マネーの拳(三田紀房)のネタバレ解説・考察まとめ

『マネーの拳』とは2005年から2009年にかけ『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載された三田紀房による漫画である。元ボクシング世界フェザー級王者の主人公が引退後、会社を興すもののそれを手放し、新たに会社を立上げ、様々な障壁を乗り越え、やがて東証一部上場を果たすというサクセスストーリーである。東証一部上場に昇り詰めるまでの過程での主人公や従業員の仲間達、ライバル、その他の利害関係者らの描写はリアリティを感じさせ生き生きとしており、経営に関する名言やヒントが満載の作品である。

第1巻3話に登場する。
1億投資を受けるために店舗改革の必要を迫られたケンが松島に代わり指名した新料理長。

西野の縫製工場の元従業員

片岩八重子(かたいわやえこ)

第2巻9話から登場する。
西野の縫製工場に勤務していた元女工、生産部門の責任者。職人気質、お局気質がとても強い。日本のアパレル界では製品化、量産前に厳しい規格を満たす規格品、通称サンプル、を作成する必要があった。西野の縫製工場でそのサンプルを作成できるのは八重子だけであった。職人としての経歴はおよそ30年、18歳の時からミシンを踏み続けている。どのような相手にも臆さないとても強気な性格の持ち主。

工藤陽子(くどうようこ)

第2巻9話から登場する。
ケンと木村の同級生。学生時代はマドンナ的存在であった。西野が営んでいた縫製工場の工員として働いていた。後に木村と結婚。子供を授かる。

花岡拳としてのボクサー時代の仲間

丸蟹(まるがに)

第1巻6話から登場する。
ケンがプロボクサーとして活躍していた頃の所属していた丸蟹ボクシングジムの会長。

坂東(ばんどう)

第1巻6話から登場する。
主人公のケンが所属していた丸蟹ボクシングジムで現在売出し中の新人ボクサー。

大田原幸三(おおだわらこうぞう)

第2巻12話から登場する。
格闘技イベントGOWANの最高会議議長。細かいことは気にしない性格。一ツ橋物産が手掛けるグッズ関連の販売も数字にしか興味がなく、それ以外は丸投げで「あとはよろしく」が口癖である。

片桐二郎(かたぎりじろう)

第2巻12話に登場する。
元ボクシング世界フライ級チャンピオン。大田原主催の格闘技イベントGOWANでケンと久しぶりの再会を果たす。

株式会社T-BOXの中途採用者

矢野(やの)

第7巻57話に登場する。
株式会社T-BOXに中途採用される社員。前職では通信事業全般に携わっており事業部内のチームリーダーを務めていたという経歴の持ち主。

岡田(おかだ)

第7巻59話から登場する。
株式会社T-BOXに中途採用される社員。T-BOX社で手薄とされる経理部に配属される。

小島和枝(こじまかずえ)

第11巻94話から登場する。
株式会社T-BOXに中途採用される社員。前職では大手アパレルメーカーで縫製の技術指導の責任者を務めていた。

その他

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