神さま学校の落ちこぼれ(小説・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『神さま学校の落ちこぼれ』とは、日向夏の原作小説をもとに赤瓦もどむが漫画化した作品。「花とゆめ」で2021年17号より連載開始となった。現代日本のごく普通の世界が舞台だが、少し変わっているのは「この世界には神さまがいる」ということ。高校受験を控えた陽美谷ナギは、「神さま学校」の合格通知を受け取る。エリートばかりの学校でナギの成績は学年最下位に。落ちこぼれとなったナギが超難関の国家資格「神さま」を目指す、超能力・学園・友情・恋愛・陰謀が絡むスピリチュアルスクールドラマである。

ツクヨミのお付きのホシノは赤瓦もどむの提案で生まれた

右がホシノ。人気のツクヨミが生徒に囲まれる為、隠れている。

たけるのぬいぐるみと同じように、当初登場予定がなかったホシノだが、ツクヨミ一人だとボケ倒してしまいツッコミ不足になる為、赤瓦もどむのアイデアでホシノが誕生した。ホシノの存在により、ツクヨミとの会話にテンポよくツッコミを入れてもらえるようになっている。

漫画と小説で2度楽しめる『神さま学校』の世界

本作は小説版と漫画版の1巻から同時に発売されており、漫画版の白泉社と小説版の星海社が出版社の垣根を越えて協力している。漫画はナギ視点でストーリーが進んでいくのに対し、小説版は男性キャラクター視点で進むところもある。漫画版と小説版のストーリーの進み方も少し違う為、違った楽しみ方ができる。赤瓦もどむは、元々日向夏のファンは小説を読むと思うと言った上で、普段小説を読まない人が漫画をきっかけに小説の方も読んでくれたらうれしいと語る。日向夏と赤瓦もどむの作風をどちらも生かして、読者に楽しんでもらえる作品となっているのが本作の魅力といえる。

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@tinoue1203

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