『マネーの拳』とは2005年から2009年にかけ『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載された三田紀房による漫画である。元ボクシング世界フェザー級王者の主人公が引退後、会社を興すもののそれを手放し、新たに会社を立上げ、様々な障壁を乗り越え、やがて東証一部上場を果たすというサクセスストーリーである。東証一部上場に昇り詰めるまでの過程での主人公や従業員の仲間達、ライバル、その他の利害関係者らの描写はリアリティを感じさせ生き生きとしており、経営に関する名言やヒントが満載の作品である。
  第7巻56話に登場する。
上場してからの株式会社ハナオカの社名。
サンデーキャピタル
  第9巻72話から登場する。
一ツ橋物産井川からの依頼でT-BOX社買収を目論む外資系ファンド。
通信教育アイドウ
塚原が手掛ける通信教育会社
ダイムジーンズ
  第12巻103話に登場する。
花岡がM&Aを仕掛けるジーンズメーカー。
R&M
  第12巻103話に登場する。
ケンがT-BOX社退任後買収し代表取締役CEOとして再スタートすることになる世界第5位のヨーロッパのカジュアルチェーン。
用語
儲かる商売の三原則
  第1巻1話に登場する。
設備投資があまりかからない、売上が季節に左右されない。商品のロスが少ない。これら3つの原則を満たす商売は大抵上手くいくという原則。
上代
  第2巻14話から登場する。
売値。仕入れ値は下代。
持ち株会
  第7巻54話に登場する。
自社株を自分たちで持ちあうこと。
ストックオプション
  第7巻54話に登場する。
業務連動型の報酬。自分自身が自社の発展に貢献できれば自社株一定の値段で購入できる権利を与えるというもの。
PER(株価収益率)
  第7巻56話に登場する。
一株当たりの純利益を表し、数字が大きければその株価は割高、小さければ割安とされる。
IPOディスカウント
  第7巻56に登場する。
新規公開時の公募価格を適正と思われる株価からリスク回避及びプレミアムで割り引くこと。
敵対的TOB
  第8巻64話に登場する。
経営陣の賛同を得ずに行われる株式公開買い付け。
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目次 - Contents
- 『マネーの拳』の概要
 - 『マネーの拳』のあらすじ・ストーリー
 - 塚原為之介からの1億円融資
 - 塚原からの1億投資を受けて
 - ケンの新事業立ち上げ
 - 株式会社ハナオカの株式公開
 - 株式会社T-BOXの上場
 - ライバルの入閣
 - ケンの代表取締役退任と新たなスタート
 - 『マネーの拳』の登場人物・キャラクター
 - 主要人物
 - 花岡健(はなおかけん)
 - 木村ノブオ(きむらのぶお)
 - 塚原為之介(つかはらためのすけ)
 - 井川泰子(いがわやすこ)
 - 元ホームレスの従業員
 - 大林隆二(おおばやしりゅうじ)
 - 鶴田貴志(つるたたかし)
 - 日高功(ひだかいさお)
 - 榎本文也(えのもとふみや)
 - 小池定吉(こいけさだきち)
 - 菅原雅弘(すがわらまさひろ)
 - 菅原久子(すがわらひさこ)
 - 西野浩樹(にしのひろき)
 - 緒方優(おがたまさる)
 - 加藤薫(かとうかおる)
 - ケンのライバル側
 - 高野(たかの)
 - 西田(にしだ)
 - 福沢ウィリアム太郎(ふくざわうぃりあむたろう)
 - ダイニングBAR拳の従業員
 - 佐伯真理子(さえきまりこ)
 - 鈴木孝伸(すずきたかのぶ)
 - 松島桂一(まつしまけいいち)
 - 石貫(いしぬき)
 - 西野の縫製工場の元従業員
 - 片岩八重子(かたいわやえこ)
 - 工藤陽子(くどうようこ)
 - 花岡拳としてのボクサー時代の仲間
 - 丸蟹(まるがに)
 - 坂東(ばんどう)
 - 大田原幸三(おおだわらこうぞう)
 - 片桐二郎(かたぎりじろう)
 - 株式会社T-BOXの中途採用者
 - 矢野(やの)
 - 岡田(おかだ)
 - 小島和枝(こじまかずえ)
 - その他
 - 牧信一郎(まきしんいちろう)
 - 木村タマコ(きむらたまこ)
 - 中原綾名(なかはらあやな)
 - 中谷(なかたに)
 - 弥生(やよい)
 - 笠原(かさはら)
 - 『マネーの拳』の用語
 - 会社・店舗
 - 花岡企画
 - 一ツ橋物産
 - 電光堂
 - 株式会社ハナオカ
 - 株式会社T-BOX
 - サンデーキャピタル
 - 通信教育アイドウ
 - ダイムジーンズ
 - R&M
 - 用語
 - 儲かる商売の三原則
 - 上代
 - 持ち株会
 - ストックオプション
 - PER(株価収益率)
 - IPOディスカウント
 - 敵対的TOB
 - 友好的TOB
 - ゴールデンパラシュート
 - シャークリペラント
 - クラウンジュエル
 - 焦土作戦(スコーチドアースディフェンス)
 - ホワイトナイト
 - マネジメントバイアウト
 - 飲食店
 - 和食ダイニング拳
 - らーめんふくいち
 - 居酒屋てっちゃん
 - TOP ICE
 - 中華料理和楼閣
 - やきぐし参番鶏
 - やまもと
 - 格闘技関連
 - 丸蟹ボクシングジム
 - 格闘技世界一決定戦 豪腕 GOWAN
 - 豪腕プロジェクト内覧会
 - 機関紙
 - 月刊トレンド経済
 - 週刊ポイズン
 - その他
 - サンプル
 - 渋谷店増収強化大作戦
 - テナント募集説明会
 - 牧証券投資研究所
 - 株式会社T-BOX臨時株主総会
 - 『マネーの拳』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
 - 塚原為ノ介「起業家として自分にとって必要な素質は何か?それは…一生衰えないカンとセンスだ」
 - 花岡健「生きる価値てめえで作れねえんなら今すぐ死ね。」
 - 塚原為ノ介「楽して儲けるのが本当の商売だ。」
 - 井川泰子「ビジネスなんてバリバリ私情…個人的感情でやるものよ。」
 - 花岡健「だいたい…知り合いから金を借りて、人の心という利息ほど高いものはねえ。」
 - 花岡健「商売というのは…心を売って金にかえるってことなんだよ。」
 - 塚原為ノ介「だいたい経済というものは合法的戦争なのだよ。」
 - 花岡健「株価の高騰維持。これこそが最強の買収防衛策なんだ。」
 - 福沢ウィリアム太郎「教えてやる。相手をいかに支配するか…まず脅す!恐怖心を抱かせる。そして、与えて、甘やかして、骨抜きにする!これが侵略の第一歩なのさ!」
 - 花岡健「社長から信用されていない。これを誇りに思わなきゃダメだ。」
 - 花岡健「俺は誰も信用しない。そのかわり責任は取る!」
 - 『マネーの拳』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
 - ストーリーの一部は作者の原体験
 - ケンの成長ぶりを物語る居酒屋シーン
 - 作者が漫画家になった理由はお金
 
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