ルーンファクトリー5(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ルーンファクトリー5』とは、発売元「マーベラス」開発元「 HAKAMA ・ハイド」のNintendo Switch向けのアクションゲーム。
中世の剣と魔法の世界観を持ったスローライフゲームとなっており、個性的なキャラクター達との恋愛・交流や、農作を通じてのクラフトなど幅広い要素が本作の魅力。
『ルーンファクトリーシリーズ』一貫して舞台となるノーラッド王国の辺境の町リグバースを舞台に、主人公が自警団組織「Seed」の見習い隊員として町の人々と親交を深めながら様々な事件へと身を投じていく。

『ルーンファクトリー5』の概要

『ルーンファクトリー5』とは、発売元「マーベラス」開発元「HAKAMA・ハイド」によるNintendo Switch向けのアクションゲームである。元々『ルーンファクトリーシリーズ』を手掛けていた「ネバーランドカンパニー」が経営破綻してしまい、4作目以降の続編新作は絶望的であったが、シリーズのプロデューサーが新たに立ち上げた「HAKAMA株式会社」によって奇跡の大復活を遂げた作品である。
本作はアクションゲームではあるが、アクション要素としては少し薄味で攻撃や回避・必殺技などで構成されるシンプルなものとなっている。しかしながら本作の突出する点は、農作物を育てたり、モンスターの飼育。魅力的なキャラクターたちとの交流や町のイベント事まで、ゲーム世界での生活がメインに置かれている所である。元々はシリーズの走りとして『牧場物語』の外伝作として始まったことから、基本システムは『牧場物語』準拠になっている。そこにシンプルなダンジョンや戦闘システムが加わった形になる。主人公は性別が選択可能で、特にストーリー上の変更点はない。交流を深めた異性と結婚することが可能であるが、アップデートにより同性婚も可能になった。
記憶喪失になってしまった主人公が「ひな」という女の子を助けるが、モンスターの奇襲に遭いケガを負ってしまい、リグバースへと案内される。そこで、「Seed」の所長であるリヴィアと出会う。
これまでのあらましと自身が記憶喪失であるという事を伝えると、リヴィアはこの町でSeedの見習い隊員として働き、記憶の手がかりをさかしていけばいいと住居と仕事を提供してくれた。そうして主人公は見習いのSeed隊員としてこの町で生活していくこととなる。

『ルーンファクトリー5』のあらすじ・ストーリー

ささやきの森編

Seed見習いの主人公

ひなの母親を探すことに決める主人公。

リグバースでSeed見習い隊員として生活を始めた主人公は、住民達の依頼や農作の方法などを教わりながら町の警備をしていた。そこで旅館を訪れるとそこの店主である青年「むらくも」と泣いてしまっている「ひな」を発見する。話を聞くところによると、主人公がひなを助けた日に実は母親とはぐれてしまっていたことが判明する。主人公は母親捜索の為ささやきの森へと向かうことになる。
ささやきの森へと足を運び、森の最奥部へと到着するとモンスター「キュウビ」が現れる。
キュウビを無力化すると眩い光がキュウビを包み込み、人の姿へと変化した。その姿からひなの母親と断定した主人公は、衰退した女性を抱きかかえ帰路に着こうとした時、上空を巨大なドラゴンが飛んできた。
こちらに気づいたドラゴンは間近に降り立った。主人公はドラゴンの言っている言葉が理解できた。そのドラゴンは背中に乗せて村まで送ってくれるというのだ。主人公は背中に乗ってリグバースへと帰還するのだった。

アースマイトという特別な存在

リグバースへと帰還し、助け出したひなの母親「みささぎ」を見事助け出した主人公はこの功績を讃えられ、Seed正式隊員へと昇格した。そこでリヴィアはささやきの森で出会ったドラゴンの事を「ファームドラゴン」と言う。
リヴィアは今回の事で主人公が特別な存在「アースマイト」だという事を確信した。アースマイトとは大地やモンスターと会話ができてしまう存在なのだという。主人公がアースマイトであるため、ファームドラゴンも心を許したのだろうとリヴィアは言った。続けてリヴィアはアースマイトだという事は秘密にしておけと言うのだった。

ベルファ遺跡編

「ベルファ遺跡」の調査

ある日リヴィアから「ベルファ遺跡」の調査を依頼される。「ベルファ遺跡」のルーンのめぐりが良くないという事らしい。
ルーンが乱れると、大地が乱れ、人間もまた乱れてしまうという。
ベルファ遺跡に向かった主人公が最奥部まで到達すると、黒霧から現れた大型モンスターと対峙する。
モンスターたちはゲートと呼ばれる物から召喚されるのが、普通である。しかしこのモンスターはこのゲートを介さずに現れた。
戦闘後、主人公は署長室へ戻り、事のあらましをリヴィアに報告する。リヴィア自身もこのような事態の真相は知らなかったが、とりあえずルーンの乱れは収まったようだった。

期待の新生スカーレット登場

主人公はSeedとして多くの人に認められていたが、中には認めない人物もいる。本部の方へと出張していたスカーレットだ。リヴィアの提案により、謎のルーン消失事件の真相を探るための「ケルブ溶岩洞」の調査で2人は勝負することになる。

ケルブ溶岩洞編

オズワルド

ケルブ溶岩洞では怪しい男「オズワルド」が巨大な生き物の頭蓋骨を使って儀式のようなことをしていた。どうやらルーンを吸い取っているようだ。男が何かの卵を魔法陣へと放り、以前のモンスターと同じ黒霧を漂わせて巨大なモンスター「バジリスク」へと姿を変えた。
主人公がバジリスクとの戦闘を終えると、スカーレットは男を拘束していた。そこへ主人公も加勢する。
その拍子に先ほどルーンを吸い取っていた頭蓋骨が転がり落ち、黒いドラゴンが出現してしまう。
それを見た男は主人公がアースマイトであるという事に気づいた。
そこへ、火山地帯に生息していたファームドラゴンが現れる。主人公たちは背中に乗せてもらい町へと帰還するのだった。

なにやら黒いドラゴンとアースマイトには関係があるようで署長はなにか感づいたようだった。

ルーカスとの遭遇

主人公とスカーレットはSeed総監「ガンドアージュ」に今回の事件解決を褒められる。
その後、主人公紳士風の男に「自分の事を知っているか」と尋ねられる。どうやらこの男も記憶喪失のようで何もわからないようだったが、そのまま去って行ってしまった。
その次の日、広場へ行くと昨日の記憶喪失の男「ルーカス」が手品を披露していた。
話をしてみると、やはり記憶喪失であるらしく、主人公は彼を署長室へ連れて行った。

メリネ氷洞編

ルーカスは名前以外には、寒い洞窟で目覚めたことを覚えていたようだった。
リヴィアが言うにはメリネ氷洞ではないかとのこと。
前回同様、ルーンスポットであるメリネ氷洞にも同じ魔法陣があると踏んだ署長は主人公たちに調査を命令する。

メリネ氷洞へ向かうと、なんとルーカスが付いて来てしまっていた。本人は道案内が必要だろうと勝手に来てしまったようだった。
ルーカスが目覚めたという最奥までいくと、彼は1つ思い出したことがあると言う。
ルーカスは自身を神であったというが、主人公は訳が分からずそのまま町へと帰還した。
町では、ルーカスが男に連れられた黒い竜を見たと発言する。

エイトールの暗闇編

主人公はオズワルドが脱獄したという知らせを受け取った。
リヴィアに聞くと、オズワルド捜索に命じられた場所がエイトールの暗闇という通称呪われた地なのだという。

主人公とスカーレットは怯えながらもエイトールの暗闇の深部まで足を進める。
そこでまた黒霧の中からモンスターが現れる。
それを倒すと奥の扉が開き、オズワルドとヤミ竜がいた。
対峙するもヤミ竜が主人公たちのルーンを吸い込み、こちらは衰退し防戦一方になってしまう。しかし、ルーンを吸い取られていたのはオズワルドも同じで、お互いに倒れる。
しかし、ルーンの結晶を持ち歩いていたおかげで一命を取り留め、この場を去ろうとした時、スカーレットが制止する。同じく結晶をリヴィア署長から預かっていたのだ。
それのおかげでオズワルドを再度連行することに成功する。

署に戻ると、話を聞くとオズワルドはメリネ氷洞には行っていないという。男を見たというルーカスに聞いてみるも、この男ではないとのことだった。
オズワルドは自分を解放するのを条件に、「竜を連れていたのはSeed総監ガンドアージュだ」と話し始める。
彼曰く、Seed自体が問題を自作自演をして組織の株を上げているというのだ。
主人公はSeedから離れて考え、スカーレットはSeedに残り正義を見極めることに決める。

探偵見習い編

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