マネーの拳(三田紀房)のネタバレ解説・考察まとめ
『マネーの拳』とは2005年から2009年にかけ『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載された三田紀房による漫画である。元ボクシング世界フェザー級王者の主人公が引退後、会社を興すもののそれを手放し、新たに会社を立上げ、様々な障壁を乗り越え、やがて東証一部上場を果たすというサクセスストーリーである。東証一部上場に昇り詰めるまでの過程での主人公や従業員の仲間達、ライバル、その他の利害関係者らの描写はリアリティを感じさせ生き生きとしており、経営に関する名言やヒントが満載の作品である。
第4巻35話から登場する中華居酒屋。
やきぐし参番鶏
第4巻35話から登場する居酒屋。
やまもと
第11巻93話から登場する小料理屋。
ここでは一ツ橋物産から出向してきた井川の噂や社長のケンが株を売り大儲けして一人ずらかるかもなどといった噂が飛び交い八重子が「私達で会社を作らないか」と提案する。
格闘技関連
丸蟹ボクシングジム
第1巻6話から登場する。
ケンがプロボクサーとして活躍していた時所属していたボクシングジム。
格闘技世界一決定戦 豪腕 GOWAN
第2巻11話に登場する。
世界中の猛者が集う世界的な異種格闘技イベント。
豪腕プロジェクト内覧会
第2巻14話に登場する格闘技イベントGOWANのグッズ関連の販売前の内覧会。
ケンはこの場にあえて八重子を同伴させ井川と正面衝突させる。
機関紙
月刊トレンド経済
第5巻43話に登場する経済誌。
新宿駅ビルテナント物件の坪単価売上競争で井川に勝利してから3年後、業績の向上で多方面から取材を受ける日々を送るケン。そのシーンに出てくる経済雑誌。
週刊ポイズン
第7巻58話に登場する週刊誌。
井川のリークにより経営陣が皆ホームレスとこの週刊誌に載ってしまう。
その他
サンプル
第2巻10話に登場する。
西野の縫製工場でTシャツを製品化、量産するにはそれ以前に厳しい規格を満たす必要があった。その規格品の通称。西野の縫製工場でこのサンプルを作成できるのは八重子だけであった。
渋谷店増収強化大作戦
第5巻36話に登場するTシャツ専門店T-BOX1号店の売り上げを更に上げるための作戦。
出店攻勢をかける際のコストを下げるため作戦を講じる必要があった。
テナント募集説明会
第5巻43話に登場する新宿駅ビルテナント物件入札に関する説明会。
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目次 - Contents
- 『マネーの拳』の概要
- 『マネーの拳』のあらすじ・ストーリー
- 塚原為之介からの1億円融資
- 塚原からの1億投資を受けて
- ケンの新事業立ち上げ
- 株式会社ハナオカの株式公開
- 株式会社T-BOXの上場
- ライバルの入閣
- ケンの代表取締役退任と新たなスタート
- 『マネーの拳』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 花岡健(はなおかけん)
- 木村ノブオ(きむらのぶお)
- 塚原為之介(つかはらためのすけ)
- 井川泰子(いがわやすこ)
- 元ホームレスの従業員
- 大林隆二(おおばやしりゅうじ)
- 鶴田貴志(つるたたかし)
- 日高功(ひだかいさお)
- 榎本文也(えのもとふみや)
- 小池定吉(こいけさだきち)
- 菅原雅弘(すがわらまさひろ)
- 菅原久子(すがわらひさこ)
- 西野浩樹(にしのひろき)
- 緒方優(おがたまさる)
- 加藤薫(かとうかおる)
- ケンのライバル側
- 高野(たかの)
- 西田(にしだ)
- 福沢ウィリアム太郎(ふくざわうぃりあむたろう)
- ダイニングBAR拳の従業員
- 佐伯真理子(さえきまりこ)
- 鈴木孝伸(すずきたかのぶ)
- 松島桂一(まつしまけいいち)
- 石貫(いしぬき)
- 西野の縫製工場の元従業員
- 片岩八重子(かたいわやえこ)
- 工藤陽子(くどうようこ)
- 花岡拳としてのボクサー時代の仲間
- 丸蟹(まるがに)
- 坂東(ばんどう)
- 大田原幸三(おおだわらこうぞう)
- 片桐二郎(かたぎりじろう)
- 株式会社T-BOXの中途採用者
- 矢野(やの)
- 岡田(おかだ)
- 小島和枝(こじまかずえ)
- その他
- 牧信一郎(まきしんいちろう)
- 木村タマコ(きむらたまこ)
- 中原綾名(なかはらあやな)
- 中谷(なかたに)
- 弥生(やよい)
- 笠原(かさはら)
- 『マネーの拳』の用語
- 会社・店舗
- 花岡企画
- 一ツ橋物産
- 電光堂
- 株式会社ハナオカ
- 株式会社T-BOX
- サンデーキャピタル
- 通信教育アイドウ
- ダイムジーンズ
- R&M
- 用語
- 儲かる商売の三原則
- 上代
- 持ち株会
- ストックオプション
- PER(株価収益率)
- IPOディスカウント
- 敵対的TOB
- 友好的TOB
- ゴールデンパラシュート
- シャークリペラント
- クラウンジュエル
- 焦土作戦(スコーチドアースディフェンス)
- ホワイトナイト
- マネジメントバイアウト
- 飲食店
- 和食ダイニング拳
- らーめんふくいち
- 居酒屋てっちゃん
- TOP ICE
- 中華料理和楼閣
- やきぐし参番鶏
- やまもと
- 格闘技関連
- 丸蟹ボクシングジム
- 格闘技世界一決定戦 豪腕 GOWAN
- 豪腕プロジェクト内覧会
- 機関紙
- 月刊トレンド経済
- 週刊ポイズン
- その他
- サンプル
- 渋谷店増収強化大作戦
- テナント募集説明会
- 牧証券投資研究所
- 株式会社T-BOX臨時株主総会
- 『マネーの拳』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 塚原為ノ介「起業家として自分にとって必要な素質は何か?それは…一生衰えないカンとセンスだ」
- 花岡健「生きる価値てめえで作れねえんなら今すぐ死ね。」
- 塚原為ノ介「楽して儲けるのが本当の商売だ。」
- 井川泰子「ビジネスなんてバリバリ私情…個人的感情でやるものよ。」
- 花岡健「だいたい…知り合いから金を借りて、人の心という利息ほど高いものはねえ。」
- 花岡健「商売というのは…心を売って金にかえるってことなんだよ。」
- 塚原為ノ介「だいたい経済というものは合法的戦争なのだよ。」
- 花岡健「株価の高騰維持。これこそが最強の買収防衛策なんだ。」
- 福沢ウィリアム太郎「教えてやる。相手をいかに支配するか…まず脅す!恐怖心を抱かせる。そして、与えて、甘やかして、骨抜きにする!これが侵略の第一歩なのさ!」
- 花岡健「社長から信用されていない。これを誇りに思わなきゃダメだ。」
- 花岡健「俺は誰も信用しない。そのかわり責任は取る!」
- 『マネーの拳』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ストーリーの一部は作者の原体験
- ケンの成長ぶりを物語る居酒屋シーン
- 作者が漫画家になった理由はお金