛況となる。その後、舞の演者の休憩室にナギも呼ばれ、トータの学校での様子や咲夜のガス爆発のことなどを話す。休憩室からの帰り道にナギを送ることになった咲夜姫は、ひょんなことからナギに触れ、2人同時に未来の光景を目にする。それは、少し大人びているナギがどこかの舞台の上に立ち、背が高い大人の男性に手を引かれている光景だった。そこで、熱狂する人々を前に何かが始まろうとしていた。
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目次 - Contents
- 『神さま学校の落ちこぼれ』の概要
- 『神さま学校の落ちこぼれ』のあらすじ・ストーリー
- 「神さま学校」への入学
- サバイバルなオリエンテーション
- たける人形の秘密
- 神通力別講師の選択
- 神通力特別授業
- 体育祭での青田買い
- ナギの神通力の秘密と遊園地
- 江道大社への職業体験
- 江道家の家系図
- 未来の光景
- 『神さま学校の落ちこぼれ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 陽美谷ナギ(ひびやなぎ)
- 陽美谷家のヒミコ
- 陽美谷たける(ひびやたける)
- 天宇受賣命(あまのうずめのみこと)
- ナギの友人達
- 田中モナカ(たなかもなか)
- 美馬みるる(みまみるる)
- 逢坂サガミ(おうさかさがみ)
- 江道トータ(えとうとーた)
- 松田タロウ(まつだたろう)
- 広崎ざくろ(ひろさきざくろ)
- 鏡オルハ(かがみおるは)
- 神さま
- 月読命(つくよみのみこと)
- 夜刀神(やとのかみ)
- 木花咲夜姫(このはなさくやひめ)
- 大山津見神(おおやまつみのかみ)
- ツクヨミのプロデューサー
- 芥河ホシノ(あくたがわほしの)
- 惟神學園の先生
- 學園長
- 祖父江マサユキ(そふえまさゆき)
- 小林レイリ(こばやしれいり)
- 飯波ガラン(いいなみがらん)
- 超自然学派に属する者達
- 猫田(ねこた)
- カツグチ
- オモイカネ
- 『神さま学校の落ちこぼれ』の用語
- 神通力を持つ者達の総称
- ヒミコ
- 神さま
- 超自然学派(ちょうしぜんがくは)
- 学校
- 私立惟神學園(しりつかんながらがくえん)
- 神通力(じんつうりき)
- 念動力(サイコキネシス)
- 観念動力(テレキネシス)
- 発火能力(パイロキネシス)
- 精神感応(テレパシー)
- 残留思念読取(サイコメトリ)
- 透視能力(クレアボヤンス)
- 瞬間移動(テレポート)
- 引寄能力(アポート)
- 消去能力(アスポート)
- 未来予知(フォアサイト)
- ヒーリング
- 神通力強化(じんつうりききょうか)
- 『神さま学校の落ちこぼれ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 月読命(つくよみのみこと)「…初めてだ 誰かに『助けてもらえた』のって…」
- 田中モナカ(たなかもなか)「それぞれがやれる事やればいいの あんたがさっき木登りしてくれたみたいにね」
- 學園長/大日女尊(おおひるめのみこと)「ナギさんは今、土の中に埋まった種です。それを芽吹かせるのも腐らせるのもあなた次第よ」
- 芥河ホシノ(あくたがわほしの)「俺が一番嫌いなのはな 諦めている奴だ」
- 月読命(つくよみのみこと)「ナギは渡さない」
- 陽美谷ナギ(ひびやなぎ)に「師匠」と呼ばれ舞い上がる月読命(つくよみのみこと)
- 江道トータ(えとうとーた)の陽美谷ナギ(ひびやなぎ)への感情がわかるシーン
- 陽美谷ナギ(ひびやなぎ)がピンチの時いつも助けに駆けつける月読命(つくよみのみこと)
- 月読命(つくよみのみこと)と陽美谷ナギ(ひびやなぎ)がお互いの存在について思うこと
- 『神さま学校の落ちこぼれ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者は『薬屋のひとりごと』の日向夏、作画は『兄友』『ラブ・ミー・ぽんぽこ!』 の赤瓦もどむ
- 『神さま学校』は2000年代の『花とゆめ』のイメージ
- ツクヨミが登場したのは『花とゆめ』らしさを出すため
- 赤瓦もどむの提案で生まれたたける人形
- ツッコミ役として誕生したホシノ
- 漫画と小説で2度楽しめる『神さま学校』の世界