ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)』とは5pdから発売された『拡張科学アドベンチャーゲーム』であり、ゲームを原作としたアニメ作品でもある。ロボット、ネット、近未来科学、少年少女の夢と青春をテーマに描いたSFエンターテイメントである。

『ROBOTICS;NOTES』の概要

『ROBOTICS;NOTES(ロボティクス ノーツ)』とは、5pd.が2012年6月28日にPlayStation3、Xbox360用として発売された科学アドベンチャーゲームである。発売から4ヶ月後の10月に『ノイタミナ』にてテレビアニメが全22話の2クール放送された。
発売から1年後に追加要素を加えた『ROBOTICS;NOTES ELITE(ロボティクス ノーツエリート)』がPlayStationVita版が発売される。2019年1月31日にはPlayStation4、Nintendoswitch版が発売され、同日に続編の『ROBOTICS;NOTESDaSH(ロボティクス ノーツダッシュ)』が発売された。

5pd.とニトロプラスのコラボ企画『科学アドベンチャーゲーム』3作目。前作の『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』のトゥルーエンドの世界線「1.048596」の種子島を舞台とし、中央種子島高校に通う主人公の八汐海翔(やしおかいと)とヒロインの瀬乃宮あき穂(せのみやあきほ)が所属するロボ部(ロボット研究部)の廃部を回避するために奮闘しながら、彼らを取り巻く人々の行動を描いた群像劇であると同時に近未来科学によるネット・ロボット犯罪を扱っているSFエンターテイメントである。

『ROBOTICS;NOTES』のあらすじ・ストーリー

PHASE01『夢と希望とロマンがあってこそ』

無事にロボ部を存続させることに成功し、ガンつく1完成のためにどうするのかという質問に対して。あき穂が夕日に向かって『JAXA種子島宇宙センター』に支援してもらうことを宣言する瞬間。
この宣言後にプロローグが終わり、オープニングに突入する。

6月10日。主人公の八汐海翔(やしお かいと)は『居ル夫。』のアップデートを完了する。彼はロボ部に所属し、部長の瀬乃宮あき穂(せのみや あきほ)と共に等身大のガンヴャレル『ガンつく1』を制作している。もっとも、実際に制作しているのは部長のあき穂の方であり、海翔はポケコンにダウンロードした『キルバラ』というゲームをプレイしながら時間を潰すだけであった。そして、日が暮れた頃に海翔とあき穂は帰路につく。
その後もガンつく1の制作を進めつつ、あき穂は後輩の日高昴(ひだかすばる)をロボ部に入部を頼み込んだりなどをしていた。結果は断れてしまったが。

誰もいない高台にて白い羽を手にした少女が感情のない機械的な現在の気象情報をつぶやく。ノイズが発生する場所で少女は最後に『その目、だれの目?』と呟いた。

海翔は体育館で空手の鍛練をしていた先輩の大徳淳和(だいとくじゅんな)と知り合う。一方あき穂の方は部活に部費の請求を教頭の臼井薫子(うすいかおるこ)に打診してみる。だが、実績が皆無な上、部員が2人だけということもあり、部費の請求が通らない。それでも諦めずに交渉をしてみるがうまくいかず、最終的にロボット大会『ROBO-ONE』に出場して、優勝して結果を証明することで部費の請求を検討する。が、優勝できなかった場合はロボ部は廃部にすることを突きつけられる。
大会までにホビーロボットを購入する資金が足りず、かつてあき穂の姉瀬乃宮みさ希(せのみやみさき)がROBO-ONE優勝するために使ったロボ部に名誉部長として置いてあるタネガシマシン3を使って出場することを決まった。旧式のタネガシマシン3を改修するし、大会まで動かせるようにできた。操縦システムの方は海翔がプレイしているキルバラの制作者のFRAUKOUJROにキルバラの操作ソースを提供してもらうように頼むことで、操縦システムのプログラムを提供してもらうことに成功した。

大会当日、タネガシマシン3で出場しROBO-ONEで予選を突破し、次の決勝戦相手である『ミスター・プレアデス』だが、その正体は後輩の日高昴だとバレバレで海翔は気付いた。ただし、あき穂とロボ部顧問の長深田充彦(なかふかだみつひこ)こと通称『ミッチー』は何故か気付かなかった。
プレアデスの死闘の末にロボ部はギリギリでの所で敗北してしまい優勝はプレアデスになってしまった。
優勝することができなかったため、教頭はロボ部の廃部を告げる。だが、海翔はプレアデスが昴であることを利用し、昴を強引にロボ部員ということにすることでロボ部廃部を阻止することに成功する。ただし、ロボ部の存続は成功したが、予算については白紙にされてしまった。また、プレアデスが昴であることを秘密にすることで正式に部員として入部させられることになったのだった。
そして、ロボ部を存続させ、新しい部員を迎え入れることに成功したあき穂は、夕日に向かってJAXA種子島宇宙センターに乗り込むことを誓い。周囲を驚かせるのであった。

PHASE02『一緒に、巨大ロボを造ろう』

7.02。JAXA種子島宇宙センターであき穂の父親ことうJAXAの所長である瀬乃宮健一郎(せのみやけんいちろう)に施設、人材、資金の支援をお願いしてみた。が、無茶な内容とJAXAの予算削減という事情もあって協力することができなかった。
一方、海翔はあき穂が父親の健一郎に直談判している間、種子島宇宙センターの外でキルバラをしながら時間を潰していた。そこにキルバラの開発者であり、ROBO-ONE大会の時にキルバラ操作システムを提供してもらったFRAUKOUJROことう神代フラウ(こうじろ ふらう)からチャットをもらう。
また、ROBO-ONE大会の帰りの飛行機の中で海翔はFRAUKOUJROの正体が女性であることも知っていた。チャットで会話し、フラウが家である旧種子島航空前で落ち合うように返事が来た。その後、あき穂がJAXAの協力を得られないことに落ち込みつつ帰宅する。
あき穂と別れたその帰りに宇宙ヶ丘公園に立ち寄り、10年前のあき穂とみさ希と一緒にロケット打ち上げを見学したときのことを思い出しつつ、キルバラを起動するとランキング4位のタジリンとバトルする。タジリンとの勝負を終えてから海翔はタジリンの正体がみさ希ではないかと推測する。
そんなことを考えているときにどこからか視線を感じて周囲を見渡すが誰もいない。その時、ゲジ姉という人物からメールが届いた。メールを確認してみると内容が文字化けしている。その後、ポケコンが突然フリーズするとノイズが鳴り響く。ポケコンのフリーズが回復すると居ル夫。が勝手に起動しており、一瞬少女のような姿が入り込んだと思うとすぐに姿を消した。その後、海翔はそそくさとその場を後にした。

翌日、ROBO-ONEの優勝賞金を部費として活用と考えていたあき穂は賞金を部費として活用するには来年の4月になるということが判明してしまう。
学校の授業が終わった海翔は旧種子島航空前でフラウを待っていると、車のクラクションが鳴り響いた。音のした方に向かった所にミッチーが廃墟になったホテルに軽トラを止めていた。そこで海翔はフラウの引っ越しを手伝うことになってしまう。

引っ越しの手伝いを終えた海翔は伊禮商店にて瑞榎にロボ部のスポンサーになってくれる会社がないかを相談してみる。瑞榎はミッチーの親戚が会社を経営しているを教えて貰える。それと、宇宙ヶ丘公園の幽霊について聞いてみたが、先輩の大徳淳和がオカルトや都市伝説に詳しいということを教えて貰えた。
翌日、淳和に相談してみるが、有力な情報が得られなかった。
その代わり、淳和をロボ部に入らないかと誘ってみる考えておくと言って保留にされてしまった。
あき穂はミッチーの叔父であるスペースアメ社の社長『長深田澄夫(ながふかだすみお)』にスポンサーになってくれるようになってもらおうと交渉をしてみるが、うまくいかない。

旧空港でいつものように部活が終わるまでキルバラで遊ぼうとしている海翔の前に昴が姿を表す。ラスベガスで開かれるROBO-ONEに海翔と組んで出場しようと誘ってくるが、海翔はそれを断る。だが、昴はキルバラで勝負で勝ったらROBO-ONEに出場するという条件で勝負をする。
結果は連続で勝負を続けることで見事昴は1勝を勝ち取ることに成功して海翔のROBO-ONEの出場を認めさせる。また、フラウとはキルバラのチーター撲滅に協力してほしいというメールが届き、これについては海翔は積極的に検討を考えた。

宇宙ヶ丘公園でキルバラをプレイしているときに少女の声が聞こえる。それと同時にゲジ姉からのメールが届く。海翔は少女の声やゲジ姉について究明するために近くにある郷土資料館に足を運んでみる。2階で居ル夫。で覗いてみると少女の姿が通り過ぎていく。2階広間に侵入して、居ル夫。で周りを探索したときに赤い電源マークのジオタグを発見する。電源マークをタップしてみるとパスワードが必要であった。
パスワードが分からないため諦めて引き返そうとしたときにまた、少女の声が聞こえてきた。再びポケコンで周囲を見渡してみるとそこには華奢で小柄な少女を見つけた。少女は居ル夫。のAIであり、名前は『アイリ』と呼ぶ。アイリにタップすることでアイリはゲジ姉モードに移行することで『ゲジ姉』に切り替える。切り替わったゲジ姉は電源マークのパスワードを提示する。電源マークにパスワードを入力すると色が緑に変化しジオタグのロックが解除される。
『君島レポートNo1』というレポートが開示された。それは君島コウという人物が居ル夫。に残したレポートであるとゲジ姉は説明してくれた。その日はレポート内容を見ずに海翔は帰宅するのであった。

7.10。海翔は先日入手した君島レポートを帰宅後に読んだ。その内容には君島コウが自分の死を予見して残した世界の「世界を支配しようとする組織の陰謀」と「太陽嵐の襲来」について書かれていた。君島コウについて調べようと情報通の瑞榎に聞いてみた。その時、瑞榎は警戒したように君島コウのことをどこで聞いたのかを質問してくる。

一方、エグゾスケルトン本社ビルではあき穂の姉であるみさ希が澤田に呼び出されていた。澤田はROBO-ONEの出場していた海翔についてみさ希が調査報告をしていた。そして、海翔があねもね号集団失神事件の被害者であることを聞き、海翔の症状は実験の後遺症であると報告する。

PHASE03『夢が終わっちゃったら、寂しい』

ROBO-ONE出場に備えてホビーロボットの調整をする昴と海翔。そこに淳和がロボ部の見学に訪れ、成り行きで淳和をロボ部に入部することになる。
海翔は瑞榎に呼び出され、どうしたらアイリに会えるか聞いてくる。以前聞いた君島コウについて事に対して瑞榎はみさ希が学生時代に君島コウと親交を持っており、その時アイリとも出会っていると聞かされた。
その後、郷土資料館に海翔は向かい、アイリに会いに行く。みさ希と君島コウについて質問してみる。アイリはみさ希とは友達で、よくその日の出来事についてよく話してくれていたと聞いた。君島コウに関しては自分自身を作ったマスターという以外はわからなかった。その時、ポケコンにノイズが発生し、アイリは郷土資料館の下の階にその理由があることを教えてられる。下の階には扉がありロックが掛かっていた。居ル夫。を使ってみると扉にジオタグがあり、パスワードを求められる。君島レポートのパスワードを入力すると扉のロックが外れて中に入る。
中には見たことのない巨大な装置と、その隣にはラジカセが置いてある。海翔はラジカセを再生すると「かごめかごめ」の歌が流れた。海翔はゲジ姉を呼び出して、巨大装置について質問してみる。巨大装置は「EGIシステム」という君島コウが作った装置であること以外はゲジ姉も分かっていなかった。君島コウが何故死んだかも質問してみと、ゲジ姉は何者かに殺されたことを教える。だれが殺したかを聞いてみるとその部分だけにノイズが発生して聞き取れなかった。

昴が海翔がキルバラのチーター狩りに協力する代わりにフラウにプログラムを作ってもらう事を提案される。海翔はチーター狩りを手伝う代わりにフラウがロボ部に入部することを条件に引き受けた。
あき穂は淳和と一緒にスペースアメ社の澄夫社長にスポンサーになってくれるために淳和の空手を見せたところ気に入られて、スポンサーになってくれることになった。
ROBO-ONE組の方はフラウがプログラムを完成させる。ホビーロボットのM45の調整を行っているところに昴の父親の日高宏武(ひだかひろむ)が姿を現す。宏武は昴が約束を破ってロボットに関わっていたことを知り、M45を壊されてしまった。

チーター狩りに協力するためにフラウの家でキルバラ上位に位置する3人のランカーのチートを突き止めるために上位ランカーとキルバラで対戦することになった。上位ランカーがマッチングするまでの間、アニメの『ガンヴャレル』の最終回が放送中止になったのかについて説明してくれた。
最終回放送前に関係者の13人が殺害された事が原因で放送中止になってしまった。また、フラウの母親はガンヴャレルのアニメ監督であり、事件後に行方不明になった。その上、容疑者として疑われてしまったという。
その時、上位ランカーの1人とマッチングし、対戦する。だが、チートを突き止めるための解析ツールを使ったが、チートである証拠が発見できなかった。

昴がしばらく学校に登校してこなかったが、宏武の目の前でM45を解体することで今度こそ約束を守る事を誓うことにした。そのため、ROBO-ONEを諦めることになった。その後は表面上は夏休みの勉強目的のためにロボ部の使っている空港跡のハンガーに訪れながらガンつくに協力するのだった。
また、スポンサーになってくれるスペースアメ社の資金を出してくれたおかげで組み立てに必要なパーツを購入することができた。届いたパーツが太陽嵐で支障が出ていないかを確認しようとすると、海翔は君島レポートに書かれていた告発文が脳裏に過ぎった。その時、その場にいる全員のポケコンから『かごめかごめ』の着信音が鳴り出す。ポケコンの電話に出てみるとノイズしか出てこなかった。
そこに、サングラスを付けた女性が姿を現す。黒いバンが女性の元で停まり、中から黒服の男たちに取り押さえられてしまう。バンに押し込まれ、海翔は女性に何が目的なのか問いただすと、女性はサングラスを外し、にこやかな笑顔を浮かべながら「私の名前は、天王寺綯。よろしくね」と名乗りながら、海翔達に笑顔を浮かべながらも目は決して笑っていなかった。

PHASE04『血と汗と涙の結晶ですから』

綯に拉致されたロボ部のメンバーは種子島宇宙センターに連れてこられた。そこにあき穂の父である健一郎と綯が姿を現す。
実は綯はJAXAの職員であり、支援業務「JAXAと一緒に、巨大ロボットをつくろう」の支援目的のたえにロボ部に接触してきたのだった。目標としては万博に試作1号機を出品することが目的であったが、試作1号機の状況では出品が難しい。綯は試作1号機の開発を凍結して、新しく別のロボットを作ることを提案されるが、あき穂は試作1号機の完成を第一として今回の件は拒否してしまった。

7.31台風が接近している中。海翔は郷土資料館に向かいゲジ姉に先日起こった「かごめかごめ」の現象について聞いてみる。ゲジ姉は日本各地にて似た現象が発生している以外は知らなかった。
「かごめかごめ」については一端保留にして君島レポートの在処について質問してみる。君島レポートはNo.2以降には解除条件となるフラグをクリアしなければレポートが表示されない仕組みになっていた。
ゲジ姉は海翔のポケコンに君島レポートNo.2のフラグを提供する。フラグの1つである鉄塔の最上部のドームの緑色のスイッチを押す。ドームが展開し、中にあったレーダーが起動を開始した。1時間後にもう一度スイッチを押す必要があったが、その間ゲームに夢中になってしまい、スイッチを押すのを忘れてしまった。
だが、台風の強い風が原因でドームのプレートが外れて倒壊する可能性が出てしまい。海翔は全力で鉄塔に登り、スイッチをもう一度押すことにした。何とかスイッチを押すことは成功し、ドームが閉めることができた。だが、雨風に濡れた体は体力が奪われて意識が遠のいてくると、そこにあき穂が駆け付けてくれた。

前回のフラグを達成したことで君島レポートNo.2を入手することに成功し、レポートには「300人委員会」と「かごめかごめ」について記載されていていた。また、アイリは300人委員会の情報を収集するために生み出されたbotでもあるという事が判明した。
君島レポートについてみさ希にメールを送ると、すぐに電話がきて君島レポートについて関わらないように釘を刺すと通話を切ってしまった。

フラウの家でチーター狩りに付き合うことになる。チーターとのバトルを行ったが今回もチート検出ソフトに引っかからなかった。

スポンサーの資金援助のおかげで必要なパーツを調達することができ、その資金で今までガンつくのパーツなどを購入に利用していたパーツショップ『ロボクリニック』の店長『藤田鉄治(ふじたてつはる)』ことう通称『ドク』に貯まっていたツケを返済すると同時に必要なパーツを購入し、ガンつく1を完成させることに成功する。テスト運転を行う当日。ガンつく1を動かすにはコックピットに乗り込んで動かす必要があるが、安全性が低いガンつく1にあき穂が乗り込もうとしたが、海翔はあき穂を制止して自分がガンつく1のコックピットに乗り込むことになる。
ガンつく1のエンジンを起動し、操作装置を弄るとガンつく1を動き出すことに成功する。その動きは遅く、迫力はない。また、搭載されていたエンジンも古いためにすぐに壊れてしまいガンつく1は停止する。
ガンつく1のテスト運転に対してあき穂は落ち込んでいたが、海翔に励まされる。あき穂は本来の目的「お姉ちゃんに追いつきたい」という目的を再認識し、ロボ部のメンバーと協力していくことを決めるのだった。

テスト運転の翌日、ロボ部は休みであり、その日を利用して公園でキルバラをプレイして楽しむ。そこに、ゲジ姉が郷土資料館の鉄塔にいるのを見つけて会いに行く。
ゲジ姉は実証実験を行っていた。すると、上空から何かが落下し、隕石と思ったそれは『モノポール』と呼ばれる物だった。

PHASE05『うちらだからこそ造れるロボを』

海翔が発見したモノポールは放電を放つ性質を持った物質であった。それを知ったあき穂と昴はモノポールをエンジンとして利用できないかと検討する。また、あき穂は今までのガンつく1とは違う自分達で作れるロボットとして、ガンつく2を開発しようと持ち出した。昴も今回は設計に協力することを承諾してくれる。
お盆休みが終わり、海翔達はJAXAに向かい。綯とロボ部でガンつく2の開発支援についての話し合いを行い、支援を得られることに成功した。

フラウに呼び出された海翔はチーター狩りに協力するが、今回もチートを特定できなかった。だが、今回はウィルスが仕込まれていることを発見することが成功する。

別の日、今度は海翔がフラウを呼び出し、君島レポート探索に協力させる。フラグを達成することに成功し、君島レポートを可視化させ、を見つけ出すことができた。
君島レポートNo.3には300人委員会についてと太陽嵐を利用した人類大量虐殺計画『プロジェクト・アトゥム』と生き残った人理を管理する『人類牧場化計画』の全貌が記載されていた。また、300人委員会の息が掛かっている企業の中にはみさ希が勤める『エグゾスケルトン社』が含まれていた。

その日は、雨のために部活が休みなったことで、海翔はキルバラを1日プレイしようと起動させた。ランキングを見てみると今まで上位ランカー3名の名前がなくなっており、海翔が2位になっていた。
フラウに連絡し、チーターの事を聞く。フラウが言うには上位ランカー3名は半年も前にそれぞれの自宅で死亡していたことが判明した。さらにフラウはアニメ「ガンヴャレル」の最終話が放送されたというニュースが話題になっていた。その内容は君島レポートNo.3と似た内容であった。

PHASE05『綯ルート』

8.26。昨日流失されたガンヴャレルの最終回の影響であき穂はロボ部を休んでしまった。一方、レーダー塔のスイッチを切り替えてモノポールの落下を調整した。海翔はいつものように宇宙ヶ丘公園にキルバラをやろうとしていた時に綯を見かけると声を掛ける。
綯は海翔がプレイしているキルバラをダウンロードしたことを伝えて、キルバラ対戦をする。綯は実力が高く、夢中で対戦することができた。綯とはまた今度キルバラ対戦をしようと約束した。

翌日、海翔はまた綯と対戦するためにJAXA種子島宇宙センターまで足を運ぶ。仕事が終わるのを待ち、仕事が終わった綯と再びキルバラで対戦を開始する。今回も全力を出せる勝負ができたことに喜ぶ。また、対戦しようと誘うが、綯はガンつくプロジェクトの支援のために10月まで東京に戻らないといけないことが判明した。
また、綯はこの夏一度も海で遊んでいないことが心残りであることを打ち明ける。海翔は一緒に海で遊ぼうとデートに誘う。

その翌日。綯と海水浴に行く途中、あき穂と出会う。ガンヴャレル最終回のショックから立ち直り、これから昴とガンつく2の打ち合わせをすることを伝えて別れる。
綯と海で楽しく遊びつつその日は終わる。

夏休み最終日に東京に戻る綯と1ヶ月ほどだが、お別れの挨拶を交わして綯を見送った。そして、海翔の夏休みが終わった。

PHASE06『どこかひとつでも好きになってくれるまで』

幼い淳和が倉庫に置いてあった与四郎くんを起動させてしまったことで倒れた与四郎くんや他のロボットの下敷きになった時のシーン。
この出来事がトラウマになって淳和はロボット恐怖症になってしまった。

9.14。夏休みが終わる。夏休み中のガンヴャレル最終回やキルバラチーター集団の死亡、太陽嵐などが起きたが世間を騒いだのは最初の内だけであり、新学期が始まった頃にはそれらの出来事も落ち着いていた。
海翔は引き続き君島レポートNo.4のフラグを達成していく。ほとんどのフラグを達成し、残り1つの『ロボクリニックに補完されている「五二郎(ごじろう)くん」を起動する』事のみとなった。

一方、ロボ部の方ではガンつく2の開発にJAXAの施設を使うことの許可をもらう事に成功する。施設ではまだロボそのモノの組み立ては始まっていないが、フラウが居ル夫。の中でガンヴャレルのARマーカーを開発しており、居ル夫。で通すことでガンヴャレルを見ることができるようになっていた。
組み立ての方では駆動システムのモーターについて決められておらず、つまずいてしまっている。
モーターについてロボ部で話し合っていると淳和のポケコンから電話が入る。電話の内容は親戚のロボクリニックのドクが倒れたという連絡だった。

翌日。ドクの意識を取り戻しということで海翔はあき穂に連れられてお見舞い病院に訪れる。そこに淳和もおり、共にドクのお見舞いに行こうとする。だが、ドクは面会を拒否したためにおみまはい諦めることになった。
淳和がいうにはドクが倒れた原因は狭心症であり、手術が必要かもしれないと聞かされていた。

あき穂がミッチーから聞いた話だと、ドクはロボクリニックを畳もうとしていることを聞かされた。どうにかしてドクを元気づけることができないか海翔に相談する。
海翔の方も瑞榎にドクについて情報を提供してもらおうと伊禮商店に足を運ぶ。そこには淳和がおり、淳和はロボ部を辞めようか考えている事打ち明けられる。海翔は淳和にドクについての情報を一緒に聞こうと瑞榎に合う。
瑞榎は元々ロボクリニックは子供向けのロボやオモチャを披露したり販売したりするお店であった。その頃のドクは偏屈ではなく、子供がロボットと遊んでいる姿をニコニコと笑顔を向けるお爺さんだった。
だが、淳和がロボットの下敷きになる事故が原因でドクは自分の作ったロボットを倉庫に封印して「開かずの倉庫」にして子供達の商売もそれ以降行わなくなったことになった。

ドクの過去についてあき穂の伝えた翌日にあき穂は海翔と淳和を連れてロボクリニックに向かい。開かずの倉庫の封印を解くことになった。
あき穂達が倉庫の鍵を開けて倉庫の中に入ると埃をかぶったロボットがたくさん置いてあった。海翔はロボット1体のを電源ボタンを押してみるが、起動することはなかった。また、君島レポートのフラグ回収も起動しない以上達成とはみなされなかった。
あき穂はロボットを修理して動かそうと提案する。君島レポートのフラグ回収の目的もあり、修理に賛成する。

それからはドクのロボットを修理するために行動した。海翔は君島レポートのフラグ回収に必要なロボットの五二郎くんの修理を提案するが、台座固定型ロボットであるためにすぐに修理ができず自走式ロボットの『与四郎くん』を修理する事になった。
あき穂達が与四郎くんを修理する一方で、海翔の方はフラグ回収のために五二郎くんを修理する。その途中、海翔は倉庫の中でドクが幼い淳和と与四郎くんとが一緒に撮られた写真を見つける。それと同じ頃にあき穂は与四郎くんの修理を完成させ、与四郎くんを起動させることに成功する。だが、起動した与四郎くんから漏れてくる途切れた声を淳和を聞くと、かつて自分が下敷きにされたロボットが与四郎くんであることを思い出して錯乱した淳和がその場から逃げていった。

翌日、淳和はあき穂に退部届を突きつけられる。一方海翔の方は昨日修理した五二郎くんを起動させることに成功し、フラグを達成することに成功し、可視化した君島レポートNo.4を回収することに成功する。
君島レポートNo.4にはプロパガンダについてやロボットの反乱についての記載がなされていた。

9.27。海翔は淳和を説得するために淳和の家に訪れた。夕食の時間と重なったこともあり、海翔は夕食をごちそうになった。帰りに海翔は淳和にドクが幼い淳和と与四郎くんとが一緒に撮られた写真を渡して帰って行った。

10.01。海翔とあき穂は入院しているドクの元に訪れ、病院から連れ出してロボクリニックに向う。ロボクリニックでは倉庫に封印されていたロボット達あ外に陳列し、近所の子供達が集まっていた。
だが、ドクはかつて自分の作ったロボットが淳和を怪我をさせてしまったことに悔いていたのだ。子供を傷つけたくなく、またロボットを悪者にしたくないドクはその場で項垂れる。
すると、ロボットの与四郎くんが動き出し、握手を求めてくる。与四郎くんの手を掴むと与四郎くんはドクの名前を呼んだ。修理した後、淳和がロボ部と一緒に与四郎くんの声を新たに追加したのだった。
そこに淳和が現れ、手を差し伸べる。ドクは淳和の手を握り昔のことを謝りながら和解するのだった。

PHASE07『なんという狂った世界』

自殺しようと水風呂に入り、手首を切ろうとしたが、死ねきれず。不健康な生活が災いして水風呂から這い上がることも出ずに衰弱死しかけているところに海翔が駆け付けたシーン。

11.09.ガンつく2の組み立てに利用している大崎第一事務所にてロボ部が集合する。大崎第一事務所ではガンつく2の足が完成していた。
一方で、駆動システムのモーターに関してはあき穂がドクにモノポールを見せ、それを使ってモーターを作れないか相談していた。制御システムの方はフラウの担当なのだがガンヴャレル最終回の映像が流失して以降は前にも増して引きこもってしまいなかなか連絡がつかなくなってしまった。
海翔はあき穂にフラウの説得を頼まれたが、綯とのキルバラ勝負をセッティングしてもらうことを条件に承諾する。
フラウの説得に訪れた海翔はフラウからガンヴャレル最終回の映像に隠されていた秘密について教えてくれた。映像の中にサブリミナル効果をもたらせる画像が複数含まれていること、さらにその画像の中には別のが画像が隠されていることが判明した。
その画像はどこかの廃墟のような画像が18枚あった。その画像の一枚一枚にアルファベットがあり、そのアルファベットはフラウの母親の立ち上げたホームページの書き込みに貼り付けてあったURLのパスワードであった。URLの中にはガンヴャレルは洗脳のために作られたプロパガンダアニメであり、プロジェクト・アトゥムのためであった。その内容は君島レポートに書かれている内容に記載されていた警鐘と同じであった。また、ガンつく2の駆動システムについて聞いてみたが、取り合ってもらえなかった。
フラウの母親が残したメッセージの内容が気になったカイトは君島レポートのフラグを達成し、君島レポート.No5の回収に成功する。

PHASE08『君に夢を見せてあげよう』

居ル夫。を大規模メンテナンスが12月24日のクリスマスに行われることが判明し、その結果アイリが削除されるのではないかという。海翔は大規模メンテナンス前に何とかフラグを達成することに成功する。
可視化された君島レポートNo.6を発見し、内容は「沈黙の兵器」についてと、このNo.6までのレポートを見つけ出すことができた存在に対する警告とここまで付き合ってくれたことに感謝の言葉があった。また、7つめレポートを発見すれば今までのレポートが居ル夫。を通じて全世界に拡散されることが記載されていた。
だが、君島レポートNo.7の場所に関する情報はアイリは把握しておらず、ゲジ姉を呼び出そうとしてみたが、アイリがバグってしまっていてゲジ姉を呼び出すことができないでいた。
バグってしまったアイリが、家に帰りたいと言いだす。アイリに道案内されながら、森深くにある家にたどり着いた。そこはかつて君島コウが生活していた家だ。
海翔は家の中を調べてみると床下に地下の階段を見つけ出す。地下に降りてみると扉がありロックがかかっていた。その扉のロックを郷土資料館の扉を開くときに使ったパスワードを入力してロックを解除する。
扉の向こうには棺桶のよう装置が置いてある。その中にはアイリによく似た少女がいた。アイリは装置の中にいる少女について質問する。
アイリは装置の中で眠っている自分と同じ姿をした少女について説明する。少女の名前は行船愛理(ゆきふねあいり)といい、AIアイリのモデルでありオリジナルであった。
愛理は不治の病の影響で自由に生活することができない身であった。療養のために種子島に引っ越ししたときに君島コウと出会う。君島コウは居ル夫。のプロトタイプやAIアイリを開発してくれた。その後、病気で苦しむ愛理に対してコールドスリープ装置を開発して愛理の病気が治る技術ができるまでに愛理を眠らせることになったということを教えて貰えた。
海翔は警察に通報し、愛理のことを任せることにした。

時計を確認すると11時になっており、アイリが消えてしまうまで残り1時間となっていた。アイリはいつものように天気予報を読み上げていた。
大規模メンテナンスの時間を過ぎてもアイリは存在している。大規模メンテナンスが1時間延期になったという情報が届く。
残りの時間までアイリと会話をし、アイリはもし雪が降ったら海翔とキスをしてほしいとお願いされる。その時、フラウから電話が掛かる。
フラウは居ル夫。を使って居ル夫。内で雪を降らせるアプリを開発した。アプリを使用すると海翔のポケコンの画面には雪が降る。アイリは雪が見ることに感激する。そして、アイリは海翔との約束でキスをすることになる。
海翔とはアイリのおでこに画面越しにキスをする。
その後、居ル夫。の大規模メンテナンスが行われたことでアイリは海翔の目の前から消滅してしまった。

ガンつく2の方はモノポールを使って作られた新型モーターが完成したことで組み立てが始まる。一方、海翔は君島レポートNo.7の行方は未だかめていない。アイリも大規模メンテナンスの後に消滅してしまい、居ル夫。で呼びかけても姿を現さなかった。
だが、ポケコンからアイリの声が聞こえてきた。再び居ル夫。を起動するとそこにはゲジ姉がいた。大規模メンテナンスで消滅したのはアイリだけであり、ゲジ姉は消滅することはなかった。完全に消滅したわけではないことに安心しつつも、海翔は再会できたことに喜びつつ「メリークリスマス」と挨拶する。
ゲジ姉も海翔のあいさつに答えるように「メリークリスマス」と答えた。その表情普段無表情のゲジ姉が僅かに微笑んだように見えた。

emisi
emisi
@emisi

Related Articles関連記事

B-PROJECT(ビー・プロジェクト/Bプロ)のネタバレ解説・考察まとめ

B-PROJECT(ビー・プロジェクト/Bプロ)のネタバレ解説・考察まとめ

B-PROJECTとは、日本のバーチャルアイドルプロジェクトである。2016年にアニメ化された。総合プロデューサーは歌手やミュージシャンとして活躍している西川貴教、企画・原作は志倉千代丸、キャラクターデザインは「魔界王子」で人気の雪広うたこがそれぞれ担当している。 大手のレコード会社「ガンダーラミュージック」に採用された澄空つばさは、3つのアイドルグループが集結した『B-PROJECT』を受け持つことになった。つばさはメンバーたちと共に成長していく。

Read Article

ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者』とは、1988年に任天堂から発売されたアドベンチャーゲームである。元々はファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフトとしてリリースされた作品だが、後に複数のハードでリメイクされてきた。このゲームの主人公は記憶を失った若い探偵であり、プレイヤーは彼を操作して事件の謎を解き明かしていく。シナリオは緻密に構築されており、緊張感あふれる展開と精巧に練られた展開は高く評価されている。

Read Article

アニメx小説xゲームxパンチラの贅沢コラボ!「パンチライン」ADVゲームで新時代到来!

アニメx小説xゲームxパンチラの贅沢コラボ!「パンチライン」ADVゲームで新時代到来!

ADV(アドベンチャー)ゲームといえば、平面の絵にただただ文字が羅列を繰り返す単調で平和なゲーム…なんて、思い込んでいませんか?表舞台でアクションゲームやスマホゲームが人気の裏で、実はアドベンチャーゲームも大きくパワーアップしていたのです!それは、もはやただ文字を追うだけのゲームにあらず、まるで映画を見ているような躍動感や満足感を得られるのです!

Read Article

目次 - Contents