スキップとローファーの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『スキップとローファー』とは、田舎から上京してきた少女・岩倉美津未の高校生活を描いた高松美咲による漫画作品。石川県の田舎町で育った岩倉美津未は、中学卒業を機に東京の進学校に入学する。入学してからの人生設計を完璧に持っていた美津未だが、入学初日に電車を間違えて早くも挫けそうになってしまう。美津未が様々なタイプのクラスメイトと出会い、共に過ごしていく様子を描いている。今を生きる高校生たちの等身大な姿が描かれており、友情や恋を通して成長していく中で生まれた名言が数多く登場する。

スケジュール管理について美津未にアドバイスをした十貴子は、美津未に「やっぱあまり参考にしないでもらえる?」と言う。そして十貴子は「どの時間が自分にとっていいことにつながるか なんて 分かるのはずっと先のことだものね だから やっぱりあなたが選ぶってことが一番大事だと思って」と美津未に対して呟いた。他人に言われて何かを決めるより、自分自身で物事を決定するということが大事なのである。

山田健斗の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「オレらの団結力...見せてやりますか!」

クラスマッチの時期が近づき、実行委員が競技の振り分けを取り仕切った。そして実行委員会は「やるからにはクラス優勝獲りたいな...って」と発言する。すると健斗が「オレらの団結力...見せてやりますか!」と呟き、クラス全体が盛り上がった。お調子者の健斗は場の雰囲気を盛り上げる力を持っており、クラスに欠かせない存在である。

江頭ミカの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「きっとこういうところだ 私がムカつく奴の名前をふたつ覚えている間に 岩倉さんは親切にしてくれた人の名前をひとつ覚えるんだろう」

お昼休みに体育館でバレーの練習をしていた江頭ミカ(えがしらみか)と美津未は、バスケットボールで遊ぶ先輩2人とぶつかってしまう。美津未が勇気を出して「今日は1年生が使う日ですがっ」と注意したのだが、先輩たちは無視して遊び続けた。するともう1人別の先輩が現れて、「白井!柴本!1年生相手に恥ずかしくねーんか」と2人に注意する。早速ミカは白井と柴本の名前を心に刻み、許さないと心に誓った。一方の美津未は「あの福田さんって先輩はかっこよかったね」と注意してくれた先輩の名前を口にする。それを受けたミカは「きっとこういうところだ 私がムカつく奴の名前をふたつ覚えている間に 岩倉さんは親切にしてくれた人の名前をひとつ覚えるんだろう」と気が付いて暗い表情を見せた。美津未のまっすぐさを受けて自分の劣等感を自覚するミカは人間味に溢れている。

「誰でもうらやましがる男の子連れたら 自分も何かになれると思ってるのは私」

美津未と聡介が動物園に行っている現場にこっそりついていったミカ。ミカは2人の仲の良さそうな様子を見て、「バカみたい」と小さく呟く。そして、「誰でもうらやましがる男の子連れたら 自分も何かになれると思ってるのは私」と心の中で呟いた。ミカは聡介に好意を抱いており、自分の中にある劣等感を自覚した。他人に価値基準を置いているミカは、自分に自信がないのである。

聡介に告白するミカ

聡介に対する恋心を隠せなくなったミカは、手作りのチョコレートを作ってバレンタインの日に聡介に連絡する。後日、ミカはチョコレートを渡して「志摩くんのこと好きです...」とついに想いを伝えた。だが志摩が「ごめんなさい」と頭を下げて断ったため、ミカは「うん わかった!」と明るい笑顔をつくって答える。続けて手作りのチョコレートの話題に触れ、「苦手とかだったらぜんぜんホント捨ててくれていいからね」と志摩に言った。それを受けた志摩は「捨てないよ」とまっすぐミカを見て言う。
その帰り道、ミカは「よかった 私恋とかしていいんだ」と歩きながら溢れ出る涙を拭った。自身の恋を貫き通して直接好意を伝えたミカの勇気を感じる場面である。

村重結月の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「居心地悪くないの? 明らかに志摩と仲良くなるためのダシにされてんじゃん 意味わかる程度の方言聞き返してバカにしたり 気づいてるよね? 帰りたくなったら言いなよ あたしも抜けたっていいし」

クラスメイトたちと仲を深めるためにカラオケに訪れた結月。そこで美津未が方言を聞き返されているのを見て、結月はトイレに行った美津未を追いかけて声を掛けた。そして「居心地悪くないの? 明らかに志摩と仲良くなるためのダシにされてんじゃん 意味わかる程度の方言聞き返してバカにしたり 気づいてるよね? 帰りたくなったら言いなよ あたしも抜けたっていいし」と美津未に言う結月。結月は仲良くなった人に対しては柔らかな対応になるが、初対面の頃は冷たい印象がある。

「あたし ずうっと こうやって肩の力抜いて話せる友達が欲しかったんだ」

中高一貫校の学校に通っていた結月は高校受験を選択してよかったということを美津未、ミカ、誠に話す。結月が「なんか恋愛関係のいざこざに巻き込まれること多くて」と中学時代のことを話すと、美津未たちは納得したように相づちした。そして「あたし ずうっと こうやって肩の力抜いて話せる友達が欲しかったんだ」と呟いて結月は笑顔を見せる。
美しい容姿の結月は今まで表面上の付き合いしかしておらず、人間関係に悩んでいた。そのため美津未たちのような本当の友達を見つけることができた嬉しさがこのセリフに滲んでいる。

「ヨークシャーテリア」

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