
『ルーンファクトリー フロンティア』とは、2008年11月にマーベラスエンターテイメントから発売されたWii用ファンタジー生活ゲーム。シリーズ第1作『ルーンファクトリー -新牧場物語-』の主要キャラが生活の場を変え、新たな物語になった作品。記憶も住む場所も全て失った主人公ラグナに住む場所と思い出をくれた女の子ミストが突如姿を消した。ミストを探しラグナはトランルピア村に辿り着き、そこで暮らすことになった。トランルピア村上空に浮かぶくじら島を冒険し、人々と生活しながら、痩せ細った村を発展させていく。
『ルーンファクトリー フロンティア』の概要
『ルーンファクトリー フロンティア』とは、2008年11月27日にマーベラスエンターテイメントから発売されたWii用ファンタジー生活ゲームである。「ルーンファクトリー」シリーズ第3作目で、据え置き型のゲーム機向けの初タイトルになる。
主人公ラグナやミストなど、シリーズ第1作目である『ルーンファクトリー -新牧場物語-』から新設定で登場するキャラクターも多くいるが、舞台はカルディアの町からトランルピア村に変わり、ストーリーも心機一転、完全に別物になっている。
基本的な操作や設定などは従来と変わらないが、Wiiの機能を活かした作りになっており、リモコンを振ってモンスターを倒したり、農作業をしたりなど、これまでにない機能も備わっている。また、画面は3Dになり、ヒロイン候補との出会いは一人ひとりアニメーションが設定されているなど、これまで以上に作品に没頭できるようになっている。
記憶も住む場所も全て失った主人公ラグナに住む場所と思い出をくれた女の子ミストが突如姿を消した。ミストを探しラグナはトランルピア村に辿り着き、そこで暮らすことになった。トランルピア村上空に浮かぶくじら島。そこには隠された秘密が存在した。ラグナはその秘密を追いながら、トランルピア村をにぎやかな村に発展させていく。
『ルーンファクトリー フロンティア』のあらすじ・ストーリー
ミストとの再会、トランルピア村での新生活
記憶を失ったラグナ。命尽き果てようとしていたラグナを助けてくれたのは町に住むミストだった。ミストはラグナに食べ物と住む場所、そして新しい思い出を与えた。ラグナは町で生活を送るにつれて記憶を取り戻していったのだった。そんな命の恩人であるミストが突如として町から姿を消した。誰にも、何も告げずに。ラグナはミストを探すために町を後にするのだった。
たどり着いたのはトランルピア村だった。ここは未開のフロンティア。人々は痩せ細った大地に住んでいた。教会に行くとステラと出会う。夜遅かったため、ラグナは教会に泊めてもらえることに。そして一夜を過ごした。
翌朝、ステラのもとに行くと、教会の扉が開き聞き慣れた声が。そこから入ってきたのは、探していたミストだった。ミストとの再会を喜んだのも束の間、ミストはトランルピア村から帰らないことを知る。ラグナもトランルピア村に住もうと提案され、空き家を借りることになった。ラグナのトランルピア村での生活が始まったのだ。
空に浮かぶ島
ラグナはトランルピア村の人々に受け入れてもらうことができた。中にはラグナに手伝いを頼んでくる人もいた。そんな人の手伝いをこなしながら、どんどん住人と仲良くなり、村に打ち解けていくのだった。
時計台に行くと近くに空に続いているかのような大きな植物を見つける。ラグナは登っていくと島のようなところに辿り着いた。そして何処かから声が聞こえる。声の主を探すべく、ラグナはこの島を探検することになった。この島はくじら島。トランルピア村の上空に浮く不思議な島だ。ラグナは色々なところを見て回っていると、休息の塔の近くで花に水を与える不思議な少女を見かける。話しかけようとすると休息の塔に身を隠してしまうのだった。もう日も落ちてきていたため、ラグナは自宅に戻ることにした。
翌朝ミストの元を尋ねると、ミストは風邪を引いている様子だった。ミストは時々夢の中で誰かに呼ばれることがある、という話をしてくれた。そしてその人が最近苦しそうだということも。ラグナはその話を聞き、その場を後にした。その日、ラグナは夢を見た。誰かが「助けて」と呼んでいるのだった。それが誰なのかは分からなかった。
ラグナは時計台に行った。時計台にはカンロという老人が住んでいる。カンロはノーラッド王国の王立魔法アカデミーで働いていた魔法学者だ。彼は家事をすることが苦手で、特に料理ができないため、孫たちをここに呼び寄せたという。もう少しでここに到着するから迎えに行ってほしいとお願いされるため、ラグナは時計台を後にした。するとすぐにカンロの孫であるドロップとキャンディ姉妹に出会う。そして「精霊歌」について教えてもらう。精霊歌は精霊と話をすることが出来る歌。普通の人間には精霊を見ることができない。しかし数多く集まった精霊を見ることは出来る。それを人は「ルーン」や「ルーニー」と呼んでいるのだ。キャンディは精霊歌の歌い手で、歌で精霊と心を通わせることが出来る。精霊歌を歌って精霊にお願いをして様々な奇跡「ルーンワンダー」を起こせるようだ。ルーンワンダーは天気を変えたり、植物の成長を早くしたり出来る。話を聞いても信じられないラグナのために、キャンディは実際に精霊歌を歌いルーンワンダーを起こしてくれた。明日は畑にタケノコがたくさん生えるらしい。実際に翌日畑にはタケノコがたくさん生えており、驚くラグナだった。
ミストの元に行くと、今度は大きなマメの木に乗ってくじら島に行く夢を見たという話を聞く。そしてミストの家の前の草刈りをお願いされる。ラグナは苦笑いをしながら、お願いされた場所の草刈りをするのだった。草刈りをしていると、そこには地下に繋がる階段を見つける。遺跡のような場所だった。中には至る所でゲートからモンスターが出現していた。モンスターと戦い、様々なギミックを攻略しながら遺跡を進んでいくと、そこには大型のモンスターが出現する。ニワトリグリフォンだった。ラグナは武器を振り回してニワトリグリフォンを倒すことに成功した。
別の日、ラグナはくじら島の時計塔に行った。この間ここで女の子が花に水をあげていたな、そんなことを思い出し、空いている畑にムーンドロップの花の種をまき、育てることにした。毎日水を与えるために通うこととなった。
いつものようにトランルピア村を探索していると、ルピア山の山道の傍に大きな穴の開いた木を見つける。ラグナは中に入ってみることにした。するとその先には灼熱のマグマに覆われた遺跡があった。ラグナはまたギミックを攻略しながら進んでいき、最深部にいる大型モンスターの巨大スライムと戦うのだった。巨大スライムを倒すと「遺跡のかけら」を落としていった。
くじら島の異変
その日の夜、くじら島の休息の塔に行くと以前見かけた女の子に出会う。彼女の名前はエリス。この塔に住んでいて、花を育てることが好きなようだ。ラグナはこれまでくじら島を探検してきて見つけた開かない扉があったことを思い出し、聞いてみることにした。しかしエリスにも分からない様子だった。またエリスに会いにくるついでに、開かない扉のことも様子を見に行くことにしたラグナだった。
翌朝、ラグナはミストの元を尋ねる。ミストは自宅前の畑で畑仕事を行なっていた。ラグナのことを見ていたら畑仕事がしたくなったのだという。ラグナは見たことのない葉っぱを見てミストに何を育てているのか聞くが、ミストにも分からない様子だった。拾ってきた種を蒔いて育てているようだ。ラグナは上手く育つよう励まし、また畑仕事に戻るのだった。
それから何日か経ち、トランルピア村の教会横にある石碑に窪みを見つけた。つるくさの遺跡でモンスターを倒した時に手に入れた「遺跡のかけら」のことを思い出し、はめてみると、ゆきくさの遺跡に入れるようになった。中は至る所が凍っている遺跡だった。少し前にカンロからもらったファイアロッドを使って中を進んで行った。しかし途中で開かない扉を発見し、これ以上進むことができないと判断したラグナは、一旦外にでることにした。
ラグナはくじら島で出会ったエリスのことを思い出し、会いに行くことにした。くじら島に着くと、初めて行った時に聞こえた声がまた話しかけてきた。声の主はくじら島の声だったようだ。寂しがりやなので、ラグナに話し相手になってほしいと言う。ラグナは快く受け入れることにした。そしてそのまま休息の塔にいるエリスの元へと向かった。休息の塔に入ろうとすると謎の男が中から出てきた。ラグナは挨拶をするが、その男は無言でどこかへ行ってしまった。その行き先は、以前入ることのできなかった開かない扉の先だった。そんなことを知らないラグナは休息の塔に上り、エリスから男の話を聞いた。彼の名前はジェルバイン。どこに住んでいるのかは分からないが、よく遊びにきてくれるのだという。なんでも知っていて優しい人なのだそうだ。前は寂しくてよく1人で歌っていたが、ジェルバインのおかげで寂しくなくなり、1人で歌うことはなくなったようだ。ラグナはまた歌を歌って聴かせてほしいとお願いして、その場を後にした。
ラグナは休息の塔を後にし、以前見つけた開かない扉の様子を見に行くことにした。すると開かないはずの扉は開くようになっていた。そしてその先にあったのは大きなルーンのある木だった。その先は行き止まりになっており、進めないことを確認したラグナは自宅に戻って休むことにした。
何日か経ち、ラグナはまたくじら島に向かった。するとまた島の声が聞こえた。くじら島を巡るルーンが急速に減少しておりこのままだと空を泳げなくなるため、早く会いにきてほしいのだという。ラグナは急いで昨日見つけた大きなルーンの木を目指した。辿り着くとそこには大きかったはずのルーンが小さくなってしまった木を見つける。一旦くじら島を後にし、そこで見たことをカンロに聞いてみることにした。くじら島はあのルーンの力で浮いている。このままルーンが小さくなっていくと、島が浮力を失い村の上に落ちてくるようだ。あの巨大なルーンは通常のルーンと同じく、数多くの精霊が集まってできている。ルーンが小さくなってしまっているのは精霊がどこかにいってしまったからだと考えられる。まずは精霊がどこに行ったのか、それを知った上で対策を寝る必要があるようだ。ラグナは巨大ルーンと同じように精霊がたくさん集まった場所を探すことになった。
ルーンを取り戻すために
以前進むことのできなかったゆきくさの遺跡に行くと、そこで黒いルーンのようなものを発見する。不思議に思いながら先に進むと、そこに誰かの助けを求める声を聞きつけたミストとキャンディがやってきて、以前開かなかった扉を開けてくれた。その先にあったのは黒いルーンの塊と精霊歌を歌う女の子の姿だった。くじら島に住んでいるエリスに似ている。でもどこか違うようだ。黒いルーンの塊の正体は精霊たちのようで、彼女が歌うことで聖霊が集められていた。ラグナは止めるよう伝えるが、彼女はこれしか出来ることがないからやめられないと言って止めようとしなかった。そしてそこにジェルバインが現れる。彼はエリスに歌うように伝えた。それしかできないのに相手をしてやっているのはジェルバインだけなのだと。そのジェルバインに捨てられたくないなら歌うしかないのだと。ラグナは歌うことを止めるよう叫んだ。するとラグナに気づいたジェルバイン。ラグナを「白」の元に通う男、だと気づいたようだ。今ここにいるエリスと、くじら島にいるエリスは別人だという。エリスは「最も精霊に近い人たち」と呼ばれる吸血種族の最後の生き残り。一族に伝わる秘術である精霊歌を用い、精霊を自由に操ることが出来る。2人のエリスがそれぞれ歌を歌い続けたことで、精霊は2人のエリスの間を巡り、この地のルーンは安定していた。そこでジェルバインはここにいるエリスに歌わせ、くじら島のエリスに歌うことを止めさせた。そうすることでこの場所に聖霊が集まり、黒の巨大ルーンを作ることに成功したのだった。
黒いエリスが襲いかかってくる。ラグナは部屋にある機械を壊しながらエリスと戦った。エリスには指一本も触れずに。機械を壊すとエリスはその場で気を失ってしまった。勝ったと思っていたラグナだったが、ジェルバインは怪しく笑いながら近づいてきた。エリス以上の歌い手を見つけた、と言いながら。そしてエリスを解放してくれるのだったが、ラグナはそのまま気を失ってしまうのだった。
目が覚めるとそこは自宅のベッドの上だった。そして横にはもう操られていないエリスがいた。そのエリスはくじら島にいるエリスとは違うという。この地に昔住んでいたエリスがその寂しさを紛らわすために2人に分かれたのがエリスたち。2人が同時に歌を歌うことでルーンの均衡を保っていたようだ。何か強い力が働いていてルーンが遺跡に集められているため均衡が保たれなくなっている。それなら精霊の歌を歌うことが出来るキャンディに呼び戻してもらったらいいのではないかとラグナは提案するが、キャンディの言うことを精霊たちが聞いてくれないくらい強い力が働いているのだという。それは攫われたミストが無関係ではない。ミストはさっきまでエリスがいた部屋に閉じ込められてしまっているようだ。エリスは自分のせいだと責めるが、ラグナは違うと否定し、ジェルバインのところにもう一度行くことにする。
その前に休息の塔にいるエリスの元に向かった。2人のエリスを会わせるために。2人は無事に再会することができた。そしてこれまであったことを白いエリスに伝える。ジェルバインがそんなことをする人だと信じられない様子だったが、これからは黒いエリスと共に歌うことにした。そして遺跡に行ってしまった精霊を呼び戻し、くじら島の落下を防ぐことに。
カンロからジェルバインのことについてわかったことがある、という話を聞く。ジェルバインはノーラッド王国の王立魔法研究所で働き、効率の良いルーンの活用方法を研究していた。そんな中、次第に一つの研究に没頭していくようになった。それがルーンの軍事転用、ルーンを争いに使うための研究だった。ノーラッド王国ではルーンを争いに使うことは禁じられているため、王立研究所は彼から研究を取り上げ、さらに研究所からも追放したようだ。それに逆恨みし、ルーンを争いに使う研究を手段にしてノーラッド王国に復讐するつもりらしい。その話を聞いて、ラグナは先を急いだ。
ゆきくさの遺跡に行くと、黒いルーンは前よりも大きくなっているようだった。そこにジェルバインが現れる。囚われたミストと共に。ミストは気を失っているが、無意識下で精霊に助けを求めるように苦痛を与えられているらしい。ジェルバインは自分を否定した世界を滅ぼすことが出来ると喜び、ミストと共に姿を消してしまうのだった。何もできなかったと肩を落とすラグナだったが、一冊の本を見つける。一部は読めるがほとんど読むことができなかったため、カンロに読んでもらうことに。
時計台に行き、ジェルバインに勝てなかったことを話し、カンロに拾った本を渡した。その本は古代の呪術言語で書かれているため解読に時間がかかりそうだという。ラグナはカンロに本を託し、その場を後にした。
それから何日か経ったある日、時計台に行くとカンロから声をかけられる。本の解読が終わったようだ。この本は「今とはつながらない時代」と呼ばれる異世界について書かれた本らしい。今住んでいるこの世界と同時に存在しながら、決して交わることのない世界、それが今とはつながらない時代なのだそうだ。ミストはそこに捕らわれている。そこに行くためには「結晶花の種」を育てる必要がある。ただしこの花を育てられるのは乙女のみと決まっている。種は12種類あるためエリス2人を含む村の女性たちに手伝ってもらうことになった。ミストを助けるためなら、と女性たちは快く引き受けてくれるのだった。
数日経ち、結晶花が咲いたようで、女性たちから花を受け取った。その花を持ってラグナはカンロのいる時計台へと急いだ。カンロに話しかけると、時計台の台座に花を並べるよう言われる。ラグナは12種類の結晶花を並べ終わるが何も起こらなかった。台座に並べなければいけない花は12種類必要。しかしここには11種類しかないというのだ。結晶花は育てた者の魂の形。誰かが花を2つ育てたか、あるいは別の何か。その時ラグナは気づく。エリスは元々1人の人が2人に分かれたと言うことを。だから11種類しか花を咲かせることができなかったのだ。そして以前、ミストが拾った種から育てていた花の存在を思い出す。ミストの家に行くと、その花は綺麗に咲いていたのだった。ラグナはその花を持ち、また時計台に戻り、花を台座に置いた。しかしやはり何も起こらなかった。そこにキャンディが来て、精霊たちの声を聞く。そして以前見つけた本を貸してほしいと言い、そこに書いてあった詩を歌うと、扉が開くのだった。その歌は精霊歌。詩の存在を忘れてしまった人々に、ミストを助けたい精霊たちが本としてラグナに託したのだろう。その精霊の願いを叶えるため、ミストを助けるため、ラグナは異世界に行く決心をする。
ジェルバインとの最後の戦い
異世界に行くと待っていたのはモンスターだった。近づかないで、自分を抑えられない、と苦しんでいる。そこにジェルバインが現れ、そのモンスターは無能な研究者が精霊を核に作り出した魔法生物だと教えてくれた。ルーンを無限に吸収するという欠陥を持っており、この世界に捨てられたのだという。そのモンスターにエリス、そしてミストを利用し負の感情を込めたルーンを長年にわたって与え続けることで、自我が崩壊し無限にルーンを吸収し続ける破壊の化身を完成させる計画のようだ。モンスターはラグナに襲いかかってきたため倒すのだが、ジェルバインはモンスターと合体してしまう。ラグナはジェルバインと戦った。しかしルーンにより力を無限に供給されているジェルバインに手も足も出ない。諦めかけたラグナの元に歌声が聞こえ、そこに現れたのは12人の女性たちだった。キャンディが精霊に頼み、姿と歌声だけを運んでくれたようだ。みんなで歌うことで黒いルーンに気持ちが届くはず、と。みんなが歌うと黒いルーンは浄化され、中に捕らわれていたミストも助かった。ラグナはまたみんなから助けを借りながらジェルバインを倒すことに成功する。
計画に失敗したジェルバインは落胆する。周りの人みんなを憎んで復讐しようとしたジェルバイン。周りの人みんなの力を借りて戦ったラグナ。それがジェルバインの敗因なのだ。操られていたモンスターも解放され、ラグナたちとはここで別れることになった。こうしてトランルピア村に、くじら島に平和が訪れるのだった。
『ルーンファクトリー フロンティア』のゲームシステム
農耕

ラグナは荒れた畑を復活させることで、トランルピア村をどんどん活性化させていく。まずは畑に落ちている木の枝をオノで切り、雑草をカマで刈って畑の整地をする。その後はクワで畑を耕し、種をまいて毎日水を撒くことで作物を収穫することができるようになる。作物によって収穫に必要な日数は異なる。収穫した作物は出荷箱に入れることでお金に変えられる。その他、村の人にプレゼントしたり、料理の材料にしたりできる。
ラグナの畑だけでなく、各ダンジョン内にも畑になる場所があり、そこを耕すことで作物を育てることが可能。ダンジョン毎に季節が固定されており、ダンジョンを開放することで他の季節の作物が育てられる。
牧場
ダンジョンに出現するモンスターは敵として戦うだけでなく、仲間にして冒険や畑仕事の手伝いをしてくれる頼もしい存在となる。モンスターを仲間にするためには「仲良しブラシ」というアイテムが必要になる。仲間になりたいモンスターを仲良しブラシで撫でることで仲良し度が上がり、一定に達すると仲間になってくれる。撫でている間モンスターは攻撃をしてくるため、うまくかわしたり回復したりしながら根気強く撫でる必要がある。
モンスターは牧場で飼育する。中には卵やはちみつ、ミルクなどの副産物が取れるモンスターもいる。副産物はそのまま出荷したり、料理の材料にしたり、プレゼントにも使える。
背中に乗ることができるモンスターもいる。移動速度が速くなり、ダンジョンの探検がしやすくなる他、モンスターに乗っていないと行けない場所も登場している。
ルーニー

トランルピア村には「ルーニー」という精霊が存在する。ルーニーは自然を司どる精霊で、利用することで大地に「食物連鎖」を起こし、自然の恵を多く得ることができるようになる。「ルーニーグラス」「ルーニーツリー」「ルーニーロック」「ルーニーアクア」の4種類に分かれており、それぞれに強弱関係があり、自分より弱いルーニーを捕食する特徴がある。
ルーニーを集めることで食物連鎖が起こり、雨が多くなったり、作物の成長を早めたり、様々な恩恵を受けることができる。ルーニーは「収穫器」を使うことで集められる。集めたルーニーはリュックにしまって持ち歩くことができ、好きなエリアで放つことが可能。バランスよく増やしていくことで繁栄させられる。繁栄させることで大地に力が溢れ、作物の生育が早くなる。逆にルーニーがいないエリアが増えると作物の生育が遅くなり、中には途中で枯れてしまう作物もある。特定のルーニーを繁栄させるためには、そのルーニーが捕食するルーニーを撒くことでどんどん繁栄する。例えばルーニーアクアを繁栄させたかったら捕食関係にあるルーニーロックをたくさん撒く。捕食バランスが崩れるとルーニーがいなくなってしまうので注意が必要になる。
時計塔に住んでいるキャンディはルーニーの力を引き出すことができる力を持っている。その力を使うことで「ルーンワンダー」というルーニーを使った奇跡を起こすことができる。ルーンワンダーを起こすと、雨を降らせたり、タケノコを大量発生させたり、ルーニー毎に様々な効果が発生する。発生させたいルーンワンダーに必要なルーニーを集めてキャンディの元に連れていくといい。
くじら島

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目次 - Contents
- 『ルーンファクトリー フロンティア』の概要
- 『ルーンファクトリー フロンティア』のあらすじ・ストーリー
- ミストとの再会、トランルピア村での新生活
- 空に浮かぶ島
- くじら島の異変
- ルーンを取り戻すために
- ジェルバインとの最後の戦い
- 『ルーンファクトリー フロンティア』のゲームシステム
- 農耕
- 牧場
- ルーニー
- くじら島
- バトル
- 恋愛
- 『ルーンファクトリー フロンティア』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ラグナ
- ヒロイン候補
- ミスト
- エリス(白)
- エリス(黒)
- アネット
- ドロップ
- セルフィ
- ロゼッタ
- ラピス
- メロディ
- うづき
- ビアンカ・エラルコ・ヴィヴィアージュ
- タバサ
- ユーニ
- 村の人々
- ダニー
- エリック
- ステラ
- キャンディ
- カンロ
- つぶて
- リタ
- ガネーシャ
- ワーグナー
- ターナー
- マルコ
- ルート
- クロス
- ローランド
- ミネルバ
- 敵勢力
- ジェルバイン
- 『ルーンファクトリー フロンティア』のアイテム
- 道具
- じょうろ
- クワ
- ハンマー
- オノ
- カマ
- 釣り竿
- 武器
- 片手剣
- 両手剣
- 槍
- 金槌
- アックス
- 杖
- 『ルーンファクトリー フロンティア』の用語
- トランルピア村の施設
- トランルピア教会
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- 雑貨屋「マテリアル」
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- ダンジョン
- くじら島
- わかくさの遺跡
- つるくさの遺跡
- ゆきくさの遺跡
- 『ルーンファクトリー フロンティア』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- HP切れで倒れたら回避できる嵐
- ターナとリタの間に生まれる第二子
- 「カブ様」「カブ神様」と呼ばれるミスト