冒険家になろう!(スキルボードでダンジョン攻略)のネタバレ解説・考察まとめ

『冒険家になろう!(スキルボードでダンジョン攻略)』とは萩鵜アキの同名小説のコミカライズ作品で、作画は栗山廉士が担当する。世界中でダンジョンの存在が確認されてから5年後の世界。初心者冒険家空星晴輝(からぼしはるき)は、自宅にできたダンジョンで魔道具「スキルボード」を発見する。空星は、スキルボードを駆使して有名な冒険家「ランカー」を目指すこととなる。魔物との緊張感漂うバトルシーンと仲間たちとのコミカルな掛け合いが楽しいダンジョン冒険活劇。

『冒険家になろう!(スキルボードでダンジョン攻略)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

変化し続ける他人から見た空星の印象

空星は自他ともに認める存在感の薄さをもつ。また、自身の存在感の薄さを気にして、気づかれようと仮面などの奇抜なアイテムを好んで身につけるため、周囲の人にとっては、本体が見えていないにも関わらず、怪しい仮面だけが浮かび上がり、しかもそれが動いているように見え、一種のホラーと化している。その様相は仲間や装備が変更されるごとに次のように変化してきている。
仮面の男→宙に浮いた呪いの仮面。背には植物、手には触手。→見た目魔物でマイナー武器使い→暗闇の中突如浮かび上がる呪いの仮面が上下にふよふよ漂う。→宙に浮かぶ仮面。身体は鱗。背中にシャケを背負い空を飛ぶ。→多足歩行で移動しながら魔物を索敵し、目からじゃがいもを発射する。→ひとりでに発光する浮いた仮面。神居古潭の怪異。

同じ場所でスタンピードに遭遇していた火蓮・カゲミツ・朱音

初めてスタンピードが発生し、魔物が地上に溢れた日、昔の火蓮、カゲミツ、朱音は偶然同じ場所にいた。火蓮は当時通っていた中学が、スタンピードによる異常事態で緊急下校することとなった。教師に連れられて家に帰ろうとする火蓮だったが、その道中で魔物と遭遇してしまう。逃げている途中で両親に出会うことができた火蓮だったが、すぐにモンスターにかこまれてしまい、両親ともに魔物に襲われて命を落としてしまう。絶望感にひしがれる火蓮は、なおもピンチが続き、火蓮も魔物の餌食になりかけていた。そんなとき、高校から逃げ出していたカゲミツが、火蓮を救うべく魔物たちの気を引き、なんとか火蓮を救うことに成功した。その代わり魔物に狙われることとなったカゲミツは、逃走を続けるが、魔物に追いつかれそうになる。そんなとき頭上から激励と武器のハンマーが投げ渡され、それは朱音の手によるものだった。朱音からもらったハンマーで魔物を撃退することができたカゲミツは、自身の能力を人々を守るために使うことを心に誓うのであった。

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